2012年 ドイツにおける太陽光発電の平均導入費用は18万円/kWを切っている。
これは日本の日照条件に直すと、11円/kWhの発電コストに相当する。
11円/kWh 18万円/kW
16.5円/kWh 27万円/kW
22円/kWh 36万円/kW
今、欧州、特にドイツの電力事情に劇的な変化が起こっています。ベースロードといわれる電力の、電力事業者間の取引価格、
つまり卸売り価格が大幅に低下しているのです(欧州電力取引所(EEX)のWebページ)。2008年におよそ約6.5ユーロ・セント/kWhだった価格は、
2012年には約4.3ユーロ・セント/kWhに低下。さらに、2013年6月には、3.0ユーロ・セント/kWhにまで下がりました。
より短い期間では2ユーロ・セント/kWh台、さらには負の価格、つまりタダを通り越して、「もってけドロボー!、
持って行ってくれたらお金を払う」という状況になった日もあったようです。
2013年11月15日は、5.748ユーロ・セント/kWh(EEXでは、57.48ユーロ/MWhという表記)と、やや値を戻しています。
ちなみに、3.0ユーロ・セント/kWhは日本円では、約4円/kWhに相当します。
再生可能エネルギーへの“風当り”は増す一方です
電力過剰時代へ突入、水素社会実現の後押しになるか
http://techon.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20131115/316588/ h
ttp://www.eex.com/en/ ドイツは10月3日、日中のピーク電力の59.1%を太陽光発電と風力発電により供給した。
国民の祝日と好気象条件が重なったのが原因で、系統網に技術的な影響は無かったものと見られるが、
電力市場の取引価格が午後2時の時点で1 kWhあたり2セントユーロ(約2.7円)にまで下落した。
このように再生可能エネルギーにより発電した電気が大量に系統網に流入した結果、同日の電力市場での取引価格は著しく下落した。
ドイツ、オーストリア、フランス、スイスに適用される取引指数ELIXは、午後2時の時点で1 kWhあたり2ユーロセント(約2.7円)と、午後6時とほぼ同等レベルに落ち込んでいる。
ドイツ、10月3日のピーク電力の約6割を太陽光発電と風力発電により供給
http://pinponcom.jp/energy/germany-hits-60-ren-peak-on-3-october/