アレグラへの対応を見る限り、娘にものすごく愛情を感じていただろうドクトルでさえ
「自分の手元に置いて看護婦も住み込みにして看護」という方法を取らなかったぐらいだから
そういうのが当たり前の世界だったんだろうね。
奥さんと別居なのも、愛情云々の問題じゃなくて「そういうもの」だからそうしたのだろうし
こう言ってはなんだけど、健康な継子が居るよりも問題は少ないのかも知れない。
アル中患者の対処方法に似てるね、家族と隔絶して隔離して施設入居。
まあ同じ精神疾患でも、アルコール依存症の場合は治療改善目的の家族隔絶だけど。
欧米だと国と時期によっては、親が子供の面倒見ずに
乳母に育てさせるのが当たり前って階級もあるからな
大人と子供のエリアはきっちり分けるのが普通のランクだと
日本人ほど違和感感じないんだろうな
現代だって障害のある子供を施設に預けてる人は珍しくないしな
そうしないと親が生活費を稼げないとか、色んなケースがあるだろうが
今の医学だって百年後どう見られてるか分からないしな
>>608 ハーレクイン漫画版で娘が不注意で死亡→妻衝撃の余りアル中に
ってのはある意味原作を生かした改変だったのかな
そんな意識は無いんだろうけどカリカック的に
サリーと健全な子供を作るだろう、って終わり方だったし
自分も、今なら施設に預けるぐらいのレベルだったのかと思って読んでた。
ちょっとしたことで興奮して暴れたりパニックを起こすような状態だとしたら、
確かに静かな環境のほうがいいだろうし。
アレグラを可愛がってるドクトルの様子を見たら、
さすがに毒盛りたいとまでは考えないと思いたい…
生命科学者で、仏教にも造詣が深い柳澤桂子さんの言葉が胸に残ってる。
「遺伝子の歪みやゆらぎは、いくらそういう人を排除しても一定の確率で発生します。
生まれながらの障害を持つ人たちは、そうした歪みを他人まかせにせず
我が身に引き受けて下さったかけがえのない存在なのです。
私たち皆で感謝してお世話させていただかなければなりません」
この言葉をサリーや同時代の人たちにに聞いてほしかったと思うよ。
柳澤桂子って、ずっと謎の難病で苦しんでた人だよね。
凄いきっかけで特効薬発見されて、あっという間に効果があったって
凄い話だと思った。
スレちがいでスマン。
でも、今の常識を当時の人に聞いてほしかったっていうのも、ちょっとなー。
続のハーレクインコミック発見したから買ってみたんだけど
ドクトルの奥さんがアル中に変更されてたのはなかなかいい改変だと思った
それは遺伝したりもしくは環境のせいで親から子に引き継がれてしまう可能性があるものだから…
今の日本人には読みやすい設定になってたと思う
そういえばドクトルは精神疾患以外に、アル中に対しての関心も高かったよね。
トーマス・キイホオとか親がアル中で亡くなってる子供の精神状態とか。
奥さんの症状について特にふれてなかったけど、もしかしたらアル中でビンゴだったのかも。
>>611 それは何かなー
基督教の神様の与えた試練と言ってるのと余り変わらない気がする
北村薫のベッキーさんシリーズ読んでたら
主人公がDaddy Long Legとパッティ読んでた
パッティが初期は破天荒でいい加減だったのを気に入らず
終わりに分別が付いてきたので「このヒロインも好きになれる」と
主人公が思った時点で、ああ、成人男子の視点だwと思った
>>614 トマス・キョウの救命にも尽力してたもんね。
あしながおじさんを読み返してるんだけど、結末が分かっていると別の楽しみ方が出来るね
この手紙で好きになったんじゃないかとか、手紙じゃなく会ったからなのかとか、この手紙はハラハラしながら読んだに違いないとか…
618 :
611:2010/06/15(火) 17:50:50 ID:AsZLH1Xu
>>615 もちろん、障害のある当人や必死に支えている人に
面と向かっては言いづらいことだろうし、
理想論と言っちゃそれまでだけど…
社会全体の考え方としてそういう方向に行ってくれたらと思うんだよね。
自分は女だけど、赤毛のアンシリーズ1巻はどうにも苦手。
アンの不安定さが見てて痛いんで、読み返すのはもっぱら2巻以降。
パッティは好きなんだけどね。
理想論ていうより、ジュディ言うところの「貧乏人は便利な家畜」に相通ずるものを感じる
>>618 モンゴメリよりオルコット向けかな
ジュディのシニカルな人生観はモンゴメリに通ずるものがあるから
家庭指向ならオルコットおすすめ
>>619 どっちの考え方が正しいってものでもないんだよね
弱者と富裕層の間の温度差は(特にこの時代)埋めがたいもので
その間のバランスをどうやって取るかって話だから
「奥さんはとても 美しくて、精神は弱いけどそれを支えられると思った」というあたりが
すごく男性にありそうな考え方だなー、と思った。
結局支えきれるものでもなくて、その後サリーに惹かれたのも
サリーに対して奥さんとは逆に、人一倍の精神の強さを感じたからなんじゃないかな?とか。
だろうね。ドクトルにとって結婚に値する女性は
自分の懐で全面的に庇護するだけの存在でしかなかっただろうけど
サリーの出現はドクトルの価値観を随分揺るがしたんだろうね。
今日のNHKの動物番組でアディロンダックに住むビーバーを取り上げてたよ
サリーの家のキャンプがある、あのアディロンダックが実在の地名
だとは知らなかった
>>623 ニューヨーク州の北部にあるんだよね〜>アディロンダック
あの辺り、他の本でも「夏のキャンプ地」として出てくることがあるな。
キャンプ地といえば、って感じの有名な地名なんだろうね。
日本で言うなら軽井沢とか那須に招待された、に近いのかな
静養地でもあり、山登ったりカヌー漕いだりアクティブに自然の中で遊ぶ場所でもある感じだね
店や家が立ち並んでるところ以外はサリーの時代と変わらない自然のままなんだろうなあ
孤児院はどの辺にあったんだろうね?
