帯広駐屯地その２

自動車の世界ラリー選手権（ＷＲＣ）第１３戦、ラリー・ジャパン（２９日、北海道帯広市でスタート）
に出場するシトロエンのセバスチャン・ローブ（フランス）が２４日、
東京都内で会見した。
選手権ポイントで独走のトップに立つローブは、ラリー・ジャパンで
３位以内に入れば２年連続の総合王座が確定する。
「日本のファンの前で、ぜひ連覇を決めたい」と力を込めた。
前戦のグレート・ブリテン（英国）も、優勝すれば王座決定という状況だった
が、ライバルチームの１台が競技中に事故を起こし、コ・ドライバーが死亡。
ローブは勝利を目前にして自発的に順位を落とし、
優勝決定を回避した。その行為について
「あの時、すべての人々が悲しみに満ちていた。迷いはあったが、
そんなラリーでチャンピオンを決めることは自分にとって筋が通らないと考えた」
と話し、苦衷の決断だったことを明かした。