72 :
法の下の名無し:2005/09/20(火) 23:14:33 ID:xyyrWkik
>>70 発言を普通に読解しただけだが。
政府や国会や裁判所が天皇を元首として否定したなどということは俺は言ってない。
政府は天皇を元首と考えてるというのは誤りだと言ってるわけで,上の引用からも
それは明らか。
>>71 ぜんぜん同じじゃない。君は論理的に読解するということができないのかい?
73 :
法の下の名無し:2005/09/20(火) 23:16:16 ID:xyyrWkik
仮にも法律家なら何のためにわざわざ留保が付いてるのか,なぜ断定ではなく「差し支えない」
となってるのか,ということぐらいちゃんと考えて読もうぜ。
74 :
法の下の名無し:2005/09/20(火) 23:29:55 ID:xyyrWkik
田中首相の発言は次の文と矛盾しない。
「行政権は内閣に属するという面、さらに外交関係の処理や
条約締結の実権を持っているので、それをとらえて元首とい
うならば、内閣は元首と言うことにもなる。」
内閣法制局大出第一部長の発言も次の文と矛盾しない。
「実質的に対外的に国を代表する権限を有する機関を元首と
見る見解もある。この定義であれば内閣は外交関係の処理や
条約締結の実権をもつから、元首と言って差し支えはない」
要するに,田中首相も大出第一部長も何も言っていないに等
しい。「天皇は元首か」と聞かれて「定義によってはそうと
も言える」と言っただけ。
75 :
法の下の名無し:2005/09/20(火) 23:49:27 ID:xyyrWkik
>政府が天皇を事実上の元首と扱っている事実
これも正しくない。天皇は大使・公使を接受する権限を名目的には有していると
言えなくはないが,一方で,大使・公使の信任状を発行する権限については,名
目的にもそのような権限を有するとは言えない。天皇は元首が通常果たすとされ
る機能の一部しか果たしていない。一部さえ果たしていれば元首だというなら,
天皇も内閣も元首だね。共同元首かな?
76 :
法の下の名無し:2005/09/21(水) 00:36:18 ID:9b3qGMss
共同元首というのは余計だな。撤回する。
77 :
法の下の名無し:2005/09/21(水) 08:45:06 ID:ePLjGpK8
よその国で天皇を日本の元首として扱ってない国はないが、ま、傍証にもならんか。
78 :
法の下の名無し:2005/09/21(水) 09:40:42 ID:9b3qGMss
元首と似てることの根拠にはなっても元首であることの根拠にはならないね。
79 :
法の下の名無し:2005/09/21(水) 09:47:09 ID:9b3qGMss
元首として扱うといっても部分的なものにとどまるんだし。
80 :
法の下の名無し:2005/09/21(水) 14:10:46 ID:Jw725xcV
よその国ではエンペラーと呼ばれて居るけど
前にキングと呼ばれて物議が有った記憶が有るけど内閣も差し支えないと言う解釈
じゃ無かった?
81 :
法の下の名無し:2005/09/21(水) 20:55:17 ID:9b3qGMss
知らない。だから何?
82 :
法の下の名無し:2005/09/21(水) 22:01:04 ID:So2gpeFU
83 :
法の下の名無し:2005/09/21(水) 22:12:59 ID:HARbXLGY
>>73 あほ?
