先日、某児童書出版社の編集者とお会いしてきた。
実はまじもんで、児童書作家を目指している。
経緯は果てしなくややこしいのだが、なぜか見せる原稿もないのに、
こういう機会が巡ってきてしまったのだ。
あ、もちろん絵本板で暴れているような、絵本を書いたこともない
のに絵本作家になるというやからではない。と思う。自分は。
出版用に書いた原稿がない、という意味だ。
結局来年中には、原稿を持ち込むなり、その出版社のコンテストに
応募するなりしますと約束して、楽しみにしていますと返答され、
つまりなんだ、結論としては「会っただけ」「なにもなし」の、
「儀礼的やりとり」があっただけだ。
が、少しでもそういうものに足を突っ込んだことがある人なら、普
通に「応募に募集」という経緯以外でこんなことになることが、な
んかとんでもないことだけは、わかってもらえると思う。
ぶっちゃけて言えば、コネだ。
しかし縁故ではない。
相手がこちらの実力を認めてくれたがゆえの、コネクションだ。
という自負はある。
ならば機会を与えてもらった返礼は、実現しかない。
ここで結果を出せなければ、このコネもまた消失する。
紹介してくれた人も、編集者に無駄な時間を使わせたという失点を
負う。
にもかかわらず、まだ何も書いていない。
出版社に行ったのが23日。
俺はデビューするまで、クリスマスを祝わないと誓った。
そしてデビューした年、俺は袋に俺の本を入れたサンタになる。
1年越しでサンタになれるとまでは思っていない。
2年でも難しいだろう。
しかし3年。俺はかならずサンタになる。
俺はここに宣言する。
来年半ばまでに、原稿を書き上げる。
そして三年以内に児童書デビューをする。
それが俺の目標だ。
俺はサンタに何もねだらない。
そして三年後のクリスマスには、俺は絶対サンタになる。
三年越しのクリスマスの夜を、俺は笑顔で迎えて見せる。