格闘総論−記号的方法の終焉を求めて−

現在の格闘技の盛栄はテレビ中継を主としたメディア戦略で築き上げられた。
しかしテレビ局には、効率的な方法で、視聴者に手っ取り早く撮影物そのもの
の印象を植えつけようとする記号的な方法があり、格闘技もその例から漏れな
い。選手に対してのキャッチフレーズや、根拠のない形容などが挙げられよう。
かのような具体例がもたらす弊害は、闘いの本質の薄弱化である。
大晦日、主要キー局三局のゴールデンタイムを占拠した、前例無き一大格闘技
中継は、各大会とも話題性のあるカードが発表され、前評判はよかったものの
いざ蓋を開けてみれば実に行き場の無い空虚感を覚えた者は、少なくはないで
あろう。地上最強決定戦・何々の最強戦士・有名選手の師匠ないし同胞。それ
らの言葉が繰り返される、時間枠を埋められない局側の工夫の無さとしか思え
ないＶＴＲ。記号的な段階を踏んで、映される試合は、フリークス達の技術が
欠落した粗末な叩き合いである。逆に、練習を重ね、技術を習得し、その道の
プロフェッショナルたりえる実力を持ったファイターは、映像的インパクトの
みのフリークス達に添え物な相手として闘わされているに過ぎないのではない
だろうか。そして、われわれ格闘技ファンが、無自覚にそれを受けとり、次第
に闘いの本質を希求する気持ちが薄れ、いつの間にか自らもテレビ局の記号的
方法のごとく、ファイターの強さの順列の決定という夢想に陥っていることも
今回覚えた空虚感の原因の一つになっているのではないであろうか。
われわれは、濃密な鍛錬を経たファイターの、記号に毒されても尚闘うファイ
ター同士の、技と痛みと肉体のぶつかり合いに、そしてその先の勝者の強さに
感動を覚えるべきである。
テレビ局が記号的方法を自ずから脱却する可能性は皆無である。ゆえに、われ
われの意識を変えなければ、格闘技シーンに未来は開かない。
最後に私的な感想を述べれば、大晦日で最も評価のできる大会はＰＲＩＤＥで
ある。

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テレビじゃなくて会場行って見ればヨロシイって話ケ？

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テレビよりもはるかに記号的な情報の集積でしかないネット
（しかも2ｃｈ！）で、>>1がこういう批評を掲げること自体、
ノリの悪いギャグでしかないだろ。

現代のモデルは露出ばかりして本質的な美を忘れている！
と、売れないAV女優が嘆くようなもの。

記号を否定する更なる記号。
笑うしかないね。

y

a

>>1はひねリンと見た

ひねリンはもっとセンスいいし、大人だぞ！
それに改行のセンスがもっといいはず。

>>1がっこで習ったので使いたいの？

改行を多用して見た目に読みやすくすると大分印象が変わると思うよ。＞1

見せ方も重要。

学生が聞きかじった概念をこうした形で次第に自分のものにしてゆくことは素晴らしい
と思う。頑張れ！

>>5
オマエモナー