読んだこと無い児童書を勝手に推測するスレ

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342なまえ_____かえす日
『さよならバスてい』
・表紙は子供七人のシルエット
・海沿いの町が舞台らしい

千葉県は勝浦に住む6人の少年達。
彼らの今の関心事は彼らの秘密基地近くのバス停に
佇んでいる一人の少女。
彼女はつい最近少年達の学校に転校してきたのだが、
いつも一人で過ごしクラスの輪に溶け込もうとしない。
そして学校が終わるとすぐに件のバス停へ行き、
夕方までそこで一人ただ海を見ている。
そんな彼女を少年達は「バスてい」とあだ名し、からかっていた。
ある日、夕立にあった少年達がバス停横の待合所に避難すると
そこに子犬を抱いた「バスてい」が。
聞くとバス停横に捨てられていたが、家で飼う訳にいかず困ってるとのこと。
少年達もそれぞれ家の事情があり飼う事が出来ない。
そこで少年達は彼女を秘密基地へと誘い、ここで皆で飼おうと提案する。
やがて子犬を通して少女と仲良くなっていく少年達。
笑うと結構可愛い彼女にほのかな恋心を抱いたりしていく。
しかし彼女は学校では相変わらず誰とも交流しないでいた。

その日、少年達が学校へ行くと「バスてい」の姿はなく、朝の集会で
担任が「バスてい」の転校を告げた。少年達は担任に詰め寄るが
「家の事情で急に転校することになった」の一点張り。
学校を抜け出し秘密基地へ行くとそこには「バスてい」からの手紙が。
それによると、両親が離婚調停中で祖父母に預けられていた事、
どちらかに引き取られる事が決まれば、ここから去らなくてはいけないから
友達を作ろうとしなかった事、そしてもしかして両親が揃って迎えに来て
くれるのではないかと思いいつもバス停にいた事、彼らと犬の世話を
している時はその事を忘れていられた事、最後に犬のことをよろしく、
今までありがとうと、涙ににじんだ文字で書かれてあった。
犬と共にバス停へ急ぐ少年達。バス停には白い帽子を被った少女と父親と
思われる人物がちょうどバスへ乗り込もうとしていた。
「ばすて〜〜い!!」叫ぶ少年達。吠える犬。呼ばれて振り向く少女。
が、父親に促されバスへ乗り込んでしまう。
走り出すバス。窓から涙に濡れた顔を出し何事かを叫ぶ少女。
しかしエンジン音にかき消され少年達の所まで届かない。
風が少女の帽子を飛ばし、少年達の元へと運んだ。
先頭を切って走っていた少年がそれを抱きしめながら叫んだ。
「ばすていのばかって〜〜〜い!!!」
バスの姿が見えなくなるまで少年達はバス停に佇んでいた。

オチが親父ギャグですいません。
343なまえ_____かえす日:03/06/27 00:45 ID:SWfuXQxJ
>342
いい話や…。

このスレ、なんか図書館みたいで好きだ。
344なまえ_____かえす日:03/06/27 00:51 ID:Xcq/jxiR
すごくいい話ではないか。
落ちの「ばかってい」というのがよく分かりませんでしたが…
345リッチモンド:03/06/27 01:45 ID:JBvu/TC8
>340スゴイわらった。
ジム少年...ハタ坊、男...バカボンのパパ、竜宮の王...デカパン
とキャラ分けして楽しめました。
346あぼーん:あぼーん
あぼーん
347ばかってい!:03/06/27 03:07 ID:6JiQ0yAi
>344
ここの過去ログ嫁!
ttp://ray.csidenet.com/extra/kajime.html
348344:03/06/28 14:22 ID:/oS7n5lE
うおお、>347見たら、なんだかわからないが「ばかってい」に
禿げしく興味がぁっ!本屋行って来てイイですか?(´Д`;)
349なまえ_____かえす日:03/06/28 22:41 ID:/oS7n5lE
↑行ったけど売ってなかった(´・ω・`)ショボーン