ゼロの院生<どん底からの国立医学部再受験>Part 5

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399放2
●インターベンショナル・ラジオロジー(IVR)…誘導画像、標的部位へのアクセス、標的部位での作業という3つの要素からなる
    ○血管性IVR
       @詰める(塞栓術)…子宮筋腫による出血をとる治療、消化管出血を防ぐ治療、肝がんの兵糧攻めなど
           ※肝がんの兵糧攻めは血清ビリルビン値3g/dL以上、門脈腫瘍栓の場合で禁忌となる
       A広げる(血管形成術)…閉塞性動脈硬化症、腎動脈狭窄による腎血管性高血圧症などの治療
           ※バルーンカテーテルを使用する。線維筋性異形成によく効く。
       B留置する(留置術)…ステントの留置。下大静脈フィルターで深部静脈血栓症における肺血栓塞栓症の予防。
                  中心静脈ポートの埋め込み
       C取り去る(異物除去術)
       D注入する(動注、血栓溶解療法)…急性脈管閉塞の治療、肝硬変の門脈圧亢進症による胃静脈瘤の治療(硬化剤の注入)
    ○非血管性IVR
       @抜く(ドレナージ)
       A広げる(形成術)…胃瘻増設術(CTガイド)
       B留置する(留置術)…閉塞性黄疸の治療として胆管ステントを使用。
       C採取する(生検)
       D注入する(腔内、骨内注入)…骨悪性腫瘍、圧迫骨折などで痛みの軽減のため骨セメントを注入(椎体形成術)
       ※その他ラジオ波で焼いたりするときにIVRが使用される
400名無しなのに合格:2009/01/13(火) 10:11:23 ID:QFMrb33e0
なるほど。インター便所ンということばはそういう意味があったのですね。
このなかで特異的なのは標的部位での作業ということでしょう。
内視鏡を使ったインターベンション
http://www.msakura-hsp.com/kensa/kensa_3.html
がもっとも用いられていますが、ようやく意味がわかりました。
先生、ますますのこのスレでのご活躍を期待しております。
401名無しなのに合格:2009/01/13(火) 10:19:03 ID:La3eaasG0
>>398
パーキンソン病では黒質の異常によりドーパミンが減衰し、
ドーパミンと拮抗するアセチルコリンが相対的に多くなる病態を示します。
なので治療薬としてドーパミンの前駆物質であるL-ドーパを使ったり、アマンタジンで神経末端からの
アセチルコリン遊離を促したり、抗コリン薬を用いたりというのがパーキンソン病の治療となります。
一方アルツハイマー病の病態はパーキンソン病とは逆に脳内のアセチルコリンが少なくなるので、
治療薬としてコリンエステラーゼ阻害薬を用いてアセチルコリンの量を増やす治療を行います。
よって、両者の治療は正反対のものとなります。そのほか統合失調症ではドーパミン過多となっているため
パーキンソン病の治療と統合失調症の治療も正反対(片方の治療が過剰になるともう片方の症状がでる)ということになります。
402名無しなのに合格:2009/01/13(火) 10:37:59 ID:La3eaasG0
すみません、>>401で間違いを発見しました。

>アマンタジンで神経末端からのアセチルコリン遊離を促したり、

→アマンタジンで神経末端からのドーパミン遊離を促したり、

でした。「先生」なんてとんでもありません。
今後とも情報交換や間違いがあったら指摘などよろしくお願いします。