お馬鹿なことを報告せよ

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52専守防衛さん
悲惨なCT
 作詞  田中2曹

私はかつてあの様な 悲惨な光景を見たことがない それは何年も前の CT検閲の話です 規律厳正をもってなる第32普通科連隊長山本1佐が朝礼台に登壇し 編成なった戦闘団を鋭い視線で眺めまわした
その腰周りには初度携行分の弾薬と私物図曩がずっしりと巻きつけられており 弾帯を垂れ下がらせているのだったのだ この垂れ下がった弾帯がいずれ あの不幸な事件を巻きおこすとは誰しも あの 世にも恐ろしい戦いになるとは 誰しも思わなかったのだ
全く弾帯は恐ろしいもので 垂れ下がった弾帯は下のベルトの緩みを分からなくしてしまうのだから アレヨ アレヨと思うまに山本1佐のズボンとパンツは 落ちた さすが天下の第1普通科連隊 広報が撮影中だったからすぐにビデオカメラを消せと命じたが
折も悪くもWACの1士を使っていた為に アップで撮影してしまったのだ 3科長が又、3科長で 何も言わなきゃいいものを 全員回れ右、正面を見るななどと言ったものだから 見なくていい人まで見てしまったのだ さすが天下の統裁部 すぐに注目をやめさせろと命じたが
折も悪くもそのへんの陸士長に命じた為に 陸士長はマイクで注目しろと言ってしまったのだ 全く編成完結なったコンバットチーム達は 意外な事実を知ってしまったのだ 偉い1佐には小さなチンポがつき物だと そういう事実を知ってしまったのだ さすが庶務の高橋2尉
あの ソウ  鉄帽でかくそうとしてやったが 彼も非常に興奮していたもので 山本戦闘団長の股間をイヤという程 鉄帽で殴りつけてしまったのだ さすがドライバーの佐藤3曹は 大変気が利いてるもので すぐに転用毛布を持って現れて来たが
彼もまだ、心の準備が出来ていなかったのだ 朝礼台へ朝礼台へと一直線に進み 営庭の小石につまづいてしまったのだ 全く慣性力とは恐ろしいもので 止る体も止らなくなってしまったのだ その時の彼の脳裏には 一つの言葉しか浮かばなかった その時の彼の頭の中には
一つの言葉しか浮かばなかった 何か体をささえる物はありませんか 何かつかむ物はありませんかと 何かつかむ物はありませんかと目をこらして見たら 目の前の朝礼台に つかむものがあった
私はかってあの様な 悲惨な戦闘団編成完結を見たことがない