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名無しなのに合格:
古文・・・・・
センター試験古文と、私立大学古文とでは、顕著な違いが認められる。
一般的に、センター試験古文は、大量の古文を読ませ、古典文法問題も基礎的なことを、複雑に組み合わせた選択肢とし全ての正解を求めるなどの悪質な出題形態を取っている。
内容理解についても、本来の“古文力”を試しているとは言いがたい。
どちらかというと、“大量古文情報読み取り能力”の試験と呼ぶのが適切である。
そのように、古文的能力というよりは、圧倒的な古文文章量で、受験生の失点を誘う出題意図である。
このため、古文を得意科目としている受験生でも、古文に結構習熟した受験生も、中々思うように点数が出ないことが多い。
もちろん、高い点数を取ることが可能な科目ではある。
出典については、一般的な古文学習で読むようなものを、極力避けて選定していると見られ、
それが、センター試験古文を、本来の古文力を問う試験ではなくしている原因と見られる。
出題者は、このセンター試験古文で誰かが読んだことのある出典を出題することで、出典を読んだ経験の有無によって有利不利が生じることはあってはならないと考えていると思われる。
ということで、文章量としては、センター試験古文は一般的なワーチム古文よりも、比べ物にならないほど問題文が長い。(慶應は古典を出題しない)
文章量が多いので、学習では現代文や英語長文と同様に、エネルギーおよび時間の消費量が大きい。
残された時間が少ない場合、センター試験古文に時間を突っ込むのは望ましくない。
一応、学力の高い者が、それなりに高得点をマークできる試験ではある。