934 :
なまえ_____かえす日:2007/09/10(月) 15:38:22 ID:qne1nx1f
ずっこけ三人組とか書いてる人の、『少年のブルース』ってゆう短編集。
とにかくブラック。。。
935 :
なまえ_____かえす日:2007/09/10(月) 18:38:04 ID:gmo4sowo
雑誌に載っていた話なんだけど・・カンナ(花)の精が少年の願いを
かなえて大人にしてしまって・・でもそれは花をちぎった少年に対する
復讐で・・少年は太ったおじさんの姿のまま元に戻れなくなってしまうという話
があった。
少年が戻してくれと泣いて頼んでも・・・一生・・。挿絵も怖かった。
メキメキえんぴつですな。
937 :
なまえ_____かえす日:2007/09/11(火) 15:59:19 ID:Apn4pS6k
岸川悦子著「ママが風になれたら」。
ノンフィクションではあるが、この本に出てくるお母さんが重度の池沼っぽいのが気に入らん。
938 :
なまえ_____かえす日:2007/09/17(月) 08:39:38 ID:KQpwKVlw
ねないこだれだ
せな・けいこ作
お化けに連れて行かれる。小さい子の読む本じゃない。
>>938 うちの子(3歳)の大好きな本だよw
繰り返し読んでとせがまれる。
大人になってから意外とトラウマとして残ってたりして。
くまのこウーフ
ウーフがお墓にお供えした飴玉に蟻が群がってくる
それは君たちにあげたんじゃないよ、とウーフは言うけど蟻は話を聞いてくれない
困ったウーフは蟻と一緒に飴玉を口の中へ…orz
蟻たちが「助けてくれー」、「ここから出してくれー」って叫んでるのが怖くてたまらなかった
最後の一文、「ウーフの目には涙がいっぱい溢れてきました」みたいなことが書いてあって、
ウーフの心境も理解できなくて怖かった
読んでから二十年はたってるけど、二度と読みたくない
自分も「UFOにのってきた女の子」怖かった。
記憶に残ってるし、しばらく食肉加工製品怖かったよ…
ずっとグロくてダークな印象だけが残っていたのを思い出して、
タイトル教えてスレに載っていた検索サイトで調べたら…ヒット!
思い出しても怖い…
>>941 同じだ!!!
自分もしばらくソーセージとか食べられなくなった。
すごいトラウマ本だよ。
「もちもちの木」
絵が影絵ですげーこわかった
灰谷健次郎の「我利馬の船出」
他人のゲロを口移しで吸い取る場面が衝撃だった
>>925 ひとり
ただ
くずれさるのをまつだけ
これが何だか怖くて忘れられなかった。
12歳でこんなん書くなよ!とか思ってた。
ここで何回も上がってた「なおみ」、知らないまま
興味がつのっていたのですが、本屋で見つけたので立ち読み。
最後の
「私はそっと娘の枕もとになおみを置いた」
って怖!怖いよ!目覚めたら娘泣き叫ぶよ!と思った。
でもすごく印象深い本なのは確か。
谷川俊太郎の写真絵本は秀逸なものが多いな。
ふしぎをのせたアリエル号
元々ぬいぐるみだったのほほんとした動物達と殺る気満々の海賊達との
ガチバトルがトラウマ。
海賊は50人はいるのに対し、味方は20人足らずで裏切り者はいるわ
忠実な友達はどんどん気が狂っていくわ。
乱戦の中、とあるネコを追ってみた戦いの1シーンとか、もう…
蹴られ歯を5、6本折り血まみれになって必死に戦って、視界は霞むけど
アヒルたちと一緒に剣を振り回し。
はっと気づくと悲鳴を上げて倒れる海賊、
振り返るとカトラスを握り崩れ落ちるアヒルの首無し死体。
仲間の援軍に回ろうとしたら腕を撃たれて動脈が破裂、
どうにか梯子の下に潜り込み、海賊の死体から袖を引きちぎり止血…
こんなんがですます調のかわいい文章で綴られてて…
948 :
なまえ_____かえす日:2007/11/02(金) 20:11:48 ID:lWrcIFzP
午前2時に何かがくる
小学生時に図書館で借りた。たぶん高学年向けで結構ページ数あり。タイトルはうろ覚えなんだけど……
とにかく怖!
