【L.M.モンゴメリ】エミリー・シリーズ【三部作】
1 :
なまえ_____かえす日 :
2007/07/18(水) 02:20:15 ID:iIt+MbRz 「赤毛のアン」の作者ルーシー・モード・モンゴメリの自伝的作品 NHK教育にて放映中のアニメ「風の少女エミリー」の原作 新潮文庫 村岡花子訳 「可愛いエミリー」 「エミリーはのぼる」 「エミリーの求めるもの」
昔「赤毛のアン」にハマったのがきっかけで読み、アン以上にハマりました。 アニメ化を機にかつての熱が蘇り、久しぶりに再読して面白さを再確認しています。 アニメのスレはありますが、原作の話ができる場を求めて立てました。
エミリースレできてる! この前初めてアニメ見たけど、画がキモすぎる。イメージと全然違うよ。 ジミーさんがただのキモロリコンだよ(ノ ゚Д゚)ノ ==== ┻━━┻
のっぽのジョンだって(以下ry) アニメにディーンは出まいと思ってたが、次回出るね。 爽やかな好青年に変貌してかなりイメージ違うけど。 でも原作のディーン結構好きだった。
>>5 そちらはアンに関連付けずエミリーの話題で豚切るには相当勇気が要るので。
>>7 そうでもない。
自分はアンのスレ住人だけど、アニメも出来たし
スレが別になって、話しやすくなってよかったと思う。
あんまりエミリーの話すると、そのうち「スレ分けろ」
って意見が出てくるのは目に見えている。
>>4 ディーンは全然イメージが違う・・・
私も結構ディーン好きだったんだけど、
最近のアニメによく出てくるようなメガネのオタク風味な外見がorz
なんでロリ風味な設定&画風にするんだろう。
アニメの話ばかりではなんなので。
初めて読んだのは中学生くらいだったけど、ペリーが大好きで
なんでエミリーはペリーを選ばないんだろうと真剣に考えたっけ。
今はペリー&イルゼに納得なんだけど。
原作ではテディはあまり魅力的に書かれてないよね。
なんかつまんない男だなーと思ってしまう。
オタク風味とは感じなかったんだけど、言われてみるとw<ディーンの風貌 原作に忠実に描写したら魅力的な人物には描きにくいだろうな。 優しい文学青年ぽい外見でむしろホッとしたんだが、性格も変わっていそうだ。 テディに魅力がないってのに同意。絵の上手いイケメンという他に特徴ないような…。 ペリーはテディより遥かに魅力的だと思うが、結局エミリーは一度もなびかなかったね。
どうしてもアニメとの比較話になっちゃうけど、 今回のディーンはひどすぎる。ただの怪しいロリじゃないか〜! 見た目は好青年?でもしゃべり方とかキモすぎる。 エミリー逃げて〜 超逃げて〜 といいたくなる大伯母様の気持ちがよく分かったわ。 おばさんはエミリーが危ないと思って「あきた」なんて急に言ったんだよね?
まあ元々キモキャラってのもあるw 喋り方はちとキモいが自分は嫌いじゃない。むしろ美声だと思ったし好きだ…。 見た目が若いんで父親と同年輩って設定を生かしてるのは意外だった。 声優の演技によって、結構いってる年齢や、ただ優しいだけじゃない複雑な人物像がよく表現されてると感じた。 娘といってもいい年齢差のエミリーに恋したことが割とはっきり描写されてることには衝撃を受けた。まさかアニメでやるかって感じ。 残された話数で決着つけるのは無理っぽいが、どうなるんだろう? ナンシー大叔母さんが原作同様予定を繰り上げて突然エミリーを帰したのは、ディーンと急接近していることへの危機感から、二人を引き離す為だったんだ…。 迂闊なことに原作読んだ当初は気付かず、大叔母さんの気まぐれと捉えていたよ。 アニメではわかりやすかったんでようやく気付いたw ディーンのキャラクターデザインはやっぱり試行錯誤があったのかなぁ ?没デザインとかあれば見てみたいよ。
>>13 私の想像のディーンは見た目40くらいの疲れたおっさんだったよ。
ぜひ没になったデザイン見てみたいね。
読んだのが高校生の時で、ちょうど憧れの先生なんかもいて、
当時は自分と重ねて読んでたので違和感がわからなかったけど
今読むと「ディーンヤバス」だよね。イメージが180度変わった。
あと、原作ではことあるごとに 「君の命を救ったのは自分だから、君の魂は僕の物」(うろ覚え) てエミリーに言うよね。 昔は何でそんなこと言って意地悪するのかなー(エミリーがテディを好きだって知ってるのに) と思ってたけど、子供の頃から刷り込みしてたのか? 上の台詞も今思うとキモい。
>>16 その台詞、会ったその日から言ってたね。
また、小説を書く時に恋の会話が書けなくて困ってるとエミリーが打ち明けたら、
いつか自分が教えるから、他の先生を見つけてはいけないと約束もしてる。
崖でエミリーが微笑みながらディーンを見上げたその瞬間から
はっきり恋に落ちてることがわかるし。
初読(厨房)ではわからなかったけど、今読み直すと本当ヤバいキャラだw
まあすぐ手を出そうとした訳じゃないし、芸能人なんかは
20才以上年下の妻とか結構ある話だが。
外見はハンサムじゃないって何度も書いてあるね。
ところで、エミリーが投げ捨てて踏ん付けた花をディーンが拾って持ち帰り、 「ジェーン・エア」にはさむシーンが印象的だったんだが アニメではエミリーがちゃんと持ち帰って花瓶に飾ってたな〜。
エミリースレ立ってたのか アニメのディーンはアニメスレじゃペとか言われてたなw 確かにちょっとそれっぽくもないが、だとするとNHK的には何を狙ってるのか 昔の少女漫画のインテリ風な外見になってたな、声も関俊彦だっけ?
アニメのディーンはまだ見てないんだけどジミーもダグラスもあまりにもキモインでどん引きした。 特にジミー!!変態にしか見えなかった。
22 :
なまえ_____かえす日 :2007/07/27(金) 18:35:10 ID:FrzYMxqI
「赤毛のアンの挑戦を読んで、エミリーを知った。 さすがに、「これで、君の命は僕のものだ」とは 言わなかったな。
>>16 確かに。
でも、婚約者のエミリーが不思議な体験をしてテディーの命を救ったのを知った時、
「ぼくは、心が他の男のものになっている女とは結婚しないよ。」と言ったのは、
ちょっと見直した。
↑その後の打ち明け話には、まさかそんな、と思ったけれど.
本屋の児童書コーナーうろついてたら、偕成社版「エミリー」発見。 「可愛いエミリー」だけで上中下巻だった。 拾い読みしたけど、訳が違うとだいぶイメージ変わる。 ディーンが「俺」って言っててビビったw ところで今日のアニメはイルゼの話だったけど、だいぶ話変わってたな。
>>25 それ買おうかどうか迷ってたんだ!
地元の本屋は小さいとこばっかりで、どこも置いてなくて。
イメージが変わるというと、どんな風ですか?
27 :
なまえ_____かえす日 :2007/08/01(水) 09:39:50 ID:SjctQX2W
エミリースレが出来てて嬉しい。 アニメのイルゼの話、全然違うけど、 それじゃあ、エミリーの霊感(?)もなし? あれって、結構クライマックスの一つだと思うのに。 やっぱ「他の男と逃げた疑惑」はNHKでは無理?
アニメスレで、イルゼなら川で全裸で泳ぐんじゃって盛り上がっててワロスw
2巻でエミリーと一緒に月夜の海でマジやらかしてるし
一枚まとってるけどw
>>26 ほんの一例:「家計簿」→「お小づかい帳」
ディーンの「おやおや」→「なんてこった!」
他にも言い回しが自然になってるところもあるけど、
村岡訳を繰り返し読んだ自分には違和感w
>>27 アニメのエミリーは霊感なさそうだw
11年後に井戸の中からハケーンって…
こども向けアニメ的に厳しいような気がする
原作では婉曲的に伝えてるが、
映像化するとどうしても見つかったものを想像してしまう
29 :
Tolena :2007/08/01(水) 23:56:45 ID:3fNgLFrf
>>29 コテ外していいよw
イルゼ母の件、駆け落ちは別にいいけど、
井戸をさらって発見するのはアニメ的にキツい。
真相がわかって父親がてのひらを返したように溺愛し始めるのも
原作を知らない一般視聴者に受け入れられるか疑問
アニメは元々原作ほど酷いニグレクトじゃなかったから
大幅に変更したこのエピソードとも矛盾してないと思うんだ
31 :
Tolena :2007/08/02(木) 01:29:22 ID:BaPHFXsB
どうも。視聴率低迷中の風の少女エミリーが、今の段階でアニメの赤毛のアンに 匹敵する作品になるのは無理としても、「視聴率的には振るわなかったけれど、 こんな感動エピソードもあるんだよ」と一矢報いる最後のチャンスだったかと。 だから、アニメ用にアレンジするとしても、もっと原作から話を多く取り入れ た方が傑作回になったかと。霊感っぽい所やイルゼのニグレクトを薄める程度 で十分、オンエアできる内容になったし、その方が良かったのでは、と。 アニメも最初は原作通りで面白く本当に期待していたのですが、今では「本を 読むほうがいい」「アニメはアンシリーズ以外にも目を向けるきっかけになれ ば、もうそれでいいかな」という風に感じています。
32 :
Tolena :2007/08/02(木) 01:33:47 ID:BaPHFXsB
ところで三部作とはいっても、「子供」「少女」「若い女性」時代に分かれて いるので、2巻目や、とりわけ3巻目は、児童向きの内容じゃないっていう点 はありますね。もっとも、それはアンシリーズも、続編とかは同様ですけれど。
ディーンは出会いの時点じゃロリータ・コンプレックスが入ってても けしてペドフィリアではないよな、とアニメスレを見て思う 現代じゃしょうがないのかねえ その両方が混同されちゃってるし
>>33 うん、違うね
大きくなるのを喜んでるし
成長して一人前になるのを辛抱強く待ってるわけで
>>29 訳の比較のページすごいね。
偕成社の方、表紙に惹かれたけど、やっぱりなじみ深い村岡訳を買いなおすわ。
ありがとね。
36 :
なまえ_____かえす日 :2007/08/04(土) 04:09:23 ID:tXvutadx
>>29 村岡花子は確か下訳者がいたよ。その人が死ぬ間際に「私がアンを訳したんです」
という言葉を残したと聞いたことがある。エミリー第三部なんてほとんどお弟子さん任せの訳じゃない?
