952 :
法の下の名無し:04/11/13 08:24:31 ID:N0ZbBqc0
法学が学問じゃなかったとしても、法学がいんちき学問だとしても
法学じたいはちゃんと社会の役に立っているんだから、
法学のきちんとした存在理由はあるんだよ。
だから、別に恥ずかしがることはないんだよ。
学問じゃなくったってすばらしいものは、この世の中にはたくさんあるんだよ。
だから、別に法学が学問じゃないからといって、正々堂々と誇りを持って
法律学んでますっていえばいいんだよ。
学問じゃないことやってるのが恥ずかしいと思うほうがよっぽど、ふけんぜんな考え方だよ。
953 :
937:04/11/13 09:53:52 ID:uzPxGUNT
>>941 >法の体系を、論理学的な公理系ととらえているならば、事前に、その全ての公理を明示することができますか?
>個別の事例を前にして、アド・ホックに公理を「思い出」したり、「発見」したりしているようでは、
>論理学における公理系とはいえませんから。
できる。というか、普通にそうしてる。
個別の事例を前にすることはない。事例を相手にするものは裁判だから。裁判と法解釈学は別物だから注意して欲しい。
学問の前に事例なし。事例が紹介されるのは、自分の立てた命題がいかに適用可能かを示すためであって、
事例が命題の確立にいかなる影響も与えるものではない。
>もし、それができるならば、法解釈学における革命だと思います
いや、法解釈学は昔からそうしてた。革命でもなんでもない。
ただ、一般の人が裁判と法解釈学を混同していたり、実務家あがりの教員が体系をつくらなかったりしているだけ。
法解釈学畑を実直に歩んできた学者は、きちんと公理系によって学問を打ち立ててるよ。
ただ、そうすると司法試験や実務とはかけ離れるので、その学者はマイナーになる。
学会ではメジャーだけど、一般にはマイナー。学生からの人気も出ない(試験の訳に立たないから)。
でもそういった学問をきちんとやっている学者はたくさんいる。
954 :
法の下の名無し:04/11/13 12:23:32 ID:s1yw1F+5
ポパーのscienceって、
もともとフロイトとマルクスを叩くための基準じゃん。
955 :
法の下の名無し:04/11/13 15:29:56 ID:KPDqmPw/
無矛盾の体系の存在が証明され、したがって無矛盾の体系が存在する
ことと、目の前にある体系が無矛盾かどうかは別問題である。
また、例えば賃貸借の賃貸人が第三者に賃貸建物を売却したような
場合において、賃借人と第三者の間に賃貸借契約が存在しないから
第三者は賃貸人たる地位を有せず賃借人に対して賃料請求できない
とする法的形式論理を「不当」とし、論理を曲げてでも「建物所有権者
と建物賃貸人が異なるのは法律関係を錯綜させるので、第三者は売買
とともに賃貸人たる地位を承継する」とする解釈が通説となっている。この
「」内はどうみても、「法律関係は錯綜しないほうが良い」という価値観であり
論理ではない。命題といっても価値観といってもそれは呼び方の問題に過ぎない
「学問」を法学を内包する形で定義する意義。
または、「学問」を法学を排除する形で定義する意義。
なんにせよ事実命題の当否からはかなり離れる話だな。
そういう意味では法学のやっていることに近い。
ちなみに
>>937の言っているのは概念法学と言いまして、伝統的な法解釈学なのは確か。
でも、今そういうのはどうなんだろうね。
>>934 >一定の理論に基づいて体系化
過去、「法学に理論ってあるのですか?」と聞いたときに、
明確な答えが返ってこなかったわけですが。
ひょっとしてまた「本を読め」ですかね?
