あの、1の問題ですが、どちらが得かではなく、
引いたカードの裏が赤である確率を求める問題だとして考えてみます。
(1から裏が赤の確率を引いたのが、裏が青の確率です。)
要するに、片面は赤であるとわかっているカードを引いたとき、
それが、両面赤のカードである確率は?
という問題です。
これは、高校でやる、条件付きの確率の問題です。
このような公式があります。
(P(?)というのは?が起こる確率という意味です。)
事象Aが起こったという条件の下で、
事象Bの起こる条件付き確率を、P(B|A)と表し、
P(B|A)=P(AかつB)÷P(A)
である。
これをこの問題に当てはめてみると、
おかしな日本語ですが、
片面は赤であるとわかっているカードを引いたという条件の下、
両面赤のカードを引いた確率は?
ということです。
公式に従うと、
P(A)は、
片面は赤であるとわかっているカードを引く確率のこと。
カードは三枚で、そのうち二枚に赤が入ってますから、
P(A)=2/3
P(AかつB)は、「片面は赤で、かつ両面赤である」カード、
つまり、両面赤カードを引く確率のこと。
これは三枚中一枚で、
P(AかつB)=1/3
で、
P(B|A)=P(AかつB)÷P(A)=1/3÷2/3=1/2
こたえ 1/2
以上。確率は同じです。