1 :
法の下の名無し :
04/12/03 21:11:05 ID:itUvGRdO
2 :
法の下の名無し :04/12/03 22:29:22 ID:CSqKWtN+
2ゲット
3 :
法の下の名無し :04/12/03 22:36:58 ID:sIB/z26V
Raz?
4 :
法の下の名無し :04/12/03 23:34:25 ID:D3A1yTVl
長谷部の勝ちでもう決まりなんじゃねーの。
5 :
法の下の名無し :04/12/04 03:27:59 ID:ujfPxyZp
長谷部の本っておもしろいの? 松井のはわかりやすかったけど、いまいちって感じなんですけど
6 :
法の下の名無し :04/12/04 06:33:59 ID:rErL7a3Y
ここでも京大の馬車馬ども煽っていいですか?
7 :
法の下の名無し :04/12/04 07:43:07 ID:0Ac/bp+7
8 :
法の下の名無し :04/12/04 07:44:03 ID:0Ac/bp+7
「そもそも,価値相対主義をとるとの松井教授の言明は,憲法典を超える 道徳的根拠への上訴を,自ら遮断する。彼の刺激的な議論が日本の司法審査に 関する妥当な議論として受け入れられるためには,日本国憲法がまず書き直される 必要があるのではないかとの疑念を,筆者は抱いている。」 長谷部恭男「政治取引のバザールと司法審査」『法律時報』67巻4号 pp.62-67
9 :
法の下の名無し :04/12/04 07:44:44 ID:0Ac/bp+7
太鼓持ち批判 「長谷部教授は,このような考え方を斥けリベラリズムの政治理論を高く 評価されるが,そのいうリベラリズムが具体的に何を意味し(とりわけ,なぜ そのリベラリズムがロールズ教授やドウォーキン教授の理論でなければならないのか), なぜ日本国憲法の樹立した憲法原則の内容をそのようなリベラリズムの 政治理論の中に求めるべきか,その根拠を説明していないように思われる。」 松井茂記『二重の基準論』有斐閣
長谷部『憲法』第三版p.120 少なくとも,一定の事項については,たとえ公共の福祉に反する場合で おいても,個人に自律的な決定権を人権の行使として保障すべきである。 いいかえれば,人権に,公共の福祉という根拠に基づく国家の権威要求を 覆す「切り札」としての意義を認めるべきである。 松井『日本国憲法』第二版 基本的人権を自律に基づく「切り札としての人権と,社会的利益のために 認められる権利に分ける見解がある。この見解によれば,その人の生き様の 価値を否定するような政府の行為はまさに切り札としての人権を侵害するもので 一切許されないとするが,それ以外の権利の場合には社会的利益の実現の ために制約を認める。しかし,このような切り札としての権利が問題とされる 事例はほとんどなく,さまざまな権利の制約の中でこのような制約だけを 特別に問題とすべき理由はないように思われる。
長谷部『憲法』第三版 p.123 憲法上の権利の持つ複合的性格からすると,法人に認めることが許される のは,そのうち公共の福祉を理由とする権利にとどまる。反面,個人の自律を 保障しようとする観点からは,むしろ強大な社会的権力たる法人からの自由を 個人に認める手段として,「人権規定の私人間効力」が重視されることになる。 松井『日本国憲法』第二版 p.325 日本国憲法を「政府」の基本法と捉えた場合,議論の組み立て方は このアメリカの方が適切であるように思われる。従って,憲法が適用 されるのは,「政府」の行為に限られると考えるべきであり,憲法上の 権利の私人間適用ないし第三者効力という枠組み自体を放棄すべきである。
第三ラウンド:規制目的二分論 長谷部『憲法』第三版 p.251 国会が特定の業界の保護をうたって法律を制定した場合,それは国会が 本来果たすべき交渉と妥協の利害調整の結果であるから,裁判所が立ち入った 審査を行う必要は無い。その立法がなされる以前の法律状態も,それ自体 なんらかの利害調整の帰結と考えることが出来,裁判所として新たな利害調整の 結果よりも以前のそれの方が優れていたと判断すべき根拠は見出しにくい。 このような場面では,私的利害の抗争と妥協の結果こそが「公共の福祉」に他ならず, その他に「公共の福祉」を決定する独立の判断基準が存在するわけではない。 消極的警察目的の立法は,より普遍的で強い正当性を標榜するからこそ, その立法目的が反対派の目を眩ます意図で濫用される危険を抑制する必要がある。 松井『日本国憲法』第二版 p.552 およそ経済規制立法は特殊な利益を追求するレントシーキングな規制であるから, それを隠して国民の生命・健康の保護をうたうような規制の場合にはやや厳格な 基準が正当化されるとして,二分論は結果的に支持できるとする見解がある。 すべての経済規制立法がレントシーキングなものかどうか疑問があるが,たとえそう だとしても,国民はそのことを分かっているはずであるから,特に厳格な審査は正当化 されないであろう。
第四ラウンド:リベラリズムVSプリュラリズム 長谷部『憲法』第三版 p.446 国民全体の利益の内容は,第一義的には議会の判断を待つべきだが, 個人が享有する人権の内容は理論的に明らかにすることが可能であり, 従って,裁判所の役割も様々な利益が議会に反映させる道筋を確保する ことには限られず,寧ろ,個人の権利を政治的・社会的多数派の決定に 対抗して保障することにあるとのリベラリズムの立場もある。価値が多元的に 共存する社会において各自が自らの人生を構想し,それを自ら生き抜く ための権利は,社会全体の利益を理由として制約することは許されない 「切り札」としての意味を持つという考え方は,このような見解の一例である。 松井『日本国憲法』第二版 p.42 日本の学説のリベラリズムは,一方で自然権としての自由の保障を 憲法の目的と捉えつつ,財産権や経済的自由については福祉国家実現 のために積極的な制約を容認し,しかも生存権をも自然権として認める 特殊日本的福祉国家型リベラリズムなのである。 しかし,その結果として一方では多くの競争制限的な規制が福祉国家の 名の下に許容され,他方では生存権保障の名の下に個人の自己責任を 問うことなく社会の問題について政府の責任を認める考え方が支配してきた。・・・ しかしプリュラリズムの憲法観では,憲法は市民の政治参加のプロセスを 保障したものであるから,政府がどのような役割を果たすべきかは,憲法に よって定められる問題というよりは,政治の問題と考えられる。それゆえ本来 福祉国家への途は憲法の中で定めるにはふさわしくなかった事項であるし, ましてや福祉国家の実現を裁判所によって執行されるべき国民の権利として 保障したことは不幸な選択であったと考えざるを得ない。・・・
第5ラウンド:法人(松井曰くは「団体」)の人権 長谷部『憲法』第三版 p.136 法人が憲法上の権利を享有しうるとすれば,それは公共の福祉に基づいて 保障される権利のみであり,個人の自律と発展を支えるための権利を法人が 享有するいわれは無い。そして,法人が憲法上の権利を主張しうるか否かは, 個別の事例ごとに,それが個人の憲法上の権利の保障に役立つか,或いは 社会全体の利益という観点から正当化しうるかに応じて決定すべきであり, 社会的に独立の主体であるからという理由で一括してこれを認めるべきではない。 憲法上の権利が「性質上可能な限り」法人にも保障されるとの判例の定式は, この議論と一致する限りにおいて承認されるべきものである。 松井『日本国憲法』第二版 p.310 この点,最近になって基本的人権の保障根拠を自律に求め,21条の表現目的の 結社であっても,結社の持つ権利は個人の持つ権利とは異なり自律に基づくもの ではないとか,結社の権利はあくまでも個人の権利の補助としてそれに奉仕する 限りで認められるに過ぎないとする見解が主張されている。しかし,表現の自由に 関して言えば,個人が政治参加の目的で結社を結成した場合に,その権利を個人と 異なったものとして扱うべき根拠はないように思われる。
テンプレ:松井長谷部論争の流れ 長谷部「芦部信喜教授の憲法訴訟論」法時59巻9号p.33 松井『二重の基準論』有斐閣 長谷部「政治取引のバザールと司法審査」法時67巻4号p.62 松井「プロセス的司法審査理論再論」サトコウ還暦『現代立憲主義と司法権』青林書院 p.67 長谷部「憲法典というフェティッシュ」国家学会雑誌111巻11・12号p.162
「司法審査の正当性に関する松井教授の議論の基礎にあるのは,特異な 憲法典実証主義であるが,当の憲法典は,教授の議論に好意を示していない。 憲法典の文言との距離を狭めるためには,教授は少なくともある種の共和主義 にむけて転向する必要がある。また,たとえ憲法典が教授の議論に好意を 示していたとしても,それをもって憲法解釈の基本的立場の選択に際して直接の 論拠とすることは妥当な論理とはいえない。」 長谷部「憲法典というフェティッシュ」国家学会雑誌111巻11・12号p.162 より
「まったく無価値の人生だといえるほどまったく何も考えず無為に暮らす 人々がいるとしても,そのことから生ずる社会的コストは無視するに足る ものであり,他方,無為に日々を過ごす人々から憲法上の利益を剥奪 しようとすれば莫大なモニタリングのコストがかかるので(価値の比較不能性 からすれば,無為に日々を過ごしているか否かを他者が判断しうるかも 問題である),結局は普遍的に人を個人として尊重するほうが安上がりであろう。 さらに,別の応答の仕方は,こうした人は非立憲主義的独裁の下でも 鼓腹撃壌の人生をつつがなく送る人であって,近代立憲主義の下で 憲法問題に直面することも無く,そのため彼(女)が憲法上尊重に値する 個人か否かを論ずる実益もさしてないというものである。」 長谷部「憲法学から見た生命倫理」樋口編『国家と自由:憲法学の可能性』p.349以下
松井茂記 「たとえ少年法が適切に機能していたとしても、被害者およびその家族にとっては 何の慰めにもならない。彼らが知りたいのは、加害者の氏名であり、犯罪の具体的 事実であり、なぜそのような犯罪が起きてしまったのか、少年の保護者の責任は ないのか、などの事実である。たとえそのために少年の更生の妨げとなるとしても 被害者およびその家族の立場では、知る権利のほうが優先するであろう。 また同様に、そのことは、少年事件の事実関係やその背景について、少年の実名も 含めて報道したいという人の表現の自由を制限し、それらの事実を知りたいという 国民の知る権利を制限する根拠とはなりえまい。 ・・・むしろ氏名の公表は、少年犯罪を抑止する効果を持つとも考えられる。・・・ どうせ少年だから捕まっても少年法があるし、名前は出ないとして罪を犯してしまう 少年がいるとすれば、審判の公開と少年の氏名の公表の可能性があることは、 少年犯罪を抑止しうる効果をもちうるかも知れない。」 (『少年事件の実名報道は許されないのか 少年法と表現の自由』日本評論社)
松井茂記 「少年法61条の少年を特定できる情報の一律絶対的禁止も憲法21条に違反するといわざるをえない。 これもぜひ改正が必要である。・・・ 少年保護のため、少年を特定しうる情報の公開を禁止することが一切許されないわけではない。 しかし、少年審判を受ける少年についても、氏名等の公表を禁止するのであれば、家庭裁判所は、 個々の事例で少年の利益と表現の自由および公衆の知る権利を比較考量して、やむにやまれない 場合のみ個別的に禁止すべきである。もちろん軽微な非行事件で公共の利害に関係しないような 事例では、少年の利益がうわまわるので、実名等の禁止が許されよう。 しかし、公共の利害にかかわるような重大な事件では、原則として少年の利益よりも表現の自由および 公衆の知る権利のほうが優先されるべきである。そして、少年が公表に同意している場合や、検察官に 送致され、刑事事件として起訴され、公開の法廷で裁判を受けることになった場合、少年の氏名等の 報道を禁止することは明らかに許されないであろう・・・ そのうえで、実名を公表するかどうかは、マス・メディアの責任ある判断にゆだねるべきである。それは 最終的には、報道の是非についての判断は国民にゆだねることを意味する。」 (『少年事件の実名報道は許されないのか 少年法と表現の自由』日本評論社)
「国権の最高機関」性 長谷部『憲法』第三版 p.325,p.378 「国政一般の政策的統一性を担保する総合調整機能が最高機関としての 国会に期待されるとの見解もあるが,議院内閣制の下においては,このような 機能はむしろ「国務を総理する」内閣に属すると考えるべきであろう。」 「控除説は,国家作用のすべてを覆うことができる点で理論的にすぐれて おり,また,もともと君主が保有していた国家作用のうち,司法と立法とが, それぞれ独立の裁判所と国民を代表する議会とに移譲され,残された部分が 行政権として君主の手元に残ったという歴史的経緯とも符合している。」 松井『日本国憲法』第二版 p.156 「このように見ると,やはり当初のような意味で国会を最高機関ということは できないにしても,それを政治的美称だとし,法的意味を認めない解釈は 妥当でない。・・・その意味では総合調整機能説が適切であろう。 従って,このような立場からは,従来の「立法」権の定義を再検討し, 国会が行使できる立法権を広く捉え,内閣との関係では,従来のような 行政権の控除説的定義を排除し,「行政」権概念の再定義を試みると ともにすべて行政機関の行為は法律に基づくことが必要だと考える べきである。」
21 :
法の下の名無し :04/12/04 17:18:33 ID:ujfPxyZp
レントシーキングってなに?
22 :
法の下の名無し :04/12/04 18:06:05 ID:ggBiuROB
利権あさり これこれのことをするのには、こんな免許・資格がいりますよ、と決まっていると、 そのための講習なりテストなりを受けざるを得ない。 受験料なりテキスト代なりで、何とか協会だのカントカ機構だのが立派なビルと高給役員を抱えているのを想像してちょ
23 :
法の下の名無し :04/12/05 01:06:32 ID:NbCdxtFq
あんがとん
24 :
法の下の名無し :04/12/06 18:10:34 ID:7Bh/6HTz
松井にとって民主主義ってなに?
国民の代表者が多数決で決めることだろ
松井の説がトンデモに近いから、 長谷部が勝ったと言ってもねえ
松井って憎まれ役買って出てるわけでえらいと思う
28 :
法の下の名無し :04/12/07 18:40:31 ID:ZSwzo2RK
立憲民主主義のこと?
松井憲法2版 499Pで,「あえて罪刑法定主義の条文上の根拠を求めるのであれば,31条より41条の方がふさわしいように思われる。」 とあるけど,41条から実体的デュープロセスの権利が読み取れるのでしょうか。 実際には,憲法全体が実体的デュープロセスの権利を保障していると解した方がいいのではないでしょうか。
言わしとけばいいじゃん
31 :
法の下の名無し :04/12/09 23:53:06 ID:s5D2AM9P
罪刑法定主義って罪と罰を法律で決めるってことだから、41条でいいじゃん。
内容の話をしているのに形式の話をしたがる彼 彼はいつもそう
33 :
法の下の名無し :04/12/11 05:35:51 ID:mR4LALDn
やっぱ、松井も長谷部もだめだな。この板の感じだと
34 :
法の下の名無し :04/12/12 13:26:01 ID:WFSHGuU+
松井の熱狂的ファンっているの? あいつにはなにか魂というか、情熱を感じないんだ。
35 :
法の下の名無し :04/12/13 20:28:20 ID:oFuwekya
もうダメだな
俺ファンだけど
長谷部にしろ、松井にしろ、憲法学者の議論ってのは、なんでこうも知的刺激に欠けるんだろう。 なんか、町役場の小役人同士の口喧嘩と変わらない。
38 :
法の下の名無し :04/12/14 04:15:50 ID:m5ZvH/LO
だから、阪本にしろ!!っていうのに
阪本ちゃんは頭よさそうじゃないんだもん
40 :
法の下の名無し :04/12/14 17:56:05 ID:sjHsJ0Kc
阪本ちゃんて人気あるの? >国会が特定の業界の保護をうたって法律を制定した場合,それは国会が >本来果たすべき交渉と妥協の利害調整の結果であるから,裁判所が立ち入った >審査を行う必要は無い。その立法がなされる以前の法律状態も,それ自体 >なんらかの利害調整の帰結と考えることが出来,裁判所として新たな利害調整の >結果よりも以前のそれの方が優れていたと判断すべき根拠は見出しにくい。 長谷部は馬鹿だな。もちろん松井はデンパ
なんで、松井先生がデンパなの? 二流な人間は一流の人間の志向は理解できないってこと?
憲法学者なんてどこかデンパだけどね
44 :
↑ :04/12/15 06:15:05 ID:0SbF6WKH
え?どうして?その根拠は何ですか?あなたはどんな分析や実例に基づいて そう言うのかな?どうしてその結論になるの?具体的にはどういうこと? 明晰かつ論理的な日本語で書き込みできます?
45 :
↑ :04/12/18 16:24:58 ID:jzOqJ3DB
文章下手ね。 聞きたいのは、憲法学者は電波という主張の根拠は何ですか?具体的に教えてください ってこと?(レダンダントな表現が多い)
46 :
法の下の名無し :04/12/18 22:00:51 ID:KjdGoKRc
>>45 44 に引っかかってはだめだよ。
同じ文章が、いろんなスレッドに貼り付けてある。
阪口先生を忘れてないかい?
堂々と民科を名乗る阪口さん
松井氏は、レントシーキングな規制立法ができたとしても、 国民はそれを承諾しているから、 厳格な審査が要求されないと考えてるんですかね。 とんでもなくデンパな現状認識だと思うな。
50 :
↑ :04/12/20 18:18:04 ID:feV+oxMt
松井はだめだよ、やっぱり。 魂を欠く憲法学者
電波というか選挙に期待しすぎなんだよな。
選挙に期待しすぎって(笑) 「正しい価値」なんて存在しないプリュラリズムの立場で、何を期待するんですかー? 単なる利益の調整以外に。 アナタは、裁判所に期待しすぎ♪ 裁判官に選挙に現れない何が分かるって言うの? アハ☆
53 :
法の下の名無し :04/12/21 04:57:27 ID:w63kPrFc
正しい価値など存在しない、っていうけど、 論者は 選挙制やプララリズムの重視は正しい価値 って思ってないわけ?
