食事を済ませると僕は外に出ました。
逃げ出したかったからです。
外は晴れていい天気でした。少し涼しくなった風がさわやかです。
街の音は自動車の音も、子供の泣き声も、何もかもが楽しげに聞こえ、
僕とはまったく無関係な世界に思えました。
本屋で立ち読みをしたり、ゲームセンターで遊んだりして、
時間をつぶしましたがいずれは帰らねばなりません。
少し日も陰った頃に帰宅しました。
「ただいま…」
聞こえないように一応あいさつをしました。
リビングに行くと祐子が寝ていました。
洗濯物を取り入れてたたみかけで眠ってしまったようです。
寝息をたてている祐子をしばらくじっと見つめました。
昨日までの祐子を思い出すと涙があふれてきました。
少し涼しかったので僕の部屋からタオルケットを持ってきて
そっとかけてやりました。
「……祐子、ごめん」
僕は自分の部屋に戻ると、枕に顔を押しつけまた泣きました。
>>135 はぁ?
お前アスエリオ舐めすぎ。
ノゲイラ相手ならまあ五分五分といったところだが
どうやったらGGに負けるって言うんだよ。
つーかノゲイラとエリクソンくらいだろ、アスエリオに勝てそうなのは。
わたしは昨日、お兄ちゃんの部屋でテレビを見ていました。
その時です。わたしはお兄ちゃんに急に抱きしめられたのです。
いきなりのことだったので、わたしは何が起こったのか理解できませんでした。
お兄ちゃん止めてよと言おうとした時、お兄ちゃんの顔が近くに・・・。
キスされそうになりました。
わたしは必死になって顔をずらして、お兄ちゃんから離れようとしました。
そうするとさらに強い力で抱きしめられました。
息が出来ないほどでした。
わたしはお兄ちゃん止めてと泣き出してしまいました。
するとお兄ちゃんは泣きだしたわたしに驚いたのか、わたしを離してくれ
ました。
その時、部屋の中にはテレビの音だけが聴こえていました。
とても長く感じられました。
ごめんとお兄ちゃんは言いました。
私は少し気が落ち着いたのか・・・ウンと言って黙っていました。
そして、ごめんなとまた言いました。
何回もお兄ちゃんは謝ったので、わたしはいいよ気にしてないからと
言いました。
それから部屋を出て行きました。
それ以来、お兄ちゃんとはまだ口をきいていません。
顔を合わせてもすぐにお互い部屋に入ってしまいます。
これからわたしはどうお兄ちゃんと接したらよいのでしょうか?
わたしはお兄ちゃんのことは嫌いではありませんし、むしろ好きな
方でした。
そして今も完全に嫌いになったわけではありません。