質問です。
リーガルフィクションとは、
「道徳無き法運用」のことを指すのでしょうか?
検索すると「法的擬制」という言葉が出てくるので、
道徳無き法運用とは違うと思うのですが……。
法的擬制についてもあわせて
解説お願い致したく思います。
法的擬制ってのはそういう風に看做す,ってこと。
これは反証を許さない。例えば法人は人と看做す。
いっくら,会社は人じゃねえじゃねえか!と法廷で
叫んでもダメ。会社は人。そういうルール。
これに似てるのが推定す,ということ。
これは反証してよい。ただ,反証しなければそのままになる。
>>58 成る程……つまりリーガルフィクションは、
モラル云々とは全く関係無いということですね?
あと、ついでと言うのも何ですが、
せっかくの機会ですので「推定す」についても
具体的にご教授頂ければ幸いです。
傍論という言葉はどのように定義されているのですか?
また、その解釈は?
それと日本と欧米では傍論の使い方に
違いがあるのですか?
ド素人の質問ですが何卒ご教授下さい。
>>59 例えば、民法186条2項は
「前後両時ニ於テ占有ヲ為シタル証拠アルトキハ占有ハ其間継続
シタルモノト推定ス」
つまり最初と最後の時点で占有していた証拠があれば
反対の証明(反証)を相手ができなければ
その間ずっと占有が継続していたものとなる。
これが仮に「看做ス」だったら、反対の証明を相手がした場合でも
占有が継続していたものとなってしまうということ。