ヒクソン出てこい! 高田延彦(40=高田道場)が1日、
引退試合の対戦相手に因縁のヒクソン・グレイシー(42=ブラジル)を熱望した。
年内の現役引退を表明済みの高田は「ヒクソンで開けた扉を、ヒクソンで閉める」と宣言。
11月に東京ドームで開催予定のPRIDE23での3度目の対決を呼びかけた。
昨年末の猪木祭でのベルナルド戦から半年。有終の美を飾るべく調整中の高田だが、
古傷の左ヒザや右足首の回復は思わしくない。
「40歳になって急に、体力の衰えや反応の鈍さを痛感している。でも、もう1試合、
それもヒクソンなら集中できる」。
主催者側には、すでに強豪4人の候補者リストを提示した。
対戦経験のある名前はヒクソンしかない。「おれが相手なら彼は勝てると思うでしょ?
あとはお金と大義名分があれば、出てきてくれるはず」と話した。
ヒクソンも一昨年5月の船木戦以来、リングから遠ざかっている。
しかし、写真集PRで来日した4月には、年内の日本での試合出場を強調していた。
「ヒクソン自身も、まだ健在を訴えたいわけよ。だから、おれの最後のお願いも
受けてくれるかもしれない」と期待する。
「この40代対決で、ファンに夢と希望を与えたいね。もう絶望は…」。
高田の格闘人生最後のスイッチが入った。【大石健司】
http://www.nikkansports.com/news/battle/p-bt-tp0-020702-03.html もう勘弁してくれぽ