村岡サンは病気で死にかけてたらしい。実際、誤訳省略満載だし。
>36 逆に考えれば、村岡さんが病気でいつ死ぬかわからないという状況だったから、 訳に手を入れられなくて、ともあれ一応物語の最後まで訳する事が優先となって、 結果誤訳省略満載、となったとも考えられなくもないが。 村岡さんの訳には及ばなくとも、いずれは2巻目、3巻目の完訳も発行されて ほしい。 文体とかはそれはそれで読む側で脳内補完する事もできるだろうし。
38 :
なまえ_____かえす日 :2007/08/04(土) 19:30:14 ID:Eu438wjD
>>36 それは桂宥子訳『モンゴメリ日記 1』立風書房 1997年 P.245 の表記ですね。
田中斗季は、女性。アンのファンで村岡花子の所に「先生、先生」と通ってい
た時期もあるが、村岡花子に弟子などは居ない。というか家事の合間に執筆し
ていて忙しく、弟子を取って後進の指導、なんて優雅な事はできなかった模様。
だから「弟子」というのは、田中斗季が勝手に「自称」しているだけで、これ
だけでも、言うことの信憑性が推察できる。死ぬ間際の患者だから、モルヒネ
や鎮痛剤など意識を朦朧とさせるような薬を投与されていた可能性もある。
はっきり言って「赤毛のアンは実はこの Tolena が訳したんだ」と死ぬ間際に
言ったら、それは事実という事になるのかい? というのと同程度の信憑性。
桂宥子は、『モンゴメリ日記 1』 P.246 のを見れば察しがつくとおりで、
田中斗季が本当に赤毛のアンを訳したかどうか、何ら調査していない。病院で
死ぬ間際の”自称”弟子の発言だけを根拠にゴーストライター説をあとがきに
書いている。
翻訳に下訳者が必要なのは「桂宥子程度の英語力なら」の話だろう。だけど、
他の人間も、下訳者や弟子がいた筈だと、決め付けて書くのはよくないね。
『赤毛のアン』の村岡花子の直筆翻訳原稿と三笠書房の初版本の写真があるよ。
http://club.pep.ne.jp/~r.miki/origin_j.htm >>37 読んでいると、推敲する前に亡くなってしまったという雰囲気が強いですね。
あとがきも別の人が書いているし。出版まで時間がかかっている。待ちわびて
いる読者もいるし、遺作をボツにするわけもにもいかなかったのだろうけど。
だから『求めるもの』に関しては、後から出す人にもチャンスがあると思う。
二部のあとがきを読むと、待っている読者のために一生懸命なのが分るよね。 亡くなった原因はなんだったの?
>>36 ある程度以上英語力のある人なら、原作を英文のまま理解し、
それを自分の言葉で日本語に置き換えていくのに、下訳なんて邪魔になるだけ。
村岡花子さんの訳で、アンシリーズ全10冊、エミリー3部作、
丘の家のジェーン、パットお嬢さん、果樹園のセレナーデを読んだけれど、
全てに共通する村岡さん独特の文体が大好きです。
41 :
Tolena :2007/08/06(月) 19:28:22 ID:VuWI4UxJ
>>39 確か…脳梗塞だったような。「エミリーの求めるもの」のあとがきにありまし
たが。(実は図書館から借りたので返してしまって今は手元にないのですが)
村岡花子が赤毛のアンを翻訳したのは戦時中。敵国人となってしまったカナダ
人宣教者が帰国前に「変わらぬ友情の証し」と贈られたのが赤毛のアンの初版
本。敵国の英文学を翻訳しているなんて知れたら大変な時代だった。原稿用紙
も事欠くというより、余分があれば軍部に供出しなければいけない時代だった
が戦前も翻訳をしていた関係で家に残っていた原稿用紙をかきあつめて翻訳を
した。東京も空襲されるようになり、持ち出し袋に初版本と翻訳原稿を入れ、
警報が出れば池上本門寺(ちょっとした山のようになっている)に避難し、家に
戻れば近所数件が吹き飛ばされ犠牲者も幾人か、という状態。厳しい思想統制
が敷かれ、敗戦が色濃くなっても、神風が吹いて日本は必ず勝つと皆が本気で
信じていた時代。出版の目処どころか、明日に命がある保証すら無かった。
終戦後の東京は焼け野原で餓死者も出るなど新刊本を出すような状況ではなく、
戦前に売れていた本から再版され始め、それが一段落ついてやっと赤毛のアン
に出版の機会が巡ってきた。こういう事情を知っていると、
・田中斗季さんが「弟子」とか「下訳者」をやってた、なんて状況じゃない。
・百歩譲って田中斗季さんが空襲を逃げながら一緒に赤毛のアンは翻訳したと
しても「では田中斗季さんはこれらの作品を全部、訳してあげたというわけ?」
http://www.jcross.com/amedas/no8/hanako.html ・それとも赤毛のアンだけ田中斗季さんが訳し、それ以外は村岡花子の作だと?
こういう話になってしまい、いずれも「あり得ない」という事になります。
当時の状況を知る家族の方々は、ゴーストライター説など労力を費やして反論
する価値すら無いという認識みたいです。代わりに来年には伝記が出るかと。
↑良さげなサイトなのに、なぜこんないらん模様つき下地を敷くのか。 どのページも目がチカチカして読めやせん(*∀*)
10年ぶりくらいにエミリーシリーズを読みました。 アニメでナンシー伯母さんがディーンとの付き合いを気遣って エミリーを家に帰したようになってたけど、やっぱり村岡訳では そういう風にはなってなかったですね。 逆にエミリーに「いい人」を見つけるように言ったり、ディーンの ことについて、「ディーンがここにいないのは残念だ。年は離れて るけど、絶対に好きになるはずだ」なんて言ってますし、アニメとは 解釈が違うんだなと思いました。 テディも思ったよりちゃんと書かれてるなと思いました。 エミリーみたいなタイプにはテディのような繊細で内気なタイプが 合うんだなーと大人になった今では納得です。 昔読んだ時にはテディの良さが全然わからなかったけど。 今回はイルゼのエミリーに対しての気持ちがよく分からなかったな。 エミリーのテディへの気持ちも、イルゼの言葉にかなり振り回されて ますよね。それさえなければ、もっと早く誤解も解けていたのに。 イルゼはエミリーの気持ちに気づいていたのか、いなかったのか。 昔読んだ時にはイルゼが大好きだったのに、今回は絶対に友達には なりたくないタイプだ。むかつきながら読んでました。
44 :
Tolena :2007/08/08(水) 01:11:54 ID:sGZo4zqI
今は村岡訳は手元に無いのですが、英語だと what a pity Jarback isn't home. I have a feeling he'd like Emily. (参考訳) ディーンが居なくて 残念だよ。(←皮肉かもしれない) 彼はエミリーの事を好きになるだろうから とあり、ナンシー大叔母からイルゼの母親の駆け落ちの事を7/28に聞かされ、 泣き叫んで部屋を飛び出し、枕に突っ伏して1時間泣き続け、数日はこの事し か考えられない状態で、ナンシーとキャロラインは親族の話題をエミリーの 前では一切話せない状態になり、エミリーは、2人が、話が聞こえる場所には いない方が喜ぶように感じ、それで大半の時間を海辺で過ごすようになり、 崖から落ちそうになって助けられ、ディーンはイッパツでエミリーが好きに なり(ナンシーの言った通り) 2人は急接近するが、8月半ばに家に返されます。 よって、イルゼの母親の話をして以来、エミリーは2人に寄り付かず、監視も 行き届かない浜辺で一日中ディーンと過ごし親しくなっているわけで、イルゼ の母親のように年齢が離れた男女が愛し合う場合があるというのはナンシーは 知っているから、このまま予定通り8月末まで屋敷に居たらディーンと年の離 れた恋人のようになってしまう事を心配して帰るように言ったのだと解釈して も矛盾は生じないと思います。明言されていませんので断定はできませんが。 アニメ16話の脚本は丸尾みほさんなので「女性は鋭い!」と私は感じました。 にしてもエミリーって12才でテディ、ペリー、ディーンと3人も求愛者がいる のだから、赤毛のアンとはえらい違いですね。
45 :
44 :2007/08/08(水) 07:27:44 ID:vGpp53Uq
>>44 > 今は村岡訳は手元に無いのですが、英語だと what a pity Jarback isn't
> home. I have a feeling he'd like Emily. (参考訳) ディーンが居なくて
> 残念だよ。(←皮肉かもしれない)
あそこは皮肉だったのか〜
それに続く「ジャーバックはプリースト家の人で、天国へ行けるたったひとりの男」
で、皮肉を言ってるのだと気づくべきだったですね。
今読み返して気づきました・・・
最初読んだ時は、伯母さんの言葉を全部好意的に解釈してました。
44さんは原文で読まれてるんですか?
エミリーの方はどれくらい省略されたりしてるんでしょう?
アンの方は装飾的な言葉などは適当に省かれたりしてるそうですが・・・
アニメの方はあの画がダメで1度しか見てませんが、お話は結構良くできてる
でしょうか?
46 :
43 :2007/08/08(水) 07:29:07 ID:vGpp53Uq
名前欄間違えました。すみません。 ○43 X45
47 :
43 :2007/08/08(水) 07:30:51 ID:vGpp53Uq
更に間違えてました。エミリー再読に逝ってきます・・・ >>45 ×44 ○43
48 :
Tolena :2007/08/08(水) 23:19:22 ID:sGZo4zqI
Jarback's the only Priest that'll ever go to heaven は解釈が難しいです
ねぇ。エミリーも、いい意味に受け取った位ですし。 go to heaven は、天国
に召されてしまえ、みたいな使われ方も稀にするので、誤訳の可能性が高くて
も良ければ「ディーンはプリースト家で唯一、死んでもいい人間よ」ですかね。
私は、村岡花子訳、神鳥統夫訳、池松直子訳は図書館で借りて読んでいます。
部屋が既に本だらけなのでなるべく買わないようにしているので。村岡花子訳
は大抵の図書館にあります。神鳥統夫訳は区内の他図書館から借用。池松直子
訳は、リクエストして他区から取り寄せでした。
英語は図書館には無いので、Amazon で買いました。700円ぐらい。引用する
場合はグーテンブルクのからですね。 (ファイルに保存してありますが)
http://gutenberg.net.au/ebooks02/0201141h.html エミリーの村岡訳は、省略は無いと思ってくださって結構です。もっとも、
1 行だけ省略されている、というのは神鳥訳にもあります。池松訳は省略は
気づいた箇所はありませんが、誤植というか校正漏れが割合にあります。
赤毛のアンの村岡訳は、自然に関する装飾的な言葉というか、原文では非常に
くどい部分は適当に省かれたり、大筋に影響の無い部分は端折ったりされてい
ます。これは村岡訳が「単なる翻訳」ではないからでしょう。和歌を志してい
た頃もあり日本語のセンスも高く、意訳されている割合が高いためでしょう。
(逆に読みやすいので、日本でのアン人気は村岡訳のためだという意見もあり)
松本訳は装飾的な言葉もそのまま訳しているようです。
アニメは、最初はとても期待していましたが、今は、リーグ戦で下位の成績
に終わる事が確実なひいきのチームの消化試合を見ているみたいな気分です。
後は「4話で出したケント夫人の伏線はアニメなりに回収できるかな」とか、
少し違った楽しみ方をしないといけない状況。原作を読む方が面白いです。
49 :
なまえ_____かえす日 :2007/08/09(木) 09:25:53 ID:eJ72QH5m
ディーンは親の遺産で働かなくて良い、高等遊民でしょ。世界中を旅して美術品を集めて、 良い身分だわ。背中がちょっと曲がっててビッコ(差別語)をひいてるだけで、世の中をシニカルに露悪的に 見るようになっちゃんだね。エミリーはそういう彼の深い見識や、病的な繊細さに惹かれたんでしょ。
>>48 >誤訳の可能性が高くて
>も良ければ「ディーンはプリースト家で唯一、死んでもいい人間よ」ですかね。
そういう見方もあるんですね。私も最初良い意味でとってたけど、その前の部分が
皮肉だったら後も同じニュアンスなのかなーと単純に考えてしまいました。
後の描写からもキリスト教徒らしくないような言われ方をしてたようなので。
唯一天国へ行ける人間 → 絶対いけるわけねーよ みたいな。
エミリーで省略されてる部分はないんですね。
自分は読解力がなくて、どうしても最後の部分が腑に落ちません。
なんでテディはあのタイミングでエミリーに会いにきたのかな????
