第1混成団 那覇駐屯地

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244専守防衛さん
原被告に懲役20年/自衛官強盗致死
http://www.okinawatimes.co.jp/day/200603291700_05.html

那覇市内の路上で男性に傘を突き刺して死亡させ、現金を奪ったとして、強盗致死罪に問われた陸上自衛隊第一混成団の元三等陸尉、原卓也被告(26)の判決公判が二十九日、那覇地裁であった。
横田信之裁判長は「スロットにふけって所持金に窮し、金を奪おうとした自己中心的な犯行で酌量の余地はない」と述べ、懲役二十年(求刑無期懲役)を言い渡した。
弁護人は心神耗弱を主張していたが、判決は原被告の刑事責任能力を認めた。
判決は「国民の命を守るべき自衛官という立場での犯行で、付近住民や社会に大きな不安を与えた」と指摘した。
判決によると、原被告は昨年二月二十六日午後七時半すぎ、那覇市牧志の住宅街の路上で、予備校経営の男性=当時(49)=を襲ってズボンポケットから現金十万六千円入りの財布を奪った。
男性は病院に運ばれたが、約一時間半後に死亡した。
原被告は消費者金融などから約四百万円の借金があった。
事件当時、スロットで使い果たして所持金がほとんどなく、那覇市内のスロット店の換金所でまとまった現金を手にした男性を見掛けて後をつけたという。
途中で拾ったコンクリート片で男性の後頭部を殴打したが、抵抗され、争いになった。
弁護人は、原被告がうつ状態を伴う不安神経症やギャンブル依存症で、正常な判断能力が低下していたと主張。
意図的に傘を突き刺したわけではなく、致命傷を負わせるつもりはなかった、などと述べていた。