【断 大月隆寛】いまどきの「売国奴」 2008.1.25 03:07 (産経ニュース)
日本に永住する外国人にも選挙権を与えよう、という動きがまたぞろ盛んに。このたびは
議員連盟までできて、すでにあちこち運動中。
いや、いきなり選挙権と言わずとも、すでにシナからの観光客のビザ取得条件の緩和も決定。
にわかに「消費」の欲望に刺激され始めた彼らの行動が、さらにわがニッポンの日常の風景と
化してゆくわけです。
けれども、そんな政策を推進している政治家やお役人、評論家など、いずれお歴々の顔つきを
拝見していると、ああもう、拍子抜けするくらいすっぽんぽんなお人よし丸出し、気分の瞳孔が
開いちまって、どだい眼の前の現実のどこをどう見ているのか、その自意識の合焦点自体こちら
からうかがい知れないような「地球市民」で「グローバル」で「国際人」な多幸症の百鬼夜行。
いまどきの「売国奴」とは、おのれの欲望と引き換えに祖国を売り飛ばすような正々堂々の悪党
などではすでになく、実はこういう種類の脳内お花畑な「善意」がうっかり馬鹿(ばか)正直に
煮詰まり切ったその果てに、にこやかかつ穏やかに結晶するものらしい。
そういえば、新聞やテレビでは表立って報道されなかったと思うのですが、マイケル・ホンダ
議員も先日、来日していました。例のアメリカ下院での「慰安婦」決議を発案した日系アメリカ
人議員。そして、これら一連の決議の背景には、韓国の外交官の「工作」があったことも、
実名と共に海外メディアでは明らかになっています。
知らぬは同胞ばかりなり。「地球」だの「グローバル」だの「国際化」だのといったもの言い
には、まず眉(まゆ)につばをたっぷりつけてかかることがより一層、大切になりつつある季節
です。(民俗学者)
http://sankei.jp.msn.com/culture/academic/080125/acd0801250308000-n1.htm