255 :
専守防衛さん:
B
某大で4年間〜5年間過ごし、厳しい上下関係のもと様々な訓練・演習・研修等を経験
一般社会の人では経験できないことを経験しており(現職自衛官の講義・部隊研修・硫黄島研修等)特別な意識を保持
陸海空の繋がりがあり、大きな訓練や統合訓練、統合機関での勤務では顔を合わすこともある
仕事ができる人もできない人も最初の試練をクリアしたあとは仲間意識で助け合う
当然自衛隊とはどういうものかというイメージがついている
同期相手には無遠慮に接することが仲間に対する接し方であり、気を遣うような接し方をすることは仲間になりたくないという意識だと思っている
NDAの学生生活からOCSへ行くことで要員意識は上がり、訓練に対するイメージをほぼ固定する
よって部隊へ配置されて、教育機関との差に愕然とする者が多く、理想を求めすぎる傾向にある
U
一般大学で時を過ごし、様々な社会経験を積む(バイト、就職、サークル活動等)ことで、一般的な視野を持つ
世間一般の常識を具備しており、自衛隊における文化に馴染めず「親しき仲にも礼儀あり」が「同期」という枠組みの中では効力が薄くなることを理解しにくい
自衛隊の訓練とはどういうものかというイメージがOCSでしか付けられないものの、総合経験が9カ月なのでイメージは定着しない
よって、部隊へいざ配置されてもその部隊の特性に柔軟に対応することができる
部隊での仕事(配置後)
実際に部隊で仕事をするのはBもUも同じ素人であり、部隊側からするとどちらも大差ない
しかしBは隊員の掌握・指揮・指導能力に優れているものが多く、Uはその点で出遅れるものも少なくない
部隊での仕事(BOC後)
仕事の差はなく、BもUも同じ能力で仕事をするし、期待されてもいる
ここからしばらくは個人の能力によるもので全てが決まる
訓練等で先輩や後輩に会うこともあるだろうが、情報交換の場として以外に仕事に影響はなく、大したメリットではない
つづく
256 :
専守防衛さん:2010/05/13(木) 17:55:19
2尉後半〜1尉程度(CGS・TAC等)
BUは技術系に行きたい等の希望が無い限りCGSへ行くのは当然、という期待がある
仕事に関する差ないが、中隊長等を経験する職種では、指揮統率に若干の差が出始める
Bは指揮官のイメージをつかんでいる者が多いが、Uは大隊長等からの指導を受ける者が多い(イメージをつかんでいない)
AOCでの教育では「指揮官」のイメージなど教育しないのだから、識能はあっても資質が足りない者が出るのは必至
Bはこの点でNDAでの経験が若干活きてくる者が多いだろう
3佐以降(FOCやTACについては議論の性質が異なるため、CGSに限る)
BU特に関係はなく、個人の能力による
統合訓練、幕での仕事においては、先輩後輩関係のあるBが調整において若干有利
1佐以降
ここまでくるとBUについては関係ない
2尉〜3佐時代に師団司令部や群本部という規模の職場にいることで、方面レベルの仕事に役立つ程度
個人の資質が左右し、あとはどれだけ努力等してきたかが成果となる
将官
陸海空自衛隊内にとどまらず、民間、地域、政党等幅広い視野と経験、知識と人脈が必要であり、指揮官職に就く人にはさらに多くの資質が要求される
つづく
257 :
専守防衛さん:2010/05/13(木) 17:56:31
俺の結論
BUにとってOCS卒業後は大差ない
1尉〜3佐の指揮官・直近の幕僚等の任務時に影響があると思われる
あとについては本人の努力次第
Uの群長もいるし将官もいる。比率はBの方が多いけどそれは能力や経験の差
人事にBかUかが影響するのではなく、経験職や個人の資質が影響する
【BUの違いで人事に影響はあるか?考察】
とりあえず終わり
258 :
専守防衛さん:2010/05/13(木) 17:57:43
しまった!頭書入れるの忘れてた!
