政治学方法論

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1法の下の名無し
政治学は,学問対象からみると「政治についての学問」であるといえます。
しかし,方法論からみると「政治学固有の方法(アプローチ)」は確立されているとはいえないように思えます。
哲学的方法(政治哲学・政治理論・政治思想史),歴史学的方法(政治史),法学的方法(政治制度論),
経済学的方法(合理的選択論),社会学的方法(政治社会学),心理学的方法(政治心理学),統計的方法(計量政治学),
さらに比較政治学,動態的アプローチとしての政治過程論など,さまざまな方法論が混在しています。
それは政治学が「マスター・サイエンス」(アリストテレス)であるからなのでしょうか。
また、それぞれの方法論の相互理解・交流が十分でないようにも見えます。

「政治学の固有方法(アプローチ)」の可能性を考えつつ、 それぞれの方法論の相互理解を目指すスレ。
隣接分野の書き込み歓迎。法学における法と経済学をめぐる議論なども参考になりそうです。
2参考資料1「政治学」とは?:2005/05/17(火) 00:17:16 ID:B1Iki2Mw
「【政治学】政治についての学問。古代ギリシャに起源をもつ人類最古の科学の一つ。
現在では政治哲学,政治思想史,政治理論,政治過程論,政策科学,行政学など
様々な分野に分かれているものの総称である。政治学が社会科学の中でもつ最大の特質は,
規範理論と経験的分析が分かちがたく結びついていることだろう。…現代政治学は
規範理論と経験的理論を峻別し,後者の組織化に努力してきた。しかし、それがいまだに
経済学のように組織化されていないのは,結局,政治学においては規範理論と無関係に
経験的理論を構築することができないからである。」

阿部斉・内田満・高柳先男 (編)『現代政治学小事典 新版』 P.239 高畠通敏
「実際のところ,学問分野という言葉が,それ固有の独自な方法によって規定される
研究領域を指しているとすれば,政治学は一個の学問分野ではないということになろう。
むしろ政治学とはひとつの問題領域なのであって,それは折衷的にであれ寄生的にであれ,
ほかの学問分野に依存しているのである。…あくまで問題から出発するのがつねであり,
ある特定の仕事に必要とされる知的道具は,どんなものでも手元にかき集めるのである。」

B.クリック (著),添谷育志・金田耕一(訳) 『現代政治学入門』 P.19-20
4参考資料3 行動論的政治学のインパクト:2005/05/17(火) 00:18:43 ID:B1Iki2Mw
「20世紀初頭までの政治学においてもっとも重要な問いは,どのような制度をつくれば
よい政治を生み出すことができるかというものであった。…その意味で当時の政治学は,
規範的・法学的・制度論的であった。…政治過程論は,それまでの政治に対する静態的で
規範的なアプローチを改め,動態的かつ実証的に政治の実態を分析しようとした。」

「政治学における経験的アプローチを推し進めたのが,1950年代にアメリカで起こった
行動論的政治学である。行動論的政治学は,政治学に先行して科学的な方法論を確立した
と考えられた心理学や社会学などの学問(行動科学)を基礎として,個人行動を研究単位として
権力,政策決定,役割,集団,組織,制度,文化,システムなどの概念をつくりだし,
政治分析を発展させた。…行動科学益分析がとくに有効なのは,政治的態度や投票行動など
個人を対象とするミクロの分析である。」

伊藤光利・田中愛治・真渕勝 (著)『政治過程論』 P.1-7

* なお,P.7以下にKKV(G.キング・R.O.コヘイン・S.ヴァーバ (著),真渕勝 (訳)
『社会科学のリサーチ・デザイン―定性的研究における科学的推論』)をベースにした
方法論の記述あり。
5参考資料4 反証可能性:2005/05/17(火) 00:19:15 ID:B1Iki2Mw
「理論が経験的事実によって正しいと認められることはなく,反証が現われない間は,
その理論が棄却されていないこおにすぎない。しかし、政治学では,ここまで厳密に
理論とその検証を意味づけるわけにはいかないからである。たとえば、合理的選択論は
個々の多くの場面で反証されるであろうが、同様に多くの問題を明らかにする力がある
限りは,すなわちそこから何事かを学べるのであれば,ただちに放棄する必要はない。」

伊藤光利・田中愛治・真渕勝 (著)『政治過程論』 P.8 column1
6参考資料5-1 合理的選択論とその批判:2005/05/17(火) 00:20:05 ID:B1Iki2Mw
「この小論の中心的な論点は,政治学における1960年代以来の合理的選択論の経験的応用には
一連の方法論的欠陥が見られるということである。これらの欠陥は経験的社会科学に付きものの
ありふれた誤りとは異なり,政治に関する普遍的利t論を構築しようという野心と,普遍性を持たない
理論は真に科学的とはいえないという信念から生まれたものである。我々は、政治に関する普遍理論が
経験テストに耐えうる可能性を疑う。…理論の経験的応用という仕事に携わった体験を持つ
合理的選択論者が、しばしば完璧な普遍主義を放棄して、より控えめで木目の細かい説明を選ぶことは,
合理的選択論者たちの科学的欲求を脅かすものだと考える必要はない、と主張する。それどころか,
合理的選択論の応用が政治に関する我々の理解を助けることを目的とするのであれば、そのような道を
選ぶことが絶対に必要である。」

D.P.グリーン・I.シャピロ (著),福井治弘 (訳) 
『政治学における合理的選択論―理解を妨げる病理』(レヴァイアサン19)
7参考資料5-2 合理的選択論とその批判:2005/05/17(火) 00:20:40 ID:B1Iki2Mw
「政治学における合理的選択理論は経済学のそれとは異なり,(1)合理性(理性的行動),
(2)モデルによる部分分析,(3)戦略的行動の三点を共通仮説とする。
批判者はこれらを正確に理解せず,混同している。」

