法学板版 初心者質問スレ part1

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57法の下の名無し
質問です。

リーガルフィクションとは、
「道徳無き法運用」のことを指すのでしょうか?
検索すると「法的擬制」という言葉が出てくるので、
道徳無き法運用とは違うと思うのですが……。

法的擬制についてもあわせて
解説お願い致したく思います。
58法の下の名無し:04/11/18 20:04:44 ID:gC+4pPx1
法的擬制ってのはそういう風に看做す,ってこと。
これは反証を許さない。例えば法人は人と看做す。
いっくら,会社は人じゃねえじゃねえか!と法廷で
叫んでもダメ。会社は人。そういうルール。

これに似てるのが推定す,ということ。
これは反証してよい。ただ,反証しなければそのままになる。
59法の下の名無し:04/11/18 20:50:37 ID:i4BMtOMl
>>58
成る程……つまりリーガルフィクションは、
モラル云々とは全く関係無いということですね?

あと、ついでと言うのも何ですが、
せっかくの機会ですので「推定す」についても
具体的にご教授頂ければ幸いです。
60法の下の名無し:04/11/18 21:05:29 ID:caHHy51U
傍論という言葉はどのように定義されているのですか?

また、その解釈は?

それと日本と欧米では傍論の使い方に
違いがあるのですか?

ド素人の質問ですが何卒ご教授下さい。
61法の下の名無し:04/11/18 21:13:48 ID:cSS2gwX0
>>59
例えば、民法186条2項は
「前後両時ニ於テ占有ヲ為シタル証拠アルトキハ占有ハ其間継続
 シタルモノト推定ス」

つまり最初と最後の時点で占有していた証拠があれば
反対の証明(反証)を相手ができなければ
その間ずっと占有が継続していたものとなる。

これが仮に「看做ス」だったら、反対の証明を相手がした場合でも
占有が継続していたものとなってしまうということ。