254 :
法の下の名無し:
>現代航空戦闘でミサイルによる攻撃以外の代替手段が現代においては有効に機能しえない以上、
>その使用に何の問題があると?
軍事技術発展度合いの都合で交戦法規を決めるというのは実は今に始まったことじゃなく、
1868年サンクト・ペテルスブルク会議、1874年ブリュッセル会議、1899年、1907年
ハーグ世界平和会議等、すべて軍人が半数以上議決権を持って参加してるんですが、
そこでいつも敵兵が必ず死ぬようなやり方で攻撃してはいけないと合意してるんですね。
人間は「運が良ければ生き延びられる」と信じてないと狂うのだという事実を体験的に
最もよく知っているのが軍人達なのでしょう。現在でもこの事実に変わりはない
というのがたとえば赤十字国際委員会の認識です。
交戦法規を守っていては戦闘が出来ないというふうなポジションならば、そこは
諦めればいい、というのが自らも軍籍のあった実務的国際法学者マックス・フーバーの
1913年論文の核心です。この部分は戦後のオランダ海軍出身法学者フリッツ・カルス
ホーフェン他、軍人法学者たちにも共有されてます。