M.D.マッカビンズ・M.F.シース 『合理性と実証主義政治理論の基礎』(レヴァイアサン19)

参考リンク
合理的選択論(メガビ政治学板)
http://www.megabbs.com/cgi-bin/readres.cgi?bo=sisou&vi=992742577
8参考資料6 いかにして相互理解するか?:2005/05/17(火) 00:21:53 ID:B1Iki2Mw
「厳密な数量的データをもとにして、これまた厳密なモデルを作り、仮説を検証するという方法に立つと
質的歴史的研究方法ほどいいかげんで、頼りないものはないだろう。数量的方法の信奉者にとって
質的方法は、厳密な論理と証拠に基づくよりは、研究者個人の主観に頼る印象的な研究に過ぎないとされた。
これに対して質的研究者は、たとえ印象的といわれようとも、自分たちは社会を丸ごと全体的につかみ、
しかもこの歴史的変化の本筋を考えているという誇りを持っていた。
だから歴史的方法の立場から見ると、数量的方法は、技術にとらわれて、歴史も社会の全体像も見ない
近視眼的な断片的解決法というように見えたのである。」

高根正昭 『創造の方法学』 P.127
9法の下の名無し:2005/05/17(火) 00:40:53 ID:2V70eSI2
社会学や経営学だってそう。固有の方法論なんかない。
ただ固有の対象があるだけ。それで構わない。
なぜなら、政治学やこれらの学問は、フロネーシスなのだから。
だから、クリックにだいたい同意。
10法の下の名無し:2005/05/17(火) 01:29:30 ID:Sp9DUKq+
>>1
スレ立て乙です。意味ある議論が交わされることを期待してます。
11法の下の名無し:2005/05/17(火) 01:41:03 ID:CbY2nTa4
丸山眞男は、思想史は問題史でしかありえない、と言っていたけど、
政治学全般がそんなもんだよね。
何か問題がある時に、その問題の中の政治の部分に焦点を当てて、
それから考えるのが政治学。
121:2005/05/17(火) 08:58:38 ID:B1Iki2Mw
やっぱりクリックに近いイメージを持ってる人が多いですね(といってもまだ二人だけど)。

私の経験した話を2つほど。まず一つは、運転免許取得中に起きた出来事。
実技教習中に、私の原簿に「政治学科」の文字をみつけた教員が
突然、ものすごい勢いで政治談議をはじめた。「〜〜派が造反して〜〜」とか
「〜〜が〜〜と密約を〜〜」・・・。もうウンザリでした。

もう一つは大学1年の政治学の講義の話。この講義は、毎回の授業が議論の対象で
区切られていました。例えば、第1講「権力」・第2講「政党」・第3講「議会」…などだったと思います。
当時の私には、これがそれぞれの対象についてダラダラと印象を述べるだけに見えたのです。
>>8の高根の言葉でいうと「研究者個人の主観に頼る印象的な研究」です。
自分なりに考えると、それぞれのアプローチからの議論に分解できることに気づいたのは
大学3年以降でした。
131:2005/05/17(火) 09:15:31 ID:B1Iki2Mw
社会科学の諸学の中で、おそらく学問としての政治学は最も認知されていない学問ではないでしょうか。
「政治学って何するの?」と聞かれた経験がある政治学専攻者も多いと思います。

政治学が「政治」という固有の対象により規定される学問分野であるとするならば
ますます「政治学」と「政治談議」の境界線が曖昧になってくるのではないでしょうか。
とすれば、クリックのいう手元にかき集める道具を、正確に利用できるように理解することが
必須であり、また、それぞれのアプローチの専門家の相互理解・交流が不可欠だと思います。

しかし、>>4-5で挙げた行動科学論的政治学に対する誤解はいまだに多いように見えますし
>>6-7で挙げたように合理的選択論の有効性についても争われています。
>>8のようにアプローチ相互の誤解を通りこした敵意まであるわけです。
元スレのhttp://academy3.2ch.net/test/read.cgi/jurisp/1105159463/でも
同じような煽り合いが見られます(アカポス配分の問題もありますが)。
141:2005/05/17(火) 09:26:39 ID:B1Iki2Mw
さて、>>11さんが挙げている丸山真男についても少し。

「丸山政治学」なる言葉をときどき見かけます。
丸山真男自身も、「丸山政治学」なる他称の虚名に迷惑な感じをもっていたようです。
「丸山政治学」を特徴付けるような大系を丸山真男が示しているかというと
そうではないように思えます。

とすると、クリックのような政治学観ではなく、およそ「政治」という営みをひと掴みにできるような
アプローチがあるのではないか、という印象が意外と広く共有されているのではないででしょうか。
自身の専門を「政治思想史」「政治行動論」「比較政治学」など特定する学者も多い一方で
「政治学」専攻と書く学者が少なからずいるのもその現われではないでしょうか
(もっとも、これは興味が広いため特定できないが、アプローチは使い分けているという人も含むでしょうけれど)。
151:2005/05/17(火) 09:39:00 ID:B1Iki2Mw
長くなりましたが、私の問題意識は以上のようなものです。

もし、クリックのような政治学観が広く受け入れられるとするならば
それぞれのアプローチをきちんと理解できるような大学の講義・書籍があっても
よいと思うのですが、そういった試みはなされていませんね。

「およそ政治学にスタンダードテキストなし」と言われますが、これは
政治学固有のアプローチなるものは存在しないから、複数のアプローチが共存すべきであり
ひとつのアプローチでスタンダードテキストは書けないということだと思うわけです。