【BUの違いで人事に影響はあるか?考察】
>>255-257
259 :
専守防衛さん:2010/05/13(木) 19:03:44
【BU一体教育による影響は?考察】
背景
時代の変遷により、任務の多様化(災派、PKO、LIC等)、小部隊(小隊規模)での作戦等の必要性が生まれた
よって、小部隊リーダーとなる経験の少ないBU幹部に求める必要な素養、資質、識能のレベルが上がった
BにもUにもOCSで教育する課目が増えた
隊員の質が変化(人間関係の希薄化、価値観の多様化)
訓練していればいい抑止的存在から任務を遂行してなんぼの行動する組織へ
一体教育のねらい
・ BUの壁の減少
・ Bは新隊員同様の同期を指揮・指導する機会を得られる
・ Uは胎盤制度(仮)による効率的な能力向上(付教官一人では厳しい面が多かった上、BU同期という立場で相互教育ができる)
・ AGpとしての総合管理をする(隊付期間の斉一や、管理の容易性にも資する)
メリット
普通科隊付を同じ要領で実施させることができる←BUの世代年齢層が問題なので、人間関係濃密で一番「戦士」に近い者の多いところへ隊付として行くことに価値がある
Uには期間効率的な指導が可能、Bは指導の機会が増加する(模倣実践、率先垂範)
UにはBという身近な目標ができ、Bはものすごい勢いで成長するUに負けまいと意識の向上(切磋琢磨、自主自律)
デメリット
人多杉状態となり、訓練場、人、物、カネ等の管理調整が厳しい(当然指導する側も人がいるし準備・調整も大変)
Bにとっては貴重な教育をぬるいレベルでやり直すことになる(しかし指導能力の向上が得られる←これを良しとしない自分勝手なBはアホ)
Uにとっては同期に迷惑をかけることでBにでかい顔されたりと不満(しかし向上スピードは上がる←ここを割りきれないUは一日の長を認識して割り切ってBを利用しろ)
区隊としての団結は薄くなり、団結力の養成に疑問(区隊替えの存在)ただしBUという広い見地からの団結力は向上
260 :
専守防衛さん:2010/05/13(木) 19:04:27
B「俺達が教えてやってるんだありがたく思え」
U「部隊じゃたいして変わらねぇじゃねーか。でかい顔すんなムカツク」
これじゃあ考え方が暗い。幹部自衛官となる者にはこんな暗い考え方をしてほしくない
B「同期同士仲良くやっていこうぜ!で、ここはこうした方が効率がいいんだぜ!」
U「おう!さっさとできるようになって追い抜いてやるからな!部隊じゃよろしくな!」
こういった前向きな考え方でやっていってもらいたいものだ
この任務を実施する
B「おい!集まってやろうぜ!」ワイワイガヤガヤ・・・
U「・・・・・・」
↑これは同郷人がいるかいないかの差みたいなもん
BはNDA出身ということで、同じ大学出身という共通の意識の他、「共通の苦労」を共有しているから初対面でも気兼ねがない
同郷人が多いとそうなるのは当たり前
「Uも仲間に」っていう発想になってしまうくらいBの人数が多いからこれは絶対に変わらない
そうするとUは発言も厳しいと思うだろうが、ここは「同期」という意識で慣れなくてもやるしかない
Uはクラス替えと同時期の転校生みたいなもの(クラスの半数は友人でまとまっているが、全員そうというわけではない)
新クラスに馴染むようにやるしかない。その時に馴染みやすいのは同じ浮いてる連中だろう(それは皆Uなわけだが)
でも集団に溶け込む人間もいるだろう(それが溶け込めるU)
「BがUが」って思ってても最初は「なんだUか」ってなるのは当たり前。そこは割り切るしかない。
同じ釜の飯を食った連中に入り込むのはできても共有できる過去は少ない。何かやっても「同郷人ではない」という意識はずっとあるもの。
アメリカ人と仲良くなっても「でも日本人じゃないじゃん」って思うのと同じだ。ここは議論するところではないだろう。差別ではない区別の域。
261 :
専守防衛さん:2010/05/13(木) 19:06:25
俺の結論
自衛隊に求められる多様な任務と戦闘員としての意識の醸成には普通科隊付教育はかなりの価値がある
また、世代の特性からBUの一体教育をすることで集団生活の機会を多くすることは、有意義である
Bの指導機会の増加によるUの基本教育時間の短縮により捻出された時間に、新たな教育を充当することができる
このようなことを鑑みると、BU一体化は重要なものであると思う。
【BU一体教育による影響は?考察】
終わり
>>259-261 独り言
実際高級人事にBかUかなんて関係ない。あるとしたら経験と努力の差。能力があって努力した人しか将官にはなれない
若い時代に言いたい気持ちがあるのはいいけど、それでふてくされずに前向きにやっていって欲しい
ネット上で愚痴るのは問題ない。職場で愚痴るのはやめて欲しい。
ネット上で喧嘩するのも別にいいが、落ち着いたら建設的な意見を冷静にして欲しい。IDも表示されないしね。
俺は自衛官ではないけど、特にBUには頑張って欲しい。
また見にくるよ。
使う側からすればBもUも経験がないから大差ないんだよ
そりゃ最初期の段階の意識の差みたいなものはあるかもしれないが
そんなもん一年もすれば目糞鼻くそ
まあこれは一般企業も同じだね
どの大学生とろうが大して能力に差はないから小さいとこだと
履歴書出した順、早い者勝ちで採用してる会社まであるくらいだ
何より重要なのは入ってからの教育だし
まあ人事やってる奴ってのは上司に「どうしてこいつ採用したの?」っていわれた時
いいわけが欲しいわけで(それが民間だったら学歴があるから、とかになるんだが)
いままでずーっとトップのほうが全員防大だったから優秀な防大にしましたっていえば
トラブルがあっても安定、自分の責任は問われないから楽ってだけ