1 :
法の下の名無し:
2007年8月23日 朝刊
今年五月に実施された新司法試験の刑事系科目の論文試験で
出題された事例や設問が、慶応大学が試験前の二月末に開いた
答案練習会のテストと酷似していることが分かった。テストの
出題者は、法務省から同大法科大学院に教授として派遣されて
いる検事(46)。新司法試験をめぐっては、出題を担当する
考査委員だった同大法科大学院教授が事前に答案練習会を開いて
いた不祥事が六月に発覚している。新たな指摘に同省は「漏えい
の事実はなかった」としているが、その的中ぶりに他大学の教員
らからは不信の声がくすぶっている。
今回類似が明らかになったのは、新司法試験の刑事系論文
試験で二問出題されたうち、放火犯特定のための捜査で、
警察が令状を得ないままビデオ撮影を行った事例を基にした問題。
ビデオ撮影の適法性と、同種犯罪の前科を公判の事実認定の
証拠として用いることができるか−について論じる設問が
出された。
一方、慶応大の答案練習会で出題されたのは、令状なしで
誘拐犯などを写真撮影した捜査事例を示し、撮影の適法性、
前科を証拠として用いることの可否−の設問。法科大学院とは
別組織で、在校生や卒業生の受験支援をする「司法研究室」が
開催し、法科大学院生ら約二百人が参加した。
関係者によると、テストを作成したのは「実務家教員」として
二〇〇五年四月、検事の身分のまま派遣された刑事法担当教授と
いう。 考査委員による答案練習会の開催が明らかになった後、
司法研究室主催の練習会についても類似性が指摘されたことから、
同省は検事らから事情を聴くなどして調査。
その結果、今回は「実際の試験問題を知る立場にはなく、
考査委員から試験情報を得た事実も見受けられない」
(人事部)として“偶然の一致”と判断。法科大学院以外で
の予備校的な受験対策に検事が関与した点についても
「公務ではない」(同)と不問とした。
別の法科大学院で刑事法担当教授を務める弁護士は
「まったく異なる論点を問う二つの設問が的中するとは、
あまりにも不自然。身内意識を排した第三者による徹底した
調査が必要だ」と主張している。
出所 東京新聞
2 :
法の下の名無し:2007/08/23(木) 16:15:16 ID:pA80W6cr
3 :
法の下の名無し:2007/08/24(金) 08:22:53 ID:aMO7PF04
:法学セミナー ◆XQ.cwbPTEg :2007/08/23(木) 23:08:06 ID:???
6頁〜7頁
渋谷秀樹立教大学大学院法務研究科委員長が真正面から切り込む!
「新司法試験考査委員と問題出題のあり方について」
「仮に、試験問題に関する情報の提供が組織的に行われた、あるいはその蓋然
性が高いとみられる法科大学院については、場合によっては、学生募集の停止、
さらには設立認可の取消し(撤回)といった処分をしないと、新司法試験の公
正に対する、失われた信頼を回復することはできない。」
「この(受験生間に生じた)不公平の解消のために何をなすべきか。現在、司
法試験委員会でも対処方法が議論されてるであろうが、やはり得点調整をせざ
るをえないのではないか。」
「平等原則違反という重大かつ明白な瑕疵を帯びた紛争は『法律上の争訟』と
なるから、今回の司法試験の合否判定は、司法審査の対象外の聖域から、その
対象内に引き戻すことになろう。より深刻な点は、今回の試験に合格した当該
法科大学院出身者に生涯つきまとう汚名である。この汚名をいかに晴らすかと
いう点も考える必要がある。」
4 :
法の下の名無し:2007/08/24(金) 20:33:01 ID:aMO7PF04
典型論点だから、的中しても不思議ではないという馬鹿がいるが、
どう考えたって2問ともはおかしい。予備校だってそんなこと、今まで
出来た試しがない。
H教授が、解説講義で漏らしたように、ギリギリまで、どの問題を本試験で
出すか迷っているわけであるから、裏でボツになった方の問題を予想してしまって
もいいはずなのに、ビンゴで表の本試験に出た方を2問とも的中なんて、おかしいよ。
995 :氏名黙秘:2007/08/24(金) 20:18:03 ID:???
そして植様一人の暴走ではないなら組織的犯行の線が強まるわけだ。
もともと慶應で外様の植様や、派遣実務家の秋様がそこまで慶應ロー生に思い入れがあるとは思えない。
2人もそういう人物があえて漏洩までやるというのは、慶應ロー中枢部にそういうことをさせる機運があったことの
証拠だ。
5 :
法の下の名無し:2007/08/25(土) 08:31:10 ID:vtewZbza
6 :
誘導:2007/08/25(土) 16:57:33 ID:pKprauep
法学(仮)板ローカルルール
ここは法学,その他大学法学部で研究されている学問分野の話題について学術的に議論する板です。
よって、法律や政治が絡めば許容されるわけではありません。
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http://school7.2ch.net/shihou/】へ
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7 :
法の下の名無し:2007/08/25(土) 20:16:50 ID:vtewZbza
揉み消すつもりかよ。
学者こそ立ち上がれ!!
8 :
法の下の名無し:2007/08/26(日) 20:45:16 ID:kaKZgfD3
慶応はロー認定を取り消せよ。今年の受験者は全員失格にすべし。
組織ぐるみの不正行為に法務省がどう判断するか見ものです。
やはり握りつぶしますか?
9 :
法の下の名無し:2007/08/28(火) 06:46:05 ID:guW9T5Hr
握りつぶすとみた。
学者こそ立ち上がって欲しい。
10 :
法の下の名無し:2007/08/28(火) 07:40:40 ID:DFYZHKbT
法学セミナー 6頁〜7頁
渋谷秀樹立教大学大学院法務研究科委員長が真正面から切り込む!