> 選挙制やプララリズムの重視は正しい価値 > って思ってないわけ? あ、それは難しいところよねー 私はも、ちょっと悩んでいます、ホントのとこ☆ ただ、欧米のリベラリズムや政治論、正義論などの文脈で、 そういう問題が議論になっているのがあまりないところを見ると、 欧米の学問の用語では、そういうのは「価値」ではないということで了解が確立している、 って考えたほうが良いのかなーって、思っています♪ ま、通常は定義上入らない、ってこと? …かなぁ。良く分かりませーん。
補足ー☆ ここで論点になっている「価値」っていうのは、「善」の問題だよね。 ぶっちゃげて、ゆーと♪ 一方、民主制っていうのは、「正当性」の問題なんだよね。
>>55 センセー,教科書の別欄で長谷部にチクチク文句つけてないで,
「フェティッシュ」への反論を早く書いてください。
アセっちゃ、やだ☆
58 :
法の下の名無し :04/12/21 17:45:57 ID:w63kPrFc
>欧米の学問の用語では、そういうのは「価値」ではないということで了解が確立している、 >って考えたほうが良いのかなーって、思っています♪ 憲法学で問題になりにくいのかもしれないね。 自然権なんかも当然視されていることがあったり、 まあ、パラダイムといってしまえばそれまでかもしれないけど・・・・ しかし、 哲学ではソクラテスの時代から大問題よ。 >ここで論点になっている「価値」っていうのは、「善」の問題だよね。 >ぶっちゃげて、ゆーと♪ >一方、民主制っていうのは、「正当性」の問題なんだよね。 もう少し「善」と「正当性」についてその内容を展開していただけると おもしろいんだけど・・・・
松井って、学校は私立が主で、公立は貧乏人のための補充だとかんがえているようだな
60 :
法の下の名無し :04/12/21 19:54:04 ID:DibURwvd
>>55 普通民主制は「正当性justification」ではなく、「正統
性legitimacy」の問題じゃないの?
教科書的にいえば、正当性が、規範の内容の正しさに関わ
る概念で、正統性が、規範または規範命令者への服従の根拠
に関わる概念。
民主制は、その決定内容の正誤とは独立に、単純に民主的
に決めたから従いましょうという話というのが、通常の文脈
のような気がするのだが。
まあ、「正当性」に絶対かかわらないという主張する気も
ないが。
>>59 公立学校の教員が、教育権が自分たちにあるみたいに思って
我が物顔に振る舞っているのが気に入らないんだろう
レスありがとー\(⌒∇⌒)/ > しかし、 > 哲学ではソクラテスの時代から大問題よ。 んー、まさに仰るとおりです♪ 法学の伝統の根っこには、「善のイデア」説とかの影響があるわけでー、たぶん。 私達にはその辺がよく分かんないわけですよね。あぁぁ、難しー☆ > 普通民主制は「正当性justification」ではなく、「正統 > 性legitimacy」の問題じゃないの? 仰るとおりですm(_ _)m アハ、はずかしー☆ 日本語における「正しさ」という語で表される、 あるいは「善」、あるいは「正当性」、あるいは「正統性」が、それぞれどういう意味であり、 政治論、憲法論においてはどういう位置づけになるんでしょう? その辺、詳しく説明ください。ドカーンと♪
これ松井本人だったらガックリだな。w
いつも思うのだが,松井は立法不作為を裁判で争うことができると解しているのか,出来ないと解しているのかどっちなのか? 「立法の不作為自体が司法審査の対象となるかどうかを論ずることは意味がないように思われる。」と言われても,そんなこと答案に書けるわけがない。
65 :
:04/12/23 22:57:46 ID:Hrer6LJb
>>64 全て作為の枠組みで良いという話だな。
論理を逆転させるという意味では消極的構成要件要素とかに近い。
67 :
法の下の名無し :04/12/25 08:33:47 ID:Vy1b0Q9e
おれの周りには政治なんか関心ないやつばっか おれの町ではホームレスがあふれている。 おぼっちゃま憲法学者はいままで何をみてきたのだろうか?・・・
彼の知っている大学は京大阪大とスタンフォードだからな・・・ どれだけ大学生が無知無勉強かなどというのは想像を絶するのだろう。
69 :
法の下の名無し :04/12/25 09:14:29 ID:WMif5uHa
70 :
法の下の名無し :04/12/25 11:22:57 ID:Vy1b0Q9e
大学生とかなれるやつの話しじゃない。 家庭はめちゃくちゃ、勉強する環境にもない 学問からも政治からも見放されている人間がいまの日本にもた〜〜〜くさんいるって ことしらんのかよ!! 路上で寝ているやつは政治参加放棄したってか? 政治から見放されているってのが実態に近いよ。
生存権の話か? いずれにせよ、何処の誰のどの記述がどういう問題点を孕んでるか 指摘しないと、議論のしようがないね。
72 :
法の下の名無し :04/12/25 13:40:36 ID:Vy1b0Q9e
松井のスタンスの話し
松井は政治にアクセスできる可能性がある限り限りなく裁判所の審査を 緩くするからな。さりとて路上生活者には裁判所(及び法曹)へのアクセス も無いんじゃないかと思うが。あえて言えば一番何とかしてやるのは役所 なんだから,松井のスタンスはそう無茶でもないか?
74 :
法の下の名無し :04/12/26 18:22:10 ID:9LZAGA7y
>70 おまえは何もしらんだな なに意気がってんだか
>>73 2版 394P では,棄権の自由も認めると言っているし,当然,投票率の低いことも問題ではない。
でも,障害者の在宅投票制度には好意的。
教育に関しては,親の教育させる自由を重視しているな。よって,教育は私学中心で,国公立は貧乏人に教育機会を与えるためにある
という立場。自分は国立にいるくせに
76 :
:05/01/02 10:35:19 ID:JYNy+gn0
憲法学者番付 横綱 佐藤幸治 石田光義 横綱格大関 小林直樹(芦部同級) 大関 奥平康弘 佐藤功 杉原泰雄 樋口陽一 関脇 伊藤正巳 栗城壽夫 小結 高橋和之 川岸令和 中村睦男 野中俊彦 前頭1 浦部法穂 辻村みよ子 高見勝利 青柳幸一 前頭2 高田篤 初宿正典 戸松秀典 長尾一紘 松井茂記 長谷部恭男 菅野喜八郎 前頭2(代々木枠) 森 英樹 長谷川正安 前頭2(小林枠) 小林節 小林昭三 前頭2(靖国枠) 百地 章 前頭3 安念潤司 大石真 棟居快行 野坂泰司 阪口正二郎 渡辺康行 前頭4 米沢広一 釜田泰介 江橋崇 内野正幸 市川正人 毛利透 前頭5 蟻川恒正 石川健治 岡田信弘 小山剛 日比野勤 前頭6 神谷雅子 佐竹雅昭 高井裕之 愛敬浩二 手島孝 渡邊重範 前頭7 山元一 孝忠延夫 土井真一 安藤高行 阪本昌成 松本和彦 浦田賢治 前頭8 佐々木雅敏 渋谷秀樹 赤坂正浩 小針司 中山道子 西原博史 前頭9 安西文雄 今関源成 金原恭子 糠塚康江 藤井樹也 大須賀明 小林孝輔
77 :
法の下の名無し :05/01/06 10:08:10 ID:CQXrocu6
坂本先生はどこに?
なんで石田が横綱w あと、大須賀は序二段で( ・∀・)イイ!
79 :
法の下の名無し :05/01/11 22:29:39 ID:qOMx3SCW
松井と長谷部の議論ってかみ合ってないような気がするね。
80 :
法の下の名無し :05/01/13 07:38:55 ID:dmeLOdtM
長谷部の切り札って ソフトポルノみる自由以外にどんな場合にその切り札きれるわけ?
アルトアイゼンに乗る時。
82 :
法の下の名無し :05/01/15 15:03:13 ID:iTWdeRcc
長谷部って悪文だね。下手な翻訳読んでるみたいな印象。
83 :
法の下の名無し :05/01/15 16:10:52 ID:ngtnd6vB
英語で考えてるらしいぞ
84 :
:05/01/15 23:13:44 ID:kmIfI+hl
85 :
法の下の名無し :05/01/16 09:15:39 ID:lhujbTvZ
誰か、法律家の悪文ランキングすれたててくり。
86 :
法の下の名無し :05/01/16 10:04:21 ID:oZK6hp4T
憲法代表 長谷部恭男 刑法代表 前田雅英 商法代表 弥永真生
87 :
法の下の名無し :05/01/16 16:28:23 ID:iH7+w7Wh
予防接種被害について,13条に基づいて損失補償請求権を認めるべきとかいてるけど(502),13条は具体的権利だと考えているの?
88 :
法の下の名無し :05/01/17 05:33:35 ID:/1hKLa9w
前田は悪文家ではなく、思考が悪なのじゃないかな?
89 :
法の下の名無し :05/01/19 08:26:31 ID:/uTptaaO
長谷部さんが一番クリアーだと思うけど。
阪口先生は長谷部先生寄りか?
91 :
法の下の名無し :05/01/19 14:40:35 ID:ZeWyuuh6
松井は文章うまいが、思惟が浅い。
92 :
法の下の名無し :05/01/20 19:23:48 ID:xhT3Yv2R
憲法学者にありがちな雑な議論が少ない>>長谷部たん
日本は連邦国家デツか 松井タン
94 :
法の下の名無し :05/01/21 17:28:08 ID:8P94kle4
長谷部も松井も憲法学者は 今の日本の政治についてもっと積極的であってほしい
松井はよく国会呼ばれてるよ。
>>86 名前は忘れたが『憲法的思惟』とかいう本書いている人
あんな(いやな意味で)文学的な文章はやめてくれ
あと佐藤幸治の弟子らしいが京大のなんとかって人もそうだな
97 :
法の下の名無し :05/01/22 19:33:51 ID:Y0SU/2UG
長谷部たん悪文か?
98 :
法の下の名無し :05/01/23 01:18:43 ID:hhx9Pf52
悪文だよ。
サトコウの弟子は土井か?
100 :
現実 :05/01/23 01:37:01 ID:YYVAsdRI
蟻川・石川・長谷部・松井の文章は慣れるとクセになるぞ。
101 :
法の下の名無し :05/01/25 09:52:02 ID:2+jDqYnb
慣れたらクサかった。
比較不能な価値の迷路って薄いくせに高すぎないか? 一瞬買おうかと思いかけたけど、値段見てやめちゃった。 あの本の内容って値段に充分見合うものなのかな?
長谷部の本なんて古本で買えば十分。
図書館で借りるのがベスト
105 :
法の下の名無し :05/02/01 18:42:16 ID:I14+EjyJ
読まないのがベスト
106 :
法の下の名無し :05/02/05 13:29:02 ID:9OR+nO4H
書き込まないのがベスト
107 :
法の下の名無し :05/02/05 21:27:28 ID:gzhNAopy
長谷部がベスト
>>107 最近の「Interactive 憲法」、つまんないです。
とくに先月、今月は二月連続で原稿料泥棒です。
109 :
法の下の名無し :05/02/09 15:18:44 ID:jE4nqHuS
長谷部憲法も松井憲法もつかえん、 やっっぱ4人組が一番とようやくわかった。
長谷部が試験に使えるわけは無い。
いっそのこと、長谷部・松井・戸波・安念の共同執筆の「有斐閣Sシリーズ憲法」にでもしとくか!
112 :
法の下の名無し :05/02/11 04:18:58 ID:vuULstVL
憲法学者ってだめだな
あの法教の連載読むたびにムカついて仕方がない。 人をナメとんのか。
114 :
法の下の名無し :05/02/13 01:21:55 ID:H9ALXMCa
でも松井の授業はすごくアグレッシブだったよ。 大学で唯一受けたい授業だった。 先生の主義主張はたまに賛同できないが、唯一有意義な講義ではあった。
>>114 アグレッシブってだけだと、あんまりイメージわかないね。
芦部の二重の基準論で書いた香具師には単位やらない、と叫んだとか!?
よかったら、もうちょっと具体的に書いてくれない?
116 :
法の下の名無し :05/02/13 09:21:44 ID:lQ2/4G34
例えば、これからはおれの時代だ!! オレが通説なんだ!! 長谷部は東京でのさばりやがって、あの野郎!ドーキンなんておれのほうがよお、理解 しとるわ、あいつのはドーキンやなくて、ゾーキンや、とか言ってませんでしたか??
117 :
法の下の名無し :05/02/13 09:23:42 ID:lQ2/4G34
それと、聞きたいんですけど、松井は授業で、 プララリズムって発音してんの? プリュウリズムって発音してんの? プラネタリウムって発音してんの?
数日前の日経新聞に長谷部センセに関するコラムが載ってた そのコラム書いた記者が高校生の時に 「受験勉強なんかやってたら個性がなくなる」って愚痴ったら 「受験勉強くらいでなくなる個性なら初めからないほうがいい」 って同級生の長谷部クンがおっしゃったらしい。
120 :
法の下の名無し :05/02/13 13:42:57 ID:lQ2/4G34
あの髭とプリュラリズム って表記は嫌みだね。
>>119 ううむ、余裕たっぷりで厭な若者だったんだなぁ。
さすが長谷部といいたいが、友達には成りたくないタイプでもある。
124 :
法の下の名無し :05/02/14 05:46:20 ID:WvVclYk0
長谷部くんは友達を作らないタイプでもある。
>>119 それって呉智英もいってたな>受験勉強くらいでなくなる個性なら
呉智英って?憲法学者?日本人?
127 :
114 :05/02/16 04:36:05 ID:CekqPmUn
>>115 ごめん、ほっといて。みんないいこというなぁ。確かに受験勉強で個性がなくなることもないだろうな。
でも、本以外に接する時間がどのくらい保てるかだな。グサッて言われたら普通ひくけど、それを省みない個性が必要と言うことかな。
で、松井先生ですが、アグレッシブっちゅーのは、情報量が多いとゆー意味ですた。知ってること受講生のレベル関係なくポンポン出してくるし、まとまりもないから、聞いてて楽しかった。
情報量豊富だから聞いてて時間の無駄と思うことがなかった。そゆ意味ですた。おれマゾかな。
自説から説明するというより、こいつはこーだとか、あいつはどーだとか。だからうがった見方しなければ、生きた学問を見た気がする。
ただ、これだけは言いたい。考えには賛同できないし、市川先生の方がまとまった説明で基本的でわかりやすかった!
キミのカキコもアグレッシブでつよ
129 :
法の下の名無し :05/02/17 03:30:25 ID:5PlG3Fxo
松井!! その髭を長谷部にわけてやれ!! お前がそこまでして長谷部に勝とうとする気持がわからん。
130 :
法の下の名無し :05/02/18 06:28:26 ID:qONRvQJk
松井氏はねぇ、学生の人気はすごくあるよ。いつもゼミは抽選だったし。 憲法好き30%権威をあやかりたい輩40%院生の人20%先生を論破しに来た人10% 憲法はなぁ!アグレッシヴなもんなんだぁーエイッ( ・∀・)ノ.,☆
長谷部は人気あるのかな?
132 :
法の下の名無し :05/02/20 10:02:53 ID:IfSY7Jmd
ないみたい
133 :
E210196186001.ec-userreverse.dion.ne.jp :05/02/22 03:02:56 ID:sizP3Zcy
test
なんのテストじゃ??? なんのための?
135 :
法の下の名無し :05/02/24 03:57:11 ID:D1PG3Cs+
なんのために?・・・それは個人にまかされた価値判断であって、 憲法はそれに介入しないのです。
憲法って、右か左か決まってることが重要であって その中身はどうでもいいのです
このスレ、レベル落ちてないか? 法学板に移ってからさー。
138 :
法の下の名無し :05/02/24 12:25:08 ID:D1PG3Cs+
ええっ? レベルあがったと思うけど・・・
政府御用達大先生の狂大お弟子さんは何言ってんだか俺にはさっぱり。 凶大系の先達(こうさかなど)を賛美するのに使う持って回った言い回しは ほんとキモ悪い。
切り札としての人権なんて言ったって、そんなもん 日本の最高裁が認めるはずないだろ 長谷部説に頼って裁判とかしたも、ぜんぜん裁判所に 相手にされない、なんてことがありそうだよな 切り札と思っていたら実はブタだった、みたいなね ここで一句。 切り札の正体みたり空手形
141 :
法の下の名無し :05/02/26 14:02:55 ID:uXxXcQiA
空手形正体みたり沖縄拳法
憲法は死んでいる(笑)
143 :
憲法 :05/02/26 17:35:00 ID:ftwpNZuz
あべしっ!
>139 その通り! 会ったらもっと気持ち悪いぞ。 どうしようもない馬鹿だし。 もうすぐ同僚の教授から引導を渡されるから心配いらないぞ!
土井タソは格好いいぞ!ひどいことを言うな!
>145 んなぁことないだろう。 ありゃ、きもいといわれても仕方ない。 授業もマニアックでさっぱりわからん。 LSの担当を外れて欲しいよな。 要望出そうかな〜
147 :
法の下の名無し :05/02/27 18:50:00 ID:/ncSSAIk
だせだせ、
148 :
法の下の名無し :05/02/27 19:13:52 ID:Mi62L5Em
土井ってだれ?
憲法なんてシケタイでいいじゃん。
つちいさんはカコイイらしいが、法の支配論文は師匠ヨイショが テーマのようでカコヨクなかったス。
ついでに恭男さん、いつもエクサイチングで、毀誉褒貶ある千曲の新書も とってもラブなんですけど、法教連載のあのおぞましい設定だけは やめてください、お願いしまつ。フェミの朴より。
ユーモア感覚にすぐれた公法学者は絶滅寸前の希少生物である。 長谷部恭男
憲法も稀少性の学問だべさ。
154 :
法の下の名無し :05/02/28 13:28:15 ID:9uNpQbTf
ユーモアという稀少なリソース(ロールズ的には公共財産?)を、 たかだか憲法学(の解説)のために浪費してしまうなんて、 公共の福祉に悖る、というわけですな。 B助教授 Love .
b助教授に村々きちゃいますた。
156 :
法の下の名無し :05/03/01 04:29:33 ID:eyvX2blq
おお、10年前の『少年チャンピョン』でもないと出会えないような、 あの時代錯誤なキャラクターっぷりがいいよな。B助教授。 ぶっちゃげ、フェミニズム法学者との喧嘩も見てみたいけど。
長谷部の法教脳内会話オナニー連載の方がよほどキモいわ。
↑D先生でつか。同意しまつ。
159 :
法の下の名無し :05/03/08 18:36:12 ID:x56YAT2N
長谷部 恭男への懐疑 松井茂記 って本どうよ?