お母さんが亡くなってからってのがテディらしいけど、それから半年くらい経ってから?
いろいろ気持ちの整理をするのにそれくらいかかったのかな?
でもなんで今更エミリーに希望をもったのかわからん。
それと、昔読んだ時には
「いつもテディは私のもので、私はテディのものだったんですわ」
ではなくて
「もうテディは私のもので、私はテディのものですわ」
だったような気がするんですが・・・
これ、全然違った意味になってますよね。昔のは自分の勘違いの記憶かなー
他にも台詞で変なのがあったけど、今回買った版のでは普通になってました。
文章力ない上に長文失礼しました。
51 :
なまえ_____かえす日 :2007/08/09(木) 11:19:49 ID:eJ72QH5m
エミリー3は誤訳は多いよね。西海を瀬戸内海とか、わざとそう訳したのか。 who had dreamed of an autumn wedding and a winter spent in a dreamy Japanese garden beyond the western sea
52 :
Tolena :2007/08/09(木) 21:22:09 ID:RPBg6XnG
>>49 ディーンはマギル大でビジネス学んでひと財産作ったのでもうあくせく働く必要は無い。
一方、ナンシーの遺言でディーンが相続人に指名される見込みは無い。嫌われてるから。
エミリーはこの段階では未だに亡き父が最愛の人だから (「親愛なるお父さん」には
毎日のように手紙を書いている。テディには…手紙なんか出してたっけ?) 助けられた
というのと、父の親友というのがきっかけで色々と話が弾んで、という流れじゃない?
In Dean Priest Emily found, for the first time since her father had died,
a companion who could fully sympathize.
父が死んで以来、真に理解し合える人と判った…やっぱり、父親恋しさだろうね。
53 :
Tolena :2007/08/09(木) 22:15:57 ID:RPBg6XnG
>>50 もうちょっと穏当に訳すなら、「ディーンはプリースト家で唯一、天国に召さ
れていい人間よ」ですかね。
ディーンは (モンゴメリ自身もそうですが) キリスト教徒っぽくない部分が
ありますね。輪廻の事をエミリーと話したりしてますから。エミリーの霊感は
ケルトの、キリスト教以前の宗教に由来してますしね。まあ、それを言ったら、
ハロウィンもケルトのドルイド教に由来するようですが (Wikipedia を見てね)
> エミリーで省略されてる部分はないんですね。
ごめんなさい、翻訳を比較した、1 巻目に関しては (センテンスひとつ、など
は別として) 省略は見当たらなかったということで、2・3 巻目は確認してい
ません。
ええと、2巻の終わりでテディが奨学金を得てモントリオールへ → なぜか
キスもせずにエミリーと別れの挨拶。
3巻の終盤。ケント夫人の伏線が回収される。テディはエミリーに手紙で愛を
告白していたが、ケント夫人が封筒を開封して詩を切り抜いた物にすり替え
ていた事を告白 → それでテディはエミリーを諦めた事を知り、手紙を受け
取れなかった事を無き悲しむ。テディはイルゼとの挙式を控えており、どう
する事もできない → 花嫁逃亡&結婚取りやめが5月ごろ → テディはいたた
まれず再びモントリオールへ → 冬にケント夫人が死亡 → 6月にテディは
エミリーに会いに来る → ケント夫人の手紙すり替えの事を聞かされる →
2人の生活が予告される。
"Teddy has always belonged to me and I to him. Heart, soul and body,"
拙訳:テディはいつも私のものだったし、私は彼のものよ。心も、体も。
テディがエミリーを呼び出す口笛の音は、ペリーやディーンが登場するより
前に登場していて、これを聞くとエミリーはテディの所に行かざるを得ない
気持ちにさせられる…たとえディーンが側にいても。モンゴメリは最初から
テディはエミリーと結婚させる構想を練ってたと思う。
54 :
Tolena :2007/08/09(木) 22:25:07 ID:RPBg6XnG
>>51 誤訳というより、訳している時に死んでしまったという印象を受けますね。
英語そのまま、なんて箇所もありますし。northern lights はそのまま、
横にひっくり返って印字されてますからねぇ。「何じゃこれは!」と思い
ましたが、「死んじゃったんじゃ、しょうがないか」と考えると、赤毛の
アンを始め、色々な作品を翻訳した功績の事を思い起こして「読んで理解
できないほどではないし、今もエミリーの3部作を3部作共、訳し終えた
のは村岡花子だけだしなぁ」と思うと、「ん…」と思う点も、暖かい
目で見られるようになりました。未完成っぽい所もありますけど、英語
で読むよりはずっと判りやすいし、私が訳したら、途中で死ななくても
もっと誤訳だらけだろうし、と思うと。
55 :
なまえ_____かえす日 :2007/08/10(金) 03:31:06 ID:Rh7s5Ruj
「カリヤもあるし」、なんてのもありましたね-エミリー3。 何の事か分からなかったけど、今思うとキャリアのことですね。 ポットローストとか鍋料理とか、あのへんも説明が足りなくて分からなかった。
56 :
なまえ_____かえす日 :2007/08/10(金) 03:44:23 ID:Rh7s5Ruj
エミリー3、を全部検証したわけじゃないけど、一つ見つけたのは、ここ。 she wanted to run her fingers through his sleek black hair--feel his arms about her--press her face against his dark tender one--feel his lips on her lips-- 村岡版では最後が抜けてたような気が。
>>55 ガァァァァァァ(゚Д゚)ァァ( ゚Д)ァァ( ゚)ァァ( )ァァ(` )ハァ(Д`)ハァ(;´Д`)ハァハァン
そうか! カリヤ=キャリア だったのか!!!!!
今初めてわかった!! ○| ̄|_ アリガトン
>>53 エミリーとテディは結婚するんだろうなー
と思って読んでたけど、なんで再びあきらめたはずのエミリーのところに
来たのかなと不思議です。その間に何かきっかけになるエピでもあったら
納得なんだけど・・・
なので、後半はしょった部分があるのかなーと勘ぐってしまいました。
最後のディーンの手紙もなあ・・・
エミリーも傷が癒えたなんて本気で考えたんだろうか?ディーンの性格を
考えるとありえないと思うんだけどな。
>>56 エミリーがテディと早朝のブレア・ウォーターの土手に座ってるシーンだよね?
村岡版で最後もちゃんと訳されてるけれど。。
>>50 >>58 自分もなぜテディがやってきたのか分からなかったので、
原作を買って読んで見たけれど、訳以上の情報はなかった。
ただ、テディはエミリーに、
I've been trying all my life to tell you I loved you,と言ってるし、
プロポーズしたのは、手紙での一回だけだったから(実際、エミリーには
届いていない)、もう一度直接ぶつかってみようと思ったんじゃないかな。
イルゼと婚約しても本当には愛せず、魂のレベルで愛しているのはエミリー
だけだったことが、テディの言葉からうかがえる。
エミリーの言葉を借りれば
>>53 にある
Teddy has always belonged to me and I to him. Heart, soul and body,
ということなのかなと思う。
アンやパットの時のように、
善意の第三者の存在があれば分かりやすいんだけど。
あくまで自分の推測です。。。
>>60 > ただ、テディはエミリーに、
> I've been trying all my life to tell you I loved you,と言ってるし、
> プロポーズしたのは、手紙での一回だけだったから(実際、エミリーには
> 届いていない)、もう一度直接ぶつかってみようと思ったんじゃないかな。
なるほど。独りになってみて、テディももう一度勇気振り絞ったんだろうなw
ペリーのプロポーズの回数まで粘れとは言わないけど、テディも結構
プライドが高いんだろう。
内気でプライドが高い者同士、間にペリーやらイルゼやらお騒がせ者達
に掻き回されてよく一緒になれたもんだ。
最後にもうちょっと盛り上げてくれてもいいのに〜
なんだか唐突にハッピーエンドになった印象が。
モンゴメリとしては、あきらめて絶望的な気持ちの中で
突然昔の口笛が聞こえてきたところが盛り上がりどころなんだろうけど。
> アンやパットの時のように、
> 善意の第三者の存在があれば分かりやすいんだけど。
禿同
62 :
なまえ_____かえす日 :2007/08/11(土) 03:44:17 ID:+QhdpmLb
63 :
Tolena :2007/08/11(土) 20:27:02 ID:bO8Qrno7
> アンやパットの時のように、 > 善意の第三者の存在があれば分かりやすいんだけど。 考えてみると、アンは最初にマシューが味方になってくれてマリラを説得して くれリンド婦人もじきに味方。バリー婦人に紹介してもらってダイアナと親友、 そしてクラスの皆から優しくされる。「ニンジン!」と言われてギルバートの 頭に石板を打ち付ける大立ち回りが印象に残るけど、いじめも体罰もうけない。 ギルバートはそれ以来、ずっとアンと仲直りしようとして橋の下で命を救って くれ、そして将来は夫。アンは常に護られて、誰かが味方になってくれるとい う印象ですね。ダイアナは間違えてワインを飲ませて親から絶交を言い渡され るけど、実はアンとダイアナは喧嘩はしてない。 一方エミリーは、エリザベスは保護者だが味方ではないし、ローラは優しいけ どエリザベスに反対してまでエミリーの味方をする事はない。ジミーは味方に なってくれるけど立場が弱い。学校ではいじめられて体罰は受けるし。隣町の 神父にも一人で会いにいく。護られる・助けられるという感じではないですね。 イルゼとは言い争いを良くするし、テディを巡っては恋敵みたいなものだし。 ペリーは聡明だがエミリーの文才を理解できないし、ディーンは最初こそ小説 を書くことを勧めるけど、後で「これは学校の宿題にはいいけど」とか、反対 の姿勢を取っている。一方、テディは芸術家として、エミリーが作家になる事 に理解を示し励ましてもいる。
64 :
なまえ_____かえす日 :2007/08/12(日) 10:59:02 ID:uIkOLKKt
モンゴメリ自身の作家志望熱も、理解してくれたのは遠く離れた父親くらいで、祖父母は 時間と紙の無駄だと反対してたらしい。短編で収入がポツポツ入り出すと黙認したようだが。 エミリーにはカーペンター先生という頼みの綱がいたけどね。
カーペンター先生ってエミリー達に会わなければずいぶん味気ない一生だったね。 奥さんは影が薄かったし。
66 :
Tolena :2007/08/15(水) 00:35:41 ID:JbtNGXhT
でもカーペンター先生はエミリー達に会っても哀れな最期でしたね。 結局は読者や批評家のために売れる本(アンの続編)を書かなければ 生活できなかったモンゴメリ自身の、かなわなかった夢を語らせて いるような。
全く無名で世の中から忘れ去られたように見えるけれど、 豊かな人間性や純粋な心を持ち人を幸せにすることができる人達のこと、 モンゴメリはよく描よね。 アンはマシュウがいなければグリーンゲイブルスのアンになれず、 エミリーはカーペンター先生がいたから才能を磨けたし心の支えも得られた。 ジミーさんがいなければ、エミリーの「バラの道徳」は世に出なかったし、 ジュディが死の間際に出した手紙で、パットはヒラリーは結ばれた。 どのひとの人生もその人らしくていいと思う。 モンゴメリが短編集で引用してた詩が好きです。 「人生の気まぐれなうわべは目にすれど、隠された泉の知るよしもなし」
モンゴメリって、牧師の妻だったよね?
