米、よぎる『ベトナム』
ゲリラ活発化 泥沼のイラク
ブッシュ政権は、旧フセイン政権の大量破壊兵器の脅威を理由に、イラクに攻め込んだ。今に至るまで、大量
破壊兵器は見つかっていない。
フセイン政権崩壊の後に残ったのはゲリラという“見えない敵”だ。「危険な地域は中部だけ」(占領当局)
だったはずが、南部ナシリヤでイタリア部隊がテロの標的となり北部モスルで米軍ヘリが撃墜された。
三月二十日のイラク戦争開始以来、米兵の死者(事故など非戦闘中を含む)は四百人を超え、ベトナム戦争の
最初三年間の死者を上回っている。とりわけ、五月一日の「大規模戦闘の終結宣言」以降、死者数はうなぎ上
りだ。
http://www.tokyo-np.co.jp/00/kakushin/20031117/mng_____kakushin000.shtml