8 :
法の下の名無し:
ID:MOoTSj7C=何故、人を殺してはいけないのか?2
http://academy6.2ch.net/test/read.cgi/philo/1252397078/441,646,704-705の醜態 441 名前:考える名無しさん[sage] 投稿日:2009/09/18(金) 22:16:26 0
…一般の考え方は単純に「殺人は原則違法だが、そうでない場合もある」ってだけ。
「手段の性質は悪だが許容される場合もある」ってのがあんたの主張だが、そうすると
「死刑は手段としては悪だが目的が善だから許容される」と?そういうことを言う
法学者はまずいないと思う。…
445 名前:考える名無しさん[sage] 投稿日:2009/09/19(土) 00:34:41 0
>>441 >「死刑は手段としては悪だが目的が善だから許容される」と?そういうことを言う法学者はまずいないと思う。
「刑法は、法益保護のために用いられるが、法益を保護する手段は刑罰の付加ばかりではない。刑罰の付科という
保護手段は、法的制裁の中でも最も峻厳なものであり、重大な害悪を意図して科するものであるから、それ自体
としては決して望ましいものではない。避けることができるのであれば、避けるべきものであるといえよう。」
山口厚「刑法総論」より
9 :
法の下の名無し:2009/09/25(金) 13:44:56 ID:Zm1dFgOs
ageさせていただきます
10 :
法の下の名無し:2009/09/28(月) 01:06:52 ID:3uXyg6iW
殺人はなぜ原則として違法か。
法がそのように定めているからである。
ではなぜそのように法は定めているのか。
そうしないとみんなが困るからであり、逆に言えば、そうしたほうがみんながお得だからである。
11 :
法の下の名無し:2009/09/28(月) 01:10:24 ID:3uXyg6iW
死刑はなぜ適法か。
法がそのように定めているからである。
ではなぜそのように法は定めているのか。
そうしないとみんなが困るからであり、逆に言えば、そうしたほうがみんながお得だからである。
12 :
法の下の名無し:2009/09/28(月) 22:18:34 ID:0x4EyV3t
>>8の内容について、一部うるさい人がいるので、ヒッソリ反論しておこう。
まず、「悪」という語の意味は多義的であるから、議論する前にその意味内容
は明らかにしておかなければならない。俺としては、この言葉を「正義の観点
からなされる否定的な法的価値判断」と言う意味で用いている。つまり違法の
意味。そもそも、「殺人はそれが死刑執行としてなされる場合でも悪(ないし
不正)と評価されるか」が構成要件の違法推定機能と絡めて議論になっていた
わけだが、この文脈で語られる「悪」とは、上記の意味と考えて良いだろう。
違うというなら、いかなる意味において「悪」という語を用いていたのか、ま
たそれは違法推定といかなる関連を有するか述べていただきたい。
そして、死刑執行としてなされる殺人に、上記意味の「悪さ」は認められない。
山口も刑罰に対し正義の観点から法的に否定的評価をしているはずはない(こ
の意味で否定的評価をするならそもそも刑罰は法的に許されないものとなる)。
で、件の人物は、山口の刑法の謙抑主義に関する叙述に、「刑罰=害悪」との
表現を見つけ、刑罰を「悪」と言う学者はいると言う。しかし、それは上記の
意味の「悪」とはニュアンスの違うものだ。「受刑者に苦痛を与え負担を課す
という刑罰の性質」を「害悪」と表現しているだけだろう。だから、これをもっ
て刑罰=悪の学説上のソースとするのは筋違いというべき。
13 :
法の下の名無し:2009/09/28(月) 23:56:45 ID:Pvgoy3lc
14 :
法の下の名無し:2009/09/29(火) 00:02:54 ID:Pvgoy3lc
442 どう見ても <悪> ではない → ○
442 どう見ても 【悪】 ではない → ×
442 どう見ても悪ではない → ×
↑
<悪>/【悪】
15 :
法の下の名無し:2009/09/29(火) 04:12:06 ID:8aBX2GCQ
>>13 それが何?
「害悪」「望ましいものではない」が直ちに「正義の観点からなされる否定的
価値判断」を意味しているとでも?