160 :
法の下の名無し :05/03/09 23:02:39 ID:jOkX6NpW
名著
161 :
法の下の名無し :05/03/12 18:15:11 ID:m3269hFW
test
あげ
松井説理解するのに、アメリカ憲法入門は必読ですか
164 :
法の下の名無し :2005/03/23(水) 22:04:36 ID:EeoYUgzq
松井先生は、団体による思想良心の自由の侵害をどのように考えるのですか? 強制加入団体ならストレートに侵害の問題を生じる、と記載がありますが、 何が違憲になるのかがわかりません。 強制加入とする法律の条文が違憲になるわけではないですよね? 団体の行為ですか? 団体の行為だとしても、私人間適用はないとする以上、どのように理屈付けるのかわかりません。 誰か教えてください。
>>164 たしかに、「結社とその構成員との関係は基本的には私人と私人の関係であり、結社の行為がその構成員の
基本的人権の侵害の問題を生じさせることはない」(松井茂記『日本国憲法 第2版』P471)のであり、
その場合はステート・アクションの問題となるようです。
もっとも、強制加入させる国の法律も、違憲になりうるものと思います(前掲書P118参照)。
加入を強制する法律の違憲性が具体的な訴訟においてどのようにあらわれるかといえば、
加入義務違反へ刑事罰の刑事訴訟なら無罪、民事訴訟の会費支払い債務請求なら請求棄却、
氏名を勝手に利用されたことに対する損害賠償請求なら請求認容などの形であらわれると思います。
もしかしたら、松井説では、端的に「強制加入義務不存在確認の訴え」などの訴訟も
可能なのかもしれません(前掲書P124参照)。
ぼくのこころの〜やらかいばしょを〜いまでもまだしめつける〜
167 :
法の下の名無し :2005/03/30(水) 12:01:14 ID:MzCrABqd
はめ撮りは通常公務の外形を備えない行為であるが、A(国税専門官)がB(女性)を 口説くにあたり国税専門官としての地位を強調していたこと、及びBは国税を滞納しており Aはそのてんに着目して交際を迫った以上、Aの行為は公務員としての立場を離れたまったくの 私人としての行為ということはできない。 よって外形上Aの職務に属する違法な行為によりBが損害を受けたことは明白であり、 国賠法上の国又は公共団体の公権力の行使に当る公務員が、その職務を行うについて、故意又は 過失によつて違法に他人に損害を加えたときに該当する。 AがBに対し個人的に不法行為責任を負うだけでなく、Aの属していたC(国税庁)も 国家賠償法一条に基づき損害賠償責任を負う。
中日優勝
170 :
法の下の名無し :2005/04/05(火) 21:41:17 ID:55aEKuVe
松井さ辻村にコンテンパンにこき下ろされているね。 日本国憲法解釈の再検討 辻村の文ってわかりやすいね。松井も文章うまいけど。
>>170 13 選挙制度の合憲性=辻村みよ子 ですかね。
やっぱり、小選挙区制は憲法の要請説が叩かれているのかな?
172 :
法の下の名無し :2005/04/06(水) 09:49:51 ID:Zf3l5Y7p
そそ、、 1)反代表みとめないくせして、罷免権認めるなんて? 2)再選拒否権 代表選定権などの概念の混同してるなんてい? 3)比例代表制でも候補者個人に投票できる制度で、代表選定権は実現可なのに 小選挙区のみ要請なんて? 4)選挙権の本質や議員定数問題でも理論的不整合してるなんて? 他の見解に対するよりも大幅に紙幅をさいて批判している。 批判の当否は別にして、そこが気になる
>>172 松井も,プロセス理論で基本書出すのは早かったかもね〜
特に統治で無理な理論展開が多いからな〜
174 :
法の下の名無し :2005/04/06(水) 13:36:07 ID:1prHPUXD
まあ、陸奥の馬鹿女はシカト!
松井さんは所々すごく素人っぽい議論をするね。
176 :
法の下の名無し :2005/04/12(火) 20:38:45 ID:V6r29l9i
松井のプロセス的権利論は渋谷日本国憲法の論じかた」p120でも批判されている。 批判されるのは学術論文だから別にいいんだけど、 この論拠を崩されるのはかなり松井にとって痛いだろうね。 わりに紙幅をさいて批判していますね。
177 :
法の下の名無し :2005/04/12(火) 22:27:33 ID:VC+yjKWG
その渋谷も、いまいち…
渋谷さんの批判の詳細は?
179 :
誰か教えて :2005/05/01(日) 11:42:34 ID:VfMrXdu+
私は法学の素養のない一般市民です。長谷部の『憲法と平和を問い直す』を読んで おもしろいなと思い、これを武器にして、ちょっと前に絶対平和主義者と論争をしま した。 私は「絶対平和主義は『善き生き方』であるが、人に押しつけてはいけないのだ」 と論をはったのですが、「穏和な平和主義も人に押しつけてはいけなくなるだろう」 と反論されてしまいました。 この本は2〜3回読んで完全に理解したつもりだったのですが、やりこめられてし まいました。 みなさんなら、どう反論しますか。
180 :
& ◆h9QlmTM6Qs :2005/05/01(日) 11:44:05 ID:VfMrXdu+
あげておいた方がいいみたいなので、あげておきます。
181 :
保守考 ◆W.9LetItBE :2005/05/01(日) 17:40:12 ID:llgrm32a
>>179 本当に2〜3回って読んだ?
もう一度、第3章 比較不能な価値の共存 あたりを読んだ方がよいよ。
そうすれば、
>「絶対平和主義は『善き生き方』であるが、人に押しつけてはいけないのだ」
この命題そのものより、その言い方が間違っていることに気がつくと思うよ。
比較不能ってのは,効用理論を哲学的に言い直しただけなんだがな。
183 :
179 :2005/05/01(日) 20:14:08 ID:VfMrXdu+
だから、私は法学の素養もないバカなんですよ。 そんなバカにも分かるようにちょっとぐらい解説してくださいよ。
184 :
法の下の名無し :2005/05/01(日) 20:16:24 ID:K2g4DpYn
カサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサ癶(癶´;゚;ё;゚;)癶
そもそも人によって物差しが違うから,比べること自体に意味がないってことですわな。
186 :
179 :2005/05/01(日) 21:14:49 ID:VfMrXdu+
絶対平和主義者にとっては軍事力を持つこと自体が危険であるという考えがある。 そういう人にとっては「穏和な平和主義」も危険なものなのである。そういう意味 で「穏和な平和主義」も民主主義が取り扱う問題ではなくなってしまうのではないか? そうなると立憲主義の国家では防衛問題は扱えなくなる??? この辺のところの解説をお願いします。 私ももう一度よく読んで勉強してみます。
187 :
法の下の名無し :2005/05/01(日) 21:42:16 ID:A2JYtx6c
長谷部氏の前の方の話と、最後の「穏和な平和主義」とは 論理的にそんなにきちんとつながっているわけではないよ。 あんな風にホッブズを使ったら、今の9条改憲論だって 十分に弁証できてしまう。 そうなってないのは、単に憲法業界内での東大教授としての 立場だろ。わかってやれよ。
平和憲法を守ろう
189 :
179 :2005/05/02(月) 10:45:09 ID:p7llot84
>>187 天下の東大教授がそれではちょっと寂しすぎます。
是非とも、181番、保守考 ◆W.9LetItBEさんの解説をお願いします。
190 :
保守考 ◆W.9LetItBE :2005/05/02(月) 14:55:44 ID:h7pNUlEd
>>186 長谷部のその著書は、あなたが危惧する
「立憲主義の国家では防衛問題は扱えなくなる??? 」
となるような、言説も誘導も全くない。
私はこの著書にもろ手を挙げて賛同する者でもないし、
この著書を利用して件の命題つまり
「絶対平和主義は『善き生き方』であるが、人に押しつけてはいけないのだ」
を導くことは出来ないと言っている。
それは、長谷部本人がP181で明言しているしね。(おっと、利用しちゃった(笑))
それと、あなたは法学の素人だから云々と言っているが、逆にこの著書を良く理解した
とも言っている。別に理解した云々はあなたの自己判断だからどうでもよいとして
この著書は、特に法学分野を強調した本でも何でもないよ。寧ろ、囚人のジレンマや
パレート優位或いは、チキンゲーム、フリーライダー、公共財という用語や
モンテスキュー〜カント等の人物が出てくることを勘案するに
政治学中心の構成になっている。
だから、法学素人でも全然難しくないだろうと思ったりもした。
191 :
保守考 ◆W.9LetItBE :2005/05/02(月) 15:07:40 ID:h7pNUlEd
それと付け加えると(まあ、その著書を踏まえた、私の意見として) >「絶対平和主義は『善き生き方』であるが、人に押しつけてはいけないのだ」 まず、あなたは、絶対平和主義を『善き生き方』であると認めておいて、 自分を『穏和な平和主義者』と称するところにプライオリティーの矛盾が発生している。 何故なら、絶対平和主義と穏和な平和主義は両立されないからである。 次に絶対平和主義を押し付けるのは良くない。と言うが、 一体全体、いつそれを押し付けられたのだろうか? 私は、絶対平和主義者ではないが、現実に押し付けられているのは 絶対平和主義者の方である。 さらに、長谷部はこの問題を民主主義観点からその過重負担を軽減する ため、立憲主義で解決すべき問題だと言っているのであって、 民主主義と立憲主義の混同があなたのレスから読み取れる。 まあ、もう一度、最初から読んだ方がいいんじゃないの?
192 :
179 :2005/05/02(月) 16:35:37 ID:p7llot84
もう一度、最初から読んでみるけど、何かもっと親切に解説してくれるという態度の 人はいないのかな? 保守考さんは私のことを善く思ってないみたいで、なんかけんか腰の態度がみえるんだ けど、わたしは純粋に分からないから解説して欲しいだけなんです。 私は「この著書を良く理解した」なんて言ってませんよ。(こんな読み間違えをするところに 何か悪意をかんじてしかたがない)
193 :
179 :2005/05/02(月) 16:43:42 ID:p7llot84
だけど、保守考さんのresはけんかごしの中にも何か考えさせられるので・・・。 どうも、私の生半可な理解で「絶対平和主義は『善き生き方』であるが、人に押しつ けてはいけないのだ」としたことがいけなかったようだ。 長谷部は「万人の万人に対する争いを引き起こしかねない『善き生き方』」という書き方 をしている。それでは、穏和な平和主義は万人の万人に対する争いをひきおこさないのか?
194 :
保守考 ◆W.9LetItBE :2005/05/02(月) 17:18:30 ID:hUNclb2O
>>192-193 けんか腰と感じようが感じまいが何の痛痒も感じないが、
煽るようなレットリックを使った箇所は一つもない。
あなたの自己判断として「この著書を良く理解した」に文句はつけてないし、
>>179 の>この本は2〜3回読んで完全に理解したつもりだったのですが
を引用して馬鹿にした語句もない。
まあ、そういった言いがかりを受けるのも2CHたるゆえんか・・・。
さて問題に対する答えは既に
>>181 で示しているし、それについて何が解らないのかが
私には判らない。
>それでは、穏和な平和主義は万人の万人に対する争いをひきおこさないのか?
特定の善を民主主義で決定するならば起こりうるだろうね。
長谷部に従えば、穏和な平和主義に反対する絶対平和主義者に対し
「日本から出ていけ。」というのは立憲主義と整合しない。
195 :
保守考 ◆W.9LetItBE :2005/05/02(月) 17:24:13 ID:hUNclb2O
あ〜そうそう
>私の生半可な理解で「絶対平和主義は『善き生き方』であるが、人に押しつ
>けてはいけないのだ」としたことがいけなかったようだ。
その命題自体は間違いではないと
>>181 で答えているよ。
問題は、
本当に「絶対平和主義」とやらを押し付けられましたか?
にあるんだけど。
196 :
179 :2005/05/02(月) 17:42:58 ID:p7llot84
あおるようなレトリックかどうか分からないけど、私が法学の素人だと言ったことに対して 「 政治学中心の構成になっている。 だから、法学素人でも全然難しくないだろうと思ったりもした」 というのはバカにしている以外のなにものでもないだろう。 (バカだから別にいいんだけど。ただ、ここは法律のところだから、法律の 素養がないと書いたので、私は政治学の素養もない。) 残念ながら、もう保守考さんとはやりとりは不能なのかな? 「 けんか腰と感じようが感じまいが何の痛痒も感じない」と書いているけど、 少しは感じて欲しいものだ。
>>179 んーと、その本は読んでないので大はずしの可能性大ですけど…
井上達夫先生とかのリベラリスト(長谷部先生もリベラリスト)とかが強調している
(1)「『善』の話と『正義』の話を分けよう」ってことを前提に、
(2)「絶対平和主義は『善』の話なので、政治的に人に押し付けてはいけなく」、しかし、
(3)「穏和な平和主義は『正義』の話なので、政治的に人に押し付けても良いのだ」、
って反論が、一応可能だと思います(どれぐらい説得的かはともかく)。
198 :
保守考 ◆W.9LetItBE :2005/05/02(月) 18:00:18 ID:hUNclb2O
>>196 一体何を期待しているんですか?
スレ違いも甚だしいのでは?
私のレスに限らず、あんましセンチになるのは自分が損するだけだよ。
それに、あなたの疑問と私のレスの狭間にはちゃんと答えがあるじゃん。
そう、あなたの手元に文献があるのだから、それに則して、
何ページの何行目にこうこう書かれているから、保守考は間違いだな。
とか、自分はこの通りに思う。とかって言ってくれないと、
あなたが何をしたいのか、全然判らないんすよ。
で、当初の疑問である、
>>179 は氷解したのかいな?
199 :
179 :2005/05/02(月) 18:05:56 ID:p7llot84
>>197 どうもありがとうございます。勉強してみます。
>>198 > 一体何を期待しているんですか?
あなたがもっと親切に教えてくれることを期待していたのだけど、無理みたい。
>当初の疑問である、
>>179 は氷解したのかいな?
まだまだ、凍ったまま。
200 :
179 :2005/05/02(月) 18:23:06 ID:p7llot84
197さん、井上先生のどの本がいいのですか? 教えてください。
201 :
保守考 ◆W.9LetItBE :2005/05/02(月) 18:28:09 ID:hUNclb2O
絶対平和主義が善き生であるのは、穏和な平和主義者から見てそうではなく 絶対平和主義者から見て、「善き生」なだけである。 長谷部は 立憲主義は、あらゆる「善き生」を許容するための制度でなければならない。 とすると、穏和な平和主義を善き生とする者たちと、絶対平和主義者たちを 両立させなければならない。 そのために、社会的統一意見として(民主的だろうとなんであろうと)どちらか 一方の善き生を決定することは、立憲主義との整合上、疑問を払拭できないとする。 で、あるのならば、憲法9条は、一義的にこれだ、と定めた準則ではなく そのような方向(平和主義に則した)に誘導する原理として捉えるべきだとする。 そこから先は、「統治行為論」の出番だろう。 思うに、憲法9条があろうとなかろうと、自衛権が国際法上、自然権として認められる のだから、穏和な平和主義に関わらず、自衛軍を保有するのは、 民主的要請よりも、立憲主義からの要請だろう。(長谷部は前半でそれを解説する) その自衛軍の役割、つまり原理としての9条の解釈は、法原理機関が示した 統治行為論に基づき、議会でその都度、決議していく問題であると考える。
202 :
179 :2005/05/02(月) 18:44:29 ID:p7llot84
>>201 どうもありがとうございます。私もいろいろ言ったけど、保守考さんもいい人ですね。
(こんな事書くとまたお叱りを受けるのでもうやめます。)
>自衛軍を保有するのは、
>民主的要請よりも、立憲主義からの要請だろう。(長谷部は前半でそれを解説する)
この辺のところは、なるほど、と思いました。保守考さんに言わせればもう言っていることだ、
ということでしょうが。
統治行為論とか言われると、また判らなくなりますが、もう一度、読んでみます。
204 :
179 :2005/05/03(火) 09:17:28 ID:IUTqdVx3
>>203 どうもありがとうございます。
しかし、こういう本は高いですね。うちの町の貧弱な図書館では手に入らないし、
古本屋巡りでもしてみます。
長谷部は見るからに切れ者顔だね。 どうでもいいけど、なんで松井って京大に戻れないの?
>>205 戻るんじゃないの。
Dがもうすぐ放り出されるでしょ。
馬鹿は京大にいらないからね。
>>201 長谷部本はともかく
”自衛権が国際法上、自然権として認められる ”
は大いに論議の余地があるな、
”自衛権が国際法上、慣習法として認められる”のはいいとしても 。
長谷部は個人と国家の基本権のありかたとしてどう考えてるのだろう。
208 :
法の下の名無し :2005/05/05(木) 11:14:01 ID:rhANiRgG
長谷部の切り札としての人権って
私的領域での保護を超えて、パブリックな領域でも認められる人権なの?
単に生命や思想信条及びその表現等、非代替的で譲渡不可能な
個人に一身専属する資産はそれが外部と関わりのない個人の内面生活に
留まる限り不可侵であり、それを超えた公共財の領域では多数決が
妥当するって言うだけなら、、
>>80 も書いてるけれど、
個人的にAV観るとかいった事を保障する以外に何か意味があるのか疑問だし、
個人の内面生活への関与は個々の政治主体に対する不当な干渉である訳で
プロセス論でも原理的には保障可能なように思えるんだけれど。
>>208 たとえば、宗教活動(でしかない活動)への参加を拒否できるというメリットがある。
今日の私たち日本人にとってはありがたみが今ひとつ分かり難いけど、
歴史的にみれば、この拒否する自由を確立すること、すなわち近代立憲体制の確立と言っても良い。
つまり、「パブリックな領域でも認められる」っていうか、そもそも「プライベート」を「パブリック」から画然と区別し、
「プライベート」への干渉を否定すること自体が、リベラルな立憲体制によってようやく実現された成果。
プロセス論だと、「個人の内面生活への関与」自体へは、長谷部の理論よりも若干寛容なはず。
つーか、「プライベート」を「パブリック」からそれほど画然と区別できるという前提を疑っているのではないかと思う。
松井が共和主義への親近性を指摘されるのはそういう面だと思う。
ただ、帰結としては、ポルノを見る自由に関しては、松井のほうが寛容。
>>208 レスさんくす。
ニュアンスの差が何となく解ったよ。
てかポルノの位置づけがどうなってるのか妙に気になる。
>>206 あの歳では…
京都に戻る時期はもう逸したのでは?