りろん 【理論】
科学研究において、個々の現象や事実を統一的に説明し、予測する力をもつ体系的知識。
狭義には、明確に定義された概念を用いて定式化された
法則や仮説を組み合わせることによって形作られた演繹的体系を指す。 (大辞林
>>953 ここの過去ログ読めばわかると思うけど、
「一つの事象に対して複数の回答が存在する」
というのが、過去の法学屋さんの主張だと思いましたが。
公理そのものの正しさは検証できないとか、よくわからん議論になってましたが。
いや、それは違うってのならそれでいいですが。
959 :
法の下の名無し:04/11/14 09:49:32 ID:VRKMrrNT
とりあえず、なんとかアルマの法哲学を読んでるんだけど・・・
俺の学派はreine Rechtslehreだから。
「一つの事象に対して複数の回答は存在しない」=「法律学においても回答は常に一つ」
裁判所など存在しない。もしくは存在したとしても法解釈には何の影響も与えない。
実際に事件が解決できるかどうかなんて考えない。
追求されるのは論理性と体系だけ。
制定された法律が、どのような世界を形成していているか、その中における一般法則とは何かを考察するのが法解釈学の使命。
一般の価値観から見て不当な結論が出たとしても関知しません。
そりゃ、自然科学だってそうだし。
理論科学が必ずしもそのまま現実に適応できるわけじゃない。
理論はあくまで閉じた系を想定して行われるわけで、現実には、理論系以外の外部因子が作用する。
だからといって、外部因子の存在で理論系が揺らぐことはないし、
外部因子を排除できないからと言って、理論系の存在を否定することも出来ない。
外部因子の存在は、理論系に恣意的な選択の余地を与えるものではない。
最終的には全ての外部因子を包括した理論が出来るはずだ、として研究しているに過ぎない。
だから、純粋法学も方法と体系において自然科学と同じであって、学問だということ。
それならいいんじゃないですかね。
今までずっと、「答えが一つなんてアリエナイ」という論調でしたから。
恣意的に答えが選べるのなら学問と呼ぶのはふさわしくないだろ、という流れでしたし。
今までの法学屋さんが、法学について無知だったから生じたすれ違いという事でFA?
そうではない。
俺の話は純粋法学の話。
「答えが複数あってもかまわない」としていた人たちは、別に無知なわけじゃなくて、純粋法学とは違う考え方をしているというだけだろう。
純粋法学の存在自体を知らない法学者なんているはずがない(そんな奴は法学者とはいえない)。
でも、純粋法学の方法論に従わない法学者が大勢いる(というか圧倒的多数)であることは確か。
俺は、純粋法学以外の法学については、それが学問かどうか留保してる。
とにかく純粋法学は、学問だろうという話。なにもすれ違ってない。
多くの法学者から「純粋法学は、あまりにも妥当性を軽視している。論理の形式にこだわりすぎだ」などと批判があるのは周知のこと。
そもそも、法学が学問であるかどうかを考えること自体に、
意味はあるの?
それを決めたからといってなんの役に立つの?
>>965 そもそもここで法学を語ることが何の役に立つのか考えられたし。
>>965 法学板が、2chの学問・文系カテゴリーにとどまるべきか、社会カテゴリーへ移動すべきかの基準になる。
といっても、学問カテゴリーに学問じゃないものがすでに多数入っているが。
心理学、社会学、文学、日本史、世界史、考古学、民俗・神話学、古文・漢文、ENGLISH、ハングル、中国、台湾、地理・人類学、
地理お国自慢、外国語、芸術デザイン、司法試験など。
考古学や人類学は普通に学問でもいいんとちゃうの?
文学はBOOK鯖で独立した方がいいとは思うし、
ハングルなんてどうしてここにあるのかがわからんが。
>>967 まあ、そういう議論があってもいいと思うけど、
それがこのスレ参加者の総意とは思えないな。
そういうことを決めたいなら、その目的がはっきりわかるようなタイトルで、
スレを立て直すべきだと思うけど。
970 :
法の下の名無し:04/11/14 22:26:50 ID:En0EIgkp
明確に定義された概念を用いて定式化された
法則や仮説を組み合わせることによって形作られた演繹的体系を指す。
個人の尊厳、静的安全と動的安全の調和、犯罪論はいずれも
「明確に定義された概念」であって、憲法民法刑法はかかる「概念
を用いて定式化された法則や仮説を組み合わせることによって形
作られた演繹的体系」といえる。
971 :
929:04/11/14 23:37:46 ID:V3IkO5H9
972 :
929:04/11/15 00:00:19 ID:q+AWuTW0
>>950 > 今の論点は、「あなたの言う「法学は学問でない」」の是非なわけでしょう?