憲法に明記してないから、断定でなく差し支えないと言っているのだろうが。
元首は誰か?と問われたら、諸外国の国家元首に値する人物はわが国では
天皇とするのが日本政府の立場。
だから諸外国も天皇を日本の国家元首として扱っているのである。
憲法調査会や自民党の憲法草案に元首規定を入れなかったのは、慣例上すでに
天皇が元首と扱われているから、わざわざ明記する必要がないと言う
理由からである。
君が考える元首とはアメリカ大統領みたいな、政治実権が伴うのが
必要と考えているみたいが、スイス・ドイツ・インド大統領や
北欧の国王みたいに政治実権はないが、形式上だけの元首もいる。
日本の天皇は後者にあたる。
84 :
法の下の名無し:2005/09/21(水) 22:30:36 ID:UxYJv8bG
そもそも形式上の元首なる概念を認めるかどうか議論があるんだけどな
85 :
法の下の名無し:2005/09/21(水) 22:31:44 ID:HUEkzmDj
今回の解散にしても、法的行為としては内閣の助言と承認で完成するでしょうが、天皇が
体調不良を理由として詔書への署名を遅らせる「棚ざらし処理」的な手法を使われると
どうなるでしょうか?実際問題として、解散や首相指名にはその手法を使うことは考えにくい
ですが、恩赦の認証など緊急を要しない事項については遠まわしの拒否権発動は可能かも
しれないと考えられます。
さらに、そういう棚ざらし処理の可能性について天皇が言及することによって、天皇の意向を
慮って内閣が助言と承認の内容を考え直す可能性も考えることが出来るかもしれません。
86 :
法の下の名無し:2005/09/21(水) 22:37:32 ID:9rgm3HVx
国事行為は内閣の助言と承認によって行われる訳だよな
署名の執行を拒否する事は可能か、又は拒否した場合には現行法では
正式に効力が発行されないとすると…
考えて行くと奥が深いですね。憲法が曖昧なのが問題でしょうか?
拒否した場合に任命・署名が無くとも内閣の助言と承認の効力が発生するとも
思えないし
87 :
法の下の名無し:2005/09/21(水) 23:08:28 ID:L9P2O7C+
拒否した場合って・・・・・
君臨すれど統治せずって言葉知ってる?
88 :
法の下の名無し:2005/09/21(水) 23:14:28 ID:UxYJv8bG
>>87 その言葉どおりに行動しない天皇があらわれた場合を想定してるんじゃないの?
89 :
法の下の名無し:2005/09/21(水) 23:36:02 ID:9NvEEYWE
>>85 どうしても天皇が政治的停滞が起こるような行動をとり、
憲法の国事行為を行わないのなら、内閣は皇室会議を召集し、
摂政もしくは、国事行為の委任の手続きをとるでしょう。
理由は精神的の故障として。
摂政を立てるには、天皇の認証など必要ないですから。
90 :
法の下の名無し:2005/09/22(木) 00:15:30 ID:/rwR3JVn
>>82 論理の飛躍がありすぎ。
>>83 >憲法に明記してないから、断定でなく差し支えないと言っているのだろうが。
>元首は誰か?と問われたら、諸外国の国家元首に値する人物はわが国では
>天皇とするのが日本政府の立場。
これまで丁寧に説明してきたように政府はそのような立場を取っていない。
反論するなら上記の説明の全部にいちいち反論してくれ。
>だから諸外国も天皇を日本の国家元首として扱っているのである。
元首と元首の機能の議論は既に述べた。それに反論してください。
>憲法調査会や自民党の憲法草案に元首規定を入れなかったのは、慣例上すでに
>天皇が元首と扱われているから、わざわざ明記する必要がないと言う
>理由からである。
そんなものはどうでもいい。
>君が考える元首とはアメリカ大統領みたいな、政治実権が伴うのが
>必要と考えているみたいが、
考えてないよ。君は実権が伴っていないとダメだと考えてるようだが,
政府はそうとは考えてないね。
>スイス・ドイツ・インド大統領や
>北欧の国王みたいに政治実権はないが、形式上だけの元首もいる。
スイスの元首は大統領じゃなくて連邦評議会だよ。大統領も儀礼上の元首の機能を担っては
いるけどね。
それに諸外国の例を持ち出して君が天皇が元首だと言いたければ勝手に言ってればかまわな
いが,それと日本政府の立場とは別の話。
91 :
法の下の名無し:2005/09/22(木) 00:17:34 ID:/rwR3JVn
>>85 急遽,擬制による国事行為とかが考え出されるんじゃないかな。
92 :
法の下の名無し:2005/09/22(木) 00:19:48 ID:/rwR3JVn
>>80の訂正
元首が行うとされる儀礼的行為を行うのが元首だと定義するならスイスの場合も
(通常の認識とは異なって)大統領が元首となるね。
いずれにせよ,政府の立場についての何らかの根拠になるものじゃないが。
93 :
法の下の名無し:2005/09/22(木) 00:42:37 ID:/rwR3JVn
>>90訂正
誤 君は実権が伴っていないとダメだと考えてるようだが
正 君は実権が伴っていなくても部分的に機能を果たしてさえいればいいと考えてるようだが
94 :
法の下の名無し:2005/09/22(木) 12:52:22 ID:xTNuLC6/
>>88 そういうありえない状況を想定するのは学問ではありえませんね。
95 :
法の下の名無し:2005/09/22(木) 17:08:29 ID:9d9h6F0B
>>94 君の言う理論だと内乱は起こる事は有り得ないから内乱罪規定の趣旨と範囲
を考察する事は不要だねと言ってるのと同じ
>>91 現憲法下では天皇の行うべき行為が明確に規定されて居るので拡大解釈は
無理では?
