鹿児島大助教授がセクハラ 学生2人に、停職2カ月
鹿児島大は27日、2人の女子学生に抱きつくなどのセクハラ(性的嫌がらせ)を繰り返したとして、40代の男性助教授を停職2カ月の懲戒処分にしたと発表した。
同大によると助教授は3月初旬、自分が部長を務めるサークルの女子学生を飲酒に誘い「一緒に寝ようよ」と研究室に入るよう促したり、マッサージをさせるなどのセクハラを繰り返した。3年前にも、この学生の先輩の女子学生(当時)に抱きつくなどしたという。
女子学生が相談した先輩が、自分も以前に同様の被害を受けたことを打ち明け、3月下旬に2人で大学側に訴え出た。大学側はその後の調査で事実を確認、助教授は「セクハラという意識はなかったが、不快な思いをさせて申し訳ない」と話しているという。
2006年04月27日20時58分
セクハラ:男性助教授を出勤停止に 三重大学
三重大学(津市)は9日、教え子の女子学生7人にセクハラ行為をしたとして、教育学部の40代の男性助教授を
出勤停止6カ月の懲戒処分にした、と発表した。
同大によると、助教授は03年夏から04年秋にかけて、同学部のゼミや授業を受講していた女子学生の首や
太ももなどを触ったり、性的な言葉をかけたりした。助教授は行為を認めて「深く反省している。おわびしたい」
と話しているという。7人が04年末に同学部内のセクハラ相談員に苦情を申し立てて発覚。同大で内部調査を進めていた。
01年以降、同大では教授や助教授ら3人のセクハラ行為が相次いで発覚しており、今回を含めて4人目。
同大総務部によると、過去のケースを教訓にパンフレット配布や専門家の研修などを通じて再発防止に努めていたという。
豊田長康学長は「誠に遺憾。今後はセクハラ防止を徹底したい」とコメントした。【山口知】
毎日新聞 2006年5月10日 2時02分