元レンジャーの集い

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140専守防衛さん
員に一匹ずつ子犬が与えられるのです。
三ヶ月に渡って行われる野外訓練『ブッシュ(森の中)』。
その訓練の間、その子犬を決して死なせたり、殺してしまったり
してはいけない、と命されます。訓練は過酷なもので、『寝ない訓練』『
食べない訓練』『潜入』『襲撃』『爆破』。あらゆる種類の開錠技術と
格闘術の体得。二十四時間連続で山中を駆け回らされる生活。が、
そんな日々を子犬と共に過ごしているうちに、この『子犬』だけが
生き甲斐になっていく。わずかな食料を分かち合い、
『生きて一緒に訓練を終える事』が目標になっていく。そして子犬は
自分の分身の様な存在になっていく。その子犬の温もりをかけがえの
無い宝だと感じ、一緒に生き延びて訓練終了の日まで到達したもの
だけが合格になる。そして、子犬と一緒にその訓練を生き延びた
合格者だけが最後に集められる。
誰もが自分の分身のように子犬をかわいがり始めた頃、
最後のテストが行なわれた。自分の子犬を殺して食う。