単なる怪談物かとwktkしながら読みだしたら凍りついた。
幽霊屋敷と噂される空き家へ子供たちが探検しに行く話から始まるんだけど、
実はその家の主人は企業の経営者だったものの、何か重要機密を握ってたらしく、
一家もろとも敵に拉致されてロボトミー手術を施され、みんな廃人にされたという。
そして、なぜか家族の中で一人だけ拉致されずにすんだ小学生の女の子がいて、何とか身を隠しながら親たちを助けるために画策するんだけど、
結局ラストは彼女も敵方に捕まって手術させられる事を暗示して終わる。
前半はわざと心霊物ぽく狙って書かれてるのも不気味だったし、とにかく救いようのない暗い話だった。
小学校の図書館にこんな闇社会をネタにした本置くなよ〜
949 :
なまえ_____かえす日:2007/11/02(金) 21:03:42 ID:lWrcIFzP
↑追加
>>192でも挙がってましたね。
前半は確かにそんな感じでした。
>>947 その文章だけ読むとあまりのもの凄さにネタとしか思えない……
「エルマーの冒険」シリーズ。
ボリスっていうかわいい竜がいてさ、エルマー少年と冒険するんだけどさ、
動物島の動物たちが、私利私欲でボリスを引き留めようと叫ぶんだよ。
うりゅがようひつだ!うりゅがようひつだ!
それから30数年経った今でも、なんか時間が押してたり、なんかミスったりした局面では
時も場所もシチュも問わずソレがフラッシュバックする。
たいていノドのあたりで押さえ込むけど、自室とか車の中とかひとりっきりだとリアルで口をつく。
うりゅがようひつだ!うりゅがようひつだ!
恐怖のトラウマ(心的外傷)というより問答無用のレコードの傷みたいな…
今日も、すっかり忘れてた買い物のために車を走らせながらようひつってしまったよorz
アリエル号の凄惨さはガチ。
ラストもどちらかと言うと無常というか、子供心には空恐ろしいと感じた。
ほんと、中盤まではほのぼのだもんね。
路線変更を強いられた週間連載みたいだった。
「こぶたのかくれんぼ」
きつねさんの教えたレシピに砂糖を加えたら、
「子豚になった狼を元に戻すビスケット」が
「子豚を狼にしてしまうビスケット」に。
イラストが可愛いので買ったんだけど、あんな展開が待っていようとは。
「猫(ねこ)は生きている」作・早乙女勝元
東京大空襲のなか逃げる人と猫の物語
焼夷弾が・・・(泣
シートン動物記「キツネ犬のワリー」
牧羊犬のワリーは、飼い主がいなくなったと勘違いした羊を探している間に、飼い主に港に置き去りにされてしまった。
飼い主を探し続けるワリーだが見つからず、観念して新しい飼い主のもとで働くことに。
しかしその後、ワリーのいる家の近所の農家で羊が惨殺される事件が続発する。真相を確かめようとするワリーの飼い主の少女が見たものは、返り血をあびたワリーの姿だった・・・。
児童向け全集のリアルなイラストも含めて、落ちがものすごく怖かった・・・。
>>955 その、「飼い主がいなくなったと勘違いした羊を探している間に」
ってのが犬には責任なくって、ものすごく可哀想だったなあ
登場するものがみんな救われない、嫌な話だった
>>955 何だか『スタンダール・シンドローム』思い出した
>>948 アレ怖かったよなあ。
怪談だと思ってたら、生きてる人間の方が怖い話でもの凄くビビッタ。
ただ、ラストの彼女は捕まってなかった様な気がするんだが…
「白い家」に隠れて「彼女」の登場を待つ主人公達に状況説明した後、
「私はこれからも戦い続ける」みたいなことを言って、主人公が「この
世の中には、軽率に関わってはいけない事があるんだ」って思って終わ
ったような気がする。
白い家の庭に植えられた何とかって樹も、はじめは拗くれた気味の悪い
シルエットとか言われてたのが、逞しい樹みたいな表現になってたし、
結構前向きな終わり方だった印象。
あー、読み返したい。
でも、近所の図書館にはないんだよなあ。
あと、企業秘密じゃなくて輸入の権利とかじゃなかったか?