というわけで、政治学固有のアプローチの可能性を考えつつ
それぞれのアプローチ相互理解・交流を目指すスレを立てたわけです。

いくつか文献を引きましたが、ほかに参考になりそうな文献があれば紹介してください。
私は政治思想史、政治史、国際政治学などの方法論はあまりよくわからないので
そのあたり詳しい人ぜひ。
16法の下の名無し:2005/05/17(火) 11:33:13 ID:wVwKCgKx
所詮は経済学の真似じゃろが。政治学は政治学でやっていけばいい。
経済学者ほどゲーム理論や計量の訓練を受けてるわけじゃないんだから、
下手に物まねするより、政治学独自な方法論で行けばよい。
17法の下の名無し:2005/05/17(火) 19:34:29 ID:5zHW83hD
>>16
あまりにアフォだから一言だけな。

政治学の方法は、ラッチョや計量だけじゃないぞ。
18法の下の名無し:2005/05/17(火) 20:55:39 ID:7zbDV2qK
歴史と政治学にまたがる国際政治もやりづらい
学部生なのでコリン・エルマン/ミリアム・エルマン『国際関係研究へのアプローチ』東大出版会を
縦にしたり逆さにしたりして読んでます
19法の下の名無し:2005/05/19(木) 15:42:24 ID:csbrdLpA
あの、一つ聞きたいのですが
政治学とは理論の検証以外に思想的な価値判断までするものなのですか?

私も理系ですが
物理学はその理屈が成り立つかどうかに答えてくれますが、それがいいか答えるものではないと思っていますが
例えば原子爆弾とはこういう原理でこうすれば発動させることが出来る。とまでは物理学でわかります。
しかし原爆とは世の中にあったほうがいいかという議論は物理学の範疇でありません。
もちろん科学者個人にはそれぞれのモラルなんかはあるでしょうがそれが学問に要請されたものではないです。

政治学とはこういう仕組みであるだけでなく、こうであればいいということまで言うものなのですか?
それ科学というんですかね?
201:2005/05/19(木) 18:01:01 ID:yXCl998V
>>19
politics(政治学)とpolitical science(政治科学)という言葉の使い分けがよくされます。
前者に含まれるのが、価値判断を含む問題を扱う政治哲学など伝統的な政治学のアプローチで
後者に含まれるのが政治過程論などの現代政治学のアプローチです。

一般に、前者は「〜であるべき」という「当為(sollen)」の問題を含みますが
後者は「〜である」という「存在(sein)」の問題の解明を行っています。
例えば、「SNTV(中選挙区制)では各選挙区の候補者の数はM+1(定数+1)に収斂する」とか。

後者の方法論については、厳格さの程度に違いはありますが
研究の手続きは自然科学と同様だと思います。
211:2005/05/19(木) 18:01:38 ID:yXCl998V
前述の政治学(politics)と政治科学(political science)を区別する基準ですが
>>7の論文によると、科学的な方法とは以下の手続を踏みます。

(1) 科学者は現実世界について何らかの観察を行い、その結果、現実世界がある側面において
  いかなる特徴を持つものであるかを問う。
(2) その科学者はそのような疑問に答える理論をつくる。
(3) その理論から予測を引き出す。
(4) 理論から引き出された予測を検定するための実験又は観察法を設計する。
(5) (検証結果を踏まえて)、当初の問題に立ち返ってそれを考え直す。
221:2005/05/19(木) 18:02:41 ID:yXCl998V
例えば「よき政治とは何か?」という価値判断の問題は後者の研究では扱いません。
もっとも、自然科学の研究と大きく違うあるとすれば、>>2の政治学の定義にあるように
「結局,政治学においては規範理論と無関係に経験的理論を構築することができない」
という側面があることではないでしょうか。

自然科学の研究の場合は、問題意識が規範理論から生じるということは考えにくいはずです。
政治学の場合は、問題意識がある種の規範的判断(例えば、デモクラシーの擁護)から
生じる場合がありうるのだと思います。
23法の下の名無し:2005/05/20(金) 08:28:48 ID:A2GKtn6h
>>1
politicsとpolitical scienceを区別してるけど、そんなの教養課程の学生向きの
説明にはなっても、現実には、political scienceと名乗りながら規範を論じてる
人だって大勢いるんだから、単純化しない方がいいぞ。まだ学部生なら仕方ないが。
241:2005/05/20(金) 08:58:51 ID:DBgzibke
>>23
>>21の手続に規範判断が含まれるとは理論上考えられないと思います。
もちろん>>21の手続から導かれたものから、規範判断をすることはありえるでしょうが
それは>>21の手続外の問題です。

線引きの問題なので、>>21で挙げた研究手続による区分以外の基準を用いれば
当然結論は異なります。規範判断をしている人が political science を名乗るとすれば
それは political science について別の基準をもっているのでしょう。