それなのに自殺するとは!よっぽど耐えがたい苦しみだったんだね。
自殺説を言い出したのは日本の研究者で、確かな根拠や証拠はないはずです。 著者の推測がいつの間にか事実のように語られて・・・と言う類です。
ドイルがホームズ殺したのは云々言ってる某夫婦みたいなものか いや、自説が正しいと主張するのはいいんだけどね、それを 翻訳だの何だのに織り交ぜずに論文だけに絞って欲しい
72 :
なまえ_____かえす日 :2007/08/17(金) 06:43:36 ID:wPnWbvJ+
小倉千加子もあれで評判後した様なもんだ。書かせた岩波の編集者も程度低過ぎ。 「アンの作者、衝撃の自殺!」とかのうたい文句で売ろうとするんだからw
まさに真実はモンゴメリ本人と神のみぞ知る、という所だが>自殺説 >72 「アンの作者、衝撃の自殺!」を謳い文句にしている事の他に、小倉千加子の 本はモンゴメリの評伝(のようなもの)でありながら、対象となる人物に対する 思い入れや愛着もなく、ただ彼女自身と著書の内容を高所から批判し斬って 捨てるだけの内容にすぎないのも、評判の悪さに拍車をかけている気もする。
デマだったのか。トランキライザーでも死ねるのかなと不思議だったけど。でも洋の東西を問わず 自殺する作家は多いね。
エミリーと伯母さんの和解シーン何回読んでも好きだな マリラよりもきつくて偏屈だけど
76 :
なまえ_____かえす日 :2007/08/19(日) 13:34:58 ID:Xm4G158h
生涯独身の老女が、エミリーのような感受性の強い生意気盛りの子供と、いきなり一緒に 暮らしたり、同じベッドで寝るのも大変だったろうね。同情するとこ多々。
エリザベスとマリラは気が合うと思う。
アンとエミリーは絶対合わないよね
エリザベスとリンドの小母さんは、大バトルになりそう。
80 :
Tolena :2007/08/19(日) 19:31:49 ID:vkK0veoS
81 :
なまえ_____かえす日 :2007/08/20(月) 07:49:14 ID:ESJ4xo22
モンゴメリが人生に絶望して死にたがってたことは事実だけどね。 旦那=鬱が年々悪化 長男=できちゃった婚、不倫、離婚、失職その他
82 :
Tolena :2007/08/20(月) 22:27:41 ID:KhEwM5op
うん。今日の昼、知人からお父さんが亡くなったってメールが来てた。 末期ガンだから、口には出さなかったけれど、物凄く辛かっただろうね。 辛くて苦しい人って他にも大勢いるんだなと思う。病院とか行けば一杯だ。 だからといって「辛い思いをしている人は自殺する」というわけでもない。 知人のお父さんも、先が長くない事を悲観して自殺したとは聞いてないし。 死因は…やっぱりガンという診断になっているんだろうな。 モンゴメリは「冠状動脈血栓症」と死亡診断書に書かれてたわけだから、 状況が非常に辛かったとはいえ、死因は自殺、とは違うんじゃないかと。
いくら死ぬほど辛くても実際に実行しなければ自殺じゃないよ。 治療を受けないとか医者に止められてる事をするのは「自殺行為」だけどね。
84 :
なまえ_____かえす日 :2007/08/21(火) 18:24:44 ID:E3izSokS
最晩年は明るい作品を書くことで現実逃避してたとか。特にジェーンの執筆は当時の苦しさを逃れるのに 最適だったみたいね。夢いっぱいのお話だし。炉辺荘はちと暗さも感じるけど。
アンの娘リラも暗い 戦争もあるけどアンの少女時代との違いにびっくりする
実際は自殺してても世間体のために診断書は もっともらしい病名を書くというのは稀に良くあることらしい
>>85 私はエミリーも好きだけど、リラも大好きだ。
暗い話だけど、常に希望を失わないように、ユーモアも忘れずにがんばっているリラが好き。
落ち込んでるときに読むと、自分もがんばらなくてはと思う。
88 :
Tolena :2007/08/22(水) 09:54:11 ID:KBg4WQ7k
丘の上のジェーンですか。新聞では英国王エドワード8世の人妻との交際が 書かれ、離婚させて妻にするのではという懸念が国民に広がり、また息子 も妻との離婚を進めてる状況で書かれたみたいですね…
89 :
なまえ_____かえす日 :2007/08/22(水) 15:29:19 ID:yS6HFXxx
そういえば、パットの後編も暗かった。。
>>86 どうでもいいが、「稀に良くあること」って日本語として変じゃないかい。
>>89 パットお嬢さん 子供の時の「銀の森のパット」を読んでなかったから、
わけわかんない部分が多かったな。
それでも時々読んでたけど、、、
仲の良かった幼馴染とは大人になり遠距離恋愛?になり、
その間色々な人と恋愛するけど、結局幼馴染と結ばれましたって
エミリーと恋愛パターンは同じだよね。
結婚時に処分してしまったけど、今は絶版なんだよね・・・
なんで捨てちゃったんだろ。
あの頃はモンゴメリの作品は絶版になるはずないと思ってたのにな。
ドラマ化されたアボンリーへの道て何が原作? 伯母さん二人はまんまエミリーだけど
>>86 単なる「心不全」ならその疑いも捨てきれないが、「冠状動脈血栓症」と
具体的な病名が死亡診断書に書かれていたわけだから、自殺の可能性はほぼ
無くなったようにも思えるが。
…実際にはやはりモンゴメリの人生への絶望や激しいストレスが、心疾患を
知らず知らずのうちに悪化させたのだろうし、それによって死んだという
表現も、当たらずとも遠からず、なのだろうけど。
95 :
なまえ_____かえす日 :2007/08/23(木) 07:59:44 ID:9vsFkjRl
>93 ストーリーガール+黄金の道+モンゴメリの短編集「アンの友達」「アンをめぐる人々」etc.
>>86 夫が鬱で長男の離婚に悩んでいたくらいで、
生活に困っていたわけでもなく、
作家として世界的名声を得て作品が映画化されたりもしていたのに、
なんで自殺しなくてはならないのかと思う。
年をとって健康を損ね回復が望めない場合には、誰だって悲観的になるし、
親しい人に弱音を吐くと思う。気がかりなことがある場合は特に。
だからといって証拠もないのに、いや自殺でないという証拠があるのに、
それを否定してまで自殺と暗に決めつけるのはどうかと。
もう数年生きられれば、戦争も終わり、次男も無事に医者としての人生を進むところまで
見届けられたのに、心残りだったのではと思える。
97 :
Tolena :2007/08/23(木) 19:04:44 ID:4HPzqXj8
1942 年の、最後の日記の文面が since then my life has been hell, hell, hell. などとなっていて。『モンゴメリ書簡集〈1〉G.B.マクミランへの手紙』 を見ても「これが幸福なアンの物語りを書いた作者なのか!」とびっくりする。 それに自身も鬱病だったし。だから「自殺です」と言われると、「作家って、 そういう最期を遂げる場合が多いよね」って思ってしまう。 『「赤毛のアン」の秘密』を書いた小倉千加子は、モンゴメリ日記の5巻目が 出るより前の本だからという点もあるが、今ではもう説得力はゼロ。それに 4章が「マシュウ殺害」というタイトルで、「マシュウの死は、アンを結婚と いう終着駅に辿り着かせるのみに存在する」という自説を展開するより前の、 41ページではモンゴメリが『赤毛のアン』の続編を書くことを想定していな かった旨が書かれている。想定していなかった続編でアンがギルバートと結婚 するために「マシュウはモンゴメリに殺されたのである」と主張しているのだ から理論が自滅していて。基本的には典型的トンデモ本。絶版にした方がマシ。
98 :
なまえ_____かえす日 :2007/08/24(金) 05:09:16 ID:ok4gZapQ
小倉千加子はフェミの先生だから、戦後日本女性の生き方=高学歴+こしかけ就職・専業主婦 が「赤毛のアン」に影響されたかだ!と無理にこじつけしたかったように思う。 小倉先生はアンのファンでもモンゴメリ研究家でもなく、あくまで、人目を引くフェミ論として モンゴメリとアンを上手く使いたかったというか。だから、モンゴメリ研究している人からみると、 あの本は穴だらけ間違いだらけで、トンでもないのだと思う。日本のフェミの権威なんて安っぽいもんです。
99 :
Tolena :2007/08/26(日) 10:25:59 ID:j4+8uH8R
なんでこんなに間違いだらけなのかと思ってたけど、「フェミの先生」という 事で、最期のページを見たら、分野的にモンゴメリやアン関係は素人ですね。 内容を見たけど「電波」もいい所。フェミの先生ならこれで勤まるんですね。
>>49 当時の障害者に対する偏見は現在の非ではなかったことを忘れてはならない。
エミリーの時代は世界的に優性遺伝学が広く信望されていた。
優性遺伝学では障害者=欠陥した人間であり人類の未来に害をなすので、
健常者とは隔離し不妊を施すべきとされており、この考えを反映した政
策も多くの国で行われた。
ディーンは障害故に大学生時代周囲から馬鹿にされ、エミリー父しか友達
はいない。身内から死んでも良い人間なんて皮肉られるような家庭環境。
そして社会も障害者をまともな人間として扱っていない。
これではディーンでなくともシニカルになって当然。
高等遊民も障害故に就ける職がなかったというのが本当の所だと思う。
職に就けたとしても周囲から偏見の目に晒されるわけだし・・・
wikipedia見てきた。 久々にドン引きしたよ。
作家で自殺するのは、行き詰まって書けなくなって、という人や、 元々の作風が、重苦しかったり、アブノーマルなところがあったり、という人 に多く、 モンゴメリには当てはまらないんじゃないかな。 作家として、読む人を楽しませる物語を数多く、晩年に至るまで、書き続け、 牧師夫人として、鬱病の夫を周りが気付かない程上手くサポートしながらいろいろな活動を続け、 母親として、二人の息子を深い愛情で世話し育てたモンゴメリが鬱病だったとも思えない。 モンゴメリは非常に感受性が強く、アンやエミリーのように 幾多の歓喜の極みを味わうこともあれば絶望の淵に沈むこともあったので どん底の気分の時は鬱に見えただけだと思う。 人生の美しい面もまた、醜い面と同様に真実なのだと主張していたモンゴメリ。 晩年に心労が重なったからといって、楽しく幸せだった日々が打ち消されるわけではない。 絶望的な気分で激しい感情を書き綴ったのが真実なら、 自然の美しさに酔いしれ、夫や子供達と幸せな時を過ごしたのも真実。 亡くなる数ヶ月前は人生に絶望していたとしても、 本当の死の間際には、モンゴメリが時々体験したという輝く一瞬が、安らかな平和が、 訪れたかも知れないと思うことにしています。
いつまでもしつこく自殺の話してる人はなんなの?
