【雑誌】ゴン格☆格通☆紙プロ☆アッパー☆ 25

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11次号格通予想
「右足使えなかった」
試合後、ボビーの弟に完敗した小比類巻は何度もそう叫んだ。後日、ネット上でも話題になった台詞だが、この使えないは
「まあ骨は折れていないが、骨折してるっちゃしてて…」という意味だ。
小比類巻本来の完璧のコンディションでは言い訳しにくくなるため、オレターオレター―折れていないがオレター。そういう作り話をしたのだ。
K‐1やキックの選手ならば、少なくとも何回かはこの言い訳をしたことがあるだろう。打撃系格闘技の世界では 誰 も が 知 っ て い る 常套手段なのだ。
決して や ま し い 意 味 ではない。
試合はアンディの圧勝だった。序盤もアンディが打撃で先手を打つ場面もあったが、時間が経つにつれ、スピード、プレッシャー、精度とも小比類巻を圧倒。
気がつけば、小比類巻はアンディの打撃にいかに反応するかに腐心しているように思えてならなかった。