>>935 黄金の羅針盤はどうだ?
ヒロインは我慢強くはないが、しぶとくてウソつきで芯は強い
癖がつよいキャラばっかで結構いいぞw
ペギースーもいいかもな
>>928 印刷業やっていたらわかると思うが、バイトのあんちゃんとかおばちゃんが
やっている作業だぞ。本によってあたりはずれくらいあるだろうにw
>>929 原作者が気に入っているみたいだからなあ。
>>935 SF作家でもあるロイス・マクスター・ビジョルドのファンタジーは
なかなかいい。重たいっていうかなんていうか。
そろそろ次スレの季節だね。
いつもなら980越えで立てれば十分だけど
アニメの最終回もかぶりそうな時期だから950くらいでいいかも。
新潮文庫はスピン(しおり紐)が付いているせいで
小口の天がガタガタしとるよ
944 :
943:2007/09/24(月) 05:05:19 ID:BfX2cpXv
945 :
935:2007/09/24(月) 08:03:40 ID:fzbGVNo7
>>936-938 >>941 レスありがとう!
海外ファンタジーは児童向けと大人向けで二極化してるイメージがあったんだけどそうでもないのかな。
検索したら
>>936>>941が面白そうだったから読んでみる。
黄金の羅針盤はちょっと苦手なタイプ入ってるので保留する。
ゲームは面白そうだけど滅茶苦茶下手なんだ……(私が)。
どうもありがとう。
>>935 まとめた後での遅レスごめん。
前にも書いてた人がいたけど、獣の奏者が好きなら
アン・マキャフリイの「竜の歌」「竜の歌い手」はどうかな。
女であるために音楽の才能を認めてもらえなかった少女が主人公。
あと、入手困難だけどジェイン・ヨーレン「光と闇の姉妹」「白い女神」
少女ではないけど「妖女サイベルの呼び声」あたりはいいと思う。
あ、もうひとつ忘れてた。
マーセデス・ラッキーの「女神の誓い」は
ヒロインがバルサ型で、相棒がおとなしげだけど芯の強い感じ。
全体の雰囲気が守り人シリーズと通じるものがある。
バルサのキャラクターを表現するのに、「芯が強い」は頻出しそうだけど、
「我慢強い」が出てくるのに意表をつかれた。確かに不幸や痛みへの
耐性は強そうだけど、それを特筆すべきキャラクタ性とは考えたことなかった。
自分ならなんて言うかな。「無骨だけど優しい」とかかな。なんか凡庸だなw
あ、とりあえず、バルサは「女の子」じゃねえだろと突っ込んどくw
守り人シリーズ以外に三十路にかかるような女性が主人公の話なぞそうそうないだろうから、
似た雰囲気の話を探すのに「女の子」というのは別におかしくないんでない。
我慢というのは自分を無理に抑えつけてる感じの言葉だからかな。>意表をつく
バルサは無理するでなく、自然体でそういう強さを身につけているというか。
虚空読んだ。
買って通勤中二日で読破だよ。この手軽さがいいね。
闇の守り人を読了。
牧童やティティ・ランなど、人間ではない不思議な存在をあれだけ色々出しておいて
あちらの世界の人は普段それらを、異常なものとはせず普通に受け入れてるっていう状況じゃん。
それであの最後の展開だと、あちらの人は別にあのくらい驚きでもなんでもないんじゃないか?
と思ってしまい強い違和感が残った。
最後のアレについて驚くような感覚があるなら、牧童とかについて
「えええなんでこんなにちっちゃくて不思議なのおおお???」て普段思ってるくらいじゃないとおかしくないか?
最後のアレを秘密にする「必要」はあるだろうけど、驚くようなことじゃなくね?
流石に牧童&ティティ・ランとヒョウル&山の王とではインパクトに差がありすぎるでしょ。
ファンタジーRPGで例えれば牧童とかは町や城の中を歩くNPCとか、
場合によっては自キャラとして操作できるくらいには身近な存在なのに対して、
ヒョウル&山の王はイヴェントキャラ、あるいはボス級モンスター?くらい人間とは断絶された存在かと。
そうかなあ。俺の感覚では上に書いたとおりなんだよね。
牧童だって子供の腰ぐらいしかなくて人間じゃないのに「こいつら何なんだ?」とか思わずにいるし、
ティティ・ランだってコガネムシの2倍サイズしかなくて青く光ってて喋るんだぜ?
