☆おすすめの掃除機 part9

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8目のつけ所が名無しさん
んじゃ、先ずは基礎知識から
掃除機の吸った空気はただ吐き出すだけでなく
モーターやコードリールを通し、これらを冷却して排気している
ので、フィルタの配置も各社色々工夫されていて
一番目の細かいメインフィルターの配置について
国産紙パック限定の話をすると、大別して3種類ある
1:最後尾
 吸気→紙パック→プレフィルタ→ブロア→モータ┬→コードリール→排気
                               └→メインフィルタ→排気
 利点:メインフィルタが詰まってもコードリール側に空気が抜けるので故障しにくい
     フィルタの交換しなくても支障がないため気軽に運用できる
 欠点:コード側の穴にはフィルタを付けられないので
     メインフィルタを通らない汚れた空気が素通り
2:コードリール前
 吸気→紙パック→プレフィルタ→ブロア→モータ→メインフィルタ→コードリール→排気
 利点:全ての空気をメインフィルタに通す事ができる
 欠点:本体奥深くにフィルタがあるため、詰まった時の交換が困難
     詰まらないように目の荒いフィルタにすると排気中の塵が増える
3:ブロア前
 吸気→紙パック→メインフィルタ→ブロア→モータ→コードリール→排気
 利点:全ての空気をメインフィルタに通す事ができる
     詰まっても交換が容易なため、目の細かいフィルタを採用できる
 欠点:紙パック直後に目の細かいフィルタを配置するため
     紙パックの性能や取り付け不良の影響を受けやすい
実際は1をメインに2を加えた物や、3をメインに2を加えた物が多い
ここまでOK?
9目のつけ所が名無しさん:2006/03/22(水) 17:21:38
製品の構造によってそれぞれ利点欠点があり
その製品の特徴に合わせて構造が選択されているというのは分かってもらえたと思う
次は自分が何を重視するのかと、選ぶべき製品の特徴との摺り合わせ方だけど

フィルタというのは使っていればいずれ詰まる物なので
A:あまり掃除機の手入れに手間をかけたくないが、安定して長く使える製品がいい
 という場合は>>8 の1の構造の製品が望ましい
B:フィルタ交換などの多少の手間をかけてでも排気はなるべく綺麗な方がいい
 という場合は>>8 の3の構造の製品が望ましい
という事になる

そこで店頭での商品チェックの基本としては
Aの条件の人はズバリ集塵容量に注目するのが良い
というのも、集塵容量が大きいとそれだけ紙パック交換の回数が減り
手間がかからない掃除機という事になるからだ
Bの条件の人はメインフィルタの交換が容易にできるかどうかに注目
外せるメインフィルタの取り寄せが可能かどうかも確認しておくといい

実際に選定の決め手となる条件は、これ以外にもサイズや重量
ヘッドやホースの取り回しの良し悪しやデザインなど
使用する個々人の事情に左右されるわけで
ひょっとするとあの製品の本体にこっちの製品のヘッドが付いて
そっちの製品のホースだったら最強なのにという状況に陥る事も十分ありえる
が、自分自身の要求に優先順位を設け、妥協すべき点を妥協し
重視すべき点をしっかり見据え、曇りの無い目で製品を眺めれば
自ずと妥当な製品を探し当てる事ができると思う、良き出会いがありますように