今回はそんなことを言ってる人は一人もいないけどな
一個教えて欲しい
5巻、ゲドとハンノキがコケ婆に会いに行くシーン
コケの家、家畜がいる様子、椅子に座り雌鳥抱いてる様子とか
ターシャ・テューダーそのものじゃんと思って
私は思わずほくそ笑んでしまったんだけれど
あれはなにげにリスペクト、あるいは読者サービスとして
コケ婆にターシャをなぞらえて登場させていると見て
良いのかな?
なんでターシャ・テューダー…
良いのかな?ってなんだそれ・・・
タシャ・テューダーとルグィンには交流があるとか
そういう根拠はあるの?
交流があるかどうかなんて知らないから質問した
ル=グウィンが女性作家の先駆けみたいなターシャを
コケになぞらえた可能性が有るかなと思って
何か不快だったら謝るよ
ゴメン
私は特別ターシャファンではないが
雌鳥抱く老婆なんてターシャ以外に知らないもんだから
つい連想して面白いと感じてしまったんです
個人的な親交があるってのは聞いたことがないなあ。
ターシャ・テューダーは若い娘の頃からああいう生活に憧れていたんだそうだ。
で、さらに彼女のような生活に憧れている人も多いわけだろう?
てことは、ひとつの理想的な田園生活者像として
ああいうのが英国人および一部の米国人の脳内に刷り込まれているんじゃあるまいか?
>>929 「オールウェイズ・カミングホーム」のナの谷の家々の章を読むといいよ。
ルグィンの理想の田園生活ってたぶんあれだ。
ルグィンてプロレタリアマンセーなのかな
ニワトリがいれば抱くこともあるだろうし、
農家には家畜がいるのはまあ当たり前ではあるし
知っている範囲でことさら関連付けようとするのは
やたら2chに原典を求める中学生みたいなものだと思うんだ。
特別不快に思ってソース出せよとかそういうわけではなくて、
親交があることを踏まえてのレスなのかが気になったんだ。
個人的には、コケばあと重ねるにはターシャは小ぎれいすぎるかなと思ったり
933の答えが納得できるな。
きっと何かカントリーライフの典型みたいなイメージがあるんだね。
>934
そりゃー王侯貴族マンセー!でもブルジョアマンセー!でもないだろうw
日本人が言ってる「勝ち組」とかいう分類も嫌いそうだよな。
テレビなどでみるターシャさんの生活は何気なさそうな中にも
芸術家らしい美学が貫かれていて
単なる素朴な田園生活とは趣を異にすると思われ
新しい風が…
939 :
なまえ_____かえす日:2007/11/24(土) 13:22:50 ID:pbwxvEal
ラスコー洞窟壁画に落書きするなんて、悪い人ですよね?
940 :
なまえ_____かえす日:2007/11/24(土) 13:23:33 ID:pbwxvEal
清水寺に落書きするのも悪い人ですよね?
後2年ほどで資本主義経済が爆発して崩壊するとか
すでに未曾有の大恐慌時代に入ってるとか
米国の経済学者がアナウンスしたらしい
どっかのスレで見た
今ソース見つけようとしてるが探せない
探さなくていいよ
よそでやれ
943 :
なまえ_____かえす日:2007/12/17(月) 18:17:37 ID:CZTuHXZV
ラビ・バトラだろ。
訳、文章読みやすいと思う?
今一巻を読んでるんだけど、もう一週間かかってる。接続とか、上手くできてないのか読みづらい気がする。視点も引き気味だし。
個人的なこととは思ったから読み進めてたんだけど、どうにも挫折しそうで;
売りはストーリー展開なの?