阪大の看板だし。
松井長谷部論争で勝ちきれなかったのが戻れなかった原因だろうか。 ああいうバトルやってくれると活気付いて非常にいいのだがね。
213 :
179 :2005/05/08(日) 12:15:30 ID:Hk3Bf0CB
みなさん、論座の長谷部、井上論文はよみましたか?197さんが紹介してくれた 井上先生がでているのは奇遇ですね。 正直言って、長谷部論文には新鮮味が感じられませんでした。それに「無駄で非生産 的な改正論議」という言い方でいいのかな?という気がします。 それに対して、井上論文の方は「挑発的」と書いてあるように、書き方もあつくて何か 新鮮でした。9条を削除して・・・という論理展開がいまひとつよくわからなかったの ですが、長谷部が何もしない方がいい、というのに対して井上はもっと積極的に9条を 生かせ、という感じでしょうか。(こうまとめると反論はあるとおもいますが) そして、井上の文自体、長谷部に対する批判のような感じもします。
214 :
:2005/05/08(日) 16:10:09 ID:HaYU7KKw
長谷部さんは、芦部さんの単純再生産のような感じになってきている。 高橋さんが芦部さんの呪縛から解放されつつあるののと比して 対照的だ。
215 :
法の下の名無し :2005/05/09(月) 01:35:21 ID:tb5Pplyd
難しいな
論座の長谷部論文(?)読みました。 んー、人間の「自律」や「切り札としての人権」っていう話は、 どっちかっていうと普遍的な、超歴史的な権利として議論していたような感じだけど、 論座の論文だと「比較不能な価値の対立」という問題状況が近代ヨーロッパで発生したという、 歴史性が強調されていた。 あと、法学教室5月号の「Interactive 憲法」は良かったです。
217 :
法の下の名無し :2005/05/14(土) 23:57:49 ID:J+qhAaG7
「憲法9条は軍隊から正当性を剥奪して、政治的な影響力を殺ぐ 狙いを持っている」のパラグラフにしびれた。 こりゃあ、憲法9条は憲法違背を予定していた上での規定と 長谷部は読んでいるってことだよねぇ。。
>>213 >井上はもっと積極的に9条を 生かせ、という感じ
いや9条は欺瞞の種になって憲法全体の価値を下げるし、その原因は
戦後の一時期の情勢判断を硬性憲法に書き込んだことにあるから
これは削除すべきといってるんだよな。その上でそれぞれの立場から
真摯に欺瞞のない主張をすればいいと。
>>217 憲法の全ての規定は、それが違憲審査基準として用いられる限りは、
事実として憲法違背な立法・行政がありえるから、それを想定した上で、
(それを修正するために)定められていると考えられるのでは?
でも、論座の長谷部論文が、9条は違憲状態を維持している中でこそなお活きる、
かのような口吻であることは確か。
220 :
法の下の名無し :2005/05/17(火) 22:22:27 ID:7vCl26KS
>>219 確かにそう読める。
ただ長谷部先生はそもそも『憲法と平和を考える』の中で
9条は準則ruleじゃなくて原理principleだと言ってたじゃん。
(その議論の当否はともかくとしても)
それを前提にこの論文を書いたとすると、
ちょっと違う解釈になりそうな気がする。
すなわち、9条は「ある問題に対する答えを一義的に定める」準則ではなく
「答えをある一定の方向に導くにとどまる」原理であるから、
その原理に照らすと「軍の正当性は剥奪」されるから
プリコミットメントが働いて我々の選択肢は制約されつつ、
軍隊(ないし自衛力)の存在自体は憲法に直接違反するわけではない
という結論を導くことが可能、という含みがあるのかと。
221 :
法の下の名無し :2005/05/20(金) 17:34:27 ID:msAw7lq1
長谷部は立憲主義を守っていればすべてうまくいくのだ、という感じがしてならない。 9条がありながら、どんどん軍事大国化してきた状況をどう考えているのだろうか? 確かに井上の文章は示唆的である。
bewaadさんが長谷部、井上論文について書いてるね。
223 :
政治学科卒ですがカキコ :2005/05/20(金) 23:33:35 ID:HaPxd1Bm
>>201 「保守考」氏が指摘するように長谷部氏の立場からは
「自衛軍を保有するのは、民主的要請よりも、立憲主義からの要請」
しか〜し。今月の論座では
>>217 氏の指摘するように
@「憲法9条は軍隊から正当性を剥奪して、政治的な影響力を殺ぐ
狙いを持っている」という件がある。
ェエエエエエエエ!!!
ところが、その次のページには、正確な引用ではないが
A「自衛のための実力組織の保持を明記するのであれば、改正に意味はナイ」
という件がある。これは矛盾するだろ。
>>220 氏の
いうように、長谷部氏は「準則」と「原理」という区別でもって、
9条を「原理」と理解しているはず。しかし『論座』の@の文章は「準則」的
な文章としかイイ用がないと思う。「正当性の剥奪」という強い表現からは
「違憲」としかいいようがない。それは筑摩新書の話と違う。
正当性(legitimacy)って合法性とも訳すよなあ。
これをどう理解したらよいのか・・・誰か説明できますか
「サイゾー」誌でM2にバカにされまくり。
ほほう。
227 :
法の下の名無し :2005/05/22(日) 22:26:09 ID:VFfqMd+W
良スレだな。 一読した感想。一見、過剰な人権屋と保守派との間のしょうもない議論の対立に見えるが、こと>13の論点についていえば、むしろ、少数意見を封殺しかねないほどの息の詰まるような人権監視社会 (差別撤廃、男女参画、共生社会・・・)が形成されつつある今日(つまり人権の拡大による新たな人権侵害)、「切り札」なるアプローチも、何とかと鋏みたいなもので、使いようはあるように思われますた。 ただし、「価値が多元的に共存する社会」なんて脳天気なことを言ってる位だから、本人にはそんな意図はさらさらないのだろうと思いますが。
ツマンネ
ルックスは長谷部先生の勝ちだね。
230 :
現実 :2005/05/25(水) 23:46:26 ID:Opcqlh+k
記憶で書くが、「憲法学のフロンティア」に、 ギターが弾けるとか料理ができるとか、いろいろ書いてあったような。 宮台真司もそうだが、この年代の人は、学者としての本領以外で 「イケてる」ことにコンプレックスでもあるのだろうか。
法教の連載でもワイン通を気取っていたなww タイのタイがどうしたって。
232 :
法の下の名無し :2005/05/26(木) 20:16:04 ID:QUGbccG2
>>223 あなたの理解の前提としての@の引用において、致命的な間違いがあります。
「軍の存在の正当性」⇒「軍の存在の正統性」
とすると、これは、軍はあくまで9条の原理の枠内で正統性を付与されているに過ぎない、
ということになるのではないでしょうか?
233 :
法の下の名無し :2005/05/27(金) 17:44:08 ID:ip3PkmF+
>>224 宮崎:姜や福島(瑞穂)や筑紫なんかはもう仕方ないとしても、これから日本の
憲法学会を背負って立つ長谷部恭男みたいな俊英までが、結局、そこらの
護憲馬鹿と同じようなことを言うんだよなあ。
M2・第71回「靖国、憲法問題を中・韓反日運動後に改めて考える」
『サイゾー』2005年6月号、p.107最下段(三段組)
234 :
法の下の名無し :2005/05/27(金) 18:19:13 ID:zqW0lWKJ
宮崎もあっちこっち出まくってないで、そして本をさらっと斜め読みして エラソーなことばっか言ってないで、少しはじっくりシサクして、 俺らを唸らせる本書いてみろ。
ムリ
236 :
法の下の名無し :2005/05/28(土) 08:25:17 ID:fpuRwMo2
>憲法学会を背負って立つ長谷部恭男みたいな俊英 ???
237 :
:2005/05/28(土) 12:32:25 ID:8kW6ec/P
憲法学会を背負うことは、頼まれてもいやだと思うぞ、長谷部氏には。 憲法学界なら、既にそうだという自負があるだろう。
238 :
法の下の名無し :2005/05/28(土) 17:14:42 ID:rbFeOfUw
239 :
法の下の名無し :2005/05/28(土) 18:35:03 ID:P40xXIgT
意味不明な文章に同意するというのは、自作自演??
ヒント:学会と学界
241 :
法の下の名無し :2005/05/29(日) 01:27:22 ID:nlTKF8nd
「結局、そこらの護憲馬鹿と同じようなことを言う」 これしか言及なかったの?
242 :
238 :2005/05/29(日) 10:19:49 ID:+ILURRnJ
243 :
:2005/05/29(日) 18:21:27 ID:gFoIi9tI
みなさんは、「憲法学会」がどういう集団なのか、ご存じないみたいだね。
244 :
法の下の名無し :2005/05/30(月) 21:12:34 ID:5PxEu7Mx
私、「論座」で水島アサポ先生が、「これから憲法学会を背負う人」という コメントみたのですが・・・・。 法律時報だっけ?法律関係の書籍を出版しとるシトが言ってたよ
245 :
法の下の名無し :2005/06/01(水) 01:55:17 ID:m4Jj/aHh
井上は過剰な清潔主義から九条の存在を欺瞞だという。なんだか九条信奉者のナイーブさ と同じアナのたぬき・むじなという気がするな
246 :
法の下の名無し :2005/06/03(金) 17:20:55 ID:4oJMP5F7
サイゾーなんて五流のチンカスゴシップ誌に 載ってるようなカスの意見を法学板に持ってくること自体が嘆かわしい 近所のオバチャンがこう言ってたよ、ってレベルじゃん
急に荒れてきたな・・・
248 :
法の下の名無し :2005/06/05(日) 10:23:14 ID:IQudNakq
長谷部氏は人権なんとか委員会には賛成だろうな。立憲主義の立場から
249 :
法の下の名無し :2005/06/05(日) 12:15:44 ID:tSEexmP+
【イリィ】と【ラズ】とはなんのことなんですか? 教えてください。
250 :
法の下の名無し :2005/06/05(日) 13:09:37 ID:sO6bo0nS
・アメリカの学者=イリィ⇒松井氏の議論に影響 ・ 同 =ラズ ⇒長谷部氏の議論に影響
251 :
法の下の名無し :2005/06/05(日) 13:18:12 ID:curpWNR/
アメリカのエスタブリッシュメントにはベジタリアンが多いが、彼ら が好んで食すイスラエル産のラズ豆というのがあるの。レンズ豆に似 た感じの味。ユダヤ教の戒律に則って調理された加工食品を Kosher というんだが、このラズ豆を炒って作ったKosher にイリィというの があって、これが今、United States of Canada では大流行という 話だ。詳しくは、雑誌 The New Republic, 2005 5 June の号でも フィーチャーされとるから見てみ。
252 :
法の下の名無し :2005/06/05(日) 17:55:05 ID:51ZaIc9n
>248 そうだろうな。どうせ人権マンセーだろ
253 :
法の下の名無し :2005/06/05(日) 22:56:42 ID:sO6bo0nS
>>248 さまならびに
>>252 さま
釣りと俗称される行為であることは覚悟いたしておりますが,
長谷部氏の人権に対するスタンスは,人権の範囲を極めて狭く解するものなので,
人権マンセーという立場とはある意味対極に位置し,少なくとも緊張関係にあるものと思われます。
また,そもそも,長谷部氏がマンセーという態度をとるということ自体,考えにくい。
たとえ賛成すべきものであれ,一歩引いたスタンスをとるものと思料されます。
254 :
法の下の名無し :2005/06/05(日) 23:25:22 ID:GGTSnpmM
256 :
法の下の名無し :2005/06/06(月) 20:35:25 ID:U8GNwxbB
257 :
法の下の名無し :2005/06/08(水) 00:36:30 ID:N019J5lA
長谷部氏によると EUにトルコを入れる問題とかいうのも、キリスト教精神を EU憲法に入れることで排斥してはいけないということになるのかね。
258 :
法の下の名無し :2005/06/10(金) 09:02:26 ID:3PAJri6/
>>257 もうすこしまともな日本語でお願いします
259 :
法の下の名無し :2005/06/11(土) 14:51:39 ID:tGy7J2F3
>>258 EUをフォローしてないヲマイに聞いてないから。
260 :
法の下の名無し :2005/06/11(土) 17:45:55 ID:cNC1Vipi
>>256 257はおそらく
長谷部氏の見解によると、
トルコのEU加盟問題に関して、
EU憲法にキリスト教精神を取り込むことによって
実質的にトルコを排斥してはならない
ということになるのでしょうか。
という意味ではないでしょうか?
261 :
260 :2005/06/11(土) 17:46:47 ID:cNC1Vipi
262 :
法の下の名無し :2005/06/11(土) 18:31:14 ID:1oC++DCy
EU憲法の全文が見れるところが知りたいのですが
263 :
法の下の名無し :2005/06/12(日) 13:57:52 ID:nWWF5UkL
>>259 キチガイが必死だなw
日本語がきちんと使えるようになってから来いよ
264 :
法の下の名無し :2005/06/22(水) 22:20:15 ID:2noZN02g
265 :
法の下の名無し :2005/08/02(火) 11:41:31 ID:pdCdPgBa
今月の法教でも飛ばしてたね。 F:適当ですね。 B:適当です。
266 :
法の下の名無し :2005/08/02(火) 12:58:04 ID:cvqG7vqI
ハセビアン参上
自然権なんてないだろ?
自然権ってなに? 人間の尊厳ってなに? これらを根拠に使ってよいのだろうか。 関係ないが、法教の長谷部先生のダジャレのセンスはどうかと思う。
今月のB助教授の話は、なかなか勉強になった。 っつーか、「性表現は価値(要保護性)が低い」っていうのが当然の前提で、 ほぼツッコむ余地なしで展開している米国の状況にワラタ
> 人間の尊厳ってなに? 自然権はともかく、個人の人格尊重(?)みたいなのは近代市民社会の大前提で、 民法・刑法にわたる大原則なので、そんな邪険にするのもどうかと思う、今日この頃。 憲法は、いってみれば公法の一分野なので、どうでも良い気もするが。
271 :
法の下の名無し :2005/09/13(火) 08:57:19 ID:eIhoxLTv
小選挙区制は、憲法が要請してるとまでは思わないけど、 小選挙区以外の制度だったら、絶対に落ちない人とかたくさん出るぞ。 それでもいいのか? 左翼系弁護士は比例のみを主張してる人いるよ。
272 :
法の下の名無し :2005/09/14(水) 22:41:43 ID:yJRXq6G1
比例でも、落としたい人に×をつける制度もあるよ。
273 :
法の下の名無し :2005/09/14(水) 23:08:38 ID:+efZk74c
自然権なんて思想は大声を出すや奴が有利になるための思想。 by ベンタム
松井氏移籍らしいよ。
275 :
法の下の名無し :2005/10/12(水) 22:16:32 ID:NmqwQguD
やはり…
276 :
法の下の名無し :2005/10/13(木) 14:40:20 ID:Y57HGQCy
「堀内健志著『憲法』(信山社・平成8年)16頁に以下の ような分類がなされておりますので、ご参考にどうぞ。 1. 明治憲法期 伊藤博文(井上毅)『憲法義解』、 美濃部達吉『逐条憲法精義』、 佐々木惣一『日本憲法要論』など。 2. 戦後第一世代 宮沢俊義『憲法<改訂版>』、 清宮四郎『憲法 I <第3版>』、田上穣治、 佐藤功、小林直樹、伊藤正巳、和田英夫など。 3. 第二世代 小嶋和司『憲法概説』、芦部信喜『憲法』、阿部照哉、 杉原泰雄、樋口陽一『比較憲法』、佐藤幸治『憲法<第3版>』、 栗城壽夫、菅野喜八郎など。 4. 第三世代 高橋和之『現代憲法理論の源流』、高見勝利、 初宿正典、戸松秀典など(堀内健志もこのへんの世代に入る)。 5. これからの世代 大石 眞?、松井茂記、棟居快行、長谷部恭男など。」
277 :
法の下の名無し :2005/10/15(土) 00:23:50 ID:1A9hSvLU
それぞれかなり幅がありますね
278 :
法の下の名無し :2005/10/20(木) 22:40:11 ID:eV+3Z89N
法学教室11月号のInteractive憲法はおもしろいね。 自分をあれだけカリカチュアライズできる長谷部先生は偉い!
281 :
法の下の名無し :2005/11/27(日) 01:56:40 ID:tPa9bYY3
阪大もオワリだな。
というかすでに終わっているという話も
285 :
法の下の名無し :2005/12/27(火) 02:59:26 ID:zY3pVgVG
このスレが終わりそうな件について
過疎に打ち勝つべく質問 長谷部の条約の違憲審査のとこ読んでたんだけど、ちょっと疑問が。 彼はそもそもself-executingな条約しか違憲審査が問題にならない、 と言ってるんだけど、例えば日米安保条約もself-executingじゃない条約 ですよね。 だとするとそれについても十分違憲審査が問題になると思うんですけど・・・
288 :
法の下の名無し :2005/12/31(土) 14:36:12 ID:YUeefiIh
長谷部先生の師匠って誰ですか? 芦部or樋口先生のどちらかですか?
樋口
290 :
法の下の名無し :2006/01/01(日) 19:05:57 ID:0JQe2joz
>288 故芦部博士の最後の弟子なのでは?
