【8.5有明】K-1 MMA HERO'S 83【ダブルトーナメント】

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63実況厳禁@名無しの格闘家
※私=サップ

私は今年5月13日にオランダの「K-1欧州GP」で起きた出来事について、
その真実を明かしたいと思います。なおこの文章は、私が英語で語った言
葉を私の代理人が日本語の文章にしたものです。
まず初めに、私がオランダ大会に出場しなかったことについて、会場に足
を運んでいただいた皆様、テレビの前で私の試合を楽しみにしていたファ
ンの皆様に対し深くお詫び申し上げます。本日、私はオランダ大会で起こ
った全ての真実を皆様にお伝えしたいと思い、声明文を出すことを決意し
ました。
そもそも私は、ホースト選手との試合から逃げたわけではありません。す
でに2回KOしているわけですから、彼を恐れて逃げる必要などありません。
私はオランダにいた時からこの声明文を出すまでの間、身の危険を感じな
がら、どう真実を語れば良いか、ずっと思い悩んでいました。「K-1」に裏
切られ、失意の日々を送っていました。しかも、オランダ大会後、「K-1」
の谷川氏を含む人たちが日本のマスコミに真実を全く語らなかったことに
対し、私は言い様のない憤りを覚えました。そこで、全ての真実を語る必要
があると強く感じ、今回のことを決心したのです。
事件の真相は次のとおりです。
64実況厳禁@名無しの格闘家:2006/06/27(火) 21:35:09 ID:7rEVgAzK
私はオランダ大会の1週間前から「K-1」からいくつもの新しい契約オファー
をもらい、それはお互いの弁護士を通じて交渉してきました。そもそも私と
「K-1」との契約のなかで、「契約試合数」に関しては全て履行しており、
今回のホースト戦をするにあたっても、「K-1」側からは「ホースト戦も含
めて、新たな契約を結びたい」という話をもらっていたのです。ですので、
新たな契約を結ぶにあたって、詳細に関するやり取りをしていました。そし
て、試合当日の午前9時に「K-1」に契約書を提出し、「K-1」側がこれを
受領しました。この契約書とは、元々「K-1」が作成したもので、私たちが
それを修正したものです。その後、最終的にサインをもらうため、ずっと部
屋で待っていたのです。しかし、何の音信もなかったため、午後1時にホテ
ルを出る選手用のバスに乗ることができませんでした。
すると、ホテルのロビーでは関係者らしき人たちが怒鳴りながら喧嘩をして
いました。さらに「K-1」の関係者に「君が試合をしないと、もっと大変な
ことが起きるよ」と言われ、本当に怖くなり急遽二人のボディガードを雇っ
たのです。
私は試合に出場するつもりで契約の交渉を進めていました。日本の報道では
私が欠場をちらかせて無理な要求をしたということになっているようですが、
事実ではありません。私はプロのファイターとして契約書に基づいて試合を
する為に、現地入りし、そしてあくまでビジネスに基づいて契約交渉をして
いたに過ぎません。私は当然、「K-1」が契約を結んでくれるという約束を
信じてオランダへ行ったのです。
65実況厳禁@名無しの格闘家:2006/06/27(火) 21:35:41 ID:7rEVgAzK
そして午後2時か3時になって、「K-1」の弁護士から電話が入りました。
同日午前9時に私の出した契約書について、弁護士が「「K-1」の谷川代表
が、契約書に同意しました。谷川氏は会場で待っているので、会場に来てく
ださい。彼は会場でサインをする」と言われたため、私はボディガードと一
緒に会場に向かいました。
私はオープニングセレモニーに出た後、ロッカールームでずっと谷川氏を待
っていました。私はウォームアップをし、手にはテーピングもして、戦うつ
もりで準備をしていました。しかし、2時間以上待っても彼は全く姿を現し
ませんでした。その間、フジテレビや「K-1」スタッフに対して、谷川氏を
呼ぶように何回も催促をしました。結局谷川氏は来ませんでした。すると、
谷川氏の代わりに、「K-1」の共催者で地元のオランダ人プロモーターと男
二人がロッカールームに乱入してきたのです。プロモーターが「お前が戦わ
ないと、誰かが傷つけられたり、死ぬこともあるぞ」と脅迫しました。私は
強い恐怖を感じ、試合開始が近づくにつれて居ても立ってもいられなくなり、
契約書を持ってリングサイドにまで行ったのです。石井館長に谷川氏を呼ん
でサインをするよう求めました。私の試合は30分後に始まるので、本当に
切羽詰まって追い詰められた状況でした。
66実況厳禁@名無しの格闘家:2006/06/27(火) 21:36:32 ID:7rEVgAzK
その時石井館長は、契約書を初めて見たかのように装い、全く取り合ってく
れませんでした。その後「K-1」の弁護士がやって来て「谷川氏は英語が読
めないから、契約書にサインできない。今朝同意した契約書がどうかわから
ない」などと言ってきました。しかし、今朝提出してから既に9時間も経っ
ています。しかも今朝提出し、その後彼等が同意した契約書と全く同じ契約
書でした。2時間以上ロッカールームで待たされ、弁護士は接触しようとも
してこないで、この土壇場でこんなことを言ってくる。そこで私は気づいた
のです。「K-1」はサインする意思は皆無で騙されたのだと。さらに、リン
グサイドで凶暴そうな男たちにに囲まれ、彼らは脅迫や暴言を私に繰り返し
てきました。そして、「K-1」の地元プロモーターたちが、「お前が戦わな
いなら、人が殺される」と再度私を脅したうえ、彼が拳銃を持っているかの
ような仕草までしたのです。「K-1」側もこの暴挙を知っていたにも関わら
ず、ただ傍観していました。
ボディガードは私の命が危ないと判断して「直ちに会場を去るべきだ」と言
い、やむを得ずに会場を後にしました。この経緯は地元の警察でも調べてお
り、私も捜査協力を頼まれました。よく考えた末、捜査に協力すると決断し
ました。「K-1」と地元の共催者にはどういう関係にあるのか、私にはわか
りませんので、直接「K-1」に問い合わせていただければと思います。私が
聞いた所によると、以前、この「K-1」の地元共催者たる人間は暴力事件を
起こし、つい最近まで警察に捕らえられた犯罪者です。
私はオランダで起きた事実を日本のファンに知ってもらいたいものです。冒
頭にも申し上げた通り、いまだに身の危険を感じています。しかし黙ったま
までいたのでは、結局何も解決しないと判断し、この声明文を出すことを決
心しました。
最後に本件に関して、「K-1」、フジテレビ、ファンの皆様にお願いしたい
ことを列記し、私の声明文とさせていただきます。
67実況厳禁@名無しの格闘家:2006/06/27(火) 21:37:19 ID:7rEVgAzK
「K-1」に対して
オランダ大会後、「K-1」は日本のマスコミや日本のファンに真実を伝えて
おらず、自分たちの保身に終始してきました。それらの誤った報道によって
私の名誉・イメージ、格闘家しての評価が著しく落とされたことには、強い
怒りを覚えています。「K-1」に対してこれまで一方的に流していたデマを
撤回するとともに、真実を認めて謝罪してほしいものです。そしてプロモー
ターとして信頼関係を築き直し、安心して戦える場を私に提供してほしい。
「K-1」が、格闘家としてのデビューを応援してくれたことに感謝している
一方、私を、このような危険な状況にさらしたうえ、助けようとしなかった
ことについては、裏切られた心境です。

