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216実況厳禁@名無しの格闘家
サップ逃亡事件に関連したK-1の舞台裏などについて書いてありましたので、訳してみました。
http://www.mmaringreport.com/index.php?option=com_content&task=view&id=857&Itemid=53
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現在のK-1の組織としての状態について多くの考えが巡らされている。
この前のオランダでのK-1のイベントでメインイベントでアーネスト・ホーストがいたにもかかわらず
最後の時になってボブ・サップが退出した事件について、噂が駆け巡っている。

匿名が要求された情報源と何日間にもわたり何時間にもかけてなされた対話で、
私に伝えられた事は、信憑性に欠けるものではない。
この情報源は情報を得られるほどこの組織に近い人で、
情報源によると『このことが正確に書かれれば、K-1はそれが真実だと分かるだろうし、
その情報元への疑いがなくなるだろう。』

個人的に聞いたこのことは、イベントが終了して長らく時間が経った後になるけれども、
リーダースダイジェストバージョンに要約して私に提供することに彼は同意してくれた。
二時間後イライラした妻と同席で(私はダヴィンチコードを見に行き、彼女は一人でそれを見終わった)
この情報源からそして彼の意見からK-1の組織の舞台裏で行われていることに関して、
私は思っていた以上のことを知ることになった。
モーリス・スミスもまた私に伝えられたことを裏づけ実証してくれた、
彼はいまだボブ・サップのトレーナーなのだ。

2006年5月13日のイベントで不思議な展開が起こった時、
何も疑いのない2万5千ほどのファンの驚きとショックは大きかった、
ボブ・サップはとても大胆な行動に出て、(K-1弁護士の)トールに
試合しないと言ってバンテージを巻いたまま会場から出て行った。
ウェブサイトでは彼は臆病風に吹かれたとか嘘の怪我とかで逃げたと報道された。
またそれとなく言われたことではサップは興奮剤を使っていたというのもあったのだ。
アムステルダムでの麻薬使用は多くの基準があり、
社会に容認された部分があるだけでなく合法にもなってるということを考えれば、
そんなことは馬鹿げたことじゃないだろうか?
217実況厳禁@名無しの格闘家:2006/06/03(土) 21:25:30 ID:Su6WCdOl
ボブ・サップはK-1と20試合の契約を前から結んでいた、
彼はその契約を終えて、ホーストとの試合はK-1での22試合目になるはずだった。
彼らとの合意では21試合目のときに、K-1と再交渉することになっていて、
相当のボーナスの約束があり、そして22試合目までに新しい契約が適時になされる約束であった。