>>23さんの指摘する「political scienceと名乗りながら規範を論じてる人」が
いかなる意味で political science という言葉を使っているのかを指摘してみてくれませんか。
251:2005/05/20(金) 09:08:54 ID:DBgzibke
誤解が生じないよう念のため書いておくと、私が意図しているのは
今現在 political science を自称するすべての人と、それ以外の人をうまく
区分する基準を考えることではなく、あくまでそれぞれの政治学のアプローチの特徴を
考えてみようということだけです。

political scienceについての別の考え方は、スレの趣旨から重要なので
>>23のより突っ込んだ内容を知りたいだけで、>>24は決して喧嘩腰や挙証責任の押し付けの意図は
ないですよ。
26法の下の名無し:2005/05/20(金) 22:37:58 ID:xeiCVsSH
もりあがりませんね
27法の下の名無し:2005/05/23(月) 09:05:13 ID:sGDDEIak
事実と価値を峻別べきるなんて言ってるのは、
いったいいつの時代の人間かいな。
社会科学の方法論も今じゃちゃんと確立した分野だよ。
28法の下の名無し:2005/06/14(火) 08:23:28 ID:a6eDMSV9
さてさて
29法の下の名無し:2005/07/08(金) 02:55:21 ID:2d/Xyear BE:361164877-
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30法の下の名無し:2005/11/02(水) 01:03:58 ID:7hzKuJFn
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31法の下の名無し:2005/11/02(水) 01:06:37 ID:fYLhOX9C
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32法の下の名無し:2005/12/04(日) 23:45:48 ID:eOh6QdWc
>>1はどこへ行った
33法の下の名無し:2005/12/11(日) 06:50:11 ID:1O/CnsPx
面白くなりそうなスレだったのに、
さっぱり盛り上がらなかったね。
34法の下の名無し:2005/12/14(水) 04:01:08 ID:0fpCy219
よしじゃあもう一回盛り上げようじゃないか!!
どこから議論を始めようか?
近年の流れ?教科書の有無?特有のアプローチの必要性?
35法の下の名無し:2005/12/14(水) 04:01:34 ID:0fpCy219
一応あげとくわ。
36法の下の名無し:2005/12/14(水) 04:18:43 ID:dkpmYVks
3年生諸君は4年生のゼミに参加してもらい、
3・4年の交流を深め、また私も参加して
日本国憲法の基本的知識を身につけてもらうために
サブゼミを行う予定である。
そこで、共通の知的基盤の上に発想、視点、発表、討論
の基礎を養うことが出来る。日本国憲法のみならず、
諸外国の憲法にも興味を持つ、熱意ある学生の参加を
希求するものである。



37法の下の名無し:2005/12/14(水) 22:52:15 ID:mXY3Xvyf
38法の下の名無し:2005/12/15(木) 02:18:40 ID:YtMSt/zl
>>37
なるほどよさそうな本だけど俺まだKKV読んでないや・・・
どこでこんな本の情報仕入れたの?
39法の下の名無し:2005/12/15(木) 08:27:25 ID:Qv3/I+6o
T大T助教授のおことば

「方法論がどうとか細かいことより、
おもしろい論文を一本書きなさい」
40法の下の名無し:2005/12/15(木) 21:04:39 ID:k0MnChfE
>>39
ご自分にブーメランのように返ってくる、含蓄のあるお言葉だと思いました。>T口先生
4137:2005/12/15(木) 21:41:57 ID:54Q7r+3g
>>38
ttp://www.kh-web.org/
ここの掲示板
42法の下の名無し:2005/12/16(金) 02:19:59 ID:LW7xHSrb
奇抜なことかける人は奇抜な事書いて
かけない人は方法論に気を使って論文を書きなさい
と解釈しておこう。
43法の下の名無し:2005/12/18(日) 04:35:46 ID:FQRNndaJ
>>39

いかにも日本的な言葉だなwww
44法の下の名無し:2005/12/20(火) 13:50:02 ID:l13xZwFr
どこが日本的?
45法の下の名無し:2005/12/20(火) 14:59:32 ID:3HQPQ0cI
おまえら政治学者はいつまでたってもだめだな。方法論ってのは道具
なんだから、それをおろそかにしてなにができるんだ。

「カンナがどうとかこまかいことより、立派な家を一軒立てなさい」

という大工がいたら、誰も信用しないぞ。せいぜい政治学はいつまでも
経済学から道具を輸入して俺たちに優越感を与え続けてください。
46法の下の名無し:2005/12/20(火) 15:53:02 ID:JcTDWFgW
どういう文脈で言葉が発せられたかもわからないのによくそこまで叩けるなw
方法論がどうのとこうのと言い出してレポートを仕上げようとしない学生にそういったんじゃないか?w
47法の下の名無し:2005/12/30(金) 20:43:37 ID:8JmBm03U
経済学が立ててる人間の行動に関する仮説も心理学の連中に言わせたら非現実的らしいけどね
48法の下の名無し:2005/12/31(土) 10:13:52 ID:efQtQLZz
過度にシンプルで、実際の意識、行動の分析には役に立たないからね。
論文書くときには触れておけばそれらしく聞こえて便利って程度で。
49法の下の名無し:2006/04/30(日) 02:30:17 ID:J2qbcn7Y
人口統計学+経済学=政治
50法の下の名無し:2006/06/03(土) 20:32:13 ID:Exl3lxNl
すいません。
素人なのですが、質問させてください。(他に聞くところがないので、、、)

一般論として、行政府には、迅速な判断と決定をして国家を円滑に運営するために
立法府(議会?)を通さなくっても、ある程度の決定や行動をする
権限をもたせる事が多い、持っている、と聞きました。
(例えば、条約の締結とか。あとで批准したり、議会の承認を得るわけですが。)

で、この権限(というかそういう機能)の名称ってなんでしたっけ?
緊急治安権?(ちがうなw、なんかこうもっと一般的な語句だった気が、、、)
取り急ぎ、やっとくよ〜 って権利ですね。

一度、どこかの本で見たんだけど、名前が出てこないので、検索しようもなくて、、、
(周辺語句の検索では、応えに行き当たりませんでした。)