では、その論点に話を戻します。
私は、「『学問』の定義を『ポパーの sience』とした場合、『法学は学問でない』」と主張します。
この主張にコメントなどがあれば、お願いします。
以下は蛇足なので、関心があればコメントください。
> もしも、「学問の定義」について、別の定義を導入するのならば、
> その場合の「法学は学問でない」は、あなたの「法学は学問でない」と別のことを述べていることになります。
> これは、「あなたのいう「法学は学問でない」の是非」とは別の問題ということになります。
> したがって、その別の問題において、「法学は学問でない」が非である、という結論が出たとしても、
> それは、「あなたの「法学は学問ではない」とは対立しないわけですから、結論に影響をあたえません。
全く、仰るとおりです。
しかし、法学を包摂するような説得力のある「学問」の定義を、
実際に提示することが可能なのでしょうか(*)。
(*)実際には、このスレにおいて、全く提示が試みられていないわけではありません。
ポパー持ち出すのはやめようぜ
元々ポパー本人は法解釈学を認めているし、
あの基準でアドルノのような左翼知識人を批判したかったのだ。
次スレ、いる?
>>974 いらないよ。
結局、理系の奴が自分の知識以外の土俵を認めないで煽るだけ状態だから。
法学研究体系の実例を出すと、万人にわからないから噛み砕けって言うし
噛み砕いて説明するとレスの本質を無視して揚げ足を取るだけ取ってわめくし
かといって哲学的手法だと持ち出される理論によっては解釈次第で分かれるし
このスレに張りついている奴だって、もはや哲学板住人が
右派左派分かれて言い争っているだけだろ?
実際に理系学問の一つでも極めた上で、法律・法学のテキストを取って読んで、
両方勉強してる奴がほとんど居ない状態で議論したって堂堂巡りになるに過ぎない。
976 :
法の下の名無し:04/11/15 18:06:17 ID:r3vRad1G
そうだね。
過去レス(
>>635 >>639)も読まずにポパーを持ち出す馬鹿と、
その相手をする馬鹿ばかりだし。
977 :
法の下の名無し:04/11/15 18:10:05 ID:IuRDaFjs
978 :
法の下の名無し:04/11/15 19:11:35 ID:gMZOHOX/
題の説明 その@ −
▲問題の背景
「剣道という武道文化は朝鮮人が作り上げた。日本はそれを真似してスポーツ化しただけだ。剣道は韓国武道である」
このような説を韓国人が「世界中に」「歴史的事実」として宣伝し始めました。
▲韓国(朝鮮)に昔から受け継がれてきた剣術なんてあったの?
彼等が「これは1500年間受け継がれてきた技!」と言い張る以上、否定するのは難しい状況です。
▲「仮に」あったとして、日本の剣術との関連は?
韓国の言う「剣道の元になった剣術」とは片手剣を使った剣術です。日本刀を基にした日本の剣術と関係あろうはずもありません。
▲…。まとめると?
製鉄の基礎技術などが朝鮮「経由」で伝わったのは事実でしょう。なので、上記のような矛盾を全て無視した上で、さらに、
・唐辛子を朝鮮に伝えたのは日本 → キムチの起源は日本 ・朝鮮に基礎文化を伝えたのは中国 → 朝鮮文化は全て中国文化
このような説が通用するのなら余地があります。ただしその場合、剣道は朝鮮起源ではなく中国起源になりますが…
▲馬鹿馬鹿しい。放っておいて問題ないのでは?
放っておいたら数年で韓国国内でこの説が定着、海外でも米国を中心に信じる国が出てきました。本当に馬鹿馬鹿しい話です。
▲嘘は暴かれる。恥を書くのは韓国。やっぱり放っておいていいのでは?
テコンドーは「2000年の歴史を持つ韓国武道」として五輪競技になっています。抗議すれば外交問題でしょう。定着されたら終わりです。
▲何でこんな無茶な主張が通るの?信じられない…
議論では勝ち目はない事を知っている韓国が、日本との議論をさけて海外への宣伝戦に持ち込んだためです。
しかも日本の団体は全く動かないためまさに韓国の思うつぼ。一方韓国は、政府の支援の元、団体レベルで宣伝しているため、
「日本は団体が何も反論できない。正しいのは韓国」という主張が非常に効果的に使われてしまっています。
979 :
法の下の名無し:04/11/15 19:32:55 ID:poYSYErj
だれか買わない?
