陸上自衛隊質問スレ

このエントリーをはてなブックマークに追加
4251LT ◆JGSDF3rpf.
>>423
自衛隊の訓練はどのような状況にも対応できるように、最悪のパターンで実施していることが多いです
攻撃の訓練にしても「迂回」「包囲」等の攻撃方法ではなく、いつも「突破」の方法で訓練します
これは「突破」ができれば「迂回」「包囲」等の攻撃もできるだろう、という認識のもとで実施しているのでしょう
実際に「迂回」「包囲」等の訓練をしているところもあるとは思いますが、「突破」の練度を上げておけば、応用が効くのです
手榴弾投てきにしても、投てき訓練を実施しておけば、使用することはできる、という認識なのでしょう
もちろん有事の際には直前に教育等もあるかもしれません
しかしそれは小隊長や班長クラスの口頭指導でも可能であるとの見方があるのかと思います
それよりも他に練度をあげておかなければならない課目があり、そちらを優先していくと訓練頻度が下がってしまうのでしょう
「突破」の最後に「突撃」の訓練をすると思うのですが、この時に空動作でも「手榴弾の投てき」をやっておけば十分、というわけです
なお、分隊、組規模での訓練も毎年実施しているはずなので、それなりに練度はあると思います
指揮官クラスは総合戦闘力発揮のための訓練も実施しているようですし、下士官も班・分隊単位での練度を上げておけば小隊・中隊単位での訓練に役立ちます
年度の計画で段階的に訓練しているであろう自衛隊は、ちゃんと考えていると思いますよ

今はそれに加えて災害派遣、PKO、市街地での戦闘等々の任務が増えているので大変だと思います

あとは、お金や場所の話でしょうね……
高価な物をたくさん使った訓練はできないのです
空砲すら使うことができず、口で「バン!バン!」なんてやってるところもほとんどだと思います