親戚一同が「そんな物儲からない」と、馬鹿にしていたのが大当たりして
欲に駆られた親戚が権利を横取りしようと病院送りにしたような。
「彼女」のお父さんが努力の人だったから、悲惨さが際だった希ガス。
ガイシュツだったらごめん
「ピカドン」変わった本のサイズだったと思う。
洗面器を持ちながらそこに吐血している男性が怖くて気の毒でかわいそうでそんな気持ちが
ごっちゃになりながら読んでいた
トラウマだけどもう一度読みたい本。
昔小学校の図書館に、「〜の日に読む本」というシリーズがあって(悲しい日とか)、
その中の『誰かに恋をした日に読む本』にあった短編(オムニバスだった)
近未来の話で、地球のほとんどの人が宇宙空間のシェルターに住んでいる。
ある日シェルター内で放射能漏れがおこる。でも一般人はそれに気付かない。
まず主人公の男の子のお母さんが病気で亡くなり(リアルな闘病描写)、お父さんも死ぬ。
朽ちていく両親の死体のそばで、主人公は無線機のスイッチを入れる。
すると知らない女の子からのSOSが入った。彼女の居住区は全滅したらしい。
短い会話のあと、必ず行くから待っていてと言い残し、主人公が父親の車に乗ったところで終わり。
他は子供向けほのぼの初恋話が多かっただけに、この話だけ異様な暗い雰囲気で怖かった。
多分最後のシーンで主人公が口ずさんだ歌詞がタイトルだったと思うけど、思い出せない
>>961 那須正幹の「The End of the World」かな
>>962 それでした、ありがとうございます!てかこのスレでも既出ですね…
そういえばズッコケの人にひかれて借りたんでした。
今見たら結構記憶違いがあるようなので、那須さんの短編集を探してみます。
主人公はユダヤ人?の少女で大事にしている人形があって、第二次大戦中家族と逃げる話。
ラストで敵の機銃掃射に襲われるも無事に国境を越えられたが、その際人形を落としてしまったことに気づき、
「私は泣いた。」で完・・・そんなんありかよと凹んだ
題名忘れちゃったけどその人形の名前が入ってた気ガス
すごい子供の頃の記憶で、細部が曖昧なんだが、家にあった本で怖くて二度と開けなかったのがある。
・絵が怖い
・天井裏か縁の下か蔵の中か、何か薄暗いところ
・時代は江戸時代以前?
・おはぎか大福か、何かそういう餅系の物体が喋る
・ラストは主人公がその餅?に食われて終わる
っていう感じだった気がするんだが、親に聞いても知らないという。
確かに読んで怖かった記憶があるんだが・・・・・。
>>964 ウルズラ・フックスの「わたしのエマ」じゃない?
>965
田島征三の「だいふくもち」だ。福音館こどものともの。
見つけた大福に小豆やると小さい大福産んでくれるんだけど
それを商売にした男が大福に無理させすぎて小大福産めなくなってしぼんじゃう。
で、失望した男はしおしお〜っとしなびて消えてしまう。
あれはね。怖いよね。
田島征三のがしがしっと描いた絵もたまらんよ。
でも、だいふくがほんとに美味しそうでさ。
ドキドキしながらも何度も読んでもらった覚えがある。
>>967 そ、それだ!!!ありがとう!!!!
そうか、食われた訳じゃなかったのか…何かとごっちゃになってたみたいだ。
図書館で今度こそちゃんと読んでみます。
>>966 確かそんな題名だったような。あんな少ない情報なのにわかる人がいるとは・・・
どうもありがとうございます。自分も借りてこようっと。
またラストで凹むんだろうけどな・・・
970 :
なまえ_____かえす日:2007/11/18(日) 19:48:08 ID:n+vkCnOa
どこのカス女だ
聖書を子供向けに紹介した本の中の、サムソンの死の話。
むしろデリラに萌え。
久々に実家に帰って「幸せな家族 そしてその頃はやった唄」を読み返した。
トラウマになった児童書といったらやっぱコレかな。
あとは「UFOにのってきた女の子」。しばらくハムが怖かった…。
>>973 私も同じだ!!!
今も不気味な挿絵とハムがキモかった思いが甦るよ。怖い。未だに怖い。
「幸せな家族」で一番恐かったのが
油をかぶって(兄の事件)のところだったなあ。
ラスト、自分と同じような年代の主人公の選択が衝撃で、
でも不思議な余韻がずっと残った。
題名とか忘れたけど、何かの全集に入っていた。舞台はイギリスっぽい?
