ゼロの院生<どん底からの国立医学部再受験>Part 5

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52名無しなのに合格
●スクリーニング…疾病リスク状態のふるいわけであり確定診断ではない。
 
 スクリーニング検査の要件(5つ)
@発症前の検出が可能
A検出することによる対象者へのメリット
B判別能が高い(敏感度、特異度、陽性反応的中度、陰性反応的中度)
C費用対効果が良いこと
Dその他(簡便、検査の信頼性)

※ROC曲線…縦軸に敏感度、横軸に1-特異度をとる。左上を通るほど優れる検査法。

●集団寄与危険…(寄与危険)*(暴露率)=(IR1-IR0)*p

●集団寄与危険割合…集団全員の罹患者のうち暴露によって増加したと考えられる者の割合。
  (集団寄与危険)/{IR1*p+IR0*(1-p)}

●累積罹患率…(罹患数)/(最初の罹患可能人口)

●制吐薬…ドンペリドン(ドパミンD2受容体拮抗薬)
 胃の運動を促進し胃内容物の滞留を改善

●下痢止め…ロペラミド(商品名:ロペミン)は蠕動運動を抑制し下痢を抑える。
53名無しなのに合格:2008/08/26(火) 19:30:57 ID:WjsMA8vv0
●NNT(number needed to treat:治療必要数)とは、ある医学的な介入を患者に行った場合、
一人に効果が現れるまでに何人に介入する必要があるのかを表す数字。
54名無しなのに合格:2008/08/28(木) 03:31:23 ID:WQrF1IZ/0
●BMI=(体重kg)/(身長m)^2  (※<18.5…やせ、>25…肥満)

●スクリーニング…疾病リスク状態のふるいわけであり確定診断ではない。
 
 スクリーニング検査の要件(5つ)
@発症前の検出が可能
A検出することによる対象者へのメリット
B判別能が高い(敏感度、特異度、陽性反応的中度、陰性反応的中度)
C費用対効果が良いこと
Dその他(簡便、検査の信頼性)

※ROC曲線…縦軸に敏感度、横軸に1-特異度をとる。左上を通るほど優れる検査法。

●集団寄与危険…(寄与危険)*(暴露率)=(IR1-IR0)*p

●集団寄与危険割合…集団全員の罹患者のうち暴露によって増加したと考えられる者の割合。
  (集団寄与危険)/{IR1*p+IR0*(1-p)}

●NNT(number needed to treat:治療必要数)とは、ある医学的な介入を患者に行った場合、
一人に効果が現れるまでに何人に介入する必要があるのかを表す数字。
NNT=1/(絶対危険減少率)

●累積罹患率…(罹患数)/(最初の罹患可能人口)

●因果の逆転…はじめに想定した因果の向きとは逆転した向きを観察してしまう現象

●交絡因子…調査対象とする暴露因子以外の原因が、調査対象とする暴露因子と関連しているとき、
     これを交絡因子と呼ぶ

●制吐薬…ドンペリドン(ドパミンD2受容体拮抗薬)
 胃の運動を促進し胃内容物の滞留を改善

●下痢止め…ロペラミド(商品名:ロペミン)は蠕動運動を抑制し下痢を抑える。

●横断研究での年齢調整…直接法と間接法(SMR)がある
  直接法…年齢構成をあわせて年齢という因子を考慮しなくてよい状態にする
  間接法…基準集団の年齢階級別有病率を求める
      →観察集団の年齢階級別人口に基準集団の年齢階級別有病率をかけ期待度数を求める
      →期待度数の総和を求める→観察集団の病人数を期待度数総和で割る

●セロトニン受容体
@5-HT1…Gi/0…偏頭痛治療(アゴニスト:ダンドスピロン)
A5-HT2…Gq…うつ病、統合失調症(アンタゴニスト:リスペリドン)
B5-HT3…イオンチャネル型(Na+)…制吐薬(アンタゴニスト:オンダンセトロン)
55名無しなのに合格:2008/08/29(金) 20:57:44 ID:n1bYExT/0
●BMI=(体重kg)/(身長m)^2  (※<18.5…やせ、>25…肥満)