291 :
法の下の名無し :2006/01/01(日) 21:45:43 ID:fpWSmzc3
ィ─、ri´^-─- 、 .┌f^f^f^f^f^f^f^f^f^┐ く / , ,' ヽ ヽ| ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~│ `<' / ,'レイ+tVvヽ!ヽト 知ってるが │ !/ ,' i |' {] , [}|ヽリ お前の態度が | `!_{ iハト、__iフ,ノリ,n 気に入らない | // (^~ ̄ ̄∃_ア____n_____| _r''‐〈 `´ア/トr──!,.--' <_>─}、 `」レ 'ヽ、 ,.ヘーァtイ Y、.,___/ |.| | i `ー'i´
292 :
法の下の名無し :2006/01/11(水) 20:24:43 ID:PLLlnJXV
The Faculty of Law is pleased to announce the appointment of Professor Shigenori Matsui as Director of Japanese Legal Studies. Professor Matsui comes to us from the Osaka University Law School where he has taught since 1983. Professor Matsui has an LL.B., LL.M. and LL.D. from Kyoto University, and a JSD from Stanford Law. An internationally-renowned expert in the fields of Constitutional Law, Internet Law and Law and Medicine, he has been a visiting scholar at the University of California, University College London, the University of Washington, the University of Western Australia and here at the University of British Columbia (1990-91). He has written widely in both English and Japanese, his books including Mass Media Law (3 rd ed. 2003) and Reflections Upon the Japanese Constitution . He will teach Japanese Law in the spring term of 2006.
これは結局夏の間だけ逝ってくるってこと? 移籍じゃねーじゃん。
294 :
法の下の名無し :2006/01/12(木) 22:15:24 ID:Rj3TwBSU
Visiting ProfessorにDirectorを任せることはないので、これは移籍だろう。 Appointmentの語を使用しているところからも推察できる。 逆に半期だけ阪大その他に客員で戻って教えるのではないか?
なるほど。 「松井」はどんどん海外でていくね・・・
296 :
法の下の名無し :2006/01/21(土) 18:43:24 ID:0sZS3u9m
比較不能なガチンコファック
298 :
法の下の名無し :2006/02/27(月) 02:56:59 ID:fSH6q/Z5
松井氏は最終的にアメリカの学者になりそうな気がする 3才でマックを与えられたというお子さんは元気なのだろうか
299 :
法の下の名無し :2006/03/01(水) 08:08:34 ID:S2dF8CdL
そしてアメリカの学説としてMatsui説を「支配的見解」の学者が紹介すると。 日本をある意味追われた松井先生としてはこれほど溜飲の下がることもないだろうな。
300 :
法の下の名無し :2006/03/01(水) 20:05:00 ID:jusBi4WO
↑ワロスw でも、あの人の頭はアメリカ人だからね。日本の憲法学に合わないのもあるかもしれないが、自身も興味がないんじゃないか? 矛盾だらけだからね、日本の立憲主義は。
301 :
法の下の名無し :2006/03/01(水) 21:56:49 ID:kh5iYDBw
>>299 っていうか、
イリィ説と松井説の違いを教えて。
302 :
法の下の名無し :2006/03/04(土) 22:46:58 ID:7x/4VF0Y
有斐閣の新刊案内に ブリティッシュ・コロンビア教授と紹介されていました。 松井先生、移籍完了ですね。
303 :
法の下の名無し :2006/03/05(日) 07:01:50 ID:heHzW6Kd
ロー嫌で、研究したくなって海外行っちゃったってのがもっぱらの噂
まあ、日本のアカポスが不満な先生にはどんどん海外に 出て行ってもらいましょう。 後進のために席を譲るのはいいことだ。
305 :
法の下の名無し :2006/03/05(日) 11:35:41 ID:j0vHqM79
ロー「教育」は、嫌だったのかな? それに、才能流出は、いかがなものかな。
「才能流出」って、そんな大したタマだったのかな プロセス理論というのもアメリカの理論の受け売りでしょ しかも、日本へのローカライズに失敗して日本を追われた感じだけど。
307 :
法の下の名無し :2006/03/05(日) 13:34:25 ID:DW8G7nns
>>306 後段は知らないが前段は反対しない。師匠を極端にしたようなもんでしょ。
ロー嫌というわりにはH大ロー導入当初は責任者みたいなことやってなかったけ?正直、国外逃亡よりH大が見捨てられたという印象が強いが。
そのへんどうよ?あそこはローの看板になるような指導者はいるのかい?それともまた学生の頑張り頼みかい?
308 :
法の下の名無し :2006/03/05(日) 13:36:29 ID:AYTP/WrP
良いんだよ、阪大はそれでも。 阪大は理系主体の大学なの。 文系学部は余技。 阪大的には、司法試験云々よりも、 自然科学分野の研究業績がとても大事。
>>308 その割にはデータの捏造とかやってるじゃないか
>阪大の自然科学系
310 :
法の下の名無し :2006/03/05(日) 21:04:24 ID:LdpU7y+y
そこで阪大を責めるのもな 理系にはどこでもある話らしいから・・・ この前東大でもあったし
311 :
法の下の名無し :2006/03/05(日) 22:41:32 ID:DW8G7nns
ありゃ阪大の体質だろうね。施設規模や人事からして医学部崇拝だから。 実際それでいいんだけど、それなら法学部とかつけて未来ある若者を冷遇するのは非道だよな。 OBの成果が上がらないのも一因かも知れないが。 松井氏もそれが嫌だったのだろう。と、勝手にいってみる。 そのわりには合格率は維持してんだぜ。若者は健気よのぅ
312 :
法の下の名無し :2006/03/05(日) 22:46:51 ID:9zsCnmXO
>>306 松石よりも、大したタマって、
どんなひとが、どれくらいいるの?
この人の英語の論文を見たが、お世辞にも英語が上手いとは言えなかった。 やっぱ上手いとか下手とか気にせずともかく書くこととが重要なのかな。
314 :
法の下の名無し :2006/03/06(月) 00:33:43 ID:DI0hzpz2
そうか、俺の方が英語はうまいのか(爆)
315 :
法の下の名無し :2006/03/06(月) 01:52:44 ID:9o4EV7Fb
英語はハートだろ!
>>313 まともな英語論文にしたかったら、ネイティブ・チェックを二回うけるといい。
あまりに間違いが多すぎると、一回のネイティブ・チェックで全部を直しきれないんだよ。
一回は一般のネイティブ、二回目はネイティブの法学教授にチェックしてもらうと
ほぼ完璧な英文になるんだけどね
317 :
法の下の名無し :2006/03/06(月) 09:53:59 ID:nfnDjyZ2
>>311 阪大は関西で
最も馬鹿正直で糞真面目な学生が入る大学だから。
「大阪」大学なのに、最も関西らしからぬ大学。
318 :
法の下の名無し :2006/03/06(月) 12:10:28 ID:9o4EV7Fb
319 :
法の下の名無し :2006/03/06(月) 18:24:29 ID:qiC13lRG
学問だから批判するのは自由だが、過度のそれは自分に 跳ね返るよ。松井教授の業績を凌駕する人がここに 書き込みしているとは思えず、あまり説得力がないな。
320 :
法の下の名無し :2006/03/06(月) 20:17:46 ID:XAyd05I2
おやおや対人論法ですか
321 :
法の下の名無し :2006/03/06(月) 20:19:24 ID:FZQLu2Qt
↑業績はともかく、阪大ローの中心人物がローから逃亡するのは やはり無責任では?
せめて一期未修の結果が出るまでは いろよとは思うよなw
323 :
法の下の名無し :2006/03/07(火) 02:21:40 ID:pq5sGGPS
日本でも移籍に伴う条件交渉が一般化すれば いいのでは? 皆一律というのはそろそろやめて。 責任論とか信義というのはもはや効果がないよ。
324 :
固定1魂説 :2006/03/07(火) 04:33:53 ID:ajMpDXXo
「1つの物質に1つの魂」
325 :
法の下の名無し :2006/03/07(火) 11:13:51 ID:tXdqLAS3
逃亡は当然だろう。 むしろ、逃亡しないような努力を大学が怠っている証でしょ。 そりゃ逃げるよ。あんな大学。 自分は、松井氏はアメリカで名を挙げてほしいと思うな。挙がるかどうかは別として。 って、逃亡って前提でよいの?w
326 :
法の下の名無し :2006/03/07(火) 17:57:10 ID:pq5sGGPS
これだけ仁義なき引き抜きが当然になった現在では、もう 責任論などは通用しないよ。 逃げて欲しくないのであれば、研究費を倍にするとか、秘書をつけるとか、雑用を減らすとか、 平等が前提の教員社会の構造を崩して引き留めるしかないでしょ、海外のように。大学、 というより、執行部を構成する人々の努力の問題です。
327 :
法の下の名無し :2006/03/07(火) 18:02:06 ID:3Tu7fJqN
詳しくは知らないけど、阪大ローは松井茂記が中心になって 少人数教育を打ち出して、教員の負担が多かったらしい。 その負担増の原因をつくった人間が逃亡。 ・・・という話らしい。
阪大が未修中心なのは明らかにアメリカの やり方を真似たんだろうな・・・本人の授業は ガンガン判例読ませてソクラテスだったみたいだし。 で、本人は副研究科長だったわけだし、逃げたって 言われてもしょうがないと思う。
329 :
ここか :2006/03/08(水) 13:51:11 ID:MFLS/M+p
判例よませるだけでレベルアップするもんなのかね?
331 :
不苦労 :2006/03/08(水) 14:41:36 ID:sA4SQEkk
富山=賄賂=以下同文
332 :
法の下の名無し :2006/03/08(水) 15:12:20 ID:jc+SDDs6
アシスタントプロフェッサーって何? 助教授?
333 :
法の下の名無し :2006/03/08(水) 15:19:40 ID:jc+SDDs6
でも、数年前からまた海外に行くって話はあったんだよね。 それを承知で据えていたんだと思うよ。 阪大は立ち上がる寸前までローのHPすらなかったからねぇ。神戸が一番早くディスクローズしてて、京都もそれなりにしてた状況で、勝てると思ってるのかね。 そしたら案の定保留されてたし。
松井氏の経歴だけど、 日本の法学修士号って、LLMになるのかね? なんか違うような・・・
335 :
法の下の名無し :2006/03/08(水) 16:58:27 ID:XX9RtVp1
松井先生は『二重の基準論』で京都大学で博士号(法学)を取得しているのでは?
336 :
法の下の名無し :2006/03/08(水) 17:16:26 ID:XX9RtVp1
↑ごめん。それはLLDに対応してるのか。
それじゃあ、法学修士持ってる漏れも アメリカではLLM持ってることになるのかね?
338 :
法の下の名無し :2006/03/08(水) 19:31:37 ID:jc+SDDs6
LLMって何の略?Mってmasterっぽいから修士号なんかなぁって思うぉ
340 :
法の下の名無し :2006/03/09(木) 07:42:16 ID:0pa16wDg
341 :
法の下の名無し :2006/03/09(木) 09:05:25 ID:0pa16wDg
長谷部さん、岩波からまた新しく新書出すみたいだね。 前の本、教育上とても良い本だったので、期待してる。
>>340 情報ありがとう。
↓でも、やっぱりLLMは通常一年のフルタイムプログラムによって獲得される、と書いてあるね
> The LL.M. (Master of Laws) is an internationally-recognized postgraduate law degree.
> It is usually obtained by completing a one-year full-time program.
LLMはもともと Latin legum magister の略だから、ラテン文字を使う欧米の
法学修士号だと思うんだけどね。
しかも日本の経営学修士をMBAとは言わないように、日本の修士号をLLMとは
言わないと思うんだが・・・。 やはり日本の法学修士はMag. jur. なんだろうな。
344 :
法の下の名無し :2006/03/09(木) 11:55:06 ID:ewReJqxl
でも、日本の制度と外国の制度が違うから仕方ないんじゃないかなぁ? 上に貼ってあった松石の紹介もLLMで書いてあったし、an internationally-recognized postgraduate law degreeってのからすると、どこでも修士ならLLMになりそ。 起源は違うだろうけど。日本でも最近MBAを名乗るところあるみたいだし。
>>344 > 日本でも最近MBAを名乗るところあるみたいだし
ホント? 日本の大学で??
まあ、MBAはLatinが入ってないからね。。。
日本の修士号を、LLM(Latin legum magister ラテン法学修士)と書くのは
やはりどこかおかしいと思う。
LLMは、もともと英語圏での修士号を意味しており、その後、ヨーロッパにも
広がったが、やはりラテン文字(a,b,c,..)を使っている国ならともかく、漢字と
平仮名を使っている日本でとった修士号はLLMじゃないだろう。
例えば、北京大学やソウル国立大学の修士号でLLM取得と言われて納得できるだろうか?
やはり、日本の修士号はイギリス式にMjurと書くか、ドイツ・オーストリア式にMag.Jur.
と訳したほうがいいと思うけどね。
アメリカの州によっては学歴詐称は重罪になってるから気を付けないと。
346 :
法の下の名無し :2006/03/09(木) 16:58:31 ID:0pa16wDg
347 :
法の下の名無し :2006/03/10(金) 20:16:17 ID:ec+km9fT
『法学教室』の「憲法演習」担当変更。 松井茂記から「諸般の事情」により西原博史へ。 やっぱり無理だったようで・・・。
348 :
法の下の名無し :2006/03/10(金) 21:53:59 ID:IXcEnucN
諸般の事情w
349 :
法の下の名無し :2006/03/10(金) 23:16:58 ID:pbNIGRjH
新任地で多忙だからか? 単に距離の問題か? 日本を棄てたのか?
350 :
法の下の名無し :2006/03/10(金) 23:24:14 ID:IXcEnucN
そりゃフツー無理でしょ。メールでやらない限り。
今じゃ原稿提出はメールだから、距離が問題になるとは考えにくい。
352 :
法の下の名無し :2006/03/10(金) 23:30:23 ID:pbNIGRjH
じゃあ、なんだあ?
353 :
法の下の名無し :2006/03/10(金) 23:49:41 ID:g9l9FDi7
資料が足りないんだろ
354 :
法の下の名無し :2006/03/11(土) 06:15:08 ID:SeGx8y6H
kennpou dai 94jou ha ... みたいなことになるからだよ
>>354 日本からパソコン持って逝けば、無問題だろ
356 :
法の下の名無し :2006/03/11(土) 07:07:36 ID:SeGx8y6H
>>355 笑ってくれるかとおもたのに...orz
357 :
思想及び良心 :2006/03/11(土) 22:50:15 ID:YDXOcVSF
西原ジュニア氏は理論と実践の弁証的統一により米帝mを駆逐した。
よけいくだらなくて資源のムダだが、氏ねと言われる前に反省して訂正 弁証『法』的
test
360 :
法の下の名無し :2006/03/18(土) 19:41:56 ID:MkiD+3lK
松井氏は帰ってくるの?
361 :
法の下の名無し :2006/03/18(土) 20:59:11 ID:u1cO8VEo
心配するな。 法学者で、海外でまともな論文書いてやっていける香具師を、寡聞にして知らない。
362 :
法の下の名無し :2006/03/18(土) 22:27:13 ID:A/2idOJ1
どこへ?
363 :
法の下の名無し :2006/03/19(日) 08:38:33 ID:Jve1zREM
辞め方によっては元(とそれと違い筋)には戻って来れないかもねw
もともと東大行くって話(つか噂か)があったみたいだから、 あっちに戻れるんじゃね。
長期休暇前後に集中講義やるって噂もあるし、 阪大との関係は切れてないんじゃね?
366 :
法の下の名無し :2006/03/19(日) 18:10:55 ID:9q3G6lqe
紀要雑誌の「阪大法学」の最新号では、元阪大教授になっています。 ちなみに本論分はメーガン法について100頁以上の大作です。
367 :
法の下の名無し :2006/03/20(月) 08:31:35 ID:PTG6BUIA
数年後に阪大復帰か?
368 :
法の下の名無し :2006/03/20(月) 14:43:28 ID:mWjWyC1k
阪大復帰話の関係で、名誉教授号の授与が問題になったらしい。 松井茂記なら年数からしても実績からしても授与自体に問題はないけど、 名誉教授号与えたら戻ってこれなくなるらしいから。 名誉教授になっていないのなら、まだ復帰はありるのかも?
アメリカで骨をうずめて欲しいよ
370 :
法の下の名無し :2006/03/20(月) 16:56:31 ID:NCdlgnpy
アメリカのなに大学?
371 :
法の下の名無し :2006/03/20(月) 18:03:59 ID:n9z7pEtd
ブリティッシュコロンビア大学という聞いたこともない大学です。 誰か、この大学について、知ってる人教えてください。
372 :
法の下の名無し :2006/03/20(月) 18:06:07 ID:c26wRyKM
↑おいおい 喪舞、池沼?
阪大ローでアメリカ法の集中講義をやるんだって。
374 :
法の下の名無し :2006/03/20(月) 20:36:55 ID:tBrVvdHY
誰が聴くんだ?
375 :
法の下の名無し :2006/03/20(月) 23:10:02 ID:ZBveMzjV
彼の講義はとても十分な質だったが、聞きたいと思うのは一部のおたくと院以上だろう。 正直学部生は通説をしっかり聞きたいだろうし、たたきこまないと。
376 :
法の下の名無し :2006/03/21(火) 15:27:55 ID:LR9bjTG9
新司法試験には、ある意味オーバースペック?
377 :
法の下の名無し :2006/03/21(火) 16:12:46 ID:EFrCycRf
間違いなくオーバースペック それに日本は制定法主義なんだよって 言いたいけど言えなかった
378 :
法の下の名無し :2006/03/21(火) 20:55:35 ID:eYO3tlJj
制定法主義?
380 :
法の下の名無し :2006/03/25(土) 21:13:18 ID:ysEfIAT9
トシコって、誰?
ワシントン大学教授だろ
382 :
法の下の名無し :2006/04/09(日) 22:41:21 ID:tODmF1cM
残された人たちも 頑張れ!
383 :
法の下の名無し :2006/04/10(月) 18:49:21 ID:Yl6bom6q
もうそろそろ帰りたくなってきたのでは?
384 :
法の下の名無し :2006/04/10(月) 22:15:47 ID:IEUe7XzI
阪大は、帰ってほしいんだろうか?
