外国人の人権

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538船虫Jr ◆.Tg2yBtH66
国民の指定が国籍の有無でそれ以外になかったら、
いかにして「その指定は間違ってる」と言えるのか?

言えないだろう?
間違ってると言うには、「本当はこうだ」という比較対象が必要。
つまり、国民には

・国籍(法規)よって指定される「暫定的便宜的な国民」。
・それの正否を判断しうる「真の国民」

という二つが想定され、二つ目のものがなければ、
現行の国民指定が間違ってるとか不適切だとか言うことはできない。
これは、科学における自然(実在)と似たようなもの。
科哲に詳しい者なら、すぐに分かると思うが、ここで「真の国民」と言ってるのは
実在論が言う「実在」のこと。そして、科学における真は、実在との一致であり、実在こそが真理。
科学はいかに実在と一致した理論を編み出すかという営みとなる。
しかし、実在論が言うように、いかなる理論も実在との一致は保障されない。
理論であるかぎり、それは実在そのものではない。真理(実在)は不可知である。
ところが、実在というものを想定しなければ、実在との一致を追求するという科学の営みが足場を失う。
「真の国民」なんて奇妙なことを言ってるようだが、
ぶっちゃけて言えば、自然科学の根本にある「隠れた常識」。