●スクリーニング…疾病リスク状態のふるいわけであり確定診断ではない。
  ○スクリーニング検査の要件(5つ)
  @発症前の検出が可能
  A検出することによる対象者へのメリット
  B判別能が高い(敏感度、特異度、陽性反応的中度、陰性反応的中度)
  C費用対効果が良いこと
  Dその他(簡便、検査の信頼性)
  ※ROC曲線…縦軸に敏感度、横軸に1-特異度をとる。左上を通るほど優れる検査法。

●誤差には偶然誤差と系統誤差(バイアス)がある。
 @偶然誤差…真の値との差の方向性のない誤差であり偶然、確率的に起こる誤差。
       偶然誤差の平均は0に集約するため、測定回数を増やせばこれの影響を少なくできる。
 A系統誤差(バイアス)…真の値との差に方向性のある誤差を言う。選択バイアスと情報バイアスとに分けられる。
    ○選択バイアス…観察対象の集団が本来目的とする集団の正しい代表ではなく、特定の傾向、特性、方向性を
            持った集団であるときに起こるバイアス。これを減らすには調査漏れをなくすこと、
            選択された被調査員が標的集団の正しい代表であるか検討することが必要。
    ○情報バイアス…実際に観察を行う集団について情報を得るときに、その情報が正しくないために起こるバイアス。
            これを減らすには頻度の測定の際、適切な検査方法を行うことで属性の判定の誤りを防ぐことが必要。

●集団寄与危険…(寄与危険)*(暴露率)=(IR1-IR0)*p

●集団寄与危険割合…集団全員の罹患者のうち暴露によって増加したと考えられる者の割合。
  (集団寄与危険)/{IR1*p+IR0*(1-p)}

●NNT(number needed to treat:治療必要数)とは、ある医学的な介入を患者に行った場合、
一人に効果が現れるまでに何人に介入する必要があるのかを表す数字。
NNT=1/(絶対危険減少率)

●累積罹患率…(罹患数)/(最初の罹患可能人口)

●因果の逆転…はじめに想定した因果の向きとは逆転した向きを観察してしまう現象

●交絡因子…調査対象とする暴露因子以外の原因が、調査対象とする暴露因子と関連しているとき、これを交絡因子と呼ぶ
 ○交絡因子の影響を除去するには
 @調査企画時に調査対象者を限定する。交絡因子として影響がありそうと
  予測されるものをはじめから除く。
 A解析の時点で層化する。
 ※層化…対象者が交絡因子によりサブグループに分割できる場合、
     対象者をひとまとめにして分析せずに、そのサブグループごとに分けて分析する。

●横断研究での年齢調整…直接法と間接法(SMR)がある
  直接法…年齢構成をあわせて年齢という因子を考慮しなくてよい状態にする
  間接法…基準集団の年齢階級別有病率を求める
      →観察集団の年齢階級別人口に基準集団の年齢階級別有病率をかけ期待度数を求める
      →期待度数の総和を求める→観察集団の病人数を期待度数総和で割る

●セロトニン受容体
@5-HT1…Gi/0…偏頭痛治療(アゴニスト:ダンドスピロン)
A5-HT2…Gq…うつ病、統合失調症(アンタゴニスト:リスペリドン)
B5-HT3…イオンチャネル型(Na+)…制吐薬(アンタゴニスト:オンダンセトロン)

●制吐薬…ドンペリドン(ドパミンD2受容体拮抗薬)
 胃の運動を促進し胃内容物の滞留を改善

●下痢止め…ロペラミド(商品名:ロペミン)は蠕動運動を抑制し下痢を抑える。
56ここ使わせてもらってすみません:2008/08/29(金) 23:46:07 ID:iODUxaXv0
●関連の強固性…罹患比率や死亡比率などの大きさで表される。
    ※量反応関係は暴露を3つ以上のカテゴリで示したときに示しやすい。