ホーストとの試合の一週間前、K-1とオランダのイベントのプロモーター(サイモン・ルッツ)は
サップに連絡し、メインイベントでホーストと試合するように彼をアムステルダムに呼び出した。
彼らは、K-1の弁護人によって作成された新しい契約を約束し、
それはアムステルダムで彼が見直せるようにされていることを約束した、
伝えられたその額は50万ドル[約5500万円]になる金額幅ものであり、
彼のアムステルダム到着前に彼の口座か第三者寄託金に振り込まれるはずだった。
イベントの四日前、彼がアムステルダムに到着すると口座に金は振り込まれていなかったので、
彼は日本の組織に心配してる旨を連絡した。
MMA Ring Reportにサップは語った『日本は時差の関してアムステルダムの真逆にあり、
だから真夜中で皆寝ていたんだ、バカげてるよ、試合の四日前で、俺には何の契約もない、
そして彼らはこのことに対処しようと怠け者たちをベッドから起こそうともしないんだ!
もう一日を無駄にしてるのに時計は進んでいく。
俺たちはこれは一体どうしたことなのか知ろうと、
K-1の弁護士(トール)とプロモーター(サイモン・ルッツ)をつかまえた。
プロモーターは知らなかったが、弁護士はその件を全て対処しようと言ってくれた。』
218実況厳禁@名無しの格闘家:2006/06/03(土) 21:26:17 ID:Su6WCdOl
日が経ちイベントが近づいた、サップは万事解決されるだろうという気分でいた。
試合の前日サップはK-1の弁護士(トール)に近寄り新しい契約はどこにあるのか尋ねた。
弁護士は、先日にはとても人当たりよく朗らかで、現在の状況について楽観的だった。
ボブがさらに尋ねると、彼は曖昧な所のない言葉で、弁護士から自分は契約のことは何も知らないと言われ、
彼を一人にして去ろうとした。
弁護士はさらに言った『いいかボブ、私は君の友人ではないし、これは友情関係ではないし、
ビジネスなんだ、だたこういうやり方だというだけだ。私が何かわかったときに君に知らせよう』
サップは目に見えて感情的にも不安にさせられ、
たったいま弁護士がむきだしにした精神によって侮辱されたと感じた。
彼とK-1との間におかれた隔たりは彼にとって明らかなものになった。
サップは常に彼とK-1との関係はビジネス以上のものだと感じていた。
彼は結局K-1との過去ではあまりも気前よくやってきていたので、
彼らに何のコストもかけずに彼らがプロモートする助けをしてやっていた。
“ザ・ビースト”プロモーションはサップの肩の上でプロモートされていて、
そのおかげで上手くいっていた、
彼はさらに確実に参戦者ひとりひとりに気が配られるようにしてやっていた、
平面スクリーンTVやDVDプレイヤー、デジタルカメラなどのものを報酬とは別に彼らに提供までしてやった。
それはサップ自身のポケットから出たものであり、彼はK-1に激しいまでの忠誠心を感じて、
選手たちがプロフェッショナルとして扱われるようにしたかったのだ。
219実況厳禁@名無しの格闘家:2006/06/03(土) 21:26:56 ID:Su6WCdOl
全てが明らかになって分かったことといえば、
彼は自分の居場所に据え付けられていた商品にすぎなかったということであり、
彼のパンにバターを塗っていたのは誰か忘れないようにされたということだった。
彼のやっていたことはK-1の階級組織にとって全く愚かな態度だったということが分かった。
彼らは彼を雇ったわけではないのだ。彼はついにプロモーターのサイモン・ルッツに、
彼の意思がどういうものなのか主張することができた。
つまりそれは、現在そして将来の義務からK-1が完全に彼を解放すると同意するなら、
ボブはホーストとただで試合すること、
あるいは彼らがひどい違反をしたあの約束の契約を、
K-1マッチメイカーのサダハル・タニガワのサインをして彼に提出すること。
サップはイベントの前夜に、彼のいう契約は結ばれ、
プロモーターによって資金についても同意するだろうと言われた。
伝えられた所では、翌朝にこれがなされることと思われた。
サップは彼の基本的要求をカバーして書き上げた自分自身の契約書を手にした。

翌朝サップはいつも通りに一日をはじめた、
いろんな場所に現れ、公の宣伝活動やファンに向けて彼自身が分かりやすいよう目立つことをした。
彼は会見や写真撮影に出席した、すべてが約束されていたかのように見えた。
サイモン・ルッツとタニガワは全てが解決すると彼に伝え聞かせた。
イベント開始の4時間前をきっても何もなされないままだった。
サップは会場に行かないことにした、
彼が妥当な契約を得ないかぎりはイベントに参加しないという確かな態度を示した。
220実況厳禁@名無しの格闘家:2006/06/03(土) 21:27:43 ID:Su6WCdOl
イベントの開始2時間前サップはサイモン・ルッツから電話を受けた、
会場に来るようにお願いされ、すべては順調にいっているともう一度保証された。
彼は会場にいくことにした。
彼が会場に着くとそこでタニガワとトール(K-1の弁護士)両人に会うことになり
彼らに控え室に行って準備をしてバンテージを巻くように言い渡される、
そして彼らは新しい契約を含んだ書類を持ってそこにいるはずであった。
彼らはサップをK-1から外に出すことには合意しないので、
彼らの以前言っていた合意と報酬の約束を果たすということであった。

