防衛庁が、制服制帽姿が定番の自衛官募集ポスターを一新し、モデルに「モーニング娘。」を起用する。
少子化の進行に加え、きつい仕事を敬遠する若者気質を意識。イラク復興支援特別措置法の成立などで、
海外派遣任務も増えそうな中、狙いは高校生らを対象にした話題作りだ。
新ポスターは「モーニング娘。」のメンバー15人が並んだ写真に「一生懸命って、いい感じ GO!GO!PEACE!」のコピー。
コピーがなければ、ただのアイドルポスターに見える。
アイドルを起用した前例はあるが、いずれも制服姿。今回はモデルのイメージを前面に出しインパクトを高めるため、
制服や軍隊を連想させる装備類を初めて一掃した。事務所側も撮影済み写真を使うとの条件で、無料出演を承諾した。
防衛庁の宇田川新一前人事教育局長(現契約本部長)は「高校生たちが『部屋に張りたい』と思ってくれれば大成功。
まずは話題になること」と話す。
新ポスターは8月10日ごろから、全国の自衛隊地方連絡部や自治体の窓口などにお目見えする。(共同通信)
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