96 :
法の下の名無し:2005/09/22(木) 17:21:35 ID:/rwR3JVn
>>91 要するに解釈論同士の利益衡量なわけで,天皇に実質的な権限を与えるに等しい
解釈は現行憲法からはありえないわけだから,そうでないような解釈のうち最もま
しなのが採られるべきってこと。擬制というテクニックよりもっといいのがあれば
それを採ればいいわけだが,それを示さずに批判するというのは非建設的だと思う。
ある仮説を否定するには別の仮説がそれを優越することを示すしかないのだから。
97 :
法の下の名無し:2005/09/22(木) 17:23:56 ID:/rwR3JVn
擬制の他に考えられるのは代理とか摂政かな。
98 :
法の下の名無し:2005/09/22(木) 17:35:24 ID:9d9h6F0B
>>97 代理の理由は何ぞや?
精神異常はこれだけ大衆に晒される機会が多いんだから無理と思うけど
99 :
法の下の名無し:2005/09/22(木) 17:44:18 ID:YQ1xqHLH
>>96 天皇の行うべき行為を遅延させる事が権限になるかどうかも疑問(実質
的には影響が有るだろうが)
天皇には憲法によって国事行為の権能が与えられているが、それについ
ての責任は問えないとされる。したがって、責任政治の原理を害さない
ように、天皇の権能行使については、天皇自身ではなく、助言と承認を
する内閣が実質的に決定し責任も負う。
で有るが明確な線引きはされて居ないし承認が有ってから裁可まで何時までにと
言う明確な規定もない。そもそも国事行為の執行を拒否する事が国政に関する
権能に当たるのか、第4条に反するか否かから考えなくてはならない。
100 :
法の下の名無し:2005/09/22(木) 21:37:24 ID:B64q7Hqo
国賓が来日した時の日本政府の対応を見たら、政府の天皇に
求めている立場が普通に理解できるはずだが?
迎賓館で国旗掲揚と国歌演奏時、国賓の隣に立っているのは誰か?
国賓に対する晩餐会を主催するのは誰か?
誰が国の代表として国賓を接遇しているのか?
>>100 そういうのが理由づけにならないことはすでに述べたとおり。
102 :
法の下の名無し:2005/09/23(金) 00:12:36 ID:7vM2IqZT
>>101 お前だけの頭のなかではなあ。
君の解釈はあくまでも君の解釈で政府解釈ではない。
憲法学界では政府は天皇を元首扱いしていると言うのが常識。
だから天皇元首批判派の憲法学者は政府の対応を批判している。
君の書き込みは自己解釈ばかり。
政府が天皇を元首扱いしていない、政府や判例などのソースを
出すべきだ。そうでないと自己解釈の域を出さない。
103 :
法の下の名無し:2005/09/23(金) 00:16:42 ID:5f0O8gIZ
と言うか必死で色々の根拠をだしても否定するこやつは
憲法解説書や、憲法学者の文献など一切読んだことが
ないのではないか?
憲法の文言を自己流で解釈しているだけでしょ。
まあ、論議する場だからそれでも良いが、否定する根拠が
乏しいなあ。
104 :
法の下の名無し:2005/09/23(金) 00:23:42 ID:5f0O8gIZ
また、この板では誰も天皇を元首だと言っていない。
元首扱いをしているだけの話。
内閣法制局の解釈も天皇を元首扱いしても問題ないと言う解釈。
ここの根本がわからないようであれば、いつまでたっても
話は平行線。
>>102 君は日本語が読めないのかい?