フジテレビに対して。
オランダ大会を放送したフジテレビは、オランダにおいて私と「K-1」と地
元共催者との間で起きた本当の事を知りながら、ただ黙って傍観し、イベン
ト放送中と放送後も真実を全く語ろうとしなかった行為に極めて遺憾に思い
ます。実は、私のロッカールームにフジテレビのスタッフもずっと居合わせ
ており、出来事の一部を目撃しています。担当者の名前を知っていますが、
友達だと思っているので私の口からは言いたくありません。彼女には勇気を
持って真実を語ってほしいものです。しかし、彼女の立場も理解しているつ
もりなので、もし彼女が真実を話すことができなくても責めることはしませ
ん。また、私とフジテレビへの説明責任を放棄したことに対しても大変遺憾
に思っています。事件後、フジテレビは一度も私から事件を聞こうとしてい
ません。恐らくファンへ真実を語る必要性を感じていないのでしょう。どう
して事実を伝えようとしないのでしょうか?
68実況厳禁@名無しの格闘家:2006/06/27(火) 21:37:53 ID:7rEVgAzK
ファンに対して。
私はプロのファイターです。プロとして契約を守り、一刻も早くリングに上
がってファンの皆様の前に戦う姿を見せたいのです。「K-1」はプロモーター
として信用と、安心して戦う場を私に約束してもらえるなら、私はいつでも
戦う用意があります。しかし、オランダ大会と同じ悪夢のような恐怖をもう
二度と味わいたくないのです。

日本のファン、マスコミ各社、イベントを放送するフジテレビを含む皆様に
も応援していただけるよう、心からお願い申し上げます。
なお、私は近日中に記者会見を開き、自らの言葉で話したいと思います。

2006年6月吉日
ボブ・サップ