これの存在を普通に受け入れてる人にとってヒョウル&山の王がそんなに不思議かねえ。
姿形があって触れることができるものって、理解できる対象なんだよ。
牧童とは言葉が通じるしな。
でも、ヒョウルは違う。
肉体を持たないのに、たしかに存在するというのは得体の知れないものだろう。
>>953 牧童は普段接しているから馴染んでるけど、ティティ・ランは
狩りの邪魔をすると気が狂う、とか言い伝えられてるのが
「早く寝ないとオバケが来るぞ」みたいな子供への戒めみたいな感じがした。
だからティティ・ランくらい不思議な生き物になると
流石に人間には馴染みのないものなんじゃないかな、と思ったが。
牧童なんて体格以外大して変わらないじゃん。
ティティ・ランなんて妖精とか河童のポジションで、日常に受け容れられてなんかないじゃん。
ヒョウルなんて誰も見たことないおっかない伝承じゃん。
接触頻度と未知の度合いと生活の近さと、
何もかんもこんだけ違うのに一列に比較するなんてちょっと乱暴すぎ。
俺だったら、実は国家予算を支えていたのは恐竜デス言われたらビビるどころじゃすまねえんだぜ。
バルサのキャラクター性は
「損なわれてしまった人」
だと俺は思ったなあ。
父親、故郷、安全、人並みの営み、っつうのは勿論として
少女として、女としての人生。っていう要素が損なわれたってのが
女主人公であることと、中年であることで際立ってると思うのよ。
へたにカタワの男戦士とか出すよりそのインパクトは強いよね。
で、わりと頭が良いから多少達観し始めてて
もうどうにもならんな。と自覚しはじめつつ、闘争の日々が血肉なってしまい
血にまみれて死ぬのであろうなあ。そんなもんだ。と命の執着すら薄くなってる。
自分の命が軽いから、人助けっつう他人の命を重んじる行為に
わりと命をホイっと賭けれる思い切りの良さができてしまったと。
損なわれてしまった人の、再生の物語だと俺は感じたよ。
チャグムの場合は、再生というよりは萌芽ですな。
>>951 毎日面あわしてる牧童達に
不可思議なんか感じる余地はないだろw
でかいやつもいれば、小さいやつもいる。
ったりめえだろ?としか思わないでしょ。
肌の色に差があるなんてことを夢にも思わなかった連中には
黒人というのは正に不可思議な存在だったかもしれんが
今となっては「そういうもんだろ?」の一言で済む。
不可思議なものが、不可思議ではなく日常である。
っていう描写によって異世界感を現すのって常套手段でしょ
>>953 あとティティ・ランは明らかに作中でも
トトロでいうところのまっくろくろすけぐらいは
不可思議なものとして描写されていたぞ。
>ティティ・ランなんて妖精とか河童のポジションで、日常に受け容れられてなんかないじゃん。
満月の夜に彼らは実際に狩を行っていて、その夜は森に出歩くなっていうことを現実に守られてる状況なのに
それでも日常に受け容れられてなんかないの?迷信だなんて誰も思ってないだろ。
>ヒョウルなんて誰も見たことないおっかない伝承じゃん
国境を越えるために通る洞窟内でさえ松明を決して使ってはいけないということが
広まってる(それこそ子供でも知っている)状況でヒョウルが存在してるとみんな認識してないはずないじゃん。
これだってそう。迷信だとあそこの世界の人が思ってたら暗くて見えにくい所でそんなことわざわざ守らないだろ。
実際に松明を消された人だって居るからそういう話が出るんだろうし。
>肌の色に差があるなんてことを夢にも思わなかった連中には
>黒人というのは正に不可思議な存在だったかもしれんが
>今となっては「そういうもんだろ?」の一言で済む。
同じ人間なのに肌の色が違うっていうことと、
「同じ人間じゃないから」体のサイズが違うっていうことは根本的に違うだろ。
いくら毎日顔あわすからってそれを不可思議に感じないっていう設定はそれはそれで乱暴だと思う。
>>953 今の日本でも、犬猫や金魚やシジミはどこにでもありふれてるのに、
クリオネやレッサーパンダはわざわざ水族館や動物園に観に行くじゃん。
…あれ、ちょっと違うか?
962 :
なまえ_____かえす日:2007/09/26(水) 09:39:02 ID:wNACv9Vd
もうさ…感じ方は人それぞれなんだからさ、
この話題は
糸冬 了 しる。
>>960 ちょいと昔の日本では写真に写ると魂が吸われると本気で信じてた人たちもいたよ。
迷信でも、その戒めを守っている習慣はけっこうあるよ。
それを「こんなの嘘だ」と否定して痛い目をみる若者ってのは民話でよく見るパターンだし。
日本のホラー映画だってたいてい最初に殺されるのは、入っちゃいけない所に入った若者だし。
ファンタジーだからな。
耳が長かろうが、身長低かろうが、敵意が無ければ
一緒にいられるだろう。
指輪物語でも4種族が団結して指輪の主に立ち向かうわけだし。
何かこう、釣るでもなく普通に馬鹿な奴って苛つくね。
立場を置き換えて想像するって事も出来ないで、
一体どうやってフィクションを楽しんでるんだろ?