●関連の一致性…関連が反復して観察されること。

●関連の整合性…既知の医学的知見と矛盾しないこと。生物学的常識にかなっていること。
57名無しなのに合格:2008/08/31(日) 08:59:53 ID:mXIE53tl0
●BMI=(体重kg)/(身長m)^2  (※<18.5…やせ、>25…肥満)
●スクリーニング…疾病リスク状態のふるいわけであり確定診断ではない。
  ○スクリーニング検査の要件(5つ)
  @発症前の検出が可能
  A検出することによる対象者へのメリット
  B判別能が高い(敏感度、特異度、陽性反応的中度、陰性反応的中度)
  C費用対効果が良いこと
  Dその他(簡便、検査の信頼性)
  ※ROC曲線…縦軸に敏感度、横軸に1-特異度をとる。左上を通るほど優れる検査法。
  ○事前確率…スクリーニング検査を行う前に予測される病気の確率。有病率に等しい
  ○事後確率…スクリーニング検査の結果、その人の病気の確立が修正される。
        スクリーニング(+)だった場合陽性反応的中度に等しい。
●誤差には偶然誤差と系統誤差(バイアス)がある。
 @偶然誤差…真の値との差の方向性のない誤差であり偶然、確率的に起こる誤差。
       偶然誤差の平均は0に集約するため、測定回数を増やせばこれの影響を少なくできる。
 A系統誤差(バイアス)…真の値との差に方向性のある誤差を言う。選択バイアスと情報バイアスとに分けられる。
    ○選択バイアス…観察対象の集団が本来目的とする集団の正しい代表ではなく、特定の傾向、特性、方向性を
            持った集団であるときに起こるバイアス。これを減らすには調査漏れをなくすこと、
            選択された被調査員が標的集団の正しい代表であるか検討することが必要。
    ○情報バイアス…実際に観察を行う集団について情報を得るときに、その情報が正しくないために起こるバイアス。
            これを減らすには頻度の測定の際、適切な検査方法を行うことで属性の判定の誤りを防ぐことが必要。
●関連の強固性…罹患比率や死亡比率などの大きさで表される。
    ※量反応関係は暴露を3つ以上のカテゴリで示したときに示しやすい。
●関連の一致性…関連が反復して観察されること。
●関連の整合性…既知の医学的知見と矛盾しないこと。生物学的常識にかなっていること。

●集団寄与危険…(寄与危険)*(暴露率)=(IR1-IR0)*p
●集団寄与危険割合…集団全員の罹患者のうち暴露によって増加したと考えられる者の割合。
  (集団寄与危険)/{IR1*p+IR0*(1-p)}

●NNT(number needed to treat:治療必要数)とは、ある医学的な介入を患者に行った場合、
一人に効果が現れるまでに何人に介入する必要があるのかを表す数字。
NNT=1/(絶対危険減少率)

●累積罹患率…(罹患数)/(最初の罹患可能人口)
●因果の逆転…はじめに想定した因果の向きとは逆転した向きを観察してしまう現象
●交絡因子…調査対象とする暴露因子以外の原因が、調査対象とする暴露因子と関連しているとき、これを交絡因子と呼ぶ
 ○交絡因子の影響を除去するには
 @調査企画時に調査対象者を限定する。交絡因子として影響がありそうと
  予測されるものをはじめから除く。
 A解析の時点で層化する。
 ※層化…対象者が交絡因子によりサブグループに分割できる場合、
     対象者をひとまとめにして分析せずに、そのサブグループごとに分けて分析する。
●横断研究での年齢調整…直接法と間接法(SMR)がある
  直接法…年齢構成をあわせて年齢という因子を考慮しなくてよい状態にする
  間接法…基準集団の年齢階級別有病率を求める
      →観察集団の年齢階級別人口に基準集団の年齢階級別有病率をかけ期待度数を求める
      →期待度数の総和を求める→観察集団の病人数を期待度数総和で割る

●セロトニン受容体
@5-HT1…Gi/0…偏頭痛治療(アゴニスト:ダンドスピロン)
A5-HT2…Gq…うつ病、統合失調症(アンタゴニスト:リスペリドン)
B5-HT3…イオンチャネル型(Na+)…制吐薬(アンタゴニスト:オンダンセトロン)

