自衛隊のヤン・ウェンリー

このエントリーをはてなブックマークに追加
885専守防衛さん
【江田島で極秘訓練 船舶検査に備え海自の特殊部隊 ('06/11/10)】


北朝鮮の核実験で朝鮮半島をめぐる国際情勢が緊迫する中、海上自衛隊の唯一の特殊部隊「特別警備隊」(特警隊)が、国連安保理決議に含まれる船舶検査に備え、本部を置く江田島市で連日極秘訓練していることが、九日までの共同通信の取材で分かった。

船舶検査については、周辺事態法適用などをめぐって政府方針は決まっていないが、海自が着々と準備を進めている実態が明らかになった。海自幹部は「いつ船舶検査の命令が出されても対応できるよう、夜間は救急要員を待機させ、決死の訓練をしている」と話している。

特警隊は一九九九年の北朝鮮工作船侵入事件で、海自護衛艦が対応できなかった反省を踏まえ、二〇〇一年編成された。

米、英海軍特殊部隊の指導を受けたとされ、機関拳銃や防弾救命胴衣などを装備。(1)ヘリコプターから降下(2)高速ボートから移乗(3)潜水で接近―の三方法での乗船訓練を継続している。

海上幕僚監部は、危険な船舶検査が予想される場合、特警隊が乗船し安全を確保した上で、各護衛艦内で臨時編成する「立入検査隊」が乗船し検査することを想定している。

七日午後、江田島市の湾岸の基地。黒色の特殊部隊用高速ボートが係留されている桟橋に、防弾ヘルメット、防弾救命胴衣、迷彩服の特警隊員十数人が集合した。指揮官を囲んでミーティングをした後、二隻に分乗し船尾に日の丸を掲げ高速で湾外へ走り去った。

七日午前には、MH―53E掃海・輸送ヘリコプターが着陸。回転翼が激しく回る中、防弾ヘルメット、濃紺の戦闘服姿の特警隊員が戦闘用機材を携帯して素早く乗り込み、離陸していった。

同基地では連日、自動小銃の連射音が響き、黒いウエットスーツ姿の隊員たちが湾内で潜水を繰り返すなど緊迫した様子が伝わってきた。



ソース:中国新聞ニュース
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp200611100059.html