>>944 読みやすさとか意識したことなかったなあ。初めて読んだ時は小学生だったし
ちょっと古風な感じで書いてるとは思うけど関係ないかな。
個人的にはアースシー全体の世界観がすごく好き。
登場人物にはそこまで思い入れがない…というかそこを期待すると裏切られます
売りはストーリー?というのも妙だな。
訳文はマイナス要素になることはあっても、
本来「売り」にはならないものでしょ。
でも、あの文章好きだな。姿勢を正して読んでしまう。
静けさの中に語る声と、場面とが現れてくる感じがする。
947 :
944:2007/12/28(金) 07:36:12 ID:7PmhEW0t
言葉が足りなかったみたいですみません。
この本の売りなんなのかな、ストーリーなの? ってことでした
一文が長いのは大歓迎だけど、リズムがなんとも合わなくて、くじけてしまいそうだけど、二巻三巻まで根気良く読み進めていけば素晴らしいストーリー展開があるのなら、続きを買ってきて一気に読もうかなと悩んでまして。
>>945 登場人物への思い入れなさそうなのはなんとなく分かって、それも私の本への印象を薄くしてる気はしてました
素晴らしいストーリー展開…うーん。
自分も世界観と全体的な雰囲気がすごく好きで、
「ストーリー展開」と言われるとどう答えていいか迷う。
だいたいが恐ろしく好みが分かれそうで万人ウケしないとは思うし。
「自分にとっては面白いし素晴らしいと思う」とは言えても、
主観でしかないから安易に勧めにくい本ではあるな。
ちなみに自分はあの訳文含めて好きです。
好みなその世界観に浸れる、だから好き、と言うのは分かるけど、児童書では珍しい…ですよね。
でもそれなら、一巻を影との戦いと名うって各地を転々とさせる(ことで世界観を濃くし広げる)までは分かりますが、そのどこもをあまり深くは描かれてないですよね。魔法使いへの扱いの違いを書きたいだけのような気がするほどに。
様々な地を巡っているのに、結局は内なるものが大きく含まれた影との追い合いだなんて、まるで作者さん自信が世界を狭めている気がします。意図的ですかね……
とにかく続きを読んでみます。
ファンの間でも各巻ごとに恐ろしく好みが分かれるしなあ
まあストーリー展開ではないと思う>売り。
んで世界観のほうも、地理文化的な世界観という意味ではない。
なんていったらいいのかなー、
インナースペースのほうの世界観。
第一作はゲドという青年の成長物語だから、彼一人のインナースペースの話になる。
第二作は一人が別の一人(別の宇宙)に会う話。
第三作は少年と老人という組み合わせなので一生みたいなところに話が広がるし、
世界を旅するという意味では第三作がいちばん旅しているかも。
生と死の世界もいったりきたりすることになるし。
第四作からはがらっと雰囲気が変わります。
第四作は実験作で、作者自身がアースシーという世界を社会学した、みたいな。
女性学した、かもしれないし・・・児童文学の枠におさまらなくなる。
それ以降は四作目めをふまえてどんどん世界を押し広げていく感じ。
文化社会学している。
児童文学は3巻まで
このスレでも、四巻以降は児童文学じゃあない、って意見が繰り替えして出るけど、そうかね?
子どもの頃、A・デュマの三銃士とかが児童文学書として出てて、権謀術数の世界が(それほど
たいしたことはないにしろ)描かれていたけど、子どもながらに人間理解が一気に進んだ気が
して、すごく興奮して読んだ覚えがある。
4巻のゲドの力の喪失と、ゲド自身としての再生なんて、むしろ子どもの方がカタルシスを覚え
るような気がするけどね。4巻の後半でゲドの魔力が戻らないとおかしいなんて言ってるのは、
むしろ大人の方が大半だと思うが、どうだろう。
それは児童文学ということばの定義の問題では。
そもそも児童文学ということばが大人の側の発想じゃない?
子供に読ませる(べき)文学と言うことで・・・
子供がどうかんじるかは別。
だいたい子供は子供向けじゃないもののほうを読みたがるものだし
(それこそエロ本も含めて)
で話は変わって、
4巻でちょっと子供には・・・とおとなが言いたがるポイントは、
ゲドについてのところではなく、女性側のパートのほうだと思いますよ。
確か中学生ぐらいの時に4巻読んだ気がするけど、
そういえば当時は性交渉に関するような部分は気づかず読んでました。
数年後に再読して、あ、このシーンはこういう意味か、と。
それはどうでもいいとして、子どもは子どもなりにわかる部分を読んで楽しめるよ。
逆に、子ども向けの本を大人の目線で読んでも楽しめる本は多いし。
児童文学って区切りは商業戦略的な部分もありそう…。
むしろこのスレで「児童文学じゃない」って言われるのは、
定期的に「児童文学と銘うってあるのに読んだら期待してたのと違った」
的な書き込みが多いので、それに対しての予防線的な感じで
使われているように感じた。
自分は大人になってから(最近)6冊一気読みしたので、
子どもの頃読んだらどう感じただろうとか、
刊行に合わせて20年かけて読んだらどう感じるんだろうとか
やや想像がつかない。
子どものときでも「児童文学」って言葉は結構目安にしてたよ。
背伸びとか関係なく、自分の好みの本が振り分けられている本の目印として。
この児童書板ができるときも、当初「児童文学板」がいいって意見が多かった。
学問カテゴリになってしまうから、というので「児童書」になったけど
この言葉に自然な愛着を感じていた人も多かったと言うことだと。
ゲド戦記を読んだのは、小学生までで3巻、中学で4巻だったかな。
4巻は性描写以前に人の悪意と主人公が無力化するということが
とにかく恐かった。
訳文が好きだったので読むこと自体はそんなに苦ではなかったけど
5巻出て再読するまではずっと「恐い本」の印象ひきずってたわ。
カテゴリーに拘ってる人はどんなのなら納得するのかな
線引きはなに?
