大学教授に2審も実刑 電車内で女子高生痴漢
電車内で女子高生に痴漢行為をしたとして強制わいせつ罪に問われ、無罪を主張していた防衛医科大学校
教授名倉正博被告(62)=休職中=の控訴審判決で、東京高裁は23日、懲役1年10月(求刑懲役2年
6月)とした1審東京地裁判決を支持、被告側の控訴を棄却した。
争点となった女子高生の証言の信用性について、阿部文洋裁判長は「具体的で疑問を差し挟む余地はない」
と述べた。
弁護人の秋山賢三弁護士は「目撃証言もなく、完全な冤罪事件。被害者の話をなぞっただけの判決には納得
できない。高齢で痴漢するはずもない人間への理解力が足りない」と批判、上告した。
判決によると、名倉被告は昨年4月18日朝、小田急線の電車内で17歳の女子高生の下着の中に手を入れる
などした。
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2007082301000505.html