岩見沢症候群
人体に感染するウイルスによって引き起こされる感染症。
岩見沢近隣の出身者が遠方で患う重度のホームシックとそれに伴う精神不安定などの総称。
外因性精神疾患。
岩見沢にはある種の風土病があり、その地から離れるとホルモンの分泌などを狂
わし 過度の被害妄想を膨らませる。この病気の最大の特徴は、発祥時の極端な被害妄想
とそれに起因する反社会行為および自傷行為。症状の第一段階は疑心暗鬼。
また岩見沢を離れると、距離・時間に比例して発症確立が高まる。
L5の末期にまで陥ると被害妄想や疑心暗鬼はさらに高くなり、目に見える人物全てを敵と認識してしまう。
最悪の場合、自らの喉を掻き毟り自害する。
ただし、沙都子の場合はL5の末期であっても外見は普通となんら変わらない。(※1)
が、内面は疑心暗鬼で満ち満ちている。言わば水面上では普通に泳ぐ白鳥の
ようだが水面下ではばたばたしているような状態(どんな喩えだ?!)。L5末
期患者としては珍しい症状。
女王感染者である古手梨花が死亡すると48時間以内に村人全員がL5末期にま
で発症し、暴走する、と高野一二三の研究にはあったが、それは間違いだった
ことが綿流し、目明し編で明かされている。