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三人の旅は続きました。
そのあいだ、鈴木はナターシャへの想いがあることに薄々気づいていました。
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ナターシャのことを思うと胸が苦しくなるのです
(こ、この気持ちはもしかして・・・)
「そう・・・恋ニダよ」
町の人が鈴木に言いました
「え!?なっなにをっ・・・」
「鈴木サンを見ていればわかるニダ。かくさなくてもいいニダ」
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待ち人のキム・ぺシはビビリだけど観察眼にすぐれていたのです。
「こいつは俺の息子 それと・・・後ろにいるのがペットかな?」
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「しかしな、キム・ぺシよ。おれには、かわいい妻が・・・」
「変わったペットを飼っているのね」
「はは… おい、あいさつしろ!」
「・・・」
「こいつ恥ずかしがりやなもんで まったくー」
「いいのよ(笑) で その息子さんがなにか?」
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「ああ、この前言ってた余命一年の奥さんニダね」
「そ、そうだ・・・」
「どうせすぐ死ぬニダ。それよりナターシャは美人で若いニダよ」
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「それもそうだな!」
鈴木はあきちゃんのことを忘れることにしました。
なんてひどいやつでしょう。
でも、娘のみーちゃんに対する愛は海よりも深いのでした
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一方洗脳教育を受けているみーちゃんは、
毎日毎日がんばっていました。
波動砲がちょっと使えるようになっていました。
たけしは息子のすごさを話した。
それを聞いたアキは半信半疑だったが、とりあえず
たけしにすべてを託すことにした。
翌日北朝鮮行きの飛行機に乗り込もうと空港へ向かったまではよかったのだが、
入り口でガードマンにとめられた
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「なかなか使えるようになってきたねみーちゃんは」
キムジョーン将軍はほくそえみました
「キミたち! ライオンとウサギは入れないよ!」
ガードマンに取り囲まれた
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みーちゃんは素直なので、しだいにキムジョーンの言うことを聞くようになってました。
どっちかっていったら北ちょうせん側の人間になってました。
いったんは引き返したが、どうしても行かなければならないので、考えに考えたあげく
変装をすることにした
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一方、勘の鋭いナターシャはあることを感じ取っていました。
「おい、鈴木」
「なんだ?」
「あんたのライバルが近くに来ているよ」
「なんだって!」
ライバル・・・?
まさか・・・た、たけし?
そんな馬鹿な。
鈴木は信じませんでした。
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「そ、そんなわけないだろ・・・なあ」
「信じるか信じないか・・・それは、アナタしだいね」
ライオンに肩車してもらい息子が頭をだし、大きなマントで羽織り、
うさぎに肩車してもらいたけしが頭をだす戦法だ
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そんなことより鈴木はナターシャまじキレイだわ〜と思ってました
もうぞっこんラブってかんじでした
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そんなこんなで鈴木には雑念が混じっていましたので、
なかなかぴょんやんにたどりつきませんでした。
ゲートにさしかかると怪しまれることなく、空港に入れた。
異様に背の高い2人組みに厚い視線がさされていた
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一方、日本では。
あきちゃんの容態が急変していました。
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(たけしさん・・・鈴木さん・・・)
集中治療室であきは夢を見ていました。
「まってろよい みーちゃん!」
たけしは意気込みフライトに入ると、ウサギのフワフワさと疲れもあってか、到着まで寝入っていた
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夢のなかで、在りし日のずっこけ三人組が遊んでました。
「将軍様ばんざーい」
の、アナウンスとともに北朝鮮に到着した。
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夢の中で、
たけしと鈴木がけんかしだしました。
やめなさいよ〜と割ってはいる私。
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夢の中で私は思ったのです。
私たちはこの先もずっと三角関係が続くだろうと。
誰かが死んだときにその関係は終わるだろうと。
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ならば私が死ねばいいのではないかと思いました。
異国でライオンと歩いてると怪しまれる・・・
そう思ったたけしはそのままみーちゃん探しをすることにした
※
目覚めたとき、私は集中治療室でした。
「峠は越えました。」
医師が言いました。
私の命はまだ残されているようです。
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私は悲しい気持ちでした。
窓の外は冬枯れた木々。
みーちゃんの写真を現地住民に見せて聞き回った。
「オウ ショーグン様の 側近の女ニダ」
その言葉以外に返ってくる返事がなかった
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その向こうに、風立ちぬ丘。
すべてが殺風景に見えました。
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私はぼんやり思いました。
鈴木とたけしは、遠い異国で殺しあうだろう。
そして、どちらかが帰ってくる。
私は、そのどちらかと、永遠の愛を誓うのよ。今度こそ。
何日も何日も聞きまわった。
たけしには逆に不安もよぎっていた
「そんな偉い方のそばだと近づくのがむずかしいニダ・・」、と。
たけしは影響されやすい体質で、言葉が移ってきていた
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…と、あきはひとりでぶつぶつつぶやいていた。
それを聞いていた医師は、「大変な人生を送っているのですね」
と言った。
そして・・・
ついにみーちゃんの居所を発見した!!
近づくために息子と作戦を企てた。
たけしが日本語の先生という設定でショーグン様とみーちゃんのいる屋敷へ潜入し、
家庭教師として仕事をしている間の午後のティータイムにライオンが門を押し破って突進し、
ウサギがかわいいふりをしてピョンピョンと中に入り、息子が上空を飛んでいる飛行機からダイブ
して屋敷に入るという戦法だ
名づけて「大榮進学ゼミ」である。
※
そしてである。
あきはもうちょっと生きるのだった。
一方、鈴木の一行はというと、
やっとぴょんやんに辿りついた。
※
「さあここがキムジョーンの城ニダ」
案内人のキム・ぺシが言った。
「ありがとう。」そういうと、鈴木はキムぺシをぼこぼこにした。
息絶えるキムぺシ。
「お前はもう必要ない。」鈴木は冷たく言い放った。
駿河湾を震源に大地震来る
富士山も噴火
こう言う俺を可笑しなやつだと馬鹿にしてもいい
信じなくてもいい
だけどよ
明日にも大地震がくるかもしれないことを頭に叩き込んでおけ
平和ボケした日本国は終わった
危機感もってくれよ・・
292 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2011/07/31(日) 07:31:08.69 ID:/v5S9kby0
ここって、いい先生っているの?
294 :
名無しさん@お腹いっぱい。:
学生講師だらけの個別指導の実態