「新司法試験考査委員と問題出題のあり方について」
「仮に、試験問題に関する情報の提供が組織的に行われた、あるいはその蓋然
性が高いとみられる法科大学院については、場合によっては、学生募集の停止、
さらには設立認可の取消し(撤回)といった処分をしないと、新司法試験の公
正に対する、失われた信頼を回復することはできない。」
「この(受験生間に生じた)不公平の解消のために何をなすべきか。現在、司
法試験委員会でも対処方法が議論されてるであろうが、やはり得点調整をせざ
るをえないのではないか。」
「平等原則違反という重大かつ明白な瑕疵を帯びた紛争は『法律上の争訟』と
なるから、今回の司法試験の合否判定は、司法審査の対象外の聖域から、その
対象内に引き戻すことになろう。より深刻な点は、今回の試験に合格した当該
法科大学院出身者に生涯つきまとう汚名である。この汚名をいかに晴らすかと
いう点も考える必要がある。」
11 :
法の下の名無し:2007/08/31(金) 20:08:15 ID:i9lqXPTC
法律時報 9月号
【法律時評】法科大学院再考−新司法試験制度と法科大学院教育
須網隆夫(早稲田大学法科大学院教授)
三 「新司法試験問題漏洩疑惑」への対応
法務省は、6月末にこの教授を考査委員から解任し、法科大学院協会
も、理事長の緊急談話を公表し、法科大学院創設の原点に立ち返る事
を訴えている。しかし、新聞投書欄やインターネット上では、受験し
た他の法科大学院修了者から、試験の公平性に対する激しい不信が
表明されている。今回の事件は、合格率向上のためには手段を選ばない
という「法科大学院の予備校化」が進む中で起きた事件であり、既に
低合格率を裏切りと感じていた多くの学生にとって、再度の裏切りに
相当する出来事である。
理事長談話が示唆するように、某教授の行動は法科大学院制度にとって
許しがたい行為であり、我々は、考査委員による類題演習が、実質的に
は問題漏洩に限りなく近い違法な行為であることを明確に認識しなけれ
ばならず、あくまで厳正に対処する必要がある。
それは、今回の事件が曖昧に処理されれば、むしろ考査委員による答案
練習は「やり得」となり、既に始まっている法科大学院の予備校化が一層
進む結果、法科大学院制度の崩壊、少なくとも変質が完成するからである。
12 :
法の下の名無し:2007/08/31(金) 20:15:11 ID:VBkpe75k
立教、早稲田ときたか。
大御所は黙りか?
13 :
法の下の名無し:2007/08/31(金) 20:19:26 ID:Ua6n7uR5
慶応みたいな私学潰してしまえ
14 :
法の下の名無し:2007/09/01(土) 01:36:16 ID:aRNX8tvW
このスレ、慶応ロー落ちの負け犬がうごめいてるようだなw
15 :
法の下の名無し:2007/09/01(土) 01:42:17 ID:AdGaD4xw
22 名前:法の下の名無し[] 投稿日:2007/09/01(土) 01:37:50 ID:aRNX8tvW
慶応ローの教授といえば、
おまえらがどうあがいても勝てない雲の上の存在。
いいかげん、負け惜しみやひがみ根性でレスつけるのはやめとけw
自分自身がむなしくなるだけだぞw
16 :
法の下の名無し:2007/09/01(土) 06:22:53 ID:X/ZHF/Mq
2005年05月16日
須網隆夫教授@早稲田大学研究者紹介第9回
早稲田の研究者紹介が、早くも9回目に突入。今回はロー・スクール設立の立役者の一人、須網隆夫教授。大学附属病院ならぬ大学附属弁護士事務所(リーガル・クリニック)の所長を兼務する。
17 :
法の下の名無し:2007/09/02(日) 08:30:24 ID:ZWZoxYNr
鳩山邦夫法務大臣 慶漏全員失格で合格人数減らしましょう。
司法試験合格者に対する信頼もそれで守れます。
18 :
法の下の名無し:
9月3日朝日新聞社説 【新司法試験―公正さが揺らいでいる】
http://www.asahi.com/paper/editorial.html#syasetu2 法の支配という民主社会に欠かせない機能を職業的に担うのが、裁判官や検察官、弁護士だ。その登竜門となる司法試験が、公正に行われていなかったとすれば……。そんな疑念が収まらない。
問題となったのは、法科大学院の修了者を対象にした5月の新司法試験だ。
問題を作る考査委員を務めた慶応義塾大法科大学院の教授が、試験に先立って自校生を対象に、答案の作り方を教える練習会を開いていた。採点基準は非公開なのに、「採点後であれば、試験で書いた答案を再現してくれれば採点する」とのメールも試験直前に送っていた。
考査委員は法相が任命する任期1年の非常勤国家公務員だ。法務省が慶大教授を委員から外したのは当然である。
法務省は156人の全考査委員に自己申告させ、不正がないか調べた。
慶大の答案練習会では、本番で出された問題は取り上げていなかったとして、採点は見直さないことにした。一方で、大宮法科大学院でも考査委員の教授2人が、過去の試験問題について自校生へ、
自分ならこう採点するといった基準を伝えていたことが分かり、口頭で注意した。ほかの考査委員については不適切な行為はなかった、と結論づけた。
これに対し、各地の法科大学院の教授らからは「調査が甘いのではないか」との反発が出ている。慶大教授は大学院を去ったが、弁護士や学者らが国家公務員法の守秘義務に違反する疑いで告発した。今月13日には合格発表があるのに、混乱が続いている。
新司法試験は司法改革の目玉だ。その信頼が傷ついたことは否定できない。