渋滞はいつもこの店のあたりで始まるから、開店準備をするひとを毎朝ながめている
今日は帰りに寄ってみようか
また転生してきた常備の胃薬
路上で徹底的に轢き潰された空缶となって修行がおわり
925 :
なまえ_____かえす日:03/09/06 16:54 ID:WRVdSX2+
あと75!
鏡面仕上げの列車どうしがすれちがうときの、流れる合わせ鏡の景色
あ、ダブりました・・・スマソ
幽霊の剥製
液面の剣で風を斬り落とす
糸に宿った露に映じる自画像を
じっと見詰める蜘蛛の自意識
被造物に似た造物主
子宮のなかで丸まる子供と、おなじかたちで睡る母親
天国の非常階段
933 :
なまえ_____かえす日:03/09/08 03:49 ID:37VRx4u8
そういえば…次スレあるの?
次スレないでしょう?
このスレタイは
980を超えたあたりで一日以上書き込みがないと、たしかdat落ちする。
男は、次スレに賭けた。
936 :
なまえ_____かえす日:03/09/10 18:30 ID:2Dug5cn0
>935
おいおい…がんがってこのスレで満願成就したってくれよw
規制、規制、規制……
地獄の規制強化はまだまだ続く
漏れは今回3度目だぜ、と、男はカウンターに肘をついてグラスを傾ける。
おじょうちゃん、何か飲むかい?
少女は俯いたまま、小さくかぶりを振った。
お花にお水をやりたいの。
でも、私、規制されているから……お花が枯れちゃうわ。
男はバーテンダーに金を渡し、無言で立ち上がった……
規制緩和してくれよ。過疎板、死んじゃうよ……
そしてさりげなくテストしてしまうのであった。
940!
941 :
なまえ_____かえす日:03/09/14 15:55 ID:VqXemj7Y
名スレの道はageの道。
942 :
なまえ_____かえす日:03/09/14 16:40 ID:GFCtcIQ1
アゲました。
943 :
なまえ_____かえす日:03/09/16 20:37 ID:u9Oa9UEc
あげとく。
980からは1000まで一気に突っ走らなあかんのね
通り雨の筆跡
典型的な例外
朝まだき
覚めて眼を閉じたままでいるここは
すべてが鐘の音だけでできた街
正午
鐘の音だけでできた街で ひとりの風鈴に道を尋ねられる
「君に似た音を聴いた」という噂を頼りに旅してきたのだ
ぼくは天を振り仰ぐ
折からの風に 彼女の音色がちいさくひびいて
ぼくは 道を教えることができると悟る
夕刻
木の間から見える低い家並に灯がともりはじめるころ
まどろんだまま自転車を走らせるぼくのうしろをついてくる 鐘の音だけでできた森から
とりどりの風鈴の群れがいっせいに飛び立つ
ぼくの頭上を追い越してゆく色と音色の夕立
夜半
すべての鐘が鳴りやみ 最後の余韻が消え去ろうとするとき
からだに残る水分をふるわせる波紋はやまず
弱まるほどに摩擦をうしない
近く遠く出会い続ける
広がり振り返り交わりしながら
細密化する籐細工のようにみずからを編み込んでゆく
鐘の音だけでできたぼくたちは
限りなくおぼろになるこの時刻にだけ
音とはちがうふるえ方でふるえるものと
聴くとはちがう聴き方で聴くことを教えられる
忘れたことを教えられすぐさま忘れまた教えられ
木霊のように頻波のように(果ては虫の羽音のように)憶える(忘れる)
年に一度
鐘の音だけでできた街はいっせいに鳴りひびく
渡り鳥のように大陸ごしに鳴り渡って
震動する媒質でできた場所ならどこででも越冬する
蜜のように音を吸う雪さえも、鐘の音でいっぱいになって溢れ
結晶を解き、ふるえる街となって滴る
運動会のお昼休みに、隣のグランドの草野球を見物しながら弁当を食う。「冥利に尽きますな」と、弁当が言う。
別れ話を切り出そうと思っていたけど、「水平線が三本ある海を見に行こう」という誘いには逆らえなくて延期。
ここまでくると、根性というか努力というか、すごいな。
プロの方ですか?
こうして、男たちは、遂に950を突破した。
だがそれは、dat落ちの恐怖との、戦いの始まりでもあった。
一瞬たりとも、気は抜けない。
>>954 これは、児童書板で初めての1000を目指した、
名も無き男たちの、感動の物語である。
( ̄ ̄< / ̄>
___ ヽ 〃 / ̄7 | / /
_|_ -┼- ヽ ノ / \ ト、 /
|_ ノ _/ 工 / | M o n a j e c t X
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挑 戦 者 た ち /|_/ /\ Challengers
| / \ 丶
\/ \__ノ
「児童書板で
>>1000を目指せ!」
〜ポエム野郎の連投〜
「思い出を探します」スレが、
>>900を超えたと言う、ニュースが入った。
しかし、もはや、男たちの勝利は、決まったようなものだった。
>>954 いえ。ただ1000を目差すイパーン人です。
おおきな雪とちいさな雪が降る。
おおきな雪はとてもゆっくり、ゆうらりゆらり落ちてくるので複雑で不ぞろいな結晶がよく見える。
きらきらした都市をうす氷のように持ち上げて、おもてうらに貼り合わせたみたいだ。
人桃が森の際を歩いている。こちらに気付くとよい匂いであいさつを寄越す。
視線のように匂いを送るのは、どういう技巧を使うのだろう?
習いたい。
「誰を待ってるんだい?」
「わたしに話しかけない人」
獣脂のランプの溶けた飴のような光の下で老人は掌を見つめている。死んだ差出人からの手紙を読む読み方で。掌のかたちを決めたものの心が、吹き込んでくるのを待っている。
水際で
きゃっきゃっとはしゃぎながら研究している不定形の博士たち
果汁100%の要塞
天国に行きたいという祈りが聞き届けられ、神様から招待券が送られてくる。
3泊4日と書いてある。
しかし打てば響くようにイメージが湧いてくるもんだね。
うらやましいよ。
書き留められた言葉が
「わたしは詩です」と言ったら詩です
という意見に賛同しない詩もいます
こんなことを書いているときの
わたしは詩です
詩であるときのわたしに
「あなた」とよびかけてくるものは詩です
わたしは「あなた」とよびかえして
書き留めます
「これは詩ではなくて恋文でしょう?」
とあなたが言います
hage
記憶の連用形
白色の青
そのことを知るためにはそれを読むしかないという一節を含んだ本が、その人に読まれるしかないという人の通りすがりに、その接点が生む未来からの力を根限りにあつめて、その人の足許に落下しようとしている。