長谷部さんの失礼ながら気色悪すぎ法学教室連載が終わってホッとしたよ。 今度はガンガンに硬派スタイルで同じテーマをやってください、先生。
松井氏の話題が多くて長谷部劣勢だな
長谷部憲法学・・・・ポストモダンな理論的粉飾で論理破綻は目立たないが、ごった煮的軽チャー路線 松井憲法学・・・・・アメリカンなプロセス理論で粉飾は少ないが、論理が破綻ぎみ
>長谷部憲法学・・・・ポストモダンな理論的粉飾で論理破綻は目立たないが、 ごった煮的軽チャー路線 うまい!
389 :
法の下の名無し :2006/04/15(土) 21:33:45 ID:0AqhwkLz
松井が去って阪大もしょぼんだな
390 :
法の下の名無し :2006/04/16(日) 17:44:59 ID:ArG5DNLi
阪大はもともとしょぼん
阪大には松井の弟子の松M和彦さんがいるけど、どうよ? ドイツ系だけど、若くしてモノグラフもあるし、けっこういけそうだけど。
393 :
法の下の名無し :2006/04/24(月) 21:02:49 ID:RgtS1FRG
なにがつれるか。
松井が去ってしょぼんな学生がここに一人
日本国憲法第三版は出ないのかなあ そろそろ改訂御願いしたい・・・英語でもいいよ
それは困るだろ つか売れないだろう
398 :
法の下の名無し :2006/05/01(月) 22:25:36 ID:btZx1kv8
はせべせんせ〜い。
399 :
法の下の名無し :2006/05/02(火) 01:44:48 ID:vMqTiv1Q
ドイツ選挙制度の変遷については 渡辺重範 ドイツ近代選挙制度史成文堂 2000年 が最も詳細な研究である
400 :
法の下の名無し :2006/05/03(水) 00:46:39 ID:rFzFHQSg
阪大は秋から棟居快行が引継ぎます。
在住外国人の地方参政権について質問があります。 これを認めた後に、そのご剥奪したとしても憲法上問題は生じないのですよね。 たとえば、在日の人々が大阪・神奈川などの特定市町村に集結した場合には、その市町村を乗っ取られてしまうこともありえますよね。 今後も、現在のように投票率が50パーセント未満であると仮定すると、相当数の議員を市町村議会に送り込めるのではないでしょうか。 また、既存の特定の政党の支持母体の構成員に地方参政権が付与されるとしたら、地方議会の勢力図は激変しますよね。 一筋縄ではいかない問題なのだと痛感した一日でした。
402 :
法の下の名無し :2006/05/03(水) 15:35:23 ID:g64hmqsv
新しく人を採っても採っても出て行かれてしまう北大万歳。
403 :
法の下の名無し :2006/05/03(水) 18:38:15 ID:Y8Vg6v/E
M氏は西に戻るのか。 ほとぼりがさめたのだな。
404 :
法の下の名無し :2006/05/03(水) 21:13:18 ID:vnW78G92
いつまでいるのやら。
ほんと物理の池内了みたな人だ。
>>401 学会の在日に選挙権を与えたら公明が強くなるってことか?
さすがの自民もこれについては譲歩しないだろう。
407 :
法の下の名無し :2006/05/04(木) 16:55:21 ID:7bpdw8sl
55 :大学への名無しさん :2006/04/10(月) 18:43:37 ID:b2UOPpLsO 竹石圭佑って名古屋の? 19くらいだろ、俺と同学年だし。 大学行ったか知らんけど…つーか話したことすら無い。あいつウザいから嫌われてたし。何か言動が気持ち悪かった。 女好きか知らんが、高校ん時、竹石が男子の後輩か何かのケツを掘ったって噂なら聞いたことならある。
408 :
法の下の名無し :2006/05/06(土) 00:15:55 ID:lWSOpEl4
長谷部先生の新書刊行記念あげ
東大のI先生が言うには、松井さんは完全に論破された から国外にフロンティアを求めて旅立ったと。 で、長谷部陣営と石川先生を含む陣営とで、彼を 取り込もうと画策しているらしい。 ただ、松井さん、体壊したらしいから、I先生は心配してた。
410 :
↑ :2006/05/06(土) 03:13:17 ID:D76NPd/c
やべ、I先生の名前出しちゃった(苦笑)
堕ちたカリスマって感じだな
412 :
法の下の名無し :2006/05/06(土) 14:23:18 ID:T5DWiwfs
では、これからは 長谷部 v. 石川 なのか?
●外国人に参政権を与えるのは憲法違反 参政権があるのは日本国籍を有する者のみです。 そして参政権については、憲法で「国民固有の権利」(第一五条一項)と定めています。 このことは、最高裁判決(平成七・二・二八)も認めていて、 「憲法一五条一項の規定は、権利の性質上日本国民のみをその対象とし、右規定による権利の保障は、 我が国に在留する外国人には及ばない」としています。 つまり、外国人に参政権を与えるのは憲法違反なのです。 ^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^
414 :
法の下の名無し :2006/05/12(金) 11:15:56 ID:1m9vSo/G
長谷部 vs. 石川になったら、どこが対立点になるの? 英米法 vs. ドイツ法ってとこかな?
415 :
法の下の名無し :2006/05/12(金) 12:30:13 ID:Sjhmwbxe
軽やかさvs.重厚さ
>>414 たとえば、長谷部は二重の基準の枠組みを維持しようと
しているが、石川は否定。
表現の自由自体の価値について、長谷部は否定しているが、
石川は肯定。
挙げればキリがないんじゃない?石川さんは
いつも長谷部の見解を否定してる気がする。
目下東大の憲法はまずもって衒学的な文章が書けることが要件と思ってた ところに、さいこーにその才能に恵まれた蟻川氏が着任されたのには 随分納得しますた。
>>416 君、初学者?
表現の自由の優越的地位を否定するなんて
ドイツ系だと珍しいことじゃないだろ
石川も別に長谷部に当てつけて主張してるんじゃないと思うが
>>418 「ドイツ系では珍しい」とは言ってないが。
「長谷部に当てつけて主張してる」とも言ってないが。
>>419 表現の自由の優越的地位を否定していることを例にとって
> 石川さんは いつも長谷部の見解を否定してる気がする
と書けば、石川が表現の自由の優越的地位を認めないのは、
長谷部の見解を否定したいがためだ、と言ってるに等しい。
ドイツ系が表現の自由の優越的地位を認めないことを知っていれば、
こんな馬鹿なことを書かずに済んだのにね
初学者はこれだから(プ
初学者です。松本和彦の論文集を読みんだ記憶では、 ドイツの基本権保障の3段階論でも、表現の自由を厚く保護していたと思いますが、 それとは違うのですか。
>>422 三段階審査だから厚く保護されていると理解してるのなら間違ってるぞ。
最も厚く保障される人間の尊厳は、二段階保障。
つまり、他の人権との衝突を理由として、介入が正当化されることがなく
基本権介入の憲法上の正当化が全く認められない。
したがって、すべての介入が違憲となるのが、二段階審査。
三段階で保障されるということは、他の人権規定との関係で介入が
正当化されることがあるわけだから、保護が手薄なんだよね。
二段階→介入は正当化されず全部違憲となる→手厚く保障
三段階→介入は正当化されることがある→標準的な保障
というのが正しい理解。松本さんの本よりも、ピエロート=シュリンクの
邦訳書を熟読したほうがいいよ。誤訳も多いけど・・・。
だから、ドイツの基本権に優越的地位があるとすれば 人間の尊厳だね。 表現の自由(意見表明の自由)には優越的地位はなく 普通の基本権規定と全く同じ程度の保障。 だから 人間の尊厳は二段階保障で手厚く保護され 表現の自由は三段階保障で標準的な保障に留まっているわけさ。
ありがとうございます。 ピエロート=シュリンクの邦訳高価だなあ。
426 :
法の下の名無し :2006/05/20(土) 09:41:30 ID:+iY320bD
417 座布団3枚!
427 :
法の下の名無し :2006/07/05(水) 23:38:52 ID:wn1TN3UR
ageておく 二ヶ月書き込みないってどーいうことよ・・・ 連載終わるとネタもないのね。
そりゃ松井さんいてこそのスレ。長谷部だけじゃあねえw
「僕はドラマをよく見る。ニュースや報道では、人の内面、心の動きは描けない。 ドラマはいわばテレビにおける文学のようなものだ。」 長谷部恭男 (朝日新聞2006年8月18日夕刊)
ドラマなんてステレオタイプなキャラクターに紋切り型の物語の最たるものだと思うがな
d 関西版には載ってないよorz
話題ないねえ。
憲法学会の軽スタ=長谷部恭男
437 :
法の下の名無し :2006/09/19(火) 17:53:50 ID:Pit6/wmk
学会の最後の星松井茂記
あの連載(長谷部法教)だけは、単行本になることはあるまいと 祈っていたのだが… くだらんレスであることを自覚しつつ言わせてもらうと、 中身以前にあのシチュエーション、生理的にまったく受け付けつけないわけですよ。
439 :
法の下の名無し :2006/09/21(木) 02:27:44 ID:CWts/rpi
>>438 いやいや、全く同意。
ネカマを公の誌面でやるなよという気色悪さと、パペットに他人を批判させて自分は覆面の後ろで小馬鹿にしてるイヤな感じが、どうしても受け付けない。
だが、それらを全て全て小馬鹿にしながら買って読もうとする俺w
大阪大学法科大学院 出願者21 受験者21 合格者10 合格率47.62% 来年は未修中心だからもっと酷いぞ 責任取らずに逃げ出しやがって・・・・
初学者の疑問ですが 長谷部教授の公共財、切り札としての権利、調整問題などは 通説になりえますか? 木で鼻をくくった説明で戸惑いますけど、、
逆に意味で定着しそうなのは、「切り札としての権利」かな なんでもそれは権利じゃないと切って捨てる判決文の殺し文句として。
切り札としての権利って、長谷部のオリジナルなの? たしかドゥオーキンからのパクリじゃなかった?
ドゥオーキンかどうかは知らないが学説継受には違いない。
Rights as trumpsだっけ
Interactive憲法・「違憲の条件」の最後のオチがひどすぎるw
立ち読みにせよ、読んだあなたは偉い。 もし買って読んだのならば、もうエロイ。
449 :
法の下の名無し :2006/10/03(火) 00:24:09 ID:5X/5ZynY
Interactiveの補論の一であがってたベースラインの話は素晴しかった。 とくに非嫡出子相続分の箇所。 大村の家族法より、動画打ちの授業より、キレてたよ。 民法学者より民法が語れるなんて、やっぱり長谷部はエライ。
松井のりのりも新刊書いてよ〜〜
452 :
法の下の名無し :2006/11/15(水) 18:32:00 ID:PFfrjUy5
453 :
法の下の名無し :2006/11/17(金) 23:17:14 ID:r7bcEHyt
>>449 長谷部のいう違憲の条件って、いまいちよくわからん。
法制度のベースラインに設定した(と考えられている)ものが
違憲か合憲かを分かつ分水嶺(条件)になるということ?
誰かおせえてくらはい。
憲法の理性ってめちゃくちゃ面白いね! 驚いた!
そうそうインタ方式とかやめて、全部こういう硬派形式でどしどしたのんます、先生。
456 :
法の下の名無し :2006/11/18(土) 23:57:51 ID:mLbm8/lS
これが憲法だ!もめちゃくちゃ面白いよ。 一気に読んでしまった。
新書乱発するのははずいからやめてください!><
458 :
法の下の名無し :2006/11/19(日) 23:29:27 ID:HKmETDcC
この前リアル長谷部に合えたよ。わーい。
奥さんと中央線であいますた。 ないしょにしてくらはい。 向こうにとって僕は無名戦士にすぎまへんから。
460 :
法の下の名無し :2006/11/24(金) 03:38:50 ID:YulriG+P
長谷部シンパ(万世野郎)はアホウだな。 議論の内容さえ議論できない・・。 まあ、たしかに権威に従うのも、 長谷部的には正当化されるもんな。
>>議論の内容さえ議論できない・・。 ???? それはできない
憲法の理性立ち読みしたけど内容は重いのにサクサク読めて面白い! けど憲法というより国法なんじゃないかなぁ
その心は?
464 :
法の下の名無し :2006/12/01(金) 23:54:32 ID:os33sLO0
「切り札」としての人権論は、究極的に 二重の基準論の如き 人権の価値序列を認めるのだろうか?
465 :
法の下の名無し :2006/12/04(月) 01:46:21 ID:2lTNpWHE
「価値」の定義によるが、価値序列を認めなくても二重の基準論 は成り立つでしょ。権限分配という観点からみればね。
466 :
法の下の名無し :2006/12/04(月) 03:13:41 ID:WcYoLlV8
>>464 長谷部先生の立憲主義・リベラリズムは,憲法を「善」の探求としての価値体系の表現だと考えていないことは間違いない。
それはそれとして,強く保護されるべき憲法上の権利,比較的弱くしか保護されていなくてよい憲法上の権利というカテゴリーを考えることはできる。
しかし,長谷部先生が仮にそういう考え方をしてるのなら,前者は「切り札」としての人権,後者は一定の調整問題を憲法上選択した結果としての人権とわけて,「切り札」としての人権の中に優劣をつけないんじゃないかなぁ。
比較衡量を免れるところが「切り札」の「切り札」たるゆえんだからね(ジョーカーは1〜13の上に,そしてただ一枚だけあるのだ)。
で結局のところは切り札の人権として比較衡量から除外する権利って何なのさ? 表現の自由?信教の自由?
468 :
法の下の名無し :2006/12/23(土) 15:41:16 ID:08Siz5xQ
>>467 「このような語り手としての表現の自由を侵害すること,つまり,自ら理性的に思考し行動する個人としての根源的な平等性を侵害することは,
たとえそれがなんらかの社会全体の利益に資するとしても許されない。この意味での表現の自由は,個人の『切り札』としての人権を構成する。」
長谷部恭男『憲法』(新世社・1996)197項
具体的には,国会斉唱の生徒への強制を法制化すれば,「切り札」としての人権の侵害にあたるんじゃないかと僕は思うけど。
阿呆だからわからないんだが、 憲法9条を立憲主義というものでくるんで 「自衛隊は違憲じゃない」って……
読売読んでガックリだな。長谷部。 憲法に原理と準則があるって… 憲法学がより、わかりづらくなっていく。
471 :
法の下の名無し :2007/02/24(土) 19:16:48 ID:4AYkXD0F
どういうこと?
おかしいよ。 憲法9条は憲法典として現に存在しているのに… まだ現憲法無効論の方がわかる。伊藤政策説よりも下。 灯台法学部だな。…鏡台もここに関しては同じか…。
473 :
法の下の名無し :2007/03/13(火) 14:16:38 ID:hPkWq67o
長谷部と松井のどちらが主流なの?
原理と準則があるってことはずっと言ってるじゃんか
松井がメーガン法の本を出してたけど、どうやら賛成っぽいな 憲法的にはデリケートな問題だと思うんだが
476 :
法の下の名無し :2007/03/25(日) 21:44:39 ID:J6C1Pk9w
松井をカナダから京大に戻すって話があるらしいけど、本当かい? その前提として、土井が移籍するらしいが… 本当なら、京大にとっても、憲法学界にとっても朗報だよな。
長谷部たんの9条解釈って無理無理な気が済んだけど。 それが正しいと仮定しても。 素人が憲法を理解できなくても仕方ないかもしれんが憲法学者の大半が”自衛隊は違憲”と誤読するような悪文はもう変えるしかないんじゃね? ある程度解釈の幅はあったほうがいいだろうけど”(文字通りの)戦力の放棄”から”自衛隊は合憲”までってのは広すぎない?「積極的自衛権」とか逝って侵略OKまでもうすぐだな。
478 :
法の下の名無し :2007/03/29(木) 23:26:53 ID:Vm77w1m7
>>素人が憲法を理解できなくても仕方ないかもしれんが憲法学者の大半が >>”自衛隊は違憲”と誤読するような悪文はもう変えるしかないんじゃね? その点に関しては、長谷部教授の応答は二つ考えられるよね。 1、現在の憲法学者の多くは九条が違憲だとは考えてない 2、仮に現行憲法の内容がまずくても、ただちに改正すべきではない。 憲法改正に必要なコスト>改正のメリットであるので 1 については、新書などで主張していて、かなり妖しい水掛け論だけど、 一応言い張れなくはない程度の議論。 (私自身はあんまりサポートする気にならない)事実認定の争いだわな。 ただ、2(たとえば、通常の政治過程がしばらく麻痺してしまうリスク) はかなり強力な主張で、ここを破るのはけっこう難しい。 んで、この他にも何かまた、隠し玉を用意してなさるかもね。
479 :
法の下の名無し :2007/03/30(金) 03:43:49 ID:xt7eWixO
>>478 「1、現在の憲法学者の多くは九条が違憲だとは考えてない 」
ってどういう意味?
九条を自衛隊と読み替えればおk?
>>478 >1 については、新書などで主張していて、かなり妖しい水掛け論だけど、
一応言い張れなくはない程度の議論。
マジ?
こういった掲示板レベルなら水掛け論だろうけど、学会じゃ違うんじゃね?
何しろ当の憲法学者が雁首そろえてるんだから。
『憲法と平和を問いなおす』で「通説的理解では違憲」みたいなこと言ってた気がするんだけど。
>通常の政治過程がしばらく麻痺してしまうリスク
今まで何度も9条が悪文な所為でそんな場面あったじゃん。
それを考えれば改正したほうがよくない?