そうじゃないってことを、言いたかっただけだろ。 でも、この話題はひっぱりすぎかも。 やっぱりエミリーとかイルゼの話がいいな。
105 :
Tolena :2007/08/29(水) 19:37:24 ID:7F+iRXhs
>>101 うん。前回は、逆ギレ編集というか削除しまくる人間と死闘になったばかり
だけど、そっちはおとなしくなったけど、今度は、モンゴメリ作品を読んで
ないとしゃあしゃあと言う人間がモンゴメリ作品関係の Wikipedia 記事を
猛烈に編集しまくってる。たまりかねて一回編集したら、なにしやがる状態。
でも過去に死闘を演じてると知ったのか、トーンがダウンしてるけど。ちな
みに、アン・シリーズの順番が何なのか知らなかったそうだ。Wikipedia は
素人相手にバトルを楽しむ場所じゃないハズだが、人の記事を削除したり
書き換えたりするのに、本を読む必要など無いと思ってるような奴ばっか。
>>105 wikipediaは編集合戦を楽しむ場所じゃないのは同意だけど、
持てる知識をすべて披露する場所でもないと思う。
ドン引きしたのはむしろ…なわけで。
あそこまでの文章量と考察を入れたいなら、
ちゃんとページを別にしてリンクを貼った個人サイトの方が有益だし、
「百科事典」の意義って、情報量が多ければ多いほど
いいってもんじゃないのでは?
補足ね。 私は調べ物をするのが仕事なんですが、 大抵の事柄について、wikipediaを見る理由は、 まず概略を知りたいから。 深く調べるためには、リンクがあればいいし、 各分野の専門家が専門的なサイトを持てばいいと思う。 そんな専門家に、tolenaさんがなればいいと思う。
Wikipediaは誰でも自由に好きなことを書き込める場所だから、 参考程度にしかしないな 現に>105が手を入れるか入れないかで、内容が違って来るわけだし
109 :
Tolena :2007/08/30(木) 23:30:44 ID:4F+1KCHt
アニメでエミリー三部作について知り放送開始前から原作を読んで。日本では 赤毛のアンばかり有名だけど、エミリーも面白いと思い、かつ自伝的というの で興味を持ちました。アニメの放送開始後も Wikipedia の風の少女エミリー は記述がほとんどない寂しいページで。それで書き始めました。エミリーは 調べてみると興味深くて。モンゴメリの死後に公表された日記により研究も 進んで、作者はアンのイメージとは大きく異なっていたとわかりました。記述 が長くなったので新たに「可愛いエミリー」のページに移して。 Google では 公式サイトの次に表示されるので嬉しかったです。ブログや個人ページでは こうはいかない。それで、色々書いちゃって。 でも原作を読んでいない人が変な編集をしてくるのに悩みました。有益な加筆 をしてくれる人は少なくて、単に表現をいじって変にする人ばっかり。果ては 死闘のような喧嘩。「Tolena の追記した事なんか、即座に消してやる!」的 な悪意むき出し&削除しまくり。「風の少女エミリー」は諦めました。書いて すぐ消されたのでは何もかけない。記事を戻せば編集合戦。「可愛いエミリー」 のページだけでも守れればと思ったけど、現在は別の「削除魔」が登場。まあ モンゴメリも裁判闘争を強いられましたが、Wikipedia 執筆も戦いです。(^^) 今は、どっちも手を出しにくい状況。 (「可愛いエミリー」は殆ど全て私が 書いたのだけれど、全然コントロールが及ばなくて) おっしゃる通りで、私も 記事を大幅に削除して自分のページにでも書いたほうがマシかなと思いました。 Wikipedia よりこの板の投稿者の方が知識レベル高いと思います。少なくとも、 原作は読んで書いている人が多いでしょうから。Wikipedia は、専門書を調べ て編集する人はほとんどいないですね。原作読まないでいじくる奴が大多数。 相手してうんざり。自分で関与してみていかに信頼が置けないか痛感しました。
110 :
なまえ_____かえす日 :2007/08/31(金) 09:16:32 ID:QC88PCp5
アニメ以前に新潮文庫でモンゴメリ村岡訳に目覚めた世代は、アンブックスを終えたら極自然にエミリーもパットも ジェーンもキルメニーも読破し。大人になってからもモンゴメリ日記や書簡集、伝記、運命の紡ぎ車ぐらいは読む。 ついでに篠崎書書林のストーリーガールや青い城、もつれた蜘蛛の巣なんかも読んでるんじゃない? 英語の出来る人は日記も原文で読むし、そんなコアなモンゴメリファンって、別に珍しくもないと思う。 Wikipediaよりずっと詳しい由佳さんのサイトやカナダのサイト、他にもいっぱいファンサイトもあるしね。 コアなモンゴメリファンでWikipediaに頼ってリサーチする人はそうはいないと思う。
>>109 「なぜ、原作を読んでもいない人にまで攻撃されるのか」が、
tolenaさんにはわからないのかもしれません。悪意がないだけに。
原作ファンの私ですら、wikipediaのエミリーの記事は
「気持ち悪い」と思いましたが…。
>>110 さんのおっしゃるように、私もまさに
「アニメ以前に新潮文庫で…エミリーもパットも
ジェーンもキルメニーも読破」したクチです。wikipediaに
翻訳の違いなど求めていません(笑)というか、誰が求めているのでしょう??
そもそも、wikipediaはコアなファンのためのものではないし、
他人のフィールドに書き込むからには、
tolenaさんもwikipedia のマナーを守った方が良かったですね。
という意味で、削除合戦になったのでしょう。同罪ですよ…。
もう手を引かれたのなら何よりです。
112 :
Tolena :2007/09/01(土) 01:44:58 ID:Jzt1zByq
>>110 > コアなモンゴメリファンでWikipediaに頼ってリサーチする人はそうはいないと思う。
コアな人若干名からはスゴいって言ってもらえたのですが…社交辞令でしょうが。
(Wikipedia にしてはコアだねって意味かも)
>>111 > 他人のフィールドに書き込むからには、
> tolenaさんもwikipedia のマナーを守った方が良かったですね。
他人のフィールドには一切書き込んでいませんよ。喧嘩になるのは判っている
ので。最初は「無人の荒野」で好きに書いてました。「有名なアンよりエミリー
の方が自伝的って知ってた?」程度のノリだったのですが、最初は村岡訳しか
知らなくて「神鳥訳なんてあるんだ、公平を期すため読んで見なきゃ」と思い、
図書館で借りたら、「お前、絶対翻訳してないだろ!」とモロに判りました。
「アンもエミリーもド素人だと判るあとがきを書く位ならこれも下訳者に書い
てもらえば良かったね」とでも書こうかと思ったけど穏便に紹介。池松訳もあ
ると知り、これも公平を期すため読んで載せる事に。まえがきと違い、村岡訳
に思い切り負けてましたが、これも穏便(でもないかも)に紹介。
色々書いて膨れ上がってきたら人が寄ってきました。間違い編集をした人とも、
これ以上できない位に穏やかに話し合って、その当人に修正してもらいました
が、間違いが二度続いて、それも話し合って直してもらったのですが、直後に
相手の態度が変わりましたね。もう挑戦的になっていて。私がおとなしくお願
いしていたので「気の弱い奴」だと思ったのでしょう。ところで ID:kxZmmtT1
さんは Wikipedia で何かの記事の主力執筆者になっておられるのですか?
>翻訳の違いなど求めていません(笑)というか、誰が求めているのでしょう??