ヨーロッパの古い貴族の屋敷で、手だけの幽霊が出て住民みんな正気を
失う恐怖にさいなまれ続けた。なんで引っ越さないんだと思ったけど。
よく手入れされた、とてもきれいな中年男性の手がノブをつかんで・・・。
とか具体的な描写がめさめさ怖かった。
最後のオチ?で、屋敷の主人の一人息子にだけ、「手のない男性」として
見えていたことが明かされる。怖い、怖いよ。書きながら寒気ぞわぞわだよ・・・。
「ああ、無情」と同じぐらいトラウマなのですが、知っている方はいるらっしゃるでしょうか
アニメでも人形劇でも見たことがあるのに題名思い出せない話があります。
貧しい母と幼い娘がいて、娘が病気になるだか行方不明になるだかする。
母親は娘を訪ね歩くと、途中で出会う大きな薔薇の木だとかにいろいろな難題を
もちかけられ、目も失い、傷だらけになってやっとたどりついた母親に、神様(?)は
この子はこの先、生きていてもずっと貧しくひもじく、一生不幸のままで、
今天に召されれば天使として天国で幸せになれるから
死んだほうがいんだと諭されて母親に何の救いも無いまま終わりでした。
死が幸せって終わらせ方からすると、アンデルセンかもしれませんが。
薔薇が寒くて咲けないと言い、棘を全身に刺されながら血まみれで母親が暖めて咲かす
シーンが・・・
「マッチ売りの少女」
カブスカウトで寸劇をやることになって、少々悪のりで少女っぽいものを選んだ。そこでデンマザー(母親役のリーダー)に朗読してもらったのだが、途中から泣きそうになった。人前だったので涙をこらえるのに必死だった。
「幸福な王子」
王子が不幸になればみんなが幸せになれる、とはあまりにひどいトラウマ。受験生の頃、本当に悩んだ。
980 :
976:2007/12/23(日) 22:28:01 ID:D8bZ8aqU
>978
どうもです。そんなタイトルだったと思う。
同じシリーズだったのか、同時に読んで覚えてるのは「毒草の少女」というの。
これは別に怖くなかった。医学的にとても間違っていた。生命なめすぎだと
冷静に考えた。
金星社のシリーズみたい。確か中学の図書室で読んだと思う。
>>978 白い手の怪は女の人の手だし、オチも違わない?
982 :
976 :2007/12/24(月) 22:25:27 ID:/GjqDTiJ
自己解決ぽいけどこれみたい。↓
怖い怖いよ。(泣)
世界こわい話ふしぎな話傑作集 7
夜歩く手
金の星社 (A5 ) 1984年1月 9784323006574
それはモーパッサンの?ならやっぱ
>>976のストーリーとは違う気がする。
「毒草の少女」はホーソーンだよね。
ちなみにモーパッサンの「夜歩く手」(別タイトル「手」)のあらすじは、
近所に住んでいた変わり者のイギリス人(舞台はフランス)が、仇敵の手だという干からびた黒い手を主人公に見せる。
それは鎖で壁に繋がれており、イギリス人は「この手はいつも逃げようとしている、だから繋いでおかなくては」と言う。
それから一年後にイギリス人は自宅で絞め殺される。争った跡があり、口の中には噛み切られた黒い指が入っていた。
下男曰く、主人はよく例の黒い手を鞭打ったり、夜中に一人で大声で喋っていたという。犯人は結局捕まらなかった。
それから三ヵ月後の夜、主人公は黒い手が蠍のように這い回っている夢を見るが、
その翌日に指の欠けた黒い手がイギリス人の墓の上で発見される。
レ・ファニュの「手の幽霊」(白い手の怪)は、アイルランドの幽霊が出ると言う噂の古い館に移り住んだ夫婦が、
色白で太った品のいい中年の女性の手だけの幽霊に悩まされるという話。
手は窓を叩いたりベッドの上を這っていたり、埃の上に手形を残したりする。本体は最後まで姿を現さない。
というか、そのシリーズ大好きだったな。
「ビーナスの殺人」は今でもトラウマ。
地中から偶然掘り出された女神の銅像に、新婚間もない男が何気なく自分の指輪をつけてみたら、
その銅像が手を握って指輪を返そうとしなくて…。みたいな話。