天皇が通常元首が果たすとされる機能の一部を果たしていることは否定していない。
ただ単に,政府は「天皇は元首だ」という解釈を採ってるわけではない,と言ったのみ。
その解釈におかしいところがあれば指摘すればよい。
>>103 政府の立場の解釈が論点だったのでは?
>>104 天皇は元首だ,政府もそう言ってる,という香具師がいたと思うが。
「元首扱いしても問題ない」というのをいかなる意味で言ってるのか,単に
「定義によっては元首と呼んでもよい」としか言ってないものをそう読める
のか,その両方を示して欲しい。
このスレで天皇は元首だと言ってる香具師はいたが,天皇は元首でないと言
ってる香具師はいないし,天皇が元首が果たすとされる機能の一部を果たし
てることを否定してる香具師もいない。
106 :
法の下の名無し:2005/09/23(金) 01:16:01 ID:VxB+y5My
>>105 誰が天皇を元首と断定している。スレNOは?
もともと、憲法が天皇に国家元首的役割を求めておると言う
スレから、この話は始ったんだろ。
それを「君は憲法をわかっていない」とか言う奴(お前だろ)
と言う反論から発展したんだろ。
>>106 >>50は漏れではないが,
>>83は政府は「日本の元首は天皇だ」という立場だと
解しており,なおかつ,その立場を支持しているように読める。
憲法が天皇に国家元首的な役割の一部を求めているのは間違いないだろうね。
109 :
法の下の名無し:2005/09/23(金) 01:24:04 ID:VxB+y5My
110 :
法の下の名無し:2005/09/23(金) 01:27:26 ID:VxB+y5My
>>107元首に値する人物が天皇と言っているだけだろ?
どこに「日本の元首は天皇だ」といっているんだ?
「元首扱い」という言葉が「元首と同様に扱う」という意味なのか「元首として扱う」と
いう意味なのかは不明瞭だけどな。
>>83なんかは後者の意味だろうな。
>>54>>59>>64なんかは明らかに,政府は「天皇は元首だ」という立場だと言ってる。
元首扱いとも元首的要素とも言ってない。
>>110 値するというのは,同じという意味じゃないの?
別に「値する」が入っててもいいけど,いずれにせよ政府はそういう解釈を採ってるわけではないよね。
113 :
法の下の名無し:2005/09/23(金) 01:32:26 ID:VxB+y5My
>>111 前後の文脈から判断しろよな。
>>59なんか、初めから「元首扱い」と書いてあるじゃないか?
114 :
法の下の名無し:2005/09/23(金) 01:35:31 ID:VxB+y5My
>>112 そういうのを揚げ足取りと言うのだよ。
法制局の「差し支えはない」と言う文言も事実上の天皇元首容認
になるのは認めるね?
過去のレスの解釈を争っても無駄だから,とりあえず漏れの意見をまとめておこう。
・天皇は元首の機能とされているものの一部を果たしている。
・憲法は天皇に元首の機能とされているものの一部を果たすことを要求している。
・政府は日本の元首(ないしそれに相当するもの)が何かということについては立場を明らかにしていない。
(定義によっては天皇は元首だ,と言っただけ。)
・何が元首かは定義次第であって,元首の機能とされているものの一部でも果たしていればいいという立場
からは日本国天皇もスイス大統領も元首だろう。
116 :
法の下の名無し:2005/09/23(金) 01:37:36 ID:VxB+y5My
>>111 それと
>>64も「事実上」と前置きしているだろ?
「事実上」があるのとないのとでは、全然意味が違う。
>>113 失礼。
>>59は「元首扱い」と言ってるが,最後の一文から察するに,後者の意味だ。
>>114 否認する。発言をそのように解釈する根拠が示されていない。
別の解釈の根拠なら示されているが。
118 :
法の下の名無し:2005/09/23(金) 01:39:17 ID:VxB+y5My
>>115 君の立場はわかった。
俺ももう過去スレのことは論争しない。
>>116 「事実上」は「元首」にではなく「している」にかかるから,けっこうどうでもいい。
121 :
法の下の名無し:
憲法第4条と第7条は矛盾するといえばいえる。
天皇が国政に関する機能を有しないなら、
7条の国事行為のうち少なくとも、
国会の召集、衆議院の解散、国会議員の総選挙の施行を公示
などはいらないのではないか。