知識の豊富な皆様方、ぜひご教授よろしくお願いいたします。
51 :2006/06/15(木) 11:28:01 ID:Grs9WjXL
ほす
52法の下の名無し:2006/08/02(水) 01:48:21 ID:XCyp7VND
のじまた
53法の下の名無し:2006/09/24(日) 17:57:59 ID:5JqZRxZj

> いやいややっぱりコアの人材はしっかり会社で賄わなくちゃ、という方向に
> シフトする可能性が高いと見るわけです。もともと経団連はそういう発想が
> 強いですし、御手洗会長の考え方もそちらに近いですから、

正規と非正規をきっちり分けて、会社は正規職員の利益向上を最重要課題として
経営するという路線ですね。
正規職員とその正規家族にとってはいい流れなんでしょうけれど…

経営するだけじゃなくて、政府にも「正規職員とその正規家族を優遇」
するように要求する…
問題は『そうじゃない人がどうなるか?』ですが、その際に非正規から
正規へというスローガンを利用して非正規の人を食い散らかす、という
ことが行われるんだろうな、と悪い予想をしています
例えば、御手洗会長の会社ではどうなるか、見守りたいと思います

正規職員と非正規職員をキッチリ区別して扱う、という路線は例えばワーク・シェア
リングと真正面から衝突するように思う。
本当にソーシャルなのだろうかと。いや、「正規職員同士の間」ではソーシャルです

http://eulabourlaw.cocolog-nifty.com/blog/2006/09/post_16bc.html
http://eulabourlaw.cocolog-nifty.com/blog/2006/09/post_b331.html
54法の下の名無し:2006/10/25(水) 15:46:06 ID:j7y+b4QF
>>50
とんでもない亀レスだが、国家緊急権のことかな?
55法の下の名無し:2006/10/26(木) 15:16:47 ID:E4mLFHO3
KKV
56法の下の名無し:2006/11/15(水) 09:13:02 ID:keZMzsuR
国際関係はBDMので決まりだね。
57あちょー:2006/11/20(月) 13:49:51 ID:FPW9XYR9
正時学?
58法の下の名無し:2006/11/23(木) 17:20:12 ID:JUiyqyFe
CT被曝で断面がんにされた弁護士
59法の下の名無し:2007/10/13(土) 07:44:42 ID:B9wn61nh
保守
60法の下の名無し:2007/10/31(水) 04:38:53 ID:zJJy/6gT
>>47
人間の行動原理が多様なのは認めるけど、
自己利益で動く人間が多いものもまた事実だと思う。
61法の下の名無し:2007/10/31(水) 16:03:00 ID:hCokv9PN
>60

それは自己利益の定義にかかってるんジャマイカ?
62法の下の名無し:2007/11/07(水) 10:19:14 ID:jvxoBnYB
政治思想史で博士課程まで行ったけど、今は別の仕事しています。
結局、政治理論や政治思想史をいくらやっても、研究者の自己満足で終わってしまう
んですよ。過去の思想家の著作を丹念に読み解き、その自然観や人間観がどのような
共同体論を導くのか考える。それはそれで知的作業としては面白いでしょう。
また、過去のマイナーな思想家を発掘し、その中から今日の民主主義論や自由主義論
につながる契機を導き出す。それも意味がない作業とは言えないでしょう。

でも、そこから先が問題なんです。民主主義の担い手となる国民は、政治学など
まったく勉強したことのない人たちです。政治学を勉強しなくても「市民」たり得る
のに、「より良き市民になるために政治学を学ぼう」なんて標榜することがいかに
矛盾した物言いになるか、「市民」にとって失礼な物言いになるか、そこに気付く
だけの謙虚さが政治思想史研究者には欠けているのではないでしょうか。
63法の下の名無し:2007/11/08(木) 09:49:17 ID:q2o1mUsu
博士まで言って今更気づくことではないな
64法の下の名無し:2007/11/08(木) 23:11:11 ID:w4pkl6ne
>「より良き市民になるために政治学を学ぼう」なんて標榜すること
政治思想史ってそんなこと標榜してたっけか?
ただ、政治現象について国民にわかりやすく解説してみせたり、
政治的知識を市民の間にどのように行き渡らせるかという観点は
重要だと思う。
65法の下の名無し:2007/11/13(火) 00:57:14 ID:bgjwSipR
>より良き市民になるために政治学を学ぼう
萩原ゼミ?
66法の下の名無し:2007/11/13(火) 01:21:48 ID:OpahbiMV
>>62
いま何の仕事してんですか?
67法の下の名無し:2007/11/13(火) 22:38:05 ID:n5b1AE2q
そう言えば、歴史学をやってる院生が研究者になれなかった場合、
中高の教師になるってケースはあるけど政治学者ではあまり聞かないな・・・
まあ、今は中高の教師になるのも難しいが。
政治思想史をやってる後輩が研究者になれなかった場合、
予備校の教師でもやろうかと話してたが・・・
68法の下の名無し:2007/11/16(金) 19:50:43 ID:qEwEVhNI
>>67
予備校の講師は実は文学部のほうがなりやすいよね
69法の下の名無し:2007/11/18(日) 03:18:34 ID:DuqdxdnM
政治学の研究者崩れが就く職業第1位ってなんだろう?
70法の下の名無し:2007/11/26(月) 01:37:57 ID:MdP84eX5
勁草書房のポリティカル・サイエンス・クラシックスで、
シェリングの『紛争の戦略』が12月に出るそうな。
71法の下の名無し:2008/01/13(日) 02:54:27 ID:PcX3K+Fl
>62
でも政治思想史の視点から現代の問題を考察し、
解決の方法を探そうとするのも大事なのでは?
やはり科学的に検証する事や、形式的制度にばかり目がいくだけでは駄目だと思う。
政治思想史も十分必要なのでは?
ただその結果市民を啓蒙しようという方向に進むのは、
確かにあなたが言われる様に上から目線になりかねないけど…