控え室でモーリス・スミスはサップの試合への準備を始めた。
彼はサップの手にバンテージを巻き始めた。
『すこし時間が経ったが、誰も来なかった。サップは衣装を着てバンテージを巻き、
サポーターを付けパンツをはき、アーネストの世界を揺るがす準備をしていた。
誰も来ないんだ、だからサップは持っていた契約を取って、それを手にして会場に向かって出て行った。
彼はK-1の弁護士を見つけられなかった。
トールはちょうど電話を切って自分と不安定な状況との間の距離をさらに遠ざけるように、
見えなくなるような場所へと消えていくかのようだった。
彼はトールをつかまえ彼の契約を見せた、タニガワが現れ、
サップはその契約をふりまわしそれにサインするか彼に契約書を与えるかするように要求した。
K-1からの契約書は存在しなかった、トールと一緒にいたタニガワは契約の翻訳をするアメリカ人が必要だと言った。
まったく馬鹿げてる。ハプニングなんかじゃないんだ。
ボブはコーナーに押し出されようとしてた、
彼らはボブが自分の場所にふんばり続ける我慢をしていられないだろうという賭けに出たんだ。
圧力ボイラーみたいな状況だよ。』
ボブ・サップとモーリス・スミスは一緒についてきた取り巻きを踏み越えて
トールとダイスケ・カラグチ[Dieasuke Karaguchi](K-1の代表)のところへ行き、
トールの肩をつかんで彼の意思の真剣さを強調して、怒った口調で言った
『これはまったく馬鹿げた君らの間違いだ、俺はここから出て行く』
221実況厳禁@名無しの格闘家:2006/06/03(土) 21:28:25 ID:Su6WCdOl
『完全な無秩序と大混乱が始まった、狂っていたよ、
人々は喚いたり叫んだりケンカしたり泣いたりしていた。
俺たちはそこから出て行かなきゃならなかった。
彼が出て行くことが出来る前にトールとカラグチの二人から、
もし試合をしないのなら彼が身体的に健康でいることに危害がおよぶだろうと言われたよ。
俺たちが部屋に戻るとある有名な富豪からの電話があり、
ただちに八人のボディーガードが手配され安全な所でサップと彼のチームに会えることになった。』

サップと彼のチームは八人のセキュリティとともにホテルからアムステルダムの某所へと連れられ、
そこでその夜を過ごし合衆国へ戻る飛行機を見つけた。
ここで起こったことの余波とは、このことがK-1について明らかにしたことがほとんど確信以上の何かだということだ、
その性質、その選手たち、その全体としての事業のK-1についての。
222実況厳禁@名無しの格闘家:2006/06/03(土) 21:29:07 ID:Su6WCdOl
K-1の選手は日本の国が課している『消費税』に従うことになっている。
K-1選手の外国人たちは2002年までさかのぼって適用されるこの税に従っている。
これは基本的な税であり、この原則のもとに日本に滞在しに来た選手たちは、
人口の大きさに比べて小さな土地にある一個所では平均以上の値がすると名高い、
それら住まいや食べ物、エネルギーやその他の消耗品・日用品などをそうやって消費していく。
アメリカ内国歳入庁に相当する日本の国税庁が彼らに追いつくまで選手たちは何も知らず、
それまでK-1はこのことについて選手に知らせも忠告もしないのだ。
このごまかしを駆使することで、選手との契約交渉のなかで、
その報酬合意の中にK-1が上述の税を吸収するという条項を入れられるようにする、
そんな状況になるようにさせていると信じられている。

『それはすべて金を値切り、この税の相談や開示の際にK-1が表に出ないようにしているんだ。
こうして選手は契約が拘束している後も、長い間知らずにこれらの税に従わせられ、金を払わされている。
PRIDEの選手は全員この税を払っているのに、何故かK-1は、
これら選手の気持ちをひどく混乱させるいかにも重大な問題になるはずのことを注意してやらないんだ。