●制吐薬…ドンペリドン(ドパミンD2受容体拮抗薬)
 胃の運動を促進し胃内容物の滞留を改善

●下痢止め…ロペラミド(商品名:ロペミン)は蠕動運動を抑制し下痢を抑える。
58名無しなのに合格:2008/08/31(日) 23:47:52 ID:DoBKkEP50
●BMI=(体重kg)/(身長m)^2  (※<18.5…やせ、>25…肥満)
●スクリーニング…疾病リスク状態のふるいわけであり確定診断ではない。
  ○スクリーニング検査の要件(5つ)
  @発症前の検出が可能
  A検出することによる対象者へのメリット
  B判別能が高い(敏感度、特異度、陽性反応的中度、陰性反応的中度)
  C費用対効果が良いこと
  Dその他(簡便、検査の信頼性)
  ※ROC曲線…縦軸に敏感度、横軸に1-特異度をとる。左上を通るほど優れる検査法。
  ○事前確率…スクリーニング検査を行う前に予測される病気の確率。有病率に等しい
  ○事後確率…スクリーニング検査の結果、その人の病気の確立が修正される。
        スクリーニング(+)だった場合陽性反応的中度に等しい。
●誤差には偶然誤差と系統誤差(バイアス)がある。
 @偶然誤差(ノイズ)…真の値との差の方向性のない誤差であり偶然、確率的に起こる誤差。偶然誤差の平均は0に集約するため、
            測定回数を増やせばこれの影響を少なくできる。偶然誤差が小さければ信頼性が高い。
 A系統誤差(バイアス)…真の値との差に方向性のある誤差を言う。選択バイアスと情報バイアスとに分けられる。
             系統誤差が小さければ妥当性が高い。
    ○選択バイアス…観察対象の集団が本来目的とする集団の正しい代表ではなく、特定の傾向、特性、方向性を
            持った集団であるときに起こるバイアス。これを減らすには調査漏れをなくすこと、
            選択された被調査員が標的集団の正しい代表であるか検討することが必要。
    ○情報バイアス…実際に観察を行う集団について情報を得るときに、その情報が正しくないために起こるバイアス。
            これを減らすには頻度の測定の際、適切な検査方法を行うことで属性の判定の誤りを防ぐことが必要。
●関連の強固性…罹患比率や死亡比率などの大きさで表される。
    ※量反応関係は暴露を3つ以上のカテゴリで示したときに示しやすい。
●関連の一致性…関連が反復して観察されること。
●関連の整合性…既知の医学的知見と矛盾しないこと。生物学的常識にかなっていること。

●集団寄与危険…(寄与危険)*(暴露率)=(IR1-IR0)*p
●集団寄与危険割合…集団全員の罹患者のうち暴露によって増加したと考えられる者の割合。
  (集団寄与危険)/{IR1*p+IR0*(1-p)}

●NNT(number needed to treat:治療必要数)とは、ある医学的な介入を患者に行った場合、
一人に効果が現れるまでに何人に介入する必要があるのかを表す数字。
NNT=1/(絶対危険減少率)

●累積罹患率…(罹患数)/(最初の罹患可能人口)
●因果の逆転…はじめに想定した因果の向きとは逆転した向きを観察してしまう現象
●交絡因子…調査対象とする暴露因子以外の原因が、調査対象とする暴露因子と関連しているとき、これを交絡因子と呼ぶ
 ○交絡因子の影響を除去するには
 @調査企画時に調査対象者を限定する。交絡因子として影響がありそうと
  予測されるものをはじめから除く。
 A解析の時点で層化する。
 ※層化…対象者が交絡因子によりサブグループに分割できる場合、
     対象者をひとまとめにして分析せずに、そのサブグループごとに分けて分析する。
●横断研究での年齢調整…直接法と間接法(SMR)がある
  直接法…年齢構成をあわせて年齢という因子を考慮しなくてよい状態にする
  間接法…基準集団の年齢階級別有病率を求める
      →観察集団の年齢階級別人口に基準集団の年齢階級別有病率をかけ期待度数を求める
      →期待度数の総和を求める→観察集団の病人数を期待度数総和で割る

●セロトニン受容体
@5-HT1…Gi/0…偏頭痛治療(アゴニスト:ダンドスピロン)
A5-HT2…Gq…うつ病、統合失調症(アンタゴニスト:リスペリドン)
B5-HT3…イオンチャネル型(Na+)…制吐薬(アンタゴニスト:オンダンセトロン)

