センター試験英語大問2・・・・英語文法/語彙 演習編。
各種教材で身につけた知識がどの程度通用するのかを試すのに用いる。
四択パート、整除英作文パート、会話文パートの三つ存在する。
そのいずれもが、ワーチム上位・中位・下位などの私立大の一般入試問題と同様な形式・難易度であるので、
配点はそれほど高くはないが、それなりに重要なことである。
少なくとも最低限度はやっておく必要がある。
四択では単語意味や熟語などの語彙問題、および各種文法の変化活用が出題される。
これはできる者ならばかなり高い正答率になるが、できないものはあまりできるようにはならない。
基本的には五割から六割程度正解を取れればよしとしよう。それ以上をムリにやることはない。
整除英作文パートでは、やや発展的な語彙知識や、文法知識が問われる。
これは四択以上にできる者とできない者の差があるが、最低限できる実力があればよい。
たまに予備校講師がコダワるカルトクイズのようなものもある。これはできるようになる必要はない。
整除の解答作成の基本として、問題冊子に実際に自分で単語の番号を並べて文を作ってみること。
会話分パート
このパートでは、会話独自の応答知識などが問われる。
四択と整除と同様に、依然としてワーチムで高い出題率を誇る。
また、このパートは努力すれば、上記二者よりも高い正答率が見込める。
このパートは、なるべく取りこぼさないよう仕留める実力をつけておきたい。
DUOをやっておけば、会話は結構イケるようになれる。
>>847に追記、DUOは会話文対策も含む。
センター試験大問2は、維持トレではなく、
必要だと思った日に、追試と本試の両方を、集中的にやり込むこと。
この勉強は長文よりも消費エネルギーおよび時間がずっと少ないので、一気にドカっとやってもそれほどの疲れはない。
追試と本試とでは難易度に差があると指摘する予備校関係者がいるが、
私の感想としては、漢文・世界史B・英語大問2においては、難易度差はないように思える。
だから両方やってよい。
またセンター試験全般において、全く同じ問題は二度と出題されないが、同じ出題要素を用いて作られた問題が何度か繰り返し出題される。
というのも、高等学校学習指導要領は有限であるため、同じ出題要素を繰り返し問うしかないのである。でなければ、問題作成はできなくなってしまう。
注)センター試験開始時より、数学など指導要領の改訂により出題範囲が変更された科目があるが、英語・現代文・古文・漢文・世界史においては、出題範囲は変更されていない。
英語はいくらか形式を変えているが、過去に出題されたが今は出題されていない形式の問題に当たってみるのも、柔軟な英語力を育てる上で悪くない。
というのも、センター試験英語は基本的には、知識よりも速読力や思考力を中心に問う内容だからだ。
センター試験英語過去問2集中は、必要だと感じた時は、any time、手を出してよい。毎日などはやらない方がよい。
ただし配点はそれほどでないので、これをヤリすぎて、長文や他科目がおろそかになるのはまずい。
しかし、ここの基礎的文法事項は、あまり弱いと、長文の読解でもミスを犯す危険が高まるため、最低限は修めておきたい。
またこれは基礎的なことであるが、センター試験英語大問2は(勿論他の大問もだが)間違えた際には、解説で何故にそうなるのかを、ある程度暗記しながら、理解するように努めること。
解説は非常に丁寧で信頼性がある。これをやっていないと、同じ間違いを再度犯すリスクが高まる。