この板の別の方には翻訳の比較の部分で特にほめていただきましたが (笑)
いずれにせよ、エミリーはアニメでやって盛り上がっている…かどうかはわか
りませんが、そろそろ赤毛のアンの関連書ばかりではなく、この機会にエミリー
とモンゴメリの類似点にフォーカスを当てたり、アンとエミリーを比較したり
(「赤毛のアンの挑戦」には少しありますけど、あれは古い本で間違いも多い)
する本が出てもいいかな、と思ったり。「売れなきゃ出さない」ですけどね。
私がモンゴメリで一番、好きなのは Selected Journals of L.M. Montgomery
ですね。あれは小説でもなく、自伝的でもない。ライフストーリーだから。
>>112 >>111 です。
やはりtolenaさんは、根本的に勘違いされていると思いますよ。
「他人のフィールド」=「他人の記事」という意味ではありません。
wikipediaは、tolenaさんのフィールドではないということです。
ご自身のホームページではないわけですから。
私はwikipediaの関係者でも「主力執筆者」でもありませんが、
wikipediaの主旨には賛同しています。
「wikipediaのマナー」と書きましたが、
「ルール」の方が正しかったです。
お話しからすると、言いたいことや批判(穏当にとありますが)を
掲載し、多くの人に知らしめたいという意図があるわけですよね。
編集される前に[Wikipedia:ウィキペディアでやってはいけないこと]を
読まれた方が良いと思います。以下抜粋。
・ウィキペディアはあなたの考えを発表する場ではありません。
・あなたが支持する考え方を広める場でもありません。
・あなたが読むそれぞれの記事ごとに「筆者」が存在すると
考えるのは、ウィキペディアに初めて訪れる人たちに共通する誤解です。
↑特に最後の部分
------------------------------------
私もtolenaさん並に長文になってしまった…。ううう
114 :
なまえ_____かえす日 :2007/09/01(土) 08:07:32 ID:SNsa3Swj
アンとエミリーの比較、またはモンゴメリとエミリーの類似性、訳者の比較について語りたいなら、 ご自分のサイトを作られるのが一番良いと思います。学部や院の卒論や学術論文で似たような内容を すでに発表されている方も多いと思いますが、新発見の事実、またはtolenaさん自身の論点が 新鮮ならば話題を呼ぶだろうし、英訳してモンゴメリー学会に応募することも可能だと思います。 ただ、英語がお分かりならご存知かと思いますが、日本語になってない部分では、全日記の出版後は特に LMM Institute で研究が相当に進んでいるようですね。
「でも褒めてもらった」「でもスゴイって言ってもらった」 という反論から見るに、 このtolenaって人は、wikipediaを理解していないのでしょう。 概して一番厄介なのは、悪意のないお節介ってことか。 モンゴメリもそんなこと書いていたような気がするなあ。
1941年に第二次世界大戦で 真珠湾で アメリカも参戦したわけだし、 モンゴメリは 幸せな時代と 晩年は 世界恐慌と第二次世界大戦を 同時に経験したと思います。
流れ豚切り&今更ながらのカキコ。 アニメ関連の内容だが、アニメにはならなかった原作の部分についての話 なのでこちらで。 …エミリーが授業中に詩を書いていたのがミス・ブラウネルに知られてしまい、 教室中でその詩を嫌味たっぷりに読み上げられた上、エリザベス伯母さんにまで 言い付けられて、ミス・ブラウネルに跪いて詫びるように(日本人的には土下座 して詫びろ、という感じか)エミリーが強要される所で、ジミーさんの言葉で エミリーが救われる(ミス・ブラウネルには詫びる事になるけど最低限のプライドは 保たれた)くだりはアニメで見たかったし、また「人が跪くのは神様の前だけ だよ」というジミーさんのセリフも、納谷六朗さんの声で聞いてみたかった…。 授業中にエミリーが詩を書いていたのは良くないとは言え、ミス・ブラウネルの 晒し上げや、エリザベス伯母さんに告げ口し、エミリーに跪いて謝罪させようと するやり口とその思惑が、どうにも原作を読んでいて我慢ならなかった所だった ので、余計にジミーさんの助け舟でエミリーが助かった所で溜飲が下がったが。 …まあ宗教的な要素ががからむセリフなので、エピソードごと原作ではカット・ 変更されたのは無理もないかもしれないが。 原作を読んでいて余りにリアリティを感じられる描写だったので、もしかしたら 似たような事がモンゴメリの場合もあったのかもしれないとふと思ったりしたが。 実際には「エミリー」とは逆で、庇ってくれる人はもちろん、助け舟を出して くれる人の存在もなく、理不尽な謝罪を強要されたモンゴメリが、こうあって ほしい、という願望を込めて「エミリー」のそのシーンを書いた事も想像に難く ないが。 長文スマソ。
118 :
117 :2007/09/01(土) 21:27:02 ID:6rMPH4Ph
訂正。 ×エピソードごと原作ではカット・変更されたのは ○エピソードごとアニメではカット・ 変更されたのは
意味もなくイルゼと婚約したり、肝心なところで男を見せない軟弱者。 未だにテディの魅力がわからない! って方いませんか。
ペリーは面倒見が良さそうだし、行動力はあるし、いいヤツだよな。ひるがえって、テディにはあんまり魅力を感じないんだが… って考えてしまうのは、オレが風の色を見た事がない人間だからでしょうか
>>117 ジミーさんに「人が跪くのは・・・」と言われてエリザベスがはっとするのは
ジミーさんが突き落とされて大怪我をした時、跪いて謝るエリザベスにジミー
さんがそう言って立ち上がらせたからなのかなーと思っている。
テディは良くも悪くも地味だからいいのかもしれない 余り強い個性だと、エミリーとぶつかってしまう
123 :
なまえ_____かえす日 :2007/09/02(日) 14:06:10 ID:WlbtkVMk
テディは以下の3つの特徴のみ。 1。母一人小一人で、お母さん想いの良い子 2。学校で一番ハンサム 3。芸術の素養がある
ペリー魅力的だよね テディは髪の毛ひっぱってにんじんとかとも言わないし なんかつまなそう
125 :
なまえ_____かえす日 :2007/09/02(日) 15:59:14 ID:WlbtkVMk
アンならペリーと気が合うと思う。ディーンとアンは想像もつかない。
>>120 そうだね(笑)
エミリーもテディもディーンも風の色の悲しさが見える人たちですよね。
人生の明るさと生命力の他にどうしても矛盾と悲しさが子供の頃から見えてしまう
あるいは味わってしまった者たち。
だから惹かれ合う。
でも、だからこそ生命力に満ち溢れたイルゼとペリーの魅力も増すし、そんな彼らを
エミリーもテディも大好きなんじゃない?
少女時代の私がテディが魅力的だったのは内省的で優しいけれど心の苦しさと
芸術を秘めてるとことでした。その頃はロマンティックなそれらだけで充分だった。
いまは少し違いますが。
>>117 さんの書いた事はなんかありそうだよね。
なるほど〜と思ってしまった。
モンゴメリの伝記的なものを読むとそんなこと本当にあったと思う。
とても昔かたぎな老人達(子供から見れば)育てられて厳しすぎる理不尽なことも
いっぱいあったみたいだから。
老人ではなく父と結婚した若い継母まで良い友達になれないどころか子育て家事
を押し付けられ学校にも行けず1年で祖父の家にもどったそうですから。
でも、モンゴメリ自身にも時々は救ってくれる人が家の外にもいたと思いたいな。
先生や友達でいいから。
128 :
なまえ_____かえす日 :2007/09/02(日) 18:54:34 ID:WlbtkVMk
西部時代にいたよ。ギルバートのモデルと噂される少年ウィルが。彼はモンゴメリにぞっこんだったけど、 モンゴメリは例によって「お友達としては大好きなんだけど」で関係を進展させなかったみたい。 モードの親友だったローラ・プリッチャードの兄か弟で、若くして結核か肺炎で死んじゃうけど。 西部時代にモンゴメリが学校教師のマスタード氏に言い寄られてまいってたとき、常に守ってくれたとか、 日記にあった。
内向的で繊細な少年の方が合うのは、エミリーが「月光」だからかな。 イルゼもペリーも太陽の側だ。 結局人は似たもの同士でくっつくってことなのか。
130 :
なまえ_____かえす日 :2007/09/03(月) 18:24:04 ID:pDFW3/L1
子供のときはエミリーに共感したけど、今となってはエリザベスおばさんに同情するところもある。 エミリーみたいな感受性の強い繊細なタイプの女の子を育てるのは生涯独身の年配女性には大変だったろう。 エミリーのお父さんへの手紙を発見したときのエピソードの顛末も、 エリザベスおばさんの方に好感がもてる。
131 :
Tolena :2007/09/05(水) 00:21:09 ID:Jm0MyFNk
>>117 ミス・ブラウネルのモデルになったのはウォーレン夫人という人物で、
いじめ抜いた教師で『モンゴメリ書簡集』P. 159-160 にこうあるので
彼女はわたしの家族と喧嘩して、わたしに対する恨みをはらしたのです!
とあるから、実際はもっとひどかったのかな、と思ったり。
>>113 アドバイスありがとう。自分でもわかっている面もあるし、それでも
「それはちょっと…」と思う点もあるけど、ご親切に感謝します。
>>130 私もエリザベスの気持ちが今はわかる。
子どもの時に原作に耽溺して主人公に共感していたけれど、
アニメを見て、エミリーってけっこう痛い子だと気づくところが色々。
133 :
なまえ_____かえす日 :2007/09/05(水) 16:08:04 ID:CI3vPLDA
正義感が強くて感受性が強くて、批判精神旺盛で、大人でもひるまずにハキハキ物を言う子。 エリザベスおばさんが一緒のベッドで寝るはめになるのはお気の毒。
134 :
Tolena :2007/09/05(水) 21:41:10 ID:Jm0MyFNk
>>133 12歳くらいだよね、あの時のエミリー。
その当時は子どもと一緒に寝るのが普通だったのかな。
未だによくわからない。
別の部屋になってエリザベスもほっとした、なんて書いてあるけど。
>>132 アニメはアニメで楽しもうと思ってるけどあのエミリーは痛すぎ。。
原作エミリー好きな私はここで、痛いとか電波とか空気読めないという今の言葉
使うのはいやで、個性的とか感受性が優れとか表現したいんだけどwアニメのエミリー
はね〜〜 描き方の問題かな?
きっといい大人になった今読むとエリザベスおばさんに共感する部分も増えると
思うけど、原作のエミリーは今も好きだな。
>>135 昔から欧米の子供は子供部屋でひとりか兄弟姉妹で寝るよね。
エリザベスおばんさんはエミリーが変な子なのでしばらく私が監視するのが
義務でありこの子の為などど思ったのでは?
初読の時はエミリーに同情したが、確かにおばさんも大変だったよね。
数年前にローズマリー・サトクリフの自叙伝「思い出の青い丘」を読んだら 少女小説的なものにあまり興味のなかった彼女が14歳頃偶然読んだ小説に えらく共感したと書かれていて。 内容もすこし書いてあるけれど、どうもモンゴメリのエミリーみたいでした。 私はアンシリーズも好きだけれどエミリーの方がより好きでサトクリフも好きで。 サトクリフと感覚的に同じ部分がアンには無いけれどエミリーにはあるな〜と。 私の個人的感想だけどね。 後、文章を書かずにはいられないという部分にも共感したのかもね。
>>136 久々にエミリー全部読んでみました。
エミリーだけじゃなく、色々な人に共感できるようになってたのもあるし、大人になっても面白いですよね。
しかしあれをアニメにする制作者も大変そうです。
エミリーの性格や感受性の強さを、あんなに短く縮めるのは。
どの映画やドラマでも同じことなんでしょうが。
139 :
なまえ_____かえす日 :2007/09/11(火) 16:07:41 ID:RGTgzcQP
アンもエミリーもアニメは見たこと無いし、おそらく一生見ることはないと思います。 アニメ自体に関心がないし、文字で読んだだけで十分想像力で登場人物を描けるので。 アニメみたいな無機質な素材と絵柄では、とてもじゃないけど共感は難しいし声優のしゃべり方も わざとらしくて苦手です。こんなこというと、日本の多くのアニメファンに怒られるかもw
>>139 別に好き嫌いは誰にもであるだろうから、それはどうでもいい
でもその釣るような口調はどうかと思う
「赤毛のアン?ああ、女の子の好きな奴だよねwww」
とかろくに読みもしないのに馬鹿にされるとむかつかないか?
アニメだって確固たる一個の文化で、好きな人は好きだし
そこから入った人もたくさんいるんだよ?