丸山眞男なんかが高踏な知識人だとして叩かれたのもそういう風に取られてしまったからなんだろうか…?
72法の下の名無し:2008/02/28(木) 03:55:24 ID:Aa94LW6y
あげ
73法の下の名無し:2008/02/28(木) 17:33:59 ID:iP1BlIDH
>>71
>>62の人は、博士課程まで行ったのに研究と実践の区別もつかなかったかわいそうな人というだけのことです
74法の下の名無し:2008/02/28(木) 23:16:28 ID:ecl4sE26
社会学板の丸山スレにこんな書き込みがあった。

356 :名無しさん@社会人:2008/02/23(土) 13:02:09
もう最近の左翼には難解すぎて読めないってのは本当だったんだな。
びびったよw
75法の下の名無し:2008/04/24(木) 01:11:03 ID:9p7MJju9
というか、国家とは何か、より良き市民とは何か、我々はどうあるべきか、ってのを考えるのが政治思想史じゃねえの?
76法の下の名無し:2008/04/27(日) 01:30:57 ID:ATTloEsu
人文学方面だよね
それはそれでありだと思う
77法の下の名無し:2008/05/03(土) 14:19:24 ID:L6T/5hio
 聖・丸山のご威光と東大法学部の学会支配で「政治思想史」が異様に幅利かせ
ていたのは本当だな。でも最近の計量(計量)系の数学でごまかした床屋談義も
どうなんだろうね。数学で表現してもバカはバカだしね。農協バカ島がいう「有
権者は自民党の安定を基本的に望んでいるが、野党にも発言権を与える」ことを
期待している(バッファー論)なんて、もっと気の効いたこと、昔の学者は言っ
ていたんじゃねーの。
 それに政治思想史学者の状況的発言のピンボケもひどすぎる。プラトン佐々
木、とか朝までサンジュンとかね。発言が軽すぎ。
78法の下の名無し:2008/05/03(土) 14:44:29 ID:/jMtZwF9
数学で表現する方法は一見高等そうに見えるが実は言ってることは大したことない。
それよりも文章の論理的展開で読者をうならせる方がよほど難しいし、頭のよさも必要。
79法の下の名無し:2008/05/03(土) 14:54:49 ID:L6T/5hio
78君 いいこというね〜〜。異議なしだよ。それに最近の政治学者の知的キャパ
が小さすぎるように思う。いくら文献検索が容易になったからといって、論文に
さしあたり必要な論文しか読まないというのは、いただけない。学生、院生どころ
か、研究者の読書離れなんて笑えないよ。「マルクスがさ〜〜」とか「サヨク、ウ
ヨクが云々」言ってる若手が、マルクスそのものを何も読んでいないのは薄ら寒いよ。
見栄でもいいから知的基盤固めた方がいいかも。本読んでないから、書く文章もうまく
ならない。困ったもんだね。困ってないか、別に(笑)。後期高齢者のたわごとと笑っ
てくれ。じゃあな。
80法の下の名無し:2008/05/03(土) 17:20:35 ID:3d7nT3AF
教養馬鹿
81法の下の名無し:2008/05/03(土) 17:59:31 ID:URIOokkI
ウッチー。。。
82法の下の名無し:2008/05/03(土) 19:44:43 ID:L6T/5hio
無教養バカ・・・・
83法の下の名無し:2008/05/03(土) 19:53:00 ID:LUIyI/18
>>79
この書き込み、根本的に認識がおかしいと思う。
文献検索が容易になったおかげで、読書の絶対量は明らかに増えるはずだし、
増やさないと研究動向が理解できない。
もし、ネットの影響で読む量が減っているって言うんだったら単なる知的怠慢だろ。
自分の怠慢を、「知的基盤」があるるから良いと正当化するのはやめたほうがいいよ。
84法の下の名無し:2008/05/03(土) 20:27:42 ID:L6T/5hio
>>83 
この書き込み、根本的に認識がおかしいと思う。
83がいう知的怠慢を問題にしてるんじゃないか。
「文献検索が容易になったおかげで、読書の絶対量は明らかに増えるはずだし、」
と俺も思うんだが、実際にはピンポイントのお手軽検索が増えただけのことが多い。
学生のレポート見たってわかるじゃねえか。
85法の下の名無し:2008/05/03(土) 20:40:05 ID:SQ1kJnwc
>>83
>文献検索が容易になったおかげで、読書の絶対量は明らかに増えるはずだし、

ありえないだろwwwwww
お前経営学の教科書でも読んだほうがいいよ。
86法の下の名無し:2008/05/04(日) 00:58:18 ID:fTpAUsFz
79&84
同意。当方、アメリカ在住だけど、お手軽検索に頼る学生は多い。
でも、学部だから仕方ないかな、という気もしている。