頻繁にパンクするタイヤは穴をふさぐより買い換えたほうが
結局は安くなる。
481 :
法の下の名無し :2007/04/01(日) 05:31:25 ID:6QE8dzPI
>>478 あまり違うことを言っていないかもしれないんですけど、
私が考えた長谷部教授の応答としては、
自分の日本国憲法と立憲主義に関する理解を共有すれば必然的に自衛隊は合憲という結論になる。
これは憲法の「解釈」の問題であるから、
第9条が素直な日本語としてどうかという話とは、必ずしも直結しない。
ただ文言を卒然と読むだけであれば解釈という技術は要らない。
卒然と読むと、別の条文や原理(この場合は立憲主義)と衝突して困ったことになるから解釈という技術が必要となるのである。
(もちろん解釈の限界というものは存在するが、自衛隊を合憲と読むことが解釈の限界を踏み越えるとまでは考えられない)
むしろ問題はその前提となる立憲主義に関する理解が共有できるかどうかであるが、これは要するに多くの人(学者)が、
「なるほど長谷部説は憲法の解釈論として説得力がある」と考えるかどうかの問題である。
今まで本当に多数の憲法学者が自衛隊を違憲と考えていたかは疑わしいし、
仮にそうだとしても、新たに提示された長谷部説に説得されるということも考えられる。
もちろん第9条自体を改正するということも論理的には考えられるが、
解釈で賄えるものをわざわざ多大なコストをかけて改正するよりは、
もっと日常の重要な仕事に立法機関等を従事させた方が賢明である。
という感じかなと思いました。
あと
>>480 の指摘に対しては、これも推測ですが、
長谷部教授は、
今まで第9条の文言のせいで政治過程において極めて重大な障害が発生したことはない、
と考えておられるような気がします。
確かに第9条の解釈を巡って通常の政治過程が停滞することがあったとしても、
それは文言をどう変えようと避けられない問題であるか、
憲法を改正してまで避けなければいけないほど重大な問題ではない、
という認識なのではないでしょうか。
この点の認識が違えば、当然結論においても差異が生じてくるような気がします。
別の擦れの話になってしまうが、どう考えても自衛隊は違憲だろ。 憲法典正文、ややこしいとはいえ9条がありながら立憲主義?で合憲なんておかしい。ウルトラC解釈のつもりか。 なら憲法なんていらないだろ。芦部自然法思想の曲解か? 自衛隊・防衛組織の実際の必要性と憲法が定めているものは別。憲法は必ずしも正義正論ではない。 と書いちゃってごめんなさい。 でも現政権・政治状況では胡散臭くて、憲法改正には賛成できない。
>今まで本当に多数の憲法学者が自衛隊を違憲と考えていたかは疑わしい 根拠は?「自衛隊が違憲」というのは長らく通説とされてきたし、 「もはや通説ではない」という批判は今まで一度もお目にかかったことがない。 >新たに提示された長谷部説に説得されるということも考えられる。 説得されなかったらどうするのか? >解釈で賄える 何を持って賄えるというのか? 少数といえども、合憲を主張する学者がいればいいというなら。 政府はやり放題ということになる。 自分にとって都合のいい解釈を採用すればいいだけだから。
485 :
481 :2007/04/03(火) 12:35:45 ID:iQrVzN4c
>>484 ご指摘ありがとうございます。
最初に、
>>481 の冒頭部分で
>私が考えた長谷部教授の応答としては、
と書きました通り、これは私自身の考えではなく、私が理解するところの長谷部教授の考えであることをご了解下さい。
(それが的外れである、誤読である可能性は十分あります)
その上でレスをしますと、
>>今まで本当に多数の憲法学者が自衛隊を違憲と考えていたかは疑わしい
>根拠は?「自衛隊が違憲」というのは長らく通説とされてきたし、
>「もはや通説ではない」という批判は今まで一度もお目にかかったことがない。
これは長谷部教授はそのような見解(本当に多数の憲法学者が自衛隊を違憲と考えていたかは疑わしい)を採っているだろうということです。
根拠は長谷部恭男「表立っていえない憲法解釈論」『Interactive憲法』143頁以下です。
彼は、自衛隊違憲論を唱える学者も本音では自衛隊はあった方がいいと考えていて、
ただ皆で自衛隊違憲論を唱えることによって自衛隊の活動が事実上制約されるといった社会的インパクトを企図しているだけではないかとしています。
「本当に多数の憲法学者が…疑わしい」と書いたのは、「実は違憲論者は少数であった(少数である)」という意味ではなく、
「多数とされる違憲論者も、その本音は違憲論ではない」という趣旨でした。
分かりにくかったら申し訳ないです。
>>新たに提示された長谷部説に説得されるということも考えられる。
>説得されなかったらどうするのか?
これについては長谷部教授の応答としては、「説得できると考えている」ということに尽きるだろうと思います。
長谷部教授の学説を検討した上、やっぱりおかしいという人(たとえばここでは
>>483 さんのように)が多数を占め続ければ、
それは彼は自分の解釈によって他者を説得することに失敗した、彼の解釈は説得的ではなかった、ということになるだろうと思います。
>>解釈で賄える
>何を持って賄えるというのか?
これも、「長谷部説によればその解釈で賄える」というということになります。
長谷部教授の主張としては、
自分の解釈によれば自衛のための戦力の保持は憲法上認められるのだから憲法改正は必要ない
という、それ自体は一貫した主張であろうかと思います。
ただし、それに賛同する人が本当に現れるかがこれからの問題で、
今後この見解が支持を増やすことができなければ、要するに長谷部教授は説得的な解釈論の提示に失敗したということになろうかと思います。
なお補足しますと、
>少数といえども、合憲を主張する学者がいればいい
ということではないです。
ここで「解釈で賄える」と表現したのは、「学者が自分の(一貫した)学説によれば解釈の範囲内だと主張している」ということでして、
政府等(これは別に学者でもいいのですが)がある論点について憲法解釈をする際に、その論点限りにおいて自分の採りたい結論を示す学説が一つでもあればいい、ということではないからです。
(この「なお」以下の部分については、私自身の言葉遣いについての説明・釈明です)。
結局長谷部教授の言っているのも、単なる一つの解釈論ですから、説得される人もいれば、そんなのおかしいよという人もいるだろうと思います。
そして支持を得れば多数説・通説となり、それが得られなければ少数異説のままであるというのも、一般の解釈論の場合と同じです。
ただ、長谷部説を批判して自衛隊違憲説を採るのであれば、彼による、絶対平和主義と近代立憲主義は両立しないという指摘・批判については、それなりの説明が要るように思われます。
彼の議論の新しさは、今までの自衛隊違憲論が、憲法の解釈論としては専ら9条の「文言」の解釈に尽きるとし、自衛力の必要性といった事情はいかに重要であっても憲法の外にあるもの(したがって、憲法解釈では考慮すべきでない)としていたのに対し、
彼は、憲法に内在する原理として近代立憲主義があると解して、その近代立憲主義と絶対平和主義は両立しないから、憲法原理である近代立憲主義と調和する9条の解釈としては、自衛のための戦力の保持は認められると解する他はない、としたところにあると私は思います。
もし批判をするとすれば、おそらく、彼の近代立憲主義の理解及びそれと日本国憲法との関係が自明のものではない、というのがすぐ思い付く批判のように見えますが、より有効な批判があればご指摘いただければと思います。
長々と失礼いたしました。
>ただ皆で自衛隊違憲論を唱えることによって自衛隊の活動が事実上制約されるといった社会的インパクトを企図しているだけではないかとしています。 ようするに、長谷川教授の願望ないしは妄想であると。 >「長谷部説によればその解釈で賄える」というということになります。 ここから、改憲の必要はないという結論を導き出すのは飛躍しすぎかと。 長谷部説をとらない人たちのことをまるで考えていない。 そして現在のところ彼らが主流派なんですから。 >政府等(これは別に学者でもいいのですが)がある論点について憲法解釈をする際に、その論点限りにおいて自分の採りたい結論を示す学説が一つでもあればいい、ということではないからです。 政府がが自分に都合のいい一貫した学説による解釈で好き勝手する分には問題ないということですか? それがどんな少数異端説であっても?
長谷部ってそんなあほな事書いているのか? 違憲である事とその必要性は両立する。 「違憲だが内心必要」と思ってたって違憲論(かつ内心改憲w)だろ!? 長谷部がそんな事わからないわけじゃないだろ。 だが、最近なんかの調査wで憲法学者の半数以上は自衛隊は違憲でない、と答えたとかなかったっけ?
>487 もっと性質が悪い。 何らかの意図の下に自分の学説を曲げたといってるんだから。 日本の憲法学者は薬剤エイズの安部英並みの曲学阿世の徒ばかりだったと長谷部教授は言ってるの。 それは、長谷部自身のことちゃうんかと。 人間ってのは他者に自分を投影する生き物だからね。 正直な人間は他人の話を信じやすいし、うそつきは最初っから疑ってかかる。 そして、曲学阿世の徒は・・・ 本当は違憲だと思ってるけど、そんなこと言うと、大切な九条タンが変えられてしまうんで、 方便として合憲論主張してるだけちゃうんか?立憲主義云々はそのためのツールじゃないのか?
長谷部の新書読んでむかついたので来ました。 卒然と憲法を読んですむんなら解釈はいらない? そうだよ!! 解釈なんざ基本的ににいらねエンだよ。 進駐軍が1週間ででっち上げた代物だから所々イミフなところがあるからそこだけ解釈してりゃあイイんだよ。 自衛隊が合憲? 日本が平和な国になったと信じて死んでいったうちの爺さんの思いはどうなる? 憲法学者ごときに事実上の憲法改正権をゆだねた覚えはねーぞこら? てめーがそのつもりならこっちは、解釈の余地のない条文に改正すんぞゴルァ? ↑これが俺の憲法を改正すべき理由。 今の憲法って結局、長谷部みたいなのが解釈でいくらでも好き勝手できる不完全な条文みたいなんで、 そんなことができないようガチガチに固めた条文に書き換える必要があると思う。
はいはい
「世界」の対談でも言ってるね。 「9条あっても自衛隊は立憲主義から許されるのでは」みたいな事。 今、布教につとめてるのかw あの灯台で法律・憲法教えてるなんて信じられん。 一般の受けは知らないが法理論としては下の下。
>解釈の余地のない条文 ( ´,_ゝ`)プッ
>>492 同意。
どうも今の政治状況に迎合と言うかなんというか,「護憲のために無理しました」感があるのは否めないと思う。
>>492 護憲派の殿軍として名を残すと思うよ。>長谷部
ただ、現状では改憲派、護憲派どちらからもあんまし評価されてないと思う。
改憲のなし崩し的実現を推進する長谷部かどうかは別として、 決めてあることに価値があるデフォルトルール的な憲法観からは、 いかに改憲されてもそれを護持するのに精力をそそぐだろうな。
最近、長谷部、岩波で頑張ってると思ったら、 編集で講座みたいな憲法のシリーズが出るのか。
498 :
法の下の名無し :2007/04/19(木) 01:26:02 ID:CIuEkPMH
沖縄県の方へ(命に関わる注意事項です) 沖縄県での選挙ですが、どうか民主党だけは避けてください。県民の生命に関わる可能性があります。 民主党の最大の公約は一国二制度(※)ですが、一度「一国二制度 沖縄」等で検索をお願いします。 この際、民主党のHPで調べても良いです。以下の注釈↓と矛盾することは書いてないはずですから… ※一国二制度 簡単に言えば沖縄を中国と日本の共有物にし、そこに3000万人の中国人を入植させます。 (つまり沖縄人口の 96% を中国人にして、実質、沖縄を中国人の居住地とします。) さらに「自主」の名の下、沖縄で有事が起きても自衛隊は干渉できません。 3000万人の中国人が、少数派となった130万人の日本人に何をしても、です。 今回の選挙で民主党が勝った場合、「自主」「発展」を連呼しつつ段階的に進めていくことになります。 自主と言っても、自主を認めるのが「住人の96%が中国人となった」後だということに気をつけてください。 発展と言っても、新沖縄の少数派となった「少数民族日本人」の発展ではないことに気をつけてください。
>>495 同意。憲法学は改憲派、護憲派から評価されるかどうかが基準。
500 :
法の下の名無し :2007/04/20(金) 12:28:45 ID:HAKsHc80
憲法学者にとって、改憲論議が盛り上がって、最終的には改憲されないってのが一番儲かる。 憲法学者の改憲に関する議論はマッチポンプみたいなものだ。
501 :
法の下の名無し :2007/04/30(月) 00:36:27 ID:H1UeDaU6
長谷部の憲法解釈って現実的に何の意味があるのかね? 憲法解釈なんて結局権力者に都合の良い物が採用されるのは天皇機関説の昔から変わらんわけで。 民衆と言う権力に喧嘩売ってる長谷部的愚民論じゃあ、民衆の支持は得られないし。 政府は今更、自衛隊合憲論を必要とはしていない。(むしろ違憲のほうが憲法改正に繋がってよい)
愚民論=エリーティズムって、樋G陽一ゆずりだな
樋口ほどひどくはないだろw
504 :
法の下の名無し :2007/05/01(火) 21:25:27 ID:Mh2LafjM
愚民論でつか。 法哲学者様のブログにもそういうことが書いてあったけれど、 僕が読んでも、長谷部のどこが愚民主義論なのかわからないのです。 エロい人kwsk できれば樋口教授のエリート主義についても。
505 :
法の下の名無し :2007/05/19(土) 03:04:35 ID:x6wgwbqe
長谷部教授の言う「必要最小限の自衛力なら保持できる」という解釈は賛成はできないが、理解できる。 でも、そっから自衛隊合憲と言うのは論理が飛びすぎ。 日本は世界有数の軍事大国ですが何か?(9条違反ではないか?) それにもかかわらず、専門家たちは軍備の増強を訴えていますが何か?(立憲主義および13条違反ではないか?) 自衛隊が違憲かどうかを判断するには相当に深い、政治学、軍事学、法学の知識と高度の知性を要すると思う。 長谷部教授は自衛隊をどう評価してるの?
公共財だろ。
507 :
法の下の名無し :2007/06/07(木) 21:16:35 ID:p+rLONtC
主権概念は憲法学において消去可能だそうですのでage
508 :
法の下の名無し :2007/06/10(日) 15:25:51 ID:DTLrPF8p
長谷部の師匠って芦部?
違う。樋口
511 :
法の下の名無し :2007/06/11(月) 17:46:09 ID:OIGmLMRh
芦部先生の弟子より、樋口先生の弟子のほうが秀逸に感じる。
512 :
法の下の名無し :2007/06/11(月) 19:50:01 ID:qZBUM6OK
>>510 違う、芦部。
樋口教授といっしょにフランスでなんか書いたかなにかしていたから、
誤解したのも無理ないけれどね。
樋口教授が東大に来たときはもう助手として、芦部教授についていたはず。
入手可能なものとしては「憲法の理性」にも芦部の弟子である旨書いてある。
>>512 確か、芦部先生がおられた時に学習院大学の“主任教授”だったが、その後、“助教授”として東大に迎えられた。
形式的に芦辺の助手だったことを以って芦辺の弟子というのなら そうかもしれないけど、 学問的継承関係から言ったら明らかに樋口の学統だろ 批判的峻別論とか、お堀の向こうの人権非存在論とか、 長谷部が樋口から受け継いでいる学説は多い。
>>505 > 長谷部教授の言う「必要最小限の自衛力なら保持できる」という解釈は賛成はできないが、理解できる。
>
> でも、そっから自衛隊合憲と言うのは論理が飛びすぎ。
> 日本は世界有数の軍事大国ですが何か?(9条違反ではないか?)
世界有数だからといって、必要最小限でないと言える?
例えば、仮想敵が世界最大の強国なら、世界で2番目の軍事力が必要最小限かもよ。
20世紀初頭の英海軍は、二国標準主義なんてことを言ってたから、
当時の英国の海外利権の防衛には2位+3位の海軍力が必要最小限だったのかも。
それは冗談としても、どの程度の戦力が必要最小限かは、
高度に専門的な、総合的判断が必要でしょ。
ぶっちゃけ、どこと同盟するかによって激変するからなあ。
> それにもかかわらず、専門家たちは軍備の増強を訴えていますが何か?(立憲主義および13条違反ではないか?)
この専門家って私人?防衛省の役人か大臣?
私人なら、表現の自由の範囲内で、憲法上の問題は無いだろ。
13条はどこで出てくるんだ?
> 自衛隊が違憲かどうかを判断するには相当に深い、政治学、軍事学、法学の知識と高度の知性を要すると思う。
まさに、実体的にはそのとおり。
でも訴訟法的には簡単。
わが国が保持すべき必要最小限の軍事力の判断は、
政治的判断として国会の立法裁量に属するか、
行政の専門的判断を要する行政裁量に属するので、司法権の判断にそぐわない。
軍事にド素人の裁判所には、違憲とまではいいきれない。ちゃんちゃん。
司法試験の選択科目に軍事学を・・・てのは冗談としても、
日本の大学の教養の単位として、軍事学を教えるべきだね。
立憲主義および13条の要請→「必要最小限の自衛力の保持」 9条の要請 →「必要最小限度を越えた戦力保有の禁止」 こう解釈したんで、自衛隊の規模に関わりなくどっちかに触れるよねえと。 プラスマイナス多少の誤差を認めても、自衛隊が必要最小限の戦力以上でも以下でもないと見る人間はごく一部でしょ。 たいがいの人間は過大か過小な戦力とみなしてる 長谷部教授は自衛隊は合憲と言ってるんだから、自衛隊は過大な戦力ではない。 自衛隊の戦力が過小なら、国民の生命財産を守るために軍拡を主張すべきだし、 本当に過不足ない適正な戦力と言うならそれをちゃんといわないといけない。 貴方の言うとおり。 >それは冗談としても、どの程度の戦力が必要最小限かは、 >高度に専門的な、総合的判断が必要でしょ。 >ぶっちゃけ、どこと同盟するかによって激変するからなあ。 だから。 それにもかかわらず自衛隊が本当に必要最小限かどうかを語らずに「合憲」というのは論理の飛躍と思うわけですよ。
517 :
505 :2007/06/14(木) 21:41:09 ID:nyVdhk3Y
立憲主義および13条の要請→「必要最小限の自衛力の保持」 9条の要請 →「必要最小限度を越えた戦力保有の禁止」 こう解釈したんで、自衛隊の規模に関わりなくどっちかに触れるよねえと。 プラスマイナス多少の誤差を認めても、自衛隊が必要最小限の戦力以上でも以下でもないと見る人間はごく一部でしょ。 たいがいの人間は過大か過小な戦力とみなしてる 長谷部教授は自衛隊は合憲と言ってるんだから、自衛隊は過大な戦力ではないと考えているんだろう。 自衛隊の戦力が過小なら、国民の生命財産を守るために軍拡を主張すべきだし、 本当に過不足ない適正な戦力と言うならそれをちゃんといわないといけない。 それにもかかわらず自衛隊が本当に必要最小限かどうかを語らずに「合憲」というのは論理の飛躍と思うわけですよ。
518 :
515 :2007/06/14(木) 21:57:18 ID:BMgLvQT1
>>516 > 立憲主義および13条の要請→「必要最小限の自衛力の保持」
自衛力が過剰だと、国民の権利を制限する?
