ゼロの院生<どん底からの国立医学部再受験>Part 5

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15名無しなのに合格
朝日新聞は「裏口入学」と明確に記載
http://www.asahi.com/national/update/0702/OSK200807020078.html?ref=rss

裏口入学あっせんに4500万円 医科大副学長と面会
2008年7月2日22時40分

 大阪市北区の医学系専門予備校「メディカルゲイト」の幹部(55)が、06年秋の私立川崎医科大(岡山県倉敷市)の
推薦入試の前に、受験予定の男子浪人生の母親を川崎誠治副学長に引き合わせ、母親から4500万円を受け取っていた。
幹部本人らが取材に認めた。面会には元衆院議員(旧鹿児島1区)の長野祐也(すけなり)氏(69)も立ち会ったという。
大学は「入試は厳正に行った」としており、浪人生は不合格だった。

 川崎副学長らによると、母親との面会は関連大学で客員教授を務めていた長野氏から頼まれ、06年11月の推薦入試の
出願前の同9月に大学で会った。母親に「息子をぜひ医者にしたいのでよろしく」と言われ、「入試は試験オンリーで決まります」
と答えた。副学長は入試担当ではなく、合否判定に関与していないという。浪人生は面接前の筆記試験で不合格になった。

 川崎副学長は「誤解を招く行為だったと反省している。ブローカーが介在して金が動いているとは知らなかった」と話している。

 一方、予備校幹部によると、母親から「医学部ならどこでもいい。合格できる方法はないか」と相談を受け、長野氏らを
紹介する手はずを整え、2回にわたり計4500万円を受け取った。1千万円を手数料として受け取り、500万円を
「川崎医科大につながる人物」の口座へ、3千万円を「仲介業者」の口座に振り込んだ。両人が誰かは明らかにできないという。

 しかし浪人生が不合格となり、「道義的責任を感じ」、1千万円を返金。残る3500万円については「仲介業者らに母親に
返済するよう求めている」という。

 長野氏によると、元秘書から「母親の相談に乗ってほしい」と頼まれ、元秘書から副学長との面会前に200万円を受け取った。
しかし、受験生が不合格となったあと返したという。「不正入学させる意図は断じてなかった。
200万円は人脈のない大学の情報収集のため預かったが、浪人生が筆記試験をクリアするのは難しいと考え返金した」と話している。