７

ヨロシク。

ヨロシク。

７！

彼女は、自分の人生はまるでモーターウェイのようだ、と言った。

>>7

彼女のハンドバッグの中に「人前でキメるフレーズ集」という本が入っているのが見えた。

玉の輿志望のセフレのバッグの中に　「バカゲット！」　という本が入ってるのが見えた。

彼女が、こっちの世界に来ちゃえばいいじゃない、と言った。

一生懸命８０１本を読んでいる彼女の「こっちの世界」に行く気は僕にはなかった。

彼女が、あなたは魔法を信じるの？、と問いかけた。
僕は、エスパー伊東は信じるよ、とはぐらかした。

実は「マギー四朗なら信じるよ」と言いたかったんだけど
スベった時の彼女の冷ややかな視線を思い浮かべると
曖昧な返事で誤魔化すしか僕に残された道は無かった。

彼女が、あなたは堅物ね、と言った。
僕は、名付けやレッテル貼りは思考停止の表現だ、と答えた。

彼女が、あなたは本当に頑張ってるの？、と訊ねた。
僕は、君に言われなくても頑張ってる、と思いつつ微笑み返した。

「２ちゃんで憶えたフレーズがやっと役に立ったぜ」と
僕は内心ヤマギワで買った５万円ＰＣに感謝していた。

このスレはなんおスレなんですか？
オナニーレスを付けるスレ？

クリネックスを膝に置いたままのもれおが
ズボンを下ろしたままそう言った。

彼女が、あなたにはきっとできるよ、と言った。
僕は、なんでそんなことを断言できるんだ？、と思いつつ微笑み返した。

でも僕は微笑んだ口の端に美味い棒のカスが付いているのに気付いていなかった。