K-1はボブ・サップを契約から自由にはしないだろう。
彼らは今でも彼を大きな客寄せの目玉商品だと見ている。
ボブは最近の試合では上手いこといっていない。
彼の契約を維持して試合しない彼に金を払い続けるよりは外に出したほうがいいと君は思うかもしれない。
こんなことが起こったので彼らは彼を訴え彼に危害を加えると脅していたんだが、
彼らは彼を今やホイス・グレイシーと交わしたのと同じ契約をするチャンスだと見るようになった。
223実況厳禁@名無しの格闘家:2006/06/03(土) 21:29:42 ID:Su6WCdOl
PRIDEはカリフォルニア最高裁判所にホイス・グレイシーに関した件でK-1を提訴した。
PRIDEはカリフォルニアの裁判所においてまさに50万ドル[約5500万円]未満という額でK-1訴訟での救済が認められた。
トールはその件に関してのK-1の筆頭弁護人だった。
それでK-1は他方で方向転換して、PRIDEへの賠償金を吸い出すつもりで、
さらにそれでも有り余るほどの馬鹿げた金額でズッファにホイス・グレイシーを貸し出す交渉をしたんだ。
K-1はボブ・サップにそれと同じ希望・期待を抱いている。
サップは自国のすべてのMMA組織と話しをしていて、これらの組織でのMMAキャリア熱心に求めている。
もし金額が正当なものなら彼は腕を広げて迎えられることになるだろう。
K-1は「彼らの選手を貸し出す」という契約でこのライオンからの分け前を受け取るのを確保しようと、
その権力のなかであらゆることをやっている。』
サップは彼特有の響くような笑い方でそんなことを笑い飛ばす。
『彼らのしたいようにさせとけ、こっちじゃ彼らは打つ手なしだ、彼らは勘違いしてるよ』
224実況厳禁@名無しの格闘家:2006/06/03(土) 21:30:30 ID:Su6WCdOl
アムステルダムで起こったことについての情報源の見方では、
少なくともこうした噂は鎮められようとしてる。

それ以上に明らかになったことはフジ[テレビ]がこうした埃が鎮まったときに、
財政的な諸問題がどうなってるか全く知らない状態にあったということである。
K-1はいま2006年7月30日のK-1グランプリにサップが参加するものとして売り込んでいる。
現在サップ側にはその興行に参加するという計画は何もない。
『もし彼が例の報酬と100万ドル[約1億1000万円]の契約に加入することになったら、
彼は消費税とアメリカ内国歳入庁の税に従うことになり、
それによって5万ドル[約550万円]が彼から持ち去られていくだろう。
そんなのはどこにいったって禁止されるようなことだ。
彼は消費税について彼に助言するK-1からの手紙をちょうど受け取ったところだ。
いままでそのことを持ち出してきた4年間の中でそれは初めてのものだったよ。』
K-1とさらなる交渉を結ぶためにすぐに日本に戻るという計画はサップにはない。
彼の健康と生活は攻撃されるように脅かされてきていた。
サイモン・ルッツは共謀と殺人脅迫罪の疑いで現在捜査中である。


ハッキリさせておかねばならないがサイモン・ルッツはこうした脅迫にどんな形であれ全く関係がない。
彼は悪い状況を助けようとした、ただのいい奴なのだ。
彼は誤った時と場所にいたので現在スケープゴートとして狼の群れへと放り込まれてしまっている。
サップは合衆国の様々なMMA団体から話を持ちかけられ、契約をオファーされている。
サップは専門的にいえば借金を負っていることになっていて、
それによって彼に収入の手段を与えることが合衆国法のもと許されている。
225実況厳禁@名無しの格闘家:2006/06/03(土) 21:31:11 ID:Su6WCdOl
答えが求められる疑問がある、つまり
K-1が自らを駆り立てていったことが、こうした死に物狂いの数々の行いだったのであり、
不安定で爆発しそうな状態にあった自分たちの選手と観客に見せた貪欲さの数々の行いであったのだろうか?
K-1はその業務や選手の生活に何の関心もないある因子と提携関係に入ったのだろうか?
これが明らかになれば、こうした疑問の答えを打ち立てる道筋にとなることが確実になろうし、
もっと多くの驚くべきことが明るみになるだろう。

サップはここ合衆国に住みこのスポーツとハリウッドでのチャンスを考えている。
彼はこの夏ロブ・シュナイダー、ランディ・クートゥアとともに映画に出ることになっている。
彼は一方の業界から他方へとまたがってやれることを熱望している。
彼を好くにせよ嫌うにせよ、見ておかなければならないことは、
彼の全体としての行いであり数々のイベントの全体的な変化であり全ての団体の動向である。
私は読者自身が自らの結論を出すことにまかせておく。