【小松基地】よみがえる不祥事【第10話】

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657専守防衛さん
訴状

2007年(平成19年)5月8日

(略)

4時30分頃になり、A3曹は、「(5時にボイラーを動かさなければならないので)5時に起すように」と言って、
同室内から外に出る3つドア(食堂に出るドア2か所と建物の外に出るドア1つ)全てに鍵をかけ、照明を消し、
仮眠をとるためソファーベッドに横になるようなしぐさをした瞬間に、原告の腕を引っ張り、
ソファーベッドに引き込んで押し倒し、腕と肩を押さえつけた。

原告は、必死に抵抗し、起き上がろうとしたが、A3曹は原告を押さえつけながら上衣を強引に脱がして裸にし、無理やりキスをしたり、胸を触るなどの行為を執拗に行なった。
原告は抵抗したが、A3曹は力が強く、かなわなかった。そして、本件基地内にいる交際相手に知られたら困る、早く終われ、といった気持ちも入り乱れ、パニック状態になった。
途中から体の力が抜けたような状態になった。

(続く)
658専守防衛さん:2007/05/09(水) 21:11:12
(続き)

午前5時になり、A3曹の携帯電話のアラームが鳴った。このとき、A3曹は直ぐに気づかず原告の横で寝ていたようだった。
このとき原告は逃げようとしたが、A3曹が脱がせた上衣を体の下に敷いていて取り戻せなかったので、逃げることができなかった。

気づいたA3曹は、再び原告の上に乗り、下衣も全て脱がせた。その後にA本人も全部服を脱いだ。
そして、キスをしたり、胸を触ったり、さらには陰部やお尻にまで触りはじめた。

そして、原告に対して、「このことは彼氏に黙っているから」「転勤になるまで
(当時、A3曹に転勤話があった)おれの相手をしてほしい」「避妊具をもっていないけど、そのままでいいよな」
等と言った。原告は、「それだけはやめて」と言い、必死に抵抗し続けた。

A3曹の行為は、午前6時頃まで続き、本人は寝てしまった。原告も、A3曹との「格闘」の疲れと体中の痛み、
睡魔のために動けない状態になり、そのうち、うとうとした状態になった。

(続く)
659専守防衛さん:2007/05/09(水) 21:13:14
(続き)

午前6時30分の起床ラッパで、2人は起きた。A3曹は、呆然として動けないでいる原告の腕を引っ張るようにしてボイラー事務室から建物の外に出した。

その際に、「また次の泊まりのときに呼ぶから、また相手してくれ」「この次には〇〇(後輩の女性隊員の名前)にも相手してもらおうかな」と言った。
原告は、A3曹のおぞましい言動に、何ともいえない嫌悪、恐怖を感じた。

(略)

後述するように、原告はすぐに上司に事実を話し相談したが、重大犯罪の被害者としての救援、
支援の措置は何もされなかった。上司は、原告に病院への受診をすすめることもしなかった。

原告はその日の夕方から2日連続して夜勤だったことから、昼間に病院に行くことが困難であり、
医師の診断を得る機会を逃した。その結果、一部写真を撮っておくにとどまった。

(続く)
660専守防衛さん:2007/05/09(水) 21:14:47
(続き)

(略)

原告の上司(E3尉、F曹長ら)は、原告に対して、「お前は問題を起こしたから、外出させない」「公のところには出るな」
と言い、本件事件以後、外出許可が出されなくなった(部隊では、休日でも外出書を提出して許可をもらわないと外出できない)。

その結果、原告は、通信制大学に2006年10月に入学したが(申込みは本件事件直前の9月8日)、
地方で行なわれるスクーリングに行けなくなってしまった。

2006年忘年会、2007年新年会のほか、隊員の歓迎会や送別会、クルー会(セクションの集まり)
などの行事にも参加が認められなかった。

原告は、本件基地にきてから、部隊と地元町民が一緒に活動している「当別太鼓記念保存会」に参加していたが、
この活動への参加も許可されなくなった。

(続く)
661専守防衛さん:2007/05/09(水) 21:16:17
(続き)

(略)

ところが、E3尉、F曹長(52歳)ら上司は、原告に対して「Aは男だ。お前は女だ。自衛隊がどっちを残すかと言ったら男だ」
「A3曹には家庭がある」、「このまま2年間任用を継続しても、1回も外に退出させないぞ」等と言い、退職を強要した。

(略)

本件基地には准曹士先任(カウンセラー)がいるが、専門知識がなく、男性であるため、相談することができなかった。
警務隊の捜査が入ってから相談に行ったときでさえ「事情がよくわからないから、相談されても困る」という対応だった。

(略)

2月6日、病院から部隊に帰る車中で、F曹長が「お前もう終了だよ」と言った。
原告が「何が終了なんですか」と反問すると、「自衛隊にいる存在が終了だって言ってんだよ」と言った。