●制吐薬…ドンペリドン(ドパミンD2受容体拮抗薬)
 胃の運動を促進し胃内容物の滞留を改善

●下痢止め…ロペラミド(商品名:ロペミン)は蠕動運動を抑制し下痢を抑える。
59名無しなのに合格:2008/09/02(火) 22:10:07 ID:mXzfdYAb0
●心臓に作用する薬(補足)
 ○カテコールアミン…β1に作用→cAMP↑→Caチャネル開→Ca流入→細胞内Ca濃度↑
  @イソプロテレノール…β1、β2受容体に作用する。心臓興奮作用。
  Aアドレナリン…α1、α2、β1、β2受容体に作用する。収縮力、心拍数ともに上昇。
  Bノルアドレナリン…α1、α2、β1受容体に作用する。少量でα作用が強い。
  Cドーパミン…β1受容体に作用する。収縮力が増強。
    ※α1:血管収縮⇔β2血管拡張

●リドカイン…局所麻酔薬であり、Na+チャネルブロッカー。

●フェニレフリン…α1受容体作動薬。

●フェントラミン…α受容体競合遮断薬。

●気管支平滑筋の弛緩するメカニズム
 @アドレナリン:β2受容体に作用→Ac活性化→cAMP↑→Caポンプ活性化→細胞内Ca濃度低下→気管支平滑筋弛緩
 Aティオフィリン:ホスホジエステラーゼを阻害→cAMP↑→細胞内Ca濃度低下→気管支平滑筋弛緩
    ※ホスホジエステラーゼ…cAMPを加水分解する。
    ※アミノフィリン…テオフィリンに1/2のエチレンジアミンを加えたもの。気管支平滑筋弛緩作用を持つ。
    ※エチレンジアミン四酢酸(EDTA)…キレート剤
60名無しなのに合格:2008/09/06(土) 01:03:02 ID:kplJegkw0
●BMI=(体重kg)/(身長m)^2  (※<18.5…やせ、>25…肥満)
●スクリーニング…疾病リスク状態のふるいわけであり確定診断ではない。
  ○スクリーニング検査の要件(5つ)
  @発症前の検出が可能
  A検出することによる対象者へのメリット
  B判別能が高い(敏感度、特異度、陽性反応的中度、陰性反応的中度)
  C費用対効果が良いこと
  Dその他(簡便、検査の信頼性)
  ※ROC曲線…縦軸に敏感度、横軸に1-特異度をとる。左上を通るほど優れる検査法。
  ○事前確率…スクリーニング検査を行う前に予測される病気の確率。有病率に等しい
  ○事後確率…スクリーニング検査の結果、その人の病気の確立が修正される。
        スクリーニング(+)だった場合陽性反応的中度に等しい。
●誤差には偶然誤差と系統誤差(バイアス)がある。
 @偶然誤差(ノイズ)…真の値との差の方向性のない誤差であり偶然、確率的に起こる誤差。偶然誤差の平均は0に集約するため、
            測定回数を増やせばこれの影響を少なくできる。偶然誤差が小さければ信頼性が高い。
 A系統誤差(バイアス)…真の値との差に方向性のある誤差を言う。選択バイアスと情報バイアスとに分けられる。
             系統誤差が小さければ妥当性が高い。
    ○選択バイアス…観察対象の集団が本来目的とする集団の正しい代表ではなく、特定の傾向、特性、方向性を
            持った集団であるときに起こるバイアス。これを減らすには調査漏れをなくすこと、
            選択された被調査員が標的集団の正しい代表であるか検討することが必要。
    ○情報バイアス…実際に観察を行う集団について情報を得るときに、その情報が正しくないために起こるバイアス。
            これを減らすには頻度の測定の際、適切な検査方法を行うことで属性の判定の誤りを防ぐことが必要。
●関連の強固性…罹患比率や死亡比率などの大きさで表される。
    ※量反応関係は暴露を3つ以上のカテゴリで示したときに示しやすい。
●関連の一致性…関連が反復して観察されること。
●関連の整合性…既知の医学的知見と矛盾しないこと。生物学的常識にかなっていること。
●集団寄与危険…(寄与危険)*(暴露率)=(IR1-IR0)*p
●集団寄与危険割合…集団全員の罹患者のうち暴露によって増加したと考えられる者の割合。
  (集団寄与危険)/{IR1*p+IR0*(1-p)}
●NNT(number needed to treat:治療必要数)とは、ある医学的な介入を患者に行った場合、
一人に効果が現れるまでに何人に介入する必要があるのかを表す数字。
NNT=1/(絶対危険減少率)
●累積罹患率…(罹患数)/(最初の罹患可能人口)
●因果の逆転…はじめに想定した因果の向きとは逆転した向きを観察してしまう現象
●交絡因子…調査対象とする暴露因子以外の原因が、調査対象とする暴露因子と関連しているとき、これを交絡因子と呼ぶ
 ○交絡因子の影響を除去するには
 @調査企画時に調査対象者を限定する。交絡因子として影響がありそうと
  予測されるものをはじめから除く。
 A解析の時点で層化する。
 ※層化…対象者が交絡因子によりサブグループに分割できる場合、
     対象者をひとまとめにして分析せずに、そのサブグループごとに分けて分析する。
●横断研究での年齢調整…直接法と間接法(SMR)がある
  直接法…年齢構成をあわせて年齢という因子を考慮しなくてよい状態にする
  間接法…基準集団の年齢階級別有病率を求める
      →観察集団の年齢階級別人口に基準集団の年齢階級別有病率をかけ期待度数を求める
      →期待度数の総和を求める→観察集団の病人数を期待度数総和で割る
61名無しなのに合格:2008/09/06(土) 01:05:04 ID:kplJegkw0
●セロトニン受容体
@5-HT1…Gi/0…偏頭痛治療(アゴニスト:タンドスピロン)抗不安薬の一種。
A5-HT2…Gq…うつ病、統合失調症(アンタゴニスト:リスペリドン)
B5-HT3…イオンチャネル型(Na+)…制吐薬(アンタゴニスト:オンダンセトロン)
    嘔吐を引き起こす5-HT3(セロトニン)という物質を遮断。5-HT3受容体拮抗薬。
    抗がん薬による悪心・嘔吐をおさえる。