959 :
sage:2008/01/07(月) 23:50:51 ID:t+qx6xUh
「空飛び猫」シリーズ読んでいる方っていらっしゃいますか?
児童文学なのか、絵本に入るのか、微妙なところですが。
こちらも時間をあけた”後”の展開に好き嫌いが出るかと思います。
作者の中で発酵したのであろうその続きが、私は好きです。
960 :
なまえ_____かえす日:2008/01/08(火) 01:35:08 ID:Q6eJShks
あんたいい人だ
今、たまたま洋書の古本屋で見つけたThe Birthday of the Worldという
グウィンの短篇集読んでるんだけどかなり面白い
ゲド戦記しか知らなかったけど、
これは性的な話もあってより大人向けで深い感じ
日本語にも訳されてるのかな?
>>944 海外文学(特に英文学)に慣れてないとそんなもんだよ
日本の小説はちょっと独特の文体があるしね
それに慣れてしまってからでは海外臭がきつくて読めないこともあるだろ
このスレの住民はまだ好みの固まってない少年・少女期に読んでるのが多いから
海外臭への抵抗を感じずに読めたって事情もある
まあ要は慣れだ、このスレにも大人になってから読んだ奴が大勢いるし
慣れたらまたおいで
>>953-956 自分は「子供が読まないで誰が読むんだ」って感じだけどな
ルグィンもそのつもりで書いてるでしょ
ただ4巻は恐いとかそれ以前に、
1-3巻と並べてみると子供的にはつまらんよね
「闇を語る」のではなくて「闇から語られてる」感じがあって
ストーリー的にも文体的にも「お話」の持つ生気というかワクテカ感に欠ける
そういう意味ではいろんなものを読んで4巻を読める力のつく年頃ってのはあると思う
それが中学か高校か大学かはたまた成人かは人によるけど
自分は中学で投げて大学でようやく読めたな
965 :
なまえ_____かえす日:2008/01/19(土) 12:26:06 ID:EgakanQS
「ヴォイス」をようやく読んだ。
世界の構築が緻密だ。
それほど細かく描写されているわけじゃないのに、町の様子がリアルに思い浮かぶ。
人が持っている共通概念やイメージをうまく利用しているのかなあ。
t
967 :
なまえ_____かえす日:2008/01/21(月) 22:28:45 ID:4MZODqNa
t
970 :
なまえ_____かえす日:2008/01/22(火) 23:36:58 ID:y8cG1R1Z
それ、映画に対する原作者のコメントだよ
971 :
なまえ_____かえす日:2008/01/23(水) 00:20:02 ID:q3l0afDz
n
973 :
なまえ_____かえす日:2008/01/23(水) 12:39:23 ID:RfajLRi4
>>954 >そもそも児童文学ということばが大人の側の発想じゃない?
それは言えてる
974 :
なまえ_____かえす日:2008/01/23(水) 14:28:19 ID:jQYP6dmY
大人/子供の境界線って結構曖昧なもんでしょう
それに、大人が子供にはおもしろくないと想定したようなものでも、
子供はそう感じてないかもしれない
子供だからこの程度のレベルってのは違うよな
子供だからこの程度のレベルとか、子供には面白くないと想定した、とかじゃなくて
もともと、ひとつの目安でしかないはずでは?
標準的な学習や生活を送ってきた子供の多くが理解できると思われるものが
児童文学とされてるだけなんじゃないの
もちろんそれ以上を求める子供もいれば、逆の子供もいるだろうし
一般的に言えばそんな感じだろうな