しかし、ヒョウルに洞窟で遭うことなんてあるのかな?実際のところ。
ルイシャ贈りの時にしか出てこなさそうなもんだが(ジグロは特例)。
遭難事故の説明として生み出された架空の存在が先にあって、
そこに山の守護的な存在として祖霊を当てはめて語り伝えが根付くようにしたのか、
牧童と協力して一から作った神話体系が遭難の説明に使われるようになったのか、
あるいは実際にお仕置きされた不明者がいて、事情をある程度知ってる牧童が都合良く広めたのか、
色々想像は出来るな。
>>967 それ、牧童の話の中に出てきてたよね。
実際ヒョウルは深いところにいるんで、洞窟で人間と
出会うことはほとんどない。
遭難者は道に迷って地底の川に流されたりして
亡くなっているんだと。
ヒョウルの始まりは過去のことなんで、よくわからなく
なっているみたいだ。
牧童たちはもともと人間の監視役だったわけでしょ?
やはり彼らが事実を知る一部の人間と共に、
犯してはならない決まりとして話を広めたのでは。
それが遭難の事実と結びつけられたんだと思う。
>957
なるほどなって感じだ。
確かに、もはや喪うものは何もない的な度胸はあるよな。
人助けも、自分の業というか欲求を解放する為、みたいな。
だから、あれだけ力強く守ってくれる人なのに、
本人が全然『助けてやってる、守ってやってる』と思ってなさそうなんだろう。
でもその潔さが、人生を奪われた結果の荒涼とも繋がっていて、
だからトロガイなんかには「あいつは本当に寂しい奴」なんて言われるんだろうね。
>女主人公であることと、中年であることで際立ってると思うのよ。
>へたにカタワの男戦士とか出すよりそのインパクトは強いよね。
すげー納得出来るそれ。
これで男だと、岡惚れしてる幼女だの馴染みの熟女だのキープしながら、
固茹でを気取りつつ『これぞ男の中の男』と評され人生を謳歌してたりするもんな。
確か発売は98年だっけか。
男みたいな女が出没しはじめた時期だったな。
強い少女というのはナウシカあたりで既にあったけど、強い熟女は無かったな。
強い熟女は大体陰謀家でさ。
強い豪傑+幼女という組み合わせもあったけど、熟女+美少年は真逆過ぎて無かったな。
>>971 ・・・下5行(引用含む)、フェミなのかエロゲ思考なのか判断に迷うな・・・
いや、念頭にあったのは時代劇。
義理とか人情とか武士道を隠れ蓑に、結構なDQNマッチョ率だよw
このキャラ思い出す時、いつも大友克洋原作ながやす功作画の「沙亜羅」なんだよ。
キャライメージはぴったり。でもあの漫画は失敗してたね。
原作者にあの時代で女の物語は荷が重かった。設定は良かったのに、只の女北斗の拳。
それに引き替えこの作者は物語として成功した方だと思う。
>>974 あー、時代劇で考えてみるとよくわかる。
男が戦いの中に身を置いてるのはまあ普通と言えるけど、
女が他の人生を捨てて戦わなければならないってのは本当に過酷。
「逃亡者おりん」あたりは確かに守り人と通じる切なさがあるね。
戦士じゃないけど「風林火山」の美瑠姫とか。
(復讐のために愛した男を手にかける)
>>975 やはり作者の男女別は影響してるんでは。
バルサのように戦わずとも、女が一人で生きるというだけでいろいろな面で厳しい。
それが男の作者にはわかりにくい部分があるかなと。
>>976 「逃亡者おりん」は毎回爆笑しながら観てたので
個人的には守り人と通じさせられるとチョト困るww
女としてごく普通の人生を捨てる(持ち得ない)過酷さには同意だが。
虚空まで読み、神、蒼路、天地は読んでないんだけど、
もしチャグムにフィアンセができたらバルサはどんな反応をするんだろうか。
「私の槍にかなうものでないと許さないよ!」
と目くじらを立てるんだろうか。
キモ・・・
違う話を読んでいる人が来た。
槍でバルサを凌ぐ皇太子の嫁ってどんなんだw
それ以前に、978のバルサ像が歪んでる。同人誌みたいな妄想の域だよ。