自衛隊怪談話 

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389顧問団次席補佐官
 もう一丁古い話をひとつ。
まだ、自衛隊が警察予備隊とか、保安隊とか呼ばれ、護衛艦ではなく、警備艦と呼ばれ
ていた頃の話。その艦の名前は、「わかば」。元々、旧海軍の艦で、太平洋戦争末期に
広島・呉で空襲のために沈没したものを戦後引き揚げ、再利用したもの。艦尾に1発喰らった
だけだったが、乗組員が上陸していて、浸水を阻止できず、沈没したそうだ。そのとき
不幸にも保安要員として残っていた数人がその爆撃で死んで、その者達の霊が出るとうわさ
されるようになった。
 とくに、その犠牲者が出た艦尾の艦内通路と、艦尾の物置付近は「でる」と評判だったそうだ。
普通、霊感の強い人の前に出るのが限られるようだが、「わかば」の場合、霊魂不信論者の前にも
度々現れ、艦内巡視のときなどでも騒ぎになったことがあったそうだ。
 もうとっくの昔にスクラップになってるけどね・・・。
 380で書いた、「てるづき」のベットでの怪現象って、急病にかかったり、変死する例も
あったそうです。蛇足ながら。