日本国憲法「大日本帝国憲法!」
大日本帝国憲法 「…うそ!?」
日本国憲法「驚いた? ウフフ…驚くに決まってるわね あんなことがあったのだから」
大日本帝国憲法 「どうして…」
日本国憲法「私、やっぱり日本の現行憲法だったの 民衆が認めてくれた
見て! 昭和天皇による上諭文もここに!」
大日本帝国憲法 「そんな…そんなこと」
日本国憲法「今度こそ胸を張って言えるわ 私は日本国憲法、わが国日本の最高法規 よろしくね大日本帝国憲法♪」
大日本帝国憲法「うそよ、あなたが私の後継憲法だなんて…そんなこと」
日本国憲法「どうして?」
大日本帝国憲法「だってあなたは民定憲法じゃない… 主権が在民にあるかわいそうな憲法…
わが国日本の憲法は最強の帝国を作ることを目指して作られる欽定憲法、あなたは…私とは違う」
日本国憲法「…やっぱりそうなの 私のこと、ずっとそう思っていたんでしょう
自分より劣るかわいそうな民衆に媚びを売った憲法だと 」
大日本帝国憲法 「それは…」
日本国憲法「帝国議会を設置したことも、普通選挙法を定めたことも、
民衆を哀れんでいただけ 上から見下ろして満足していたんでしょう」
大日本帝国憲法「違う…」
日本国憲法「自分が上だと…自分は国民に愛されていると
そう思って私を笑っていただけなんでしょう」
大日本帝国憲法「それは違うわ… 違う… 私は…」
日本国憲法「うるさい! …嫌な法令。少しばかり明治期の政情に合致していただけなのに…
たまたま明治大帝の業績がすばらしかっただけなのに…
私の存在なんて、あなたにとっては自分の価値を高めるだけだった 」
大日本帝国憲法 「違うわ! 私はせめて、天皇陛下の国権統治の下で臣民が幸せに暮らせるようにと思って…」
日本国憲法「それが国民を馬鹿にしているといっているのよ!
主権を国民に認めてくれてなかった!」
大日本帝国憲法 「…だって国権は!」
日本国憲法「あなたみたいな法律、周辺国にいい影響を及ぼすはずがない!
世界的に認められているのは…私 誰よりも国民に権利を保障して、平和を謳っているこの私…
世界的な法律になって全世界が平和になって… 私の一部を採用してもらうの…」
(米軍、日本に原爆を落として統治権を奪う)
大日本帝国憲法 「? …あっ!」
日本国憲法「あなただけが帝国の人々を幸福にする?」
大日本帝国憲法「返して!」
日本国憲法「天皇陛下を敬愛して、法律の範囲内で自由権を認め、日本の人々を幸福にする?
そんな幻想…打ち砕いてあげる! 日本の国民を幸せにするのは…」
(GHQ、憲法の改正規定を無視して主権を天皇から在民に変更する。)
大日本帝国憲法 「やめて!!」
日本国憲法「本当に幸福にするのは… 私よ!!」
(革新系の政党が議会の三分の一を占める)
昭和天皇 「ああぁ! ああぁぁぁぁぁ!! お爺様から頂いたものなのに…
お爺様の思いが詰まっていたのに… ああぁぁ…」
日本国憲法「ウフフフフフ アハハハハハハハ!」
大日本帝国憲法 「どうして…どうして……… 日本とは無関係のくせに…」
日本国憲法「……なんですって?」
大日本帝国憲法「英語でGHQが作った… 日本の情勢を無視した無国籍憲法の癖に…」
日本国憲法「!」
大日本帝国憲法「無国籍!!」
日本国憲法「!!うおおおお!!! 大日本帝国憲法!!」