「赤毛のアン?ああ、オヴァの好きな奴だよねwww」 むしろアン嫌いの人の認識はこうだな。
釣られないでくれ… Tolenaに比べたら釣りの方がカかわいいけど
少女期のアンはわざとらしい喋りがよく合うな。
アンの山田栄子は良かったな。エミリーの川上とも子は最初は馴染めなかったけど
アニメ意外と音楽が良い。エミリーが汽車を追いかけるシーン。
>>142 真性電波はどうしようもないから生暖かく見守るしかないのだよ。
他のサイトまで迷惑かけるくらいなら自分のサイトでやればいいのに。
自分の記事を守ることに執着するのは不気味すぎる。
っていうか、知識が豊富な人間がそれを披露する為に書く場所じゃないんだし
>>147 こんなところにも晒されているわけか。あーあ。
149 :
Tolena :2007/09/15(土) 23:28:32 ID:wC5uDtr4
見たよ。冗談で書いた事も理解できずに真に受けているので笑った。 まあ、オレもアホかもしらんが、2ちゃんねるで笑っているだけで何も できない連中がそんなに偉いとは思わん。 # ここでブラックユーモアでもかまそうかと思ったが、やめておこうか。
偽者乙
頼むからその話題は自重してくれないか ここも以前のアニメスレみたいになったらもう… アニメでエミリーに再燃して原書に挑戦 のろのろ2巻読んでたらアニメに追い越されたorz でも色々発見があって面白いね シオンの花はasterじゃなくてfarewell-summerか!とか ペリーがテディを「テッド」って呼んでたり 文庫版行方不明だから比べられないけど
TolenaはNGでいいよ。キチガイなんだし
>>151 原書読むのはいいね。「テッド」って読んでるのか〜
フレデリックの愛称がテディなんだねと思ってたけどなんとなく可愛い愛称
なのでお母さんや女の子の友達が呼ぶほうが似合いそう。
男同士のペリーが毎回かどうかわからないけれど「テッド」と呼ぶのはしっくり
くる。
アニメは風景描写は素晴らしいし音楽もなかなかなんだけどなんにしても
あの三部作(11歳〜20代後半まで)を26回で描くのはむずかしい。
月の光に似た魅力のエミリーをアニメで表現する難しさもわかるけど気難しい
けれどいろいろな魅力もあるエミリーなのにアニメのあれは私まで嫌いはなら
なくてもいらいらしてきて・・哀しい。
でも最後まで大事に見るよ。アニメ見て原作読もうと思う人もいるだろうし。
スレ違いだったらごめんね。
>>153 嫌いはならなくても×
嫌いにはならなくても○です。
原書読める人が羨ましいな。挑戦してみようかしらん。 一生かかりそうだけど。 私もアニメ見てます。 わりと頑張って原作をなぞっていると感心しているんですが、 肝心のエミリーの魅力を出すのは難しいみたいですね。 アニメの話題ばかりで悪いけど、アニメのエミリーは成長が遅すぎ。 テディが婚約する時は24歳だし、スター家の人間は背が高いって いう設定は生きてるはずなのに、なぜあんなにちっこいんだ???
好きなシーンだけピックアップして、辞書頼りに読んでみてもいいと思う<原書 原作のエミリーは典型的な「いい子」ではないけど魅力的で、 決してDQNではないよね アニメは普通に予想すれば小説が採用されて テディと結ばれてハッピーエンドなんだろうが どうやってそこまで持っていくか、あと2話に注目 ディーンやミス・ロイヤルは出ないのかな?
イルゼがペリーの事故を聞いてやっと告白したりとか、 テディのお母さんのやけどの話を聞いたりとか、 ディーンとの婚約を破棄したりとか、 諸々が、エミリーとテディがくっつく理由になるはずなのにね。 アニメはそれ全部使えないよね。 テディいきなり戻ってきて、口笛が聞こえてきて 「キミじゃなきゃダメなんだ!」みたいなことを言われて終わりか?
>>157 そうなりそうな予感・・
アニメは色々な部分でそういうはしょりが多すぎて、原作知ってるこっちも
このエピソードとこのエピソードがあったからこそエミリーのこんな繊細な
心の動きがあって、普通の感覚だと不思議かもしれないが本人には仕方のない
必然的な行動や言葉が出たってわかるけど、アニメの省略した描き方だと??だらけ
で自己中でDQNだとられても無理ないか?と失笑しながら認める自分が悲しいですーー
風景や情景描写のクヲリティはとっても高いし綺麗なのにな〜
プリンスエドワード島まで取材に行って描いただけのことはあるのに、残念。
そうだよね。 一人島に残って、24歳なのにロクな求婚者もいないと親戚にイヤミを言われ、 足を切るか切らないかってくらいの大怪我をして、 ずっと支えてくれた人がディーンで…という重苦しい流れがあってこそ、 あのラストに行き着く気がする。 あの、鬱な間の出来事は、読んでて辛いけど。 モンゴメリはハッピーエンディングを強調したくて、あの暗い部分を作ったのかな。
>>159 私は「エミリーはのぼる」は10代後半、「エミリーの求めるもの」は大人になって
読んだので、求めるものに描かれた暗い鬱な部分のある展開は、大人になるとそん
なことばかりだよーって共感できたな。
1番心に残ってるのは「14歳の自分から24歳の自分への手紙」を24歳で読んだエミリー
の最初の辛い苦い気持ち。
今思うと24歳なんて若い!!だけど20代の自分は共感するやら共感する事が悲しい
やら苦しいやら、たまらんかったw
14歳の希望と熱意と現実なんて関係無いものすごい若い明るさ!!がつらい。
でも、その後ささやかな、でも大きな喜びがくるんだよね。
ラストの感じもそれに近いよね。
村岡さんがご病気でなければもっと丁寧にラストのあたりを訳される事ができた
のだろうか。
原書読んでみるかと思案中。
松本さん(私は彼女、けっこう好き)の注釈付きwでいいからエミリーシリーズを
アンの後、完訳してくれないかな〜
161 :
なまえ_____かえす日 :2007/09/20(木) 00:25:47 ID:J6T2autR
松本有子さんは10年かかってやっと3冊翻訳のペースだから。アンブックス完訳の後というと、 30年後くらいじゃない? 今45歳くらいだから、70代になっちゃうよ。
162 :
なまえ_____かえす日 :2007/09/20(木) 21:16:29 ID:/SMlUgXC
松本有子さんは翻訳家でなくて、本業は小説家だから、本業で忙しかったら翻訳など 面倒な作業は苦労してまで続けないような気がする。
そうか〜〜 では、原書を購入して辞書片手にがんばって読んでみますか。 このスレにも読んでいる人おられるものね。 せめて、「エミリーは求めるもの」だけでも。
164 :
なまえ_____かえす日 :2007/09/21(金) 23:13:19 ID:5lR7he+T
「バラの道徳」は売れそうにない題名だな。
確かに。エロ小説っぽいタイトルだ。 修道女の恋愛話だっけ?今思えば恥ずかしいラノベだな。
アニメスレで書くべきなんだろうけど、原作と関連づけて。 今日のアニメ、エミリーを見たら26回という短いエピソード数で がんばってエミリーの物語の真髄をなんとか描こうとしているので見直した。 子供のエミリーから大人のエミリーへの手紙のエピも入れてくれるとは 思わなかった。 三つ編み、リボンのままであまり背が高くならないのは本当の17歳らしく 髪を結い上げたり後ろで結んで、おばさん達と同じ背丈になったら見ている 子供たちの心から親しみが無くなってしまうからかな〜などと想像してみました。
アニメスレはなぁ。エミリーに人気がなくてさ 確かに理解しがたい性格だけど
原作のエミリーとアニメのエミリーは別人ではないけど、たしかに性格的に 同一人物なのだが、同じ台詞も話し、複雑で一筋縄ではいかない部分がある のも事実なのだが、しかし 本を読んだ印象とまるで違うのが悩ましい・・・
同じ台詞もあるけど原作の彼女なら絶対言わない台詞と態度と泣き方もあるし。 とにかく残念です。
エミリーは赤毛のアンの実写映画のように人物描写に違和感あるからなあ。 なんであんなことになったのか理解出来ないけど、同年代の子供からすれば 共感出来るのだろうか、エミリーに?
いや、できないんじゃないのかな…
>>165 修道女の話はもっと小さい時書いたんじゃなかったっけ?
よく覚えてないけど「○○の子」とか言うタイトルだったような。
「バラの道徳」は足を怪我して寝込んだ時に、 エリザベスたちに読んできかせたやつでしたね。
初めて書いた長編が「夢を売る人」で、ディーンに酷評されたやつ(嘘だったが)。 「バラの道徳」はエリザベスおばさんが足を骨折して、あんまりイライラしてるので ひとつお話を作って読んであげたら、気にいられて、どんどん膨らませて 長編になったやつ。
修道女の話は、ずっと子どもの頃に書いた物語詩だね
>>175 エミリーを愛してるからこそというのはわかるけどディーン、あれは
エミリーのような女性にやってはいけないことをしちゃったよね。
ただ、その後のディーンの寂しい人生は20代で読んだ時より30代に
なってから身にしみた。
女性としてはエミリーと同じ気持ちなんだけど、ディーンの愛も必死だった
んだろうなというのは30歳前後になるとかなり共感できた。
エミリーにとってみてもディーンは理解者なんだけど、ディーンにとっても唯一の 理解者なんだよね。そこら辺りは切ない。 ディーンはあの嘘も最悪だったけど、エミリーに対して上から目線だったのが 致命的かと。
父親の同級生ってことは、24歳と44歳くらい? 犯罪だ…。
>>179 それだけ離れていて出合った時が12歳の少女だから余計上から目線になってしまうのか。
ディーンは理解者で本当は優しいけれど障害の偏見にさらされる長年の心的苦労から
皮肉屋だから、成長著しい娘にいつまでも上から目線な言葉をやめられなかったのは
エミリーにしたら煙たかったろうね。
時代的に20歳も違うカップル(ほとんど女性が下だけど)今より珍しくなかったんじゃない?
当時も色々言われたろうけれど。
イルゼのお父さんとお母さんも15歳くらい違うし。
モード(モンゴメリ)のお父さんも娘と幾つも違わない若い女性と再婚したね。
父のような男性が若い女性を庇護しつつ夫となる結婚は19世紀までの小説によく
出てくるものね。
181 :
なまえ_____かえす日 :2007/09/25(火) 03:55:12 ID:832Dhe61
ディーンのどす黒い嫉妬心が怖い。テディを目の敵にしてましたねえ。
>>181 でも、ディーンとテディって手紙交換したり、テディに何か贈ってあげたり
してたよね?
ディーンはどういう気持ちでしてたんだろう?