方法論系のスレはひとつくらいあってもいいと思うけどな。
ポパーを持ち出すのも別にひとつの取っ掛かりとしてはよいと思う。
なんでみんなそんなに感情的になるのかよく分からんね。
>>981 感情的も何も、学問かどうかを議論すること自体が
ほんらいは板違い&ローカルルール違反であるはずだから。
学問であることを前提に板が存在するわけだし。
それに法学板が哲学板の避難所にするための口実になりかねない。
983 :
法の下の名無し:04/11/15 23:04:28 ID:h/xhz7Jz
次スレ案(ちょっとやわらかめにしました)
「マダ法学が学問だなんておもってんの?」
マダ法律が学問だとおもってんの?
法学なんて学問じゃないよ。
単なる事務なんだけどな〜(プ
唯一学問といえる部分があるなら
法哲学なので→哲学板へいこうよ!
自分の巣にカエレ!
985 :
法の下の名無し:04/11/16 03:00:33 ID:Q7AEsljm
ま、このすれを見る限りにおいても
法律の学問としての立場は相当弱いですねw
>>982 そういう事を言い出すと、運用側にこの手の学術系の方がいないのかという話になりますぜ。
つまり、「学問であることの根拠を説明できないのに、学問だと言い張って板をもらった」的な。
「板をもらった以上は学問だ。文句を言うな」ワーイ! アホか。
この話題が適当な板は、ここしか無いと思うが?
どこか他に適当な板があるならそっちへ移動か?
昔から学問だから学問だ、みたいな非学術的な議論もあることはあるけどさ。
987 :
法の下の名無し:04/11/16 11:07:57 ID:Q7AEsljm
この手のスレが最も盛り上がるのが法学を特徴ずけてます。
988 :
法の下の名無し:04/11/16 12:53:34 ID:/sJRL8gV
学問とは、一定の理論に基づいて体系化された知識と方法を言う(広辞苑
他方
法学は、憲法における個人の尊厳、民法における静的安全と
動的安全の調和、刑法における犯罪論など一定の理論に基づいて
体系化されたものであり、かつまた、知識であることは言うに及ばず、
法的三段論法や刑法の構成要件、違法性、責任の技術的検討
などをみても「方法」であることは明らかである。
ゆえに
法学は学問の要件を満たす。
したがって
法学は学問である
990 :
法の下の名無し:04/11/16 23:16:34 ID:Q7AEsljm
法学(学問じゃないけど)必要だよ。社会に立派に役に立ってるよ。
でも、学問じゃないんだよ。
でもでも、学問じゃなくったって別に恥じることはないんだよ。
立派に社会の役に立ってるんだから、誇りを持って法律あんきしてますっていえばいいんだよ。
991 :
法の下の名無し:04/11/17 00:18:35 ID:koPdiYRx
法社会学のひとが、法社会学とは何かという問いに対して、
法社会学とは何かを研究すること、って答えていた。
法学は可能かを研究することも法学なのでは?
【理論】
科学研究において、個々の現象や事実を統一的に説明し、
予測する力をもつ体系的知識。
狭義には、明確に定義された概念を用いて定式化された法則や仮説を
組み合わせることによって形作られた演繹的体系を指す。
【法則】
一定の条件のもとで、必ず成立する事物相互の関係。
また、それを言い表した言葉や記号。
自然法則・化学法則・物理法則・社会法則・経済法則などがある。
【仮説】〔hypothesis〕
ある現象を理論的に統一して説明するために立てられた経験科学上の仮定。
その真偽の検証は、仮説から必然的に演繹(えんえき)された諸命題を
実験や観察によるテストで確かめることによってなされる。
検証された仮説は法則や理論として公認される。
【演繹】〔deduction〕
諸前提から論理の規則にしたがって必然的に結論を導き出すこと。
普通、一般的原理から特殊な原理や事実を導くことをいう。演繹的推理。
【体系】〔system〕
一定の原理に基づいて構成され、内的整合性をもっている
科学的あるいは哲学的命題の集合。システム。系。
以上、大辞林より。
995 :
法の下の名無し:04/11/17 10:22:00 ID:Wg2KNvBP
>>991 sorehatetugakudayo.
997 :
法の下の名無し:04/11/17 23:20:59 ID:Wg2KNvBP
法学板最速の1000ゲットまで後3つ!!!!!
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1001 :
1001:
このスレッドは1000を超えました。
もう書けないので、新しいスレッドを立ててくださいです。。。