超音波歯ブラシを検証する

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16検証家
>13で>WPで擬似ポケットの菌を除去したときが最も高いとみる。
と書いた根拠を述べる。

超ハの効果はブラッシングで届かない箇所(主にポケット)へ発生した水流を当てることで発現する、と広告はいっている。
では本当に水流は発生しているのだろうか。超音波でいう水流とは水道の流れのようなものとは違い
物体表面の水が動くことを水流と表現している。

分かりやすくいえば、風呂の中で手を小刻みに揺らしてみる。手の表面の水が移動するが全体に動く流れを
作っているのではない。手の表面と水との相対速度が周期的に発生することを水流と表現する。

超音波振動子を超高速(毎秒160万回)往復させると、振幅がミクロン台でも表面では水が素早く移動していることになる。
その振動子と相手(ポケット)が近くて、水中ならば相手の表面でもつれられて水が動く。これが超ハでいう水流だ。

しかしこれは水中と同様の状態のときだけ起こる。発生源からポケット内異物(菌)まで連続した水が
存在しなくては成立しない。泡状の媒体なら空気の圧縮性により激減する。

したがって水流が発生したとしても微々たるものだ。その微々たる水流でありながら”有意”な結果を示しているなら
遥かに強い水流を当てたなら、より大きな効果となるのは自明である。

WPは現在のところ安全上の上限まで圧力を高め水流を発生させている。これ以上なら障害が起きる。
ポケット内の菌を除去(軽減)することで歯周病が改されるなら、除去に特化したWPなら抜群の成果を得ることになる。

これが>WPで擬似ポケットの菌を除去したときが最も高いとみる。 という理由だ。
17検証家:2007/05/24(木) 08:23:06
では超ハとWPの水流の差を簡単に比較することはできるのか。

それはブラシが届かない部分に当ててみればいい。身近なものではハブラシがある。ハブラシの毛の植え込み部分は
汚れている。これを清掃しようにも毛が邪魔で届かない。

その植え込み部分に超ハのブラシを当ててみる。つまり使用中の普通のハブラシを超音波ハブラシで清掃するということだ。
当然中心付近の植え込みには届かないのできれいにならない。(当てる時間は8秒で水中でなく泡状環境で)

そこで持ち手側の半分だけにWPの水流を当ててみる。僅か2〜3秒でスッキリと汚れが落ちる。

超音波ハブラシで全域の清掃をしたあとに、半分だけWPで清掃したのだからその差は目視でも簡単にわかる。
ルーペで確認すると、植え込みの束の中の毛の一本いっぽんの隙間まできれいに取れているのが分かる。

このように身近な実験でも微小な隙間の除去差に雲泥の差があることが分かる。
ぜひとも超ハとWP両方をもっている人は実験してもらいたい。
(仮に超ハを水中でやってもエネルギーの絶対値が低いために結果はさほど変わらない)

これを歯周ポケットにそのまま置き換えることができる。どちらが歯周に好影響を与えるかは火を見るより明らかだ。
18検証家:2007/05/24(木) 08:44:49
百歩譲って超ハで十分水流が発生しているとしよう。その有効な距離はどの程度なのか。
口内は”水中”ではないことを忘れてはならない。口を閉じてやる訳にはいかない。

そう考えると毛の先端0.2ミリほどが有効範囲となる。そうならば0.2ミリを超えた箇所は超音波の恩恵はないということだ。
その箇所は奥歯の奥とか深いポケットとか冠を被せたところとか、いたるところにある。

そしてその箇所が最も菌に侵され易いところなのだ。最も清掃したい箇所が最も超音波が届かない箇所であるという
パラドックスをもっている。

これに対してWPは10ミリほど離れていても効果がある。これは単なる水鉄砲なのだから当然だ。
ということは口内の隅々まで発揮できることになる。超ハでは届かなかった部分までカバーできるということだ。
これは簡単に実験もできるし、読んだだけでも理解できるだろう。

非接触な部分にまで超ハは影響を与えることができる、というのがメーカー側の最大の売り文句だが
WPはそれの数十倍、数百倍の効率で清掃することができる。

これが>>11の  >E 超ハの振動機能を働らかせ超音波をOFFにしたものにWPで仕上げたもの-------95ポイント
の根拠だ。