ゴルドンさんが道中よってってくれたーみたいな
話あったけど気になる
ダッチェス郡とあったような
雨が降ったときの話か
ジュディ宛4月下旬の火曜日の手紙
小鳥夫妻のイラスト付
「この奥地のダッチェス郡でさえ風に緑の香りがする」云々
ヴァッサー大学もダッチェス郡にあるらしい
ロック・ウィローはコネティカット州
サリーの実家はボストン州ウースター
634 :
なまえ_____かえす日:2010/06/27(日) 04:56:51 ID:2WvKqqtf
>>612 >柳澤桂子って、ずっと謎の難病で苦しんでた人だよね。
凄いきっかけで特効薬発見されて、あっという間に効果があったって
凄い話だと思った。
私もスレちがいでごめん。
いやあれは、特効薬が発見されたというより、鬱病のクスリが効いたのではなかった
かな?
柳澤さんは、原因不明の慢性疼痛。鬱病ではなかったが、試してみたら改善がみられた、
と。
しかし、知人の精神科医にそのことが書いてある本の部分を見せたら、「この
方のことは知りません。でも慢性疼痛に効きますよ。むしろこの方は、何故、
長い間、試してみる機会がなかったのでしょう」と。
発病当時は、このクスリが効くという認識はなかったのだろうか、そしてそのまま
長く苦しみ続けていたのだろうか…
誤爆かと思った
雨がすごいわー。鶏小屋の孤児達いまごろズブ濡れだなw
室内に洗濯物干して湯気が出てる描写はこの季節きつすぎる…
これが犬猫降りってやつなのかな…
ここ生きている?
特に書くことも思いつかないので書き込まないけど、いつも見てるよ
ANAの会員誌にイグ・ノーベル賞の記事
「水とシロップの中、人間はどちらでより早く泳げるか」を検証した功績で
2005年にミネソタ大学の研究者が化学賞を受賞してるそうだ
結果はどちらも大差は無いらしい (人間の泳ぎ方は粗くて、抵抗は変わらない)
というのを読んで、ジェリーの中で人は泳げるのか?を議論したジュディを思い出した
ほんとだワロタ
折角だから次はジェリーに挑戦してもらいたいなw
さすがイグ・ノーベルw
ゼリー実験は、そもそも人が泳げるプール一杯に
普通のぷるぷるゼリーを作るのが大変そう。
テレビでやってた大きなゼリーを作る実験で(泳ぎ目的ではないw)
せいぜいビニールプールサイズですら固まらず、液状だった。
食器サイズだから固まるけど、あまり深くて広いと均一に固まらないよう。
ゼラチンとか固める成分増やすと、みっちり固まりすぎて
泳ぐどころじゃないだろうし。
>>640の実験、一番苦労したのは泳ぐことじゃなくて、プールに粘着性の高い
液体を満たすことを承知してもらうことだったそうだよw
しかし似たようなことを考えていたジュディ、というか作者は頭の柔らかい人だったんだね
ゼリーだと冷やさないとダメだから、寒天のほうが良いのかな。
アメリカにも寒天寄せあんのかな。
「少年アシベ」って4コマ漫画の中で、
アシベの父が、子どものころにじいちゃん(大富豪)にゼリーを作ってもらったって
話すシーンがあるんだ。
そのコマが、プールいっぱいのゼリーに飛び込んで食らう少年・父だった。
あれも元ネタはジュディなのかも?
コドモらしい夢じゃないかな、童話のお菓子の家みたいな。
大好きなお菓子がプール一杯あって、いくら食べても食べきれないっていう。
実際バケツ一杯の巨大プリンとか商品化されてて、
バケツから大きなお皿に出すのも含めてパーティとかでウケるらしい。
入浴剤でお湯に溶かすとゼリーになるっていうのがあったけど、
あれ最初っからクラッシュせりーみたいなのが出来るからちょっと違うしな
自宅のお風呂で寒天なら頑張れば出来そうだけど、ほんとそのあとどう処理すればいいのやら、と
バケツでプリン企画類似の風呂おけゼリー企画をどっかで見た気がするが
泳げるかどうかの実験だと大浴場くらいじゃなけりゃ無理だろうなあ
あなたの夢を叶いますみたいな企画番組で
「プリン風呂に入ってプリンを食べたい」という少年の願いが採用されてたね。
ゼラチンで固めるタイプのプリンで、テレビ局が大きなプリン風呂つくってた。
でも飛び込む直前に「大勢の人達が苦心して作ってくれたプリンに飛び込むのは申し訳ないから」
て少年が辞退しちゃった。結局プリンは皆で食べて終了という中途半端なオチになってた流れに。
少年そこで遠慮するなよww
652 :
なまえ_____かえす日:2010/09/06(月) 11:46:22 ID:LL2VCr3G
昔の深夜番組なら、蓮舫がプリンに飛び込んでオヤジ達がプリンごと食べるという企画はありそう
>>652 「何故プリンなんですか、ジェリーじゃだめなんですか?」
>>651 遠慮しなきゃいけない空気に持っていかれていた記憶がある
むしろ番組制作側が、視聴者からのクレームを恐れてそういう方向に誘導したんだろうな…