●制吐薬…ドンペリドン(ドパミンD2受容体拮抗薬)
 胃の運動を促進し胃内容物の滞留を改善
●下痢止め…ロペラミド(商品名:ロペミン)は蠕動運動を抑制し下痢を抑える。
●心臓に作用する薬(補足)
 ○カテコールアミン…β1に作用→cAMP↑→Caチャネル開→Ca流入→細胞内Ca濃度↑
  @イソプロテレノール…β1、β2受容体に作用する。心臓興奮作用。
  Aアドレナリン…α1、α2、β1、β2受容体に作用する。収縮力、心拍数ともに上昇。
  Bノルアドレナリン…α1、α2、β1受容体に作用する。少量でα作用が強い。
  Cドーパミン…β1受容体に作用する。収縮力が増強。
    ※α1:血管収縮⇔β2血管拡張
●リドカイン…局所麻酔薬であり、Na+チャネルブロッカー。
●フェニレフリン…α1受容体作動薬。
●フェントラミン…α受容体競合遮断薬。
●気管支平滑筋の弛緩するメカニズム
 @アドレナリン:β2受容体に作用→Ac活性化→cAMP↑→Caポンプ活性化→細胞内Ca濃度低下→気管支平滑筋弛緩
 Aティオフィリン:ホスホジエステラーゼを阻害→cAMP↑→細胞内Ca濃度低下→気管支平滑筋弛緩
    ※ホスホジエステラーゼ…cAMPを加水分解する。
    ※アミノフィリン…テオフィリンに1/2のエチレンジアミンを加えたもの。気管支平滑筋弛緩作用を持つ。
    ※エチレンジアミン四酢酸(EDTA)…キレート剤
62名無しなのに合格:2008/09/06(土) 18:05:40 ID:ZFqkL3e00
●抗不整脈薬のヴォーン-ウイリアムズ分類…抗不整脈薬を心筋細胞に対する電気生理学作用により
                    大きく4つの群に分けている。
○ClassI…Naチャンネル遮断薬
○ClassU…β遮断薬
○ClassV…Kチャンネル遮断薬
○ClassW…Ca拮抗薬