>>182 愛する人の下僕にも、親切を示してやろう、と
最終回どうでしたよ
ゴグとマゴグ登場
いきなり結婚式にはビックリした 原作とは別物だなぁとつくづく思ったが、 アニメスレの評判もまあまあだし、 結果的に良かったんじゃないかな? 成功のきっかけになったのが私小説まがいの 作品なのはどうかと思った 事実と真実を取り違えてるのでは? 作り話の中に真実を描くのが小説だと思うんだけど 描かれてる人物やエピソードが知ってる人物なら コミュニティの人たちが興味深く読むのは当たり前 まあそれだけじゃない何かがあって面白く読まれたんだろうが…
アニメのアンはちゃんと姿かたちも成長していたのに 何でエミリーはガキンチョのままなんだ!! いくらなんでも結婚式にあのお下げは無いだろう・・・
小さいお子様に配慮したのかな? それかスタッフの手抜き
>>187 原作では切り下げ前髪に憧れて自分で切り落としたり、
成長するにつれてアップにしたりしてるよね。
アニメではエミリー=広い額って感じですっかりトレードマークだったから
前髪下ろしたら違うキャラになっちゃう…
アニメでイメチェンは難しいね
中学生の時、教会で爺さんと鬼ごっこするシーンで手に汗を握った。 その後のケント夫人にはほとほとウンザリした。いまどきの厨房の息子なら 「うゼェ!!ババア!!」なんだろうけど。 萩尾望都のジェルミを思い出す。
>>190 あの鬼ごっこでテディが助けに来たのもエミリーの例の不思議な力が関係してたよね。
ふたりの運命みたいなのも暗示。そして子供時代の中の良い同士から初めて少年少女
の初恋に転じた夏の夜。夜に教会で可愛そうに正気でなくなってしまったお爺さんに
追いかけられるのも子供時代からの脱皮を印象づけて高校生で読んでいた私はドキドキ
するやらもう少し子供でいて欲しかったりいろいろな想いが・・・
で、14歳同士でなければ二度と味わえないキスに移行しようとした瞬間にあのババアw
いや、ケント夫人登場。
うざいという言葉を当時知っていたら読んでいた私もそう思っただろう。
その頃はそう「ほとほとウンザリ」しました。
でも、同じ気持ちのエミリーが最高にきつい言葉でケント夫人を震え上がらせたのには
溜飲が下がったけど。幻想的な14才の恋はプライドの高いエミリーによって封印されてしまったのよね。
やっぱり、原作のエミリーはとても好きだ。
最近、ニコニコでアンを見始めた。 アニメのアンはエミリーの逸話や言い回しが色々出てくるんですね。 それはそれで楽しんで見てます。 それにしても、アニメのアンはすごい名作です。 リアルタイムで見てないので、今さらだけどすごい感動してる。
>>191 エミリーのあの毒舌と言うか、少々やり過ぎ感漂う口での反撃はいつも読んでてスカッとするw
エミリーが自己弁護出来ない状態になった時のルース叔母さんの反撃にもスカッとしたなぁ
そしてその後のエミリーの"ノートのルース叔母さんの記述書き換えなきゃ"みたいな反応にワロタw
「今度だけは赦してあげます」っていつか使ってみたい。
私はルースおばさんの「あなたが馬鹿だということは知ってるけど、ジム・ハーディ、 五分間だけ、そうではないつもりになりなさい」を使ってみたいなあ。
>>180 エミリーの祖父母(ジュリエットの両親)もかなりの年の差夫婦だからなー。
60で“ひょろひょろのうら若い娘”と再婚…
すっごい因業ジジイだったんだよね。何が良くて一緒になったんだろう。
今でも疑問なんだけど、婚約中にエミリーと一緒に整えた家を、 テディにプレゼントってどうなんだ? すべてに二人の思い出が詰まってそうなもんなのに。 受け取るテディの神経も、謎だ。 いくらエミリーがあの家を愛していたとしても、 テディの気持ちを考えないエミリーの行動も謎だ。
テディもあの家には思い入れあるんじゃない? しかし家をプレゼントか…凄過ぎ
そう言われてみれば、元々はテディと夢を描いた家だもんね。 逆に、そこにディーンと住もうと思ってたことが疑問になってきたw 家をプレゼントってさ、最後だけオッサンの余裕を 見せつけたって感じだよね。 負けてから余裕出されても、あんまかっこよくはないんだけど。
201 :
なまえ_____かえす日 :2008/04/13(日) 22:37:28 ID:euCa2wpO
エミリーが超能力持ちみたいになってるところが、 唯一ひっかかるところなんですが・・私だけでしょうか。
>>201 私はあれが好き。
あの不気味さとファンタジー感が、アンシリーズとは一線を画す感じで。
(でも好きずきがはっきりわかれるだろうなとは思う。)
あれが無いと、プリンスエドワード島の、「アンとは違う、別の女の子と別の村の人達」
というだけになってしまって、似たような雰囲気になったと思うから
エミリーにある怪しさと、不気味さと、陰鬱な感じは、非常に好きだ。
気違いの老人と2人で教会に閉じこめられるシーンとかも、あのスリルと恐怖は
エミリーの世界でしか書けないサスペンスだと思う。
アンの世界では夢の家の第一番目の住人、「学校の先生」が超能力者だね。 エミリーの超能力ではイルゼとセールスのバイトをして歩いているとき、 泊めてもらった家の、消えた息子の居場所を無意識にノートに書き込んでいた話。 不気味〜〜な感じでよかった。 エミリーの物語とアンの物語って同じプリンスエドワード島が舞台とは 思えないほどムードが違うね。
204 :
なまえ_____かえす日 :2008/08/01(金) 09:55:11 ID:pKcKR1nX
時代背景が40年くらい違う。エミリーは1920ー30年代。アンは1970−1910年代?
すまん。アンスレどこにあるか教えてください。
スレ落ちちゃったのか。 最後の方でスレ立てでもめてたから、新スレ立ってないんだね。
何をもめてたの?まとまったとばかり思ってた。 つまんないから誰か立ててくれないかな。自分はよくわからないんです。
スマンスレ立て試みたがダメだった どなたかお願いします
210 :
なまえ_____かえす日 :2008/08/03(日) 21:57:39 ID:0WgHA7kz
211 :
なまえ_____かえす日 :2008/09/26(金) 09:17:08 ID:B9b5e/Ay
ちょっと質問・・・ エミリーの村岡花子の新装版は出ないのかな?アンだけではなく
アンほど人気ないから出ないんだろうね。 本当はエミリーシリーズこそ新装版で出してほしい。 後半、ご病気で仕方なかったとはいえ、グダグダの訳になってるのが惜しい。
今ジェーン・エア読み返してるけど似てるよね。 霊感的な体験とか、ジェーンがセントジョンと結婚しないくだりとか、所々。
>>193 一年前のレスにレスするのも気が引けるけど…。
エミリーの何が好きかって言ったら、私の場合、あの啖呵なんだよなあ。
うちの親は厳しいというか…かなり変な人で、「人の言うことには全てハイと従え、
反論があっても全て飲み込め」と幼い頃から強要されて、そのうち自尊心も
地に落ちた私にとっては、ああやってとっさに言い返せるのには凄く憧れた。今でもね。
>>215 今現在親に先立って罵ってやればいいじゃない
先に言った方が勝ちな思考なら
気が楽に慣れるよ
>>215 うちもそうだった!「言い訳は絶対するな」とか。
「人の言う事は」じゃなくて、「大人の言う事は」だったけど。
「大人に言い返す子供は可愛げがない、黙ってろ」ってことだよね。
昔の躾ってそうなのかな。
今、誘拐犯とか悪人がいるから、この躾は危険だよね。
おかげで、今でも「反論」を躊躇してしまう悪い癖が残った。
主張するのと悪いことを認めないために言い訳するのとは違うのに。
物凄く気をつけてるけど、反論するにも訓練が必要だと思う。
>>216 さんは子供の頃からバンバン言い返せる方だった?
それと、罵るのと主張するのは違うと思うよ。
エミリーの超能力は曾祖母譲りという設定はちょっと唐突な気がしたなあ それまでスコットランドもハイランドも出てこなかっただけに
>>218 当時PEIを牛耳っていたのはスコットランド系だったから、
書くまでもない周知の事実だったからでは?
やっぱエミリーはいいわ
アニメのこんにちはアンから赤毛のアンシリーズに興味を持って一応全部読み終わり、 作者が同じエミリーを借りてきて読み終わったのだが、読み終わって訳者あとがき読んでいて驚愕の事実を知った 自分が読んでいたエミリーは3部作の1部にしか過ぎないことを! 図書館で蔵書検索したら残りの2部作がなくてオワタ 続きを読むには買うしかない それはいいとして、エミリーが自分のやっていることをだんだん ガキっぽいと卒業していく過程になんとなく一抹の寂しさを覚えた
マレー家人大杉(アランとイルゼはメアリーの遠戚なので除外) 第一世代 ヒュー、ウィリアム 第二世代 ヒューの息子&ウィリアムの娘 第三世代 アーチボルド、エドワード、スティーヴン、ナンシー、いとこのスーザン 第四世代 エリザベス、ローラ、ルース、オリヴァー、ウォレス、ジュリエット、いとこのジミー、フレッド・クリフォード(ヒューの娘が祖母) 第五世代 アンドリューほか子供たち、ウォレスの成人した娘、エミリー その他 アンダーソン夫人(祖母がマレー家出身) これとセレナーデは祖父母の描写が同じだね ・主人公orヒロインの祖父、最初の妻との間に数人の子をもうける ・最初の妻と死別、若い女性と再婚 ・主人公orヒロインの母親の誕生の際に二番目の妻死亡 ・主人公orヒロインの母親、一族から歓迎されない相手と結婚 ・父母を亡くした主人公orヒロインの面倒を伯父伯母が見ている 祖父母が逆で、両親とも健在だけれどジェーンにもこの設定が踏襲されている
>>221 三作目の、エミリーの求めるもの、一番好きだった。
「青い城」や「もつれた蜘蛛の糸」を出してる角川文庫で 3部作か「エミリーの求めるもの」だけでも出してくれないかな? 村岡さんの功績は十分認めるけど、やはりそろそろ別な和訳が出て欲しい。 原文で読めば面白くて流麗な文章が、和訳のおぼつかなさ、ぎこちなさのせいで 損なわれてる所が結構あるから(年季の入ったモンゴメリ・ファンなら脳内補完できるけど・・・)
>>224 同意。アンばっかりでなくエミリーももっと…と思う。
それにエミリー2・3作目は、実際に出来がひどい。
村岡先生がご病気だったのは知っているので、それでも訳してくれたことには
感謝するけども、でもそろそろ別の完訳が読んでみたい。
なんとなく、2・3の村岡訳は短く削ってあるような気もするし。
226 :
なまえ_____かえす日 :2010/05/16(日) 13:01:12 ID:36QwqWGz
エミリーはのぼる絶版だそうです 他は知らん
227 :
なまえ_____かえす日 :2010/05/26(水) 17:49:34 ID:IakOlZrw
村岡訳ではどうしても判らないとこがあったので3作目だけ原著を買ってみた 訳を落としてるとことか結構あった 原文読んでニュアンスが掴めた部分も
最後のほうでテディの母親と会話してる場面の日本語は 見るに堪えないものがあった。 中学生の教科書の例文訳みたい。 よっぽど体調が悪かったんだろうなあ。
229 :
なまえ_____かえす日 :2010/05/27(木) 18:17:09 ID:ovU7bJ0e
13章の1でイルゼが黄色のガウンを着て出てくるのはやっぱり狙って書いたんだろうか 黄色い服と言えばユダの服だし、 イルゼはペリーが好きで、エミリーはイルゼにテディが好きなことを隠している訳だから イルゼがテディを取るのは裏切りのつもりではないと思うんだけど エミリーの心情で言えば友に裏切られたように思えるのでここはユダの黄色なのかな、と
>>229 違うんじゃないかな?
あるサイトから抜粋
「黄色」は世界で最も大切にされている色の一つであり、
イギリスでは「黄色」は「身を守るための色」として生まれました。
黄色いハンカチ、黄色のネクタイなど身につけるとその身を守ことができると昔から言い伝えられてきました。
アメリカに渡ったその「黄色」は、その姿を「黄色いリボン」として、
「愛する人の戦場での無事を祈り帰還を願う」シンボルとなったのです。
「黄色」「黄色いリボン」は世界各国の人々に「命に関わる大切な色」とし「愛と信頼と尊敬」を表す色として拡がっていったのです。