税金は増えるけど、13条の趣旨とは違うような。
> >それは冗談としても、どの程度の戦力が必要最小限かは、
> >高度に専門的な、総合的判断が必要でしょ。
> >ぶっちゃけ、どこと同盟するかによって激変するからなあ。
>
> だから。
> それにもかかわらず自衛隊が本当に必要最小限かどうかを語らずに「合憲」というのは論理の飛躍と思うわけですよ。
そこが気持ち悪いと言うのは理解できる。
A:実体的に合憲
B:実体的に合憲だが、訴訟的に(というか司法権の限界から)憲法判断不要で、判断回避。
C:実体的に違憲かもしれないが、訴訟的に憲法判断できず、「違憲と言い切れない」
D:実体的に違憲で、訴訟的にも違憲判断可能。
…というように、自衛隊の合憲性に4レベルあるとすると、
Cの場合に「合憲だ」と白々と言うのは気持ち悪い。
でも、この業界では、「違憲と言い切れない」=「合憲」みたいよ。
区別する実益ほとんど無いし。BとCの区別も難しいし。
立法不作為の場合、放置プレーが長いとC=>Dに変化するので、ABとCの区別は必要だけど。
(Bは放置してもBのままなので)
>例えば、仮想敵が世界最大の強国なら、世界で2番目の軍事力が必要最小限かもよ。 そのとおりなんだよね・・・ 「必要最小限の自衛力なら保持できる」ということは事実上9条第2項の廃止と同義。 本人としては9条第2項を守るための合憲論だったはずが突き詰めると事実上の、9条第2項廃止。 長谷部教授が言う所の「芸」としても下の下です。
520 :
515 :2007/06/14(木) 23:13:33 ID:BMgLvQT1
>>519 > >例えば、仮想敵が世界最大の強国なら、世界で2番目の軍事力が必要最小限かもよ。
>
> そのとおりなんだよね・・・
その通りであったとしても、
> 「必要最小限の自衛力なら保持できる」ということは事実上9条第2項の廃止と同義。
そうではない。
一応、政府に「必要最小限であるべき」という政策上の原則・努力目標を示し、
政府にそれなりに合理的な説明をする責任を課している点で、
9条の廃止とはだいぶ差がある。
ルールではなくプリンシプルだ、と表現してなかったっけ?
(あと、2項だけ廃止すると、軍事力全廃になっちゃうのでは)
521 :
505 :2007/06/16(土) 01:50:44 ID:6WtTb1EE
>一応、政府に「必要最小限であるべき」という政策上の原則・努力目標を示し、 >政府にそれなりに合理的な説明をする責任を課している点で、 >9条の廃止とはだいぶ差がある。 「必要最小限」の明確な基準がない限り(そんなものありえないし、しかもこの場合恐ろしく幅広い解釈が可能)もっともらしい説明はいくらでもでっち上げ可能。 だから事実上の廃止と考えるわけです。 最低時給100円と言われても、そりゃあ事実上最低賃金の廃止です。 「最大限努力します。」つー言葉に何の価値もないと言うひねた人間の考えですが。 「サイダイゲンドリョク」して1円も安くなってないのはどういうことだと某社を小一時間問い詰めたい。 >(あと、2項だけ廃止すると、軍事力全廃になっちゃうのでは) 1項だけだと、自衛のために世界最強の軍事力を保持しましたが何か?でも合憲かと。
522 :
505 :2007/06/16(土) 01:54:16 ID:6WtTb1EE
> 立憲主義および13条の要請→「必要最小限の自衛力の保持」 >自衛力が過剰だと、国民の権利を制限する? >税金は増えるけど、13条の趣旨とは違うような。 そうじゃなくて、 立憲主義および13条の要請→「「必要な自衛力の保持」ということ。
523 :
515 :2007/06/16(土) 10:15:57 ID:JZ8HFo44
>>521 > 最低時給100円と言われても、そりゃあ事実上最低賃金の廃止です。
それは、最低時給が、時給の絶対的な水準を設定することで、
労働者の生活の絶対的な水準を守ることを目的にしているから。
時給100円では、法律の目的不達成は明らか。
しかし、そもそも、憲法9条は、軍備の絶対水準を設定するものではないし、(と解釈すべきだし)
軍備が過剰でも、大概の場合、平和維持という目的は達成されるわけで。
(軍拡競争を通じて緊張がたかまり…という間接的な悪影響はあると思うが)
> 「最大限努力します。」つー言葉に何の価値もないと言うひねた人間の考えですが。
> 「サイダイゲンドリョク」して1円も安くなってないのはどういうことだと某社を小一時間問い詰めたい。
人権規定だって、憲法の文言が字義通り貫徹されているわけではない。
憲法には権利同士の矛盾衝突の処理や、行政の予算的・技術的制約について何も触れられていないから。
結局、最大限の尊重ということでしかない。
しかし、そういういい加減な条文を手がかりに、最高裁は違憲判決を導き出す。
その限りで、憲法の人権規定には、やはり意味がある。
じゃあ、違憲判決が出そうに無い9条2項に何の意味があるか?
・・・少なくとも、政府の過剰な軍備に対して憲法違反だという問題提起が可能になる。
統帥権干犯みたいに、憲法論争が政治的に威力を発揮することはあるし、
(国民が、政府に憲法を守らせるべきだと考えている限り)
それを恐れて、政府与党は、合理的説明のできない過剰な軍備を抑制するだろう。
あとは、社訓みたいに、自己の選択を正当化するためにつかうとかね。
社訓それ自体に拘束力は無いけど、
不完全な情報を元に業務上の判断をせねばならないときに、一定の指針にはなる。
そういった判断が積み重なることで、社訓は会社の経営を左右する。
憲法9条も、法的拘束力はないかもしれないが、日本政府の政策を方向付けているのは確かでしょ?
(それなら前文におけば良いのではないか、という気もするけど)
松井と長谷部って仲悪いの? S憲法で共著してるけど
528 :
法の下の名無し :2007/11/25(日) 01:40:20 ID:N8178ZFf
松井と長谷部って一緒に司法試験委員やってるけど、普段は仲悪くないんでっか?
>>18 メーガン法の松井教授の新書見たけれど
どうも松井教授の想定する人間像って、現実に立脚していないように見えた。
大抵の犯罪者は能力や環境に恵まれていれば犯罪を犯していない。
532 :
法の下の名無し :2008/01/23(水) 23:56:02 ID:Cuo2I42B
533 :
法の下の名無し :2008/01/24(木) 00:25:21 ID:R4o9oxXQ
紀藤正樹弁護士ブログ
江原氏も、書籍などの発言と違い、強気一辺倒の意見を控えていますが、
BPOから、自らの能力(霊視能力)に疑問が付された事実に、反省する
だけでなく、自ら真摯に自分の能力に向き合い、自分のレベルも含めて、
真実を告白すべきです。
ttp://kito.cocolog-nifty.com/
534 :
法の下の名無し :2008/01/24(木) 15:06:09 ID:joSPDjud
>法の下の名無し あんた、飯沼だろ?
535 :
法の下の名無し :2008/01/24(木) 18:46:50 ID:ZO4uB+pe
>>535 覗いたら本当に書き込みあってビックリした。
てか、俺はこのスレまともに読んだことないけど、まとめてバカスレ呼ばわりってのも酷い話だなw
憲法学者の本を読んでいる大学生は社会のゴミらしい。
てか、侮辱罪・・・
539 :
法の下の名無し :2008/01/26(土) 22:15:59 ID:fj2yWkZX
540 :
法の下の名無し :2008/01/27(日) 01:33:43 ID:1ro5EsC8
542 :
法の下の名無し :2008/02/02(土) 18:37:47 ID:Xnjvi8/g
2月5日23:00〜放送予定「爆笑問題のニッポンの教養」(NHK)に長谷部先生が出演。 テーマは、「みんなの憲法入門」
長谷部先生NHK出演記念age 見逃すなよ! 542 名前:法の下の名無し 投稿日:2008/02/02(土) 18:37:47 ID:Xnjvi8/g 2月5日23:00〜放送予定「爆笑問題のニッポンの教養」(NHK)に長谷部先生が出演。 テーマは、「みんなの憲法入門」
544 :
法の下の名無し :2008/02/05(火) 13:27:26 ID:i6+DeMCU
横綱 石田光義 八木秀次 大関 樋口陽一 奥平康弘 小林直樹 伊藤正巳 長谷川正安 関脇 杉原泰雄 中村睦男 高橋和之 野中俊彦 高見勝利 小結 長谷部恭男 阪本昌成 浦部法穂 松井茂記 水島朝穂 前頭1 棟居快行 辻村みよ子 栗城壽夫 内野正幸 戸松秀典 前頭2 安念潤司 長尾一紘 阪口正二郎 大石真 菅野喜八郎 前頭3 江橋崇 市川正人 野坂泰司 石川健治 大沢秀介 前頭4 初宿正典 米沢広一 小林節 釜田泰介 毛利透 愛敬浩二 前頭5 中山道子 岡田信弘 森英樹 日比野勤 蟻川恒正 前頭6 土井真一 渡辺康行 神谷雅子 佐竹雅昭 高井裕之 前頭7 高田篤 山元一 孝忠延夫 安藤高行 駒村圭吾 前頭8 佐々木雅敏 藤井樹也 小山剛 手島孝 小針司 前頭9 松本和彦 安西文雄 金原恭子 糠塚康江 宍戸常寿
太田の独演会だったな。
太田氏しゃべりすぎ。 風邪声で聴きづらかったし。
実質長谷部は何もしゃべっていなかったな。 太田の要領を得ない長々とした語りを聞いていただけだった。 なんだこの番組?
ETV特集で長谷部憲法を語るみたいな番組やらんかな。
549 :
法の下の名無し :2008/03/11(火) 23:42:15 ID:xlHi2HQu
今日の「爆笑問題のニッポンの教養」は名場面集。 二月五日の番組を見てなかったので、今日はちょっとでもでるかな と期待して見ていたが、長谷部先生はでなかった。 太田氏にとって、長谷部氏はあまりおもしろくなかったのだな。
550 :
法の下の名無し :2008/03/22(土) 01:51:25 ID:rMAKxqxQ
NHKのメディア特集で長谷部出てたけど、聞き取りづらい喋りだったなぁ。
孤独だからスピリチュアルに依存する。 哀れ。
552 :
法の下の名無し :2008/05/15(木) 01:22:54 ID:LF5q6P20
悪徳詐欺師リスト最新版 江原啓之、織田無道、麻原彰晃(アーレフ、元オウム真理教)、大川隆法(幸福の科学)、池田大作(創価学会)、船井幸雄(船井総研)、川口喜三郎、小林正観(うたし会)、衣川晃弘(ベストグループ)、下ヨシ子 深見東州(ワールドメイト 橘出版、アタール、みすず学園)、福永法源(法の華)、文鮮明(統一教会)、桐山靖雄(阿含宗)、石田千尋、森田健(不思議研究所)、細木数子、伊島良昭、大泉の母(クロートー) Dr.コパ、李家幽竹、貞白龍、北条一鴻、田口真堂 、黒門、鈴木星翔、松岡秀達(北斗柄)、永瀬久嗣、バースデイ喜多寺、新日本福寿の元社員(印鑑)、ミーシャ、ゆきめ(氷川館)、大島みどり、チョン・ミョンソク (摂理) 千乃裕子(千乃正法、パナウェーブ)、高橋弘二、小島紀武〔小島露観・小島紀武〕(旧ザイン改めザイクス)、成合弘、松永修岳、長島豊、小林世征、藤原忠行、田岡満、Reiko(鍬ヶ谷恵子、レミ、杏樹、ミリリアン、斎藤まなみ) 高山神海(占いの森)、柴田真嵯兼(Reikoの仲間)、松村潔、高山秀之、八海光道 、園世修、松田明、水宮可琳、宮ありさ、森村みなみ、瑠花、木村藤子、ミスペルセフォネー、ジョゼフ・マクモニーグル、ジュセリーノ 蒼龍(破魔矢)・仲間のジッソーナ紫珠子&結婚相談所・ヴォイスが本体のテンジーン(優成・宝寿)、加藤真由儒、宇佐美由麻、黄麗、ルーサー田中、坂本幸夫、佐藤六龍、市毛実、リリアントゥー、アポロ、阿部将英 占龍館、開運館、香草社、橘出版、アタール、ワールドメイト、統一教会、アーレフ(元オウム真理教)、六壬占研究会 高島易断、ザイン、権現堂、自己開発系セミナー団体(ライフダイナミックス他)、船井総研と船井幸雄の傘下 シオン、エンジェルネットワーク、不思議研究所、パナウェーブ千乃正法、エホバの証人(ものみの塔)、顕正会 創価学会、シャーマン、グレギャラリー、幸福の科学、真愛の萌、ACOS、日本呪術協会、徳風会、玉響、紀元会 コンゴ呪術-マヨンベリア-(マヨンベーロ)、聖仙ワークス、京都念凛堂、日本霊能者連盟、呪術救人堂 占い/呪い代行、テレシスネットワーク、ACワールド、エンゼル、jason,s心霊心理、四川呪術、悪魔協会 赤狼師、日本易学連合会、自然の命(かみのいのち)、崇教真光、阿含宗、摂理、神世界、実践倫理宏正会(朝起会)
553 :
法の下の名無し :2008/05/29(木) 01:15:10 ID:nB7FoGhQ
すごい恐れスだが。
>>523 >政府与党は、合理的説明のできない過剰な軍備を抑制するだろう。
そんなことにたいした意味はない。
各国が過剰な軍備を抑制する最大の理由ってなんだかわかるかい?
マネーだよ。銭!かね!予算!!
これこそが軍備を抑制する最大の要因だ。
これに比べれば憲法上のスローガンなんてくそみたいなもんだ。
”非武装”が一般的(?教的)な解釈として広まっていたちょい前の日本は例外足りえたかもしれないけどね。
長谷部解釈が広まればそれは期待できないな。
>一応、政府に「必要最小限であるべき」という政策上の原則・努力目標を示し、
>政府にそれなりに合理的な説明をする責任を課している点で、
>9条の廃止とはだいぶ差がある。
これも一緒、銭金のほうが憲法に優先するから。
結局9条の廃止と大差ない。
まあ、政府が無限に金銭の湧き出る魔法のつぼでも持っていたら話は別だけど。(バブル崩壊前なら擬似的にそうみなせたかも、かなり無茶だが)
>>520 >ルールではなくプリンシプルだ、と表現してなかったっけ?
憲法をルールではなくプリンシプルと解釈して出てきた(拡大)解釈がまたもやプリンシプルってどうよ?
さらにそのプリンシプルを解釈して拡大解釈のプリンシプルを導いてさらにその・・・以下略。
無限に拡大解釈できそうなんだが。
ここはルールと解釈すべきじゃない?>必要最小限の軍備
中年童貞 ―少子化時代の恋愛格差― 渡部伸 著 少子化問題が叫ばれて久しい。しかし未婚男女の多くが「出会いがない」と叫び、 日本家族計画協会の調べによると、40~44歳の男性の7・9%に性交渉の経験がない。 そうした現実に性体験のない男性組織『全国童貞連合』会長である著者が、 豊富なデータを元に少子化時代の恋愛格差を指摘する。
555 :
法の下の名無し :2008/07/01(火) 06:48:16 ID:n8Yl901j
憲法初学者ですが、 松井さんって保守派なんですか? エロい人教えて下さい
556 :
法の下の名無し :2008/07/01(火) 07:09:00 ID:8gMBEJBM
>>555 いや、価値相対主義だから保守ではない。
特定の価値を憲法は掲げていないので民主主義の結果を一番大事に、
そのためには結果に至るプロセスが最重要だよ、って考え。
教科書もプロセス基準なんで独特。初学者にはお勧めできない。
557 :
法の下の名無し (実は長谷部恭男) :2008/07/01(火) 07:15:46 ID:8gMBEJBM
そこで私の教科書ですよ。しかしその理由はプロセス理論を排除しません。 それらは相互に比較不能なのです。あなたがプロセス理論を採用するとして、 その理由は結局のところ、そうしたかったから、ということにしかならない のです。あなたのその選択は、あなたの人生の、その時間に固有のもの なのです。
558 :
法の下の名無し :2008/07/01(火) 10:52:00 ID:n8Yl901j
通説芦部さんを基本ベースにし比較しなから弊害は無いですよね?
松井先生のインターネットと憲法に関する本(岩波書店)の評価ってどんなもんなんでしょうか? 古本屋で千円だったので買うべきか迷ってます。 そのときはハートの法の概念を二千円で買ってしまいました。 ちなみにロー卒、新試論文発表おちてるっぽいです。
ラズマタズ
562 :
法の下の名無し :2008/08/21(木) 18:39:28 ID:UQQ9nuVr
長谷部恭男「憲法と平和を問い直す」読んだよ。 憲法改正ハンターイ! でいいんだな。そうだよな。
563 :
法の下の名無し :2009/02/25(水) 10:23:25 ID:EWOG9I5t
松井茂記の二重の基準論て読んだ方がいいの?
564 :
法の下の名無し :2009/02/26(木) 05:19:06 ID:8jIf8rmL
松井先生は9条をどう思っているの? 長谷部先生は自衛隊は合憲。でも改正しなくてもよいというスタンスだけど。
どうだろう
566 :
法の下の名無し :2009/05/26(火) 19:55:26 ID:GIQkZ7QA
法学教室連載がいつの間にか復活していたな
>>564 確か基本書だと、違憲だけど政治的判断に任せりゃいいよみたいな事書いてあった気がする。
記憶が曖昧だから確認して。