大学院に進学が決まっている学生たちには、学校が始める前に、
ギデンスの、CAPITALISM AND MODERNITY を読むように勧めてる。

うっちー、気があうな。
87法の下の名無し:2008/05/06(火) 01:57:26 ID:aIIehHDU
≫86
ありがとう。同志発見、うれしいよ。最近の政治学会年報や「思想」誌など
をみてほしい。業績点数稼ぎのお子チャマ「論文」か、瑣末なオタク系自己
満足論文ばかりだよ。別に古典原理主義でも教養主義でもないが、知的ベース
の薄さ、知的野心の欠如、問題設定の社会性、優位性のなさは眼を覆うばか
りだよ。アメリカはどうなんだろう。
 例えば留学帰り派が持って回る「比較政治経済学」も、そのほとんどの知
見は、マルクス主義の蓄積がある、一定年齢以上の日本の社会科学者にとっ
てはとっくの昔に周知の知見も多いんじゃないかな。スコックポルの理論な
どは、日本のマルクス主義歴史学の維新史研究のなかで、既に提起されてい
たモノばかりだよ。オレはマルクス主義者ではないが、新しい意匠を凝らし
た新理論、新方法が、実はとっくの昔の理論で既に提起されていたというこ
とも案外多いと思うよ。こういうことも年齢と知的ベースがあって初めて
わかるんだけどね。
 それからオレはウッチーじゃないw。反ウッチーだよ。ヨロシクな。
 ギデンスの圧倒的知識量とその構築力に学ぶべきだね。ギデンスへの賛否
とは別にね。
 
88法の下の名無し:2008/05/06(火) 01:58:42 ID:aIIehHDU
優位性⇒有意性に直して下さい。
89法の下の名無し:2008/05/06(火) 03:11:13 ID:n9gGSt4E
スコックポルってのもはじめて見た。
90法の下の名無し:2008/05/06(火) 03:28:41 ID:z9LBDVpE
>>89
彼女の論が日本に紹介され始めたころには、正確な読みが浸透していなかったので「スコクポル/スコックポル」といった表記もまま見られたのです。

しかし今さらそれはねえよなあ。
91法の下の名無し:2008/05/06(火) 09:51:13 ID:X7uW9a0d
「比較政治経済学」でスコッチポルの名前が最初に出てくるってのもなぁ。

> 実はとっくの昔の理論で既に提起されていたというこ
> とも案外多いと思うよ。

例を挙げてくれると嬉しい。
政治経済学はそんなに知らないけど、
比較政治では新しくて重要な問題に取り組んでる人も多いと思うけどね。
92法の下の名無し:2008/05/06(火) 14:01:46 ID:J+N3Ddd1
>>86
CAPITALISM AND MODERN SOCIAL THEORY ね。ごめん。

> ギデンスの圧倒的知識量とその構築力に学ぶべきだね。ギデンスへの賛否
とは別にね。

同感。

ゲゲゲのほうは、今日も暴れてるね。。。
93法の下の名無し:2008/05/07(水) 23:43:47 ID:30uqIGLf
かんで適当に話て
いたことを数学的に証明したなら
それは素晴らしい事
94法の下の名無し:2008/05/18(日) 09:08:38 ID:oUkH47kj
久しぶりに来てみたら少しは議論してるみてーじゃねーか。
95法の下の名無し:2008/05/18(日) 14:37:40 ID:aSNnqYIu
計量経済学とゲーム理論をやりなさい
96法の下の名無し:2008/05/18(日) 15:57:04 ID:Ie6ARxrB
>>95
バカじゃねーの。
97法の下の名無し:2008/05/31(土) 13:55:46 ID:JiV9DlT+
>計量経済学とゲーム理論をやりなさい ←計量・フォーマルしかできない

>バカじゃねーの。 ←数学ができない
98法の下の名無し:2008/07/03(木) 05:05:56 ID:0rXbzViU
>>86
>>87

批判を承知であえて言うけど、
そういう教養主義もいいが、いくら読み手をうならせるモノを書いても
しっかりデータ解析(計量だけとは限らんが)して実証できないなら言いっぱなしにならないか?

なんというか古典的手法の政治学者には野心的「すぎる」人が多い気がするな。
サイエンスっていうのはもっと地味な解析と実証の積み上げでしか成り立たないと思う。
文献ベースの論立てでうならせることを言うのも大事だけど、
そればっかりが先行して実証がついていってない感じがするね。
99法の下の名無し:2008/07/03(木) 09:10:28 ID:hNZfVbsw
>>98
言ってることは良くわかるよ。賛成だ。でもあえて言えば「データ解析」なるものの
基礎にある方法論には理論的前提が「文献ベースの論立て」としてあるんじゃ
ないの。第一ファクトをデータに組み替えるのには技術的・理論的根拠がいるだろ。
文献か実証かというのは、家を建てるのにどの大工道具が大切かという不毛な議論
じゃないのかな〜〜。ある意味日本特有の。
「教養」が何を意味するのかわからないが、理論過剰も困るが、没理論を装うのも困る
んじゃないの。「地味な解析と実証の積み上げ」でそのあとはどこに行き着くんだい。
「野心が大きすぎる」のも困るが、業績稼ぎのために、手当たり次第に「解析と実証」
なるものを粗製乱造するのも、「野心がなさ過ぎ」じゃないか。
 例えば、数年を経てなお読むに値する選挙分析の論文って、日本にあるのか
い。「実証の積み上げ」にも整理=総合のためには理論がいるんじゃないかな。
100法の下の名無し:2008/07/03(木) 11:08:33 ID:g3GPwQhE
>>98
レスありがとう、86です。

「地味な実証の積み上げ」には賛成。そのつもりでやっている。
ただ、(計量)データ解析に特化したような論文には、疑問を覚える。
101法の下の名無し:2008/07/03(木) 12:03:17 ID:NAeiqZPU
計量やゲームやってるのは地頭が良くないって言ってるようなモノだからね

海外の院へ行くのも国内院でトラブルを起こしたと思われるから辞めた方がいい
102法の下の名無し:2008/07/03(木) 12:38:04 ID:hNZfVbsw
文献研究中心の研究者は数量的思考・方法の訓練に欠ける、逆に計量的
手法に邁進する研究者は、論理的・思想的発想が弱く、論理的に導き出
せる平凡な「常識」を実証したと喜んでいる。別に実証が悪いと言って
いるんじゃないよ。それだけでいいのかといいたいだけだよ。
 分析的マルクス主義派を擁護する気はないが、文献研究のなかから
計量的に接近したら面白いのにというようなテーマだあるような気も
するが・・・。どうなんだろう。
 いずれにしても食わず嫌いと先入観、どちらも知的小児病かもね(笑)。
 テーマにあわせて思考用具を選ぶべしとしかいえないね。
103法の下の名無し:2008/07/03(木) 13:28:32 ID:0rXbzViU
地頭がいいとか悪いとか、そんなことはどうでもいいでしょ。
政治現象が起こるメカニズムを人類が知ることに貢献してればいいんだから。

文献vs計量とか、国内vs海外とかそういう対立も瑣末なこと。
シンプルに、今まで分からなかったことがわかった。それでいいんじゃない。
まあ税金なり何なり使って研究している以上は
最低限、いずれ応用されて何かの役に立ちそうなことをやる責任はあると思うけどね。
104法の下の名無し:2008/07/03(木) 15:30:05 ID:n2vKOnUy
異議なし。でも政治学者だったら、誰が誰に何を何のために応用して、
誰の何に役に立つのかについてナイーヴでは困るけどね。人類にもい
ろいろいるからね。
105法の下の名無し:2008/07/11(金) 21:25:39 ID:EzSE/jQK
自分の研究が何の役に立つのかなんてどーでもいいし、
興味があることしかやってないけど、それで何が悪いの?
計画書に書いてあるような「政治学にとって重要な研究」云々
ってのはありゃ、ほとんど嘘か建前だと思ってるんだが。

学術雑誌に載ってる論文が面白くない、っつーんだったら
おまいが面白い論文を書けばいいだけだろ、って話だ。
106法の下の名無し:2008/07/11(金) 22:54:15 ID:otrwbNyy
どんな分野の研究でも、政治が利用しようと思えばできるだろ
107法の下の名無し:2008/07/12(土) 14:09:54 ID:BvfmuvzM
要するにボケ政治学者の研究なんかは、ジジイの盆栽いじり、ガキの
オナニーと同じということだな。正直でスバラシイね。いい研究がで
きるだろうよ。がんばってチョ、可愛い小市民政治学者のみなさん。
108法の下の名無し:2008/07/12(土) 17:49:40 ID:MsP0dEvp
>>107
熱くなりすぎだな。でも自分にとって興味があることを研究する→オナニーという発想に感心した
109法の下の名無し:2008/07/16(水) 19:01:44 ID:Na1AEQQ7
>>108
オナニーの仕方によっては見物客が増えるから不思議!!
110法の下の名無し:2008/07/20(日) 19:09:59 ID:Kziqxz+8
計量の結論って、結局のところ
「よくわかりませんでした」「肯定も否定もできませんでした」
みたいなのばかりだからね。
たまに証明できたと思ったら、
チンカス・ハナクソみたいな、どうでもいいようなことの結論だからなあ。
もちろん、「間違ったこと」は書かれていないんだけど、
あまりにも小物臭がプンプンしすぎ。
しかも、計量以外の論文は何一つ書かない体たらく。
111法の下の名無し:2008/08/17(日) 19:25:13 ID:cxrMps6l
「どうでもいいこと」と言い切ってるが、
社会科学を含め科学の進歩なんて、
そういうちまちました実証の積み重ねでしかできないわけよ。

もちろん「どこ経験的に(計量・定性問わず)検証すればいいか」は
すでにある理論ありきでしっかりデザインされてないとダメだが。
こういう経験科学的な理論研究のデザインができる研究者って、
日本にはあまりいないんじゃないの?
112法の下の名無し:2008/08/17(日) 23:17:39 ID:8HXvkfXu
????
113法の下の名無し:2009/01/25(日) 18:16:39 ID:lCvAKYAY
>>110
チンカス・ハナクソみたいな政治学者が増えたことだけは確か。

優秀な者が生き残るための咬ませ犬としては意味があるのかもしれない。
114法の下の名無し:2009/11/17(火) 13:10:12 ID:6KLZeQyZ
>もちろん、「間違ったこと」は書かれていないんだけど、

そんなことはないだろ。
かなり間違い多いぞ。
115法の下の名無し:2009/12/12(土) 21:57:27 ID:cv+c9uXh
久米に方法論ならったけど、2年地獄の苦しみを味わいました。

「なんでなん、そんなんじゃ、あかんのちゃう? あかんやん…」

最初のころは、「ほな、来週までにKKV読んできてください、

 あ、それでボイッシュはKKVのどこがいけないというのか、

それも読んできてください。それからこの違う最新の論文3本は、

その点からみると、どこをどう改善すべきか、それも全部書いてきてください」

おかげさんで、いつの間にか他の教授たちがDQNに見えるようになりました。

久米先生、今でも悪夢を見るんですが……、ありがとうございました。
116法の下の名無し:2010/01/08(金) 19:25:09 ID:lE7C4w1W
同志社女子大学教授(京都大学名誉教授)の大嶽秀夫の支離滅裂な語りになんとかならんか。
何言いたいのか全然分らない
117法の下の名無し:2010/01/28(木) 19:36:23 ID:/CMOoOXj
多元主義
118法の下の名無し:2010/05/12(水) 04:27:08 ID:2I0tF7UO
今の政治学者は「小泉人気の原因」だとか、最近だと「民主党の功罪」のような間近な問題ばかり扱っている印象があるけど、
かつてラスウェルやベントレーが目指したようなグランド・セオリーの構築には誰も興